Ozone 8に関する記事では、簡単に機能の紹介、使い方を解説しました。
今回は「Ozone 8」を実際に利用している私が、オススメ機能や知っていると何かと便利な機能を厳選し、詳しく解説します!
ここで紹介する機能をしっかり押さえて「Ozone 8」を使い倒しましょう!
Ozone 9が発売しました。Ozone 9に関する記事はこちらをご覧ください。


厳選機能一覧
見落としがちな知っていると便利な機能は次の5つです。
(1)Equalizer (イコライザー)「Matching EQ」「Alt-Solo機能」
(2)Exciter (エキサイター)「Oversampling」
(3)Maximizer (マキシマイザー)「Learn Threshold」
(4)Master Assistant (マスターアシスタント)「ストリーミングの音圧設定」
(5)スタンドアローン「外部プラグイン」
順番に詳しく解説していきますね!
(1)Equalizer (イコライザー)
Marching EQ (マッチングEQ)
詳細バンド画面の左下、MatchingからEQを自動でマッチングできます。
つまり好みの曲を読み込めば、それに似たEQにすることも可能です。
・Source Curve
キャプチャしたい部分(EQを掛けたい部分)を再生することで楽曲のスペクトラムが分析されます。
・Target Curve
手本となるトラックを再生してキャプチャします。
もしくはプリセットのPink Noise、6dB Guideを利用しましょう。
Matchingの左にある電源ボタンをクリックすることでマッチングします。
Amount(量)とSmoothing(円滑化)が調整できます。
Smoothingを上の画像のように0にすると凹凸のある複雑なEQになります。
(補足)マッチングEQを利用する上での注意!
Smoothingを0にする設定は一見複雑で細かなEQがかかっているように見えますが良い設定ではありません。異なる凹凸の曲を無理やり模していることになります。Smoothingは大きく設定して程良い凹凸にし、自分で修正しましょう。
Alt-Solo機能
Altキー(Optionキー)を押しながらスペクトラムをクリックすることでEQに影響なく指定の帯域を確認することが可能です。
いちいちEQの設定を変えて確認する必要がないので大変便利ですね。帯域幅は設定の Alto-Solo Filter Qから変更可能です。
(2)Exciter (エキサイター)
Oversampling
オーバーサンプリングに関する知識がある人であればこれを押すことで音質が向上することがわかると思いますが、「オーバーサンプリング」というネーミングのせいもあって知らない人は押さないボタンだと思います。
Oversamplingは設定のサンプリングレート(48kHz、96kHzなど)より高い周波数で処理をすることで音質が向上する機能です。
(3)Maximizer (マキシマイザー)
Learn Threshold
Targetの値を設定して電源ボタンをクリックすると設定したLUFSの値に合うように変化します。Thresholdの調整に大変便利です。ただし、オンにしたままではThresholdが常に変化しますので調整できれば必ずオフにしましょう。
(4)Master Assistant (マスターアシスタント)
ストリーミングの音圧設定
ストリーミングの音圧(-14LUFS)は設定から変更可能です。
あなたがアップロードしたいストリーミングの基準に合わせましょう。
(5)スタンドアローン
外部プラグイン
スタンドアローンの場合でも、他のVST、AUプラグインを開くことが可能です。
エフェクトプラスボタンからplugins→設定で読み込むフォルダやVST、AUの設定ができます。
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まとめ
ここでは「Ozone 8」のオススメの機能についてまとめました。
実は、Ozone 8はマスターアシスタントだけでなく様々な自動分析機能があります。
また各エフェクトも素晴らしいのでマスターアシスタントばかりに頼るのではなく、自分でエフェクトをいじってみてはいかがでしょうか?常に技術向上に努めましょう!
Ozone 8 Advancedの場合エフェクトが独立するのでトラックにさすことも可能な点も良いですね!
ここで紹介した機能を中心に、「Ozone 8」を使い倒しましょう!
きっとあなたの音楽制作の心強いお供になってくれますよ!
