Pulsar Modular「P42 Climax MOD」レビュー&セール情報！Jr.バージョンもあるDIモデル話題の高評価プラグイン

Pulsar Modularが開発する話題のモータウンサウンドDIモデルプラグインP42 Climax MOD。

この記事では、そんなP42 Climax MODの概要、エンジニアさんによるレビューからセール情報までご紹介します。

是非参考にしてください。

終了間近のDTMセール情報

１. Pulsar Modular「P42 Climax MOD」とは？
２. 実際に使ってレビュー！
３. P42 Climax MODに関するセール情報
まとめ

１. Pulsar Modular「P42 Climax MOD」とは？

P42 Climax MODは、トーンシェイプ/カラーリング、サチュレーションのための革新的な多面的パワーストリップです。世界初のダイレクトボックスWolfboxをモデルとしていますがさらにパワーアップさせ、1つの楽器、グループ化されたトラック、2バス、マスタリングのいずれを処理する場合でも、完璧なサウンドを作り上げることができます。

M/Sプロセッシング、詳細なメーター(PEAK、RMS、LUFS)などマスタリングのシグナルチェーンにうまくフィットし、世界中のほとんどのマスタリングエンジニアにとって不可欠なツールとなっています。

特徴

オーガニックなハードウェアのような挙動
Pulsar ModularシグネチャーシェルビングEQ(ロー＆ハイ)
シグネチャーLPFとHPF
真空管のような奇数倍音のサチュレーションスライダー
超低CPU負荷、サンプルレイテンシー0
モノラル、デュアルモノラル、ステレオ信号で動作
すべてのパラメータはDAWに公開され、オートメーションが可能
インテリジェント、ビンテージ、HDオーバーサンプリングオプション

システム要件

対応プラグインフォーマット：AU、VST3、AAX
対応オペレーティングシステム：macOS 10.12+ / Windows 10以上
Mac：Apple Silicon M1 NativeおよびIntel CPU(Universal 2 Binary)
Windows：x64対応CPU
ディスプレイの解像度：1440×900pxまたは1280×960px以上
メモリ：2GB RAM
インターネットを介した1回限りのチャレンジ&レスポンス(ライセンスは2台までで動作します)

P42 Jr.(現在プリオーダー中)

P42 Jr.は、P42の特徴であるサチュレーションを継承しつつ新しいOomphとPoomphのパワーを持ちます。

特徴

P42 Climaxサチュレーションサーキット
Oomph & Poomph回路とローエンドの挙動
スウィートハイシェルフカスタムデザイン
O2回路(ハーモニックスエキサイター)
超低CPUタックスとゼロサンプルレイテンシー

システム要件

macOS: AU、AAX、VST3フォーマット
Windows: VST3、AAXフォーマット
Linux: LV2フォーマット近日公開予定

Pulsar Modular製品一覧 ▶︎公式

２. 実際に使ってレビュー！

この記事のレビュアー

高慶航 (Rec / Mix / PA )
Sound AiDE所属のレコーディング・PAエンジニア

音のキャラクターやカラーを大切に、録音、ミキシング、PAオペレートしています。

■制作実績 : Funny Factures, TAMIW, Monomouth, um-hum, colspan, DuckHouse, DinoJr, Kuniyuki Natsu 他

■Spotify Playlist : https://open.spotify.com/playlist/2TskeAQyI0qYwohaAs3f82?si=CEc4Qt-oSyemv1czsQ1d8Q

■instagram : https://www.instagram.com/watarukokei/ 

ご依頼はmailにてお気軽にお問い合わせください→ kokei.soundaide@gmail.com
■Studio AiDE : https://soundaide.co.jp/rec-studio/

サウンドのカラーリングにとても役立つプラグインが登場しました。最近はアナログシミュレートがどんどん良くなっていて素晴らしいプラグインが色々出てきています。普段から色々使っていて、プリアンプやテープなどでキャラクターを作る事でサウンドのコントラストをコントロールしています。

P42はサーチュレートをコントロールする様々な機能が備わったプラグインで、その設計思想に並々ならぬこだわりが詰め込まれており、死角なしの製品になっています。

オーバーサンプリングのモードが3つあるとかヤバすぎます！通常の製品はx2.x4.x8などホストの何倍で動作させるかの選択ですが、P42はエイリアシング信号にかけるフィルタリングの違いを選択できます。マニュアルに『オーバーサンプリングされた信号が優れていると決めつけないで下さい』とあるように、各モードを視聴し、選択するようにすすめています。倍音を増やした時にどのモードが良くなるのかはそれぞれ変わって来るので自分の耳を信じて使う機能となっています。

本丸のドライブ機能はこのオーバーサンプリングの機能とセットで何倍も生きてきます。

そして、このプラグインの後段に入れるコンプや他の処理によってもP42で行った処理が効いてきます！

個人的にはMixの初段にP42を入れる事でより効果的にサウンドが生き生きしてくると思います。

プラグインならではの機能がある事で代わりの効かないオンリーワンの製品となっています。設計思想から沢山学べるプラグインで是非マニュアルを読んで使って頂きたいです！大きなヒントが沢山見つかると思います！