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iZotope「Trash 2」のレビューと使い方!ディストーションプラグインの魅力とは?

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iZotopeのディストーションプラグインエフェクト「Trah 2」。

激しいディストーションがかけられるプラグインとして有名ですが、隅々までカスタマイズできる多機能なマルチエフェクトでもあります。

この記事ではそんなTrash 2をレビュー。メリットやデメリット・注意点から使い方まで解説します。

是非参考にしてください。

1. iZotope「Trash 2」とは?

Trash 2はiZotopeが開発するディストーションプラグインエフェクトです。

  • FILTER 1:フィルター
  • TRASH:歪み
  • FILTER 2:フィルター
  • CONVOLVE:キャビネット、スピーカー、デバイスのモデリング
  • DYNAMICS:アナログコンプレッションとゲーティングコントロール
  • DELAY:ディレイ

6つのエフェクトからなるマルチエフェクトになっており、細かく歪み自体をカスタマイズできるだけでなく多くのエフェクトを組み合わせることができます。

開発会社iZotope
操作画面filter-trash-2
価格(定価)99ドル
主な仕様ディストーションを中心とした5種エフェクト

Trashを含む主なパッケージ

※時期によってパッケージが追加されたり、販売店独自のバンドルも存在する場合があります。

表は横にスクロールできます▼

パッケージCreative Suite 2Everything Bundle
主な収録内容VocalSynth 2 / Iris 2 / Trash 2 Expansions
BreakTweaker Expanded / Stutter Edit 2
Ozone 9 Advanced / Neutron 3 Advanced / Nectar 3 Plus
RX 8 Advanced / Dialogue Match / RX Loudness Control
VocalSynth 2 / Iris 2 / Trash 2+Expansions
Insight 2 / Exponential Audio NIMBUS / Exponential Audio R4
BreakTewaker+Expanded / Stutter Edit / DDLY Dynamic Delay
Mobius Filter / Exponential Audio Stratus 3D / Exponential Audio Symphony 3D / Tonal Balance Control 2 / Neoverb
価格(定価) 399ドル2,499ドル
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2. 導入するメリット

Trash 2を導入するメリットは主に以下の点が考えられます。

  • 細かなカスタマイズができる歪み
  • 充実した歪み以外のエフェクト

細かなカスタマイズができる歪み

trash-2-waveshape

これがおそらく最大の特徴ではないでしょうか?

6つのエフェクトのうち一番重要なディストーションエフェクト「TRASH」では、70もの歪みを選択でき、Waveshaperでディストーションアルゴリズムを直接編集したり微調整したりすることができます。

単純に決められた歪みの種類を選ぶエフェクトで終わらず、歪み自体を細かくアレンジできてしまいます。

また、最大4つのマルチバンド・デュアルステージ(2段がけ)なども可能で、激しいディストーションプラグインとして有名ですが、迫力を出すだけの細かな歪みにも対応できるでしょう。

充実した歪み以外のエフェクト

multi-effects-trash-2

歪み以外のエフェクトもかなり充実しており、FILTERやCONVOLVE、DELAYなどだけでも十分に利用できるエフェクトです。

特に、EnvelopeやLFOも搭載されたFILTERは操作画面がわかりやすく、初心者の方でも簡単にEnvelopeやLFOが扱えるフィルターだと思います。

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3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット

しかしながら、Trash 2を利用する前に知っておくべき注意点もあります。

  • 激しめのプリセット
  • 発売からかなり経っているエフェクト

激しめのプリセット

かなり多くのプリセットがありますが、基本的には激しめのプリセットが多いです。

ですので、ある程度自分でカスタマイズすることをおすすめします。

特に迫力を少しプラスしたいなどナチュラルよりなエフェクトをかけたい場合は、プリセットでは不十分なことがあるでしょう。

発売からかなり経っているエフェクト

Trash 2は発売からかなり経っているエフェクトです。

操作画面も懐かしい感じが出ています。新しいバージョンが出る可能性もあるでしょう。

4. 口コミ・評判を紹介!

Trash 2に関する口コミ・評判をまとめました。

評価は高く、がっつり歪ませるディストーションプラグインというイメージが強いように思われます。

5. Trash 2に関するセール情報

iZotope製品は頻繁にセールを行います。

2020年9月は、Plugin Boutiqueで買い物をするとTrash 2とUJAM「Carbon」が無料で手に入ります。

セールに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

【2020年11月毎日更新】セール中のおすすめプラグイン・DTM機材一覧(無料あり)

6. iZotope製品のインストール・アクティベーション方法

Portalを使ったiZotope製品のインストール・アクティベーション方法は以下の記事を参考にしてください。

izotope-activate-thumbnailsiZotopeのプラグイン購入後の使用(アクティベート)方法!クロスグレード・アップグレードの方法も解説!

7. 使い方を解説!

ここからは実際にTrash 2の使い方を解説します。

公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。

http://help.izotope.com/docs/izotope-trash2-help.pdf

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右下からプリセット(PRESETS)、そしてBYPASS、Wet/Dry(処理、未処理信号)のコントロールがあります。

Trash 2は、6つのモジュールから構成されています。

multi-effects-trash-2

  • FILTER 1:フィルター
  • TRASH:歪み
  • FILTER 2:フィルター
  • CONVOLVE:キャビネット、スピーカー、デバイスのモデリング
  • DYNAMICS:アナログコンプレッションとゲーティングコントロール
  • DELAY:ディレイ

それぞれのモジュールはボタンで表示を切り替え、ボタン左上にある電源マークでオンオフできます。

スクリーン画面の右下にあるコントロールは以下のようなものがあります。

module-screen-trash-2

Reset:コントロールをデフォルト値にリセットします。

Graph:エフェクトの順番が表示され、ドラッグ&ドロップで変更できます。

History:これまでに実行された操作の履歴を表示するウィンドウが表示されます。

Options:オプション画面を開き、メーターの動作をカスタマイズしたり、その他のプロパティを設定したりできます。

Solo:表示されているモジュール以外のすべてのモジュールがオフ(バイパス)になります。

Bypass:選択されているモジュールをバイパスします。

マルチバンド

multiband-trash-2

TrashモジュールとDynamicsモジュールは、それぞれマルチバンドとして設定することができ、画面上部に表示されます。(上部左の画面表示をマルチバンドに切り替える必要があります。)

バンドは最大4つまで設定でき、左右にドラッグすることで調整します。バンドは画面を右クリックして追加(Insert Band)、削除(Remove Band)することができます。「Copy」「Paste」で同じ設定を複製することも可能です。

FILTER 1 / 2

filter-trash-2

Filter 1・Filter 2モジュールは、オーディオのトーンをシェイプしたり、LFOやエンベロープ制御のフィルターエフェクトを追加したりするのに使用できます。

他のiZotope製品のイコライザー同様に、番号のついた6つのバンドをドラッグして周波数とゲインを設定、Qはマウスホイールもしくはバンド両端にある[  ]を左右にドラッグして調整します。

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Optionキーを押しながらクリックすることでAlt-Solo Filter Qを有効にして帯域を見定めることもできます。

filter-info-trash-2

このFILTERが通常イコライザーと違う点は、様々なフィルタータイプを設定できるところです。

以下の7種類から選択できます。

  • Clean:スムーズで色のついていないフィルタリング
  • Rez:クリーンよりの汚れで、ハイレゾナンスで誇張されたエフェクト
  • Retro:滑らかでありながら色のついたオールドスクールなフィルターデザイン
  • Saturated:より汚く、調和のとれた豊かなサウンド
  • Screaming:アグレッシブなピークとオーバードライブのためのシャープなレゾナンス
  • Synth:クラシックなアナログシンセのフィルターで、リッチで高彩度のサウンド
  • Vowel:多様な形状と母音を持つ複数のフォルマントボーカルフィルター

これらフィルター全ての設定は左側「+」からFILTER INFOを開いて調整できます。

MODULATION

それぞれのバンドはMODULATIONからEnvelopeもしくはLFOを設定できます。

EnvelopeもしくはLFOに設定すると、新しいターゲットバンドがあらわれます。こちらも通常のバンド同様にゲインや周波数、Qを設定することが可能です。

Envelope

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Thresh:スレッショルド。こえた場合にトリガーされ、バンドとターゲットバンド間を移動します。スレッショルドをこえない場合は機能しません。

Attack:スレッショルドをこえた間のターゲットバンドまでの移動時間になります。

Release:レベルがスレッショルド以下に下がってからフィルターが元の位置に戻るまでの時間を設定します。

Sidechain:オンにすることで、外部入力からスレッショルドをコントロールします。

Sidechainの方法(Ableton Liveの場合)

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サイドチェインの方法は、DAWによって異なりますが、Abelton Liveの場合は、別トラックのアウトプットをTrash 2をさしたトラック・Trash 2に設定することで可能です。

LFO

lfo-trash-2

Freq:LFOのFrequencyを変えることでターゲットバンド間を移動する周期的な速さを設定できます。

Shape:LFOの波形を変えることで、移動の仕方が変わります。

Sync:FreqをDAWに合わせた速さに変更できます。

TRASH

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Trashモジュールには、さまざまなタイプのディストーションがありカテゴリに分類されています。選択したアルゴリズムは、ウェーブシェイプ曲線であらわされます。

Pre:インプットゲインコントロールです。

Drive:ディストーションの量をコントロールします。

Style:いくつかのディストーションアルゴリズムは、追加のスタイルコントロールで調整することができます。

Gain:歪み後のゲインをコントロールします。

Mix:処理された歪んだ信号とオリジナルの信号のミックスをコントロールします。

Waveshaper

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Trashは、単純なディストーションタイプのリストから選択するだけでなく、選択したディストーションタイプのカーブを見ることができ、またディストーションアルゴリズムを直接編集したり微調整したりすることができます。Waveshaperの上半分は、入力波形の正(ポジティブ)の部分に適用される効果に対応し、下半分は、入力波形の負(ネガティブ)の部分に適用される効果に対応します。

Base:選択されているディストーションタイプを表示します。

Your curve:描画されたウェーブシェイプを表示します。

Result:選択したベース曲線と描画した波型を適用した結果を表示します。

waveshape-trash-2-izotope

Your curveはダブルクリックすることで新たな点を追加でき、ドラッグして調整できます。また、下の辺と右の辺にある四角2つマークでもウェーブシェイプを調整することが可能です。

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Zoom:4つの象限を拡大して調整できます。真ん中の丸を選択すると全体を表示します。

Clear All:すべての点を削除し、曲線をニュートラルなデフォルト状態に戻します。

Remove:ウェーブシェイプの現在選択されている部分を削除します。

Curve Type:カーブタイプを変更することができます。画面でウェーブシェイプを選択し、右クリックからも変更可能です。

Biopolar:入力波形のポジティブ側とネガティブ側の両方を編集できます。

Log mode:現在の波形をデフォルトの線形スケールではなく、対数スケールに適用します。一般的に、ログモードはより滑らかでより厳しい結果を得ることができます。

DC Filter:DCオフセットバイアスをフィルタリングします。

Filter

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各ディストーションタイプ、ディストーションステージ、ディストーションバンドには、ポストフィルタータブが含まれています。タブの電源ボタンでフィルターを有効にし、シェルフフィルターを調整します。各フィルターは独立しているため、バンドやディストーションステージごとに使用することができます。

Dual Stage Distortion

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実際の状況では、歪みは2つ以上のエフェクトの組み合わせがある場合があります。例えば、コンパクトエフェクト+アンプなどです。Trashでは、タブを使って2つのディストーションを連鎖させることができます。各タブはSTAGE 1→2の順にかかります。

注意

STAGE 1の出力ゲインがSTAGE 2の入力ゲインになります。多くの歪みアルゴリズムはゲインに依存しているので、STAGE 1の出力ゲインをしっかり調整しましょう。

CONVOLVE

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Convolveモジュールは、キャビネット、スピーカーなどのデバイスや音色のコンボリューションモデリングを提供します。

Impulse Responses:様々な種類のインパルス応答が用意されており、カテゴリに分けられています。wav、aiffの読み込みも可能です。

MIC:出力をキャプチャするために使用するマイクのタイプを選択することができます。ほとんどの場合、ダイナミックマイクが適していますが、より広い高域のレスポンスを得るためにコンデンサーマイクを使用したり、より暖かいレスポンスを得るためにリボンマイクを使用することも可能です。

SEPARATE:ステレオトラックは、Convolveモジュールを通してステレオで処理されます。セパレートされたコントロールは、2つのチャンネル間に距離のオフセットを発生させることができます。これにより、コントロールの設定に応じて、左チャンネルか右チャンネルのどちらかがより強調されたステレオ効果が得られます。

Width:出力の全体的なステレオバランスをコントロールします。

Gain:出力ゲインをコントロールします。

Mix:
処理済み信号と未処理信号のバランスを設定します。

DYNAMICS

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このモジュールを使用して、最大4バンドのアナログモデル化されたコンプレッションとゲーティングでダイナミクスをシェイプすることができます。

基本的にはiZotopeの他製品にも搭載されているDYNAMICSと使い方は同じで、一般的なマルチバンドコンプ、ゲートと同じように使用することが可能です。

わかりづらいパラメータは以下のようなものがあります。

Band / Global

ゲインとミックスの設定を「Global」モードと「Band」モードの間で切り替えます。Globalモードはミックスの全周波数範囲に影響を与えますが、Bandモードは現在選択されているバンドの周波数範囲にのみ影響を与えます。

Detection Filter

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ハイパスとローパスを備えた検出フィルターがオプションで用意されています。上部左の表示モードを切り替えて「Detection Filter」をオンにして設定できます。このフィルターは、ダイナミクス検出がどのように反応をするかを調整することができます。

DELAY

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  • Tape
  • Tape / Tube
  • Analog
  • Lo-fi Digital
  • Broken Bit
  • Digital

の6種類からなるディレイです。

こちらも一般的なディレイですが、以下のようなパラメータも備えています。

Trash:ディレイの歪み量を設定します。Trash値を高くすると、より多くのサチュレーションが発生します。

LIMITER

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リミッターはOptionsから3つのモードを選ぶことができます。

Quiet:ニュートラルなキャラクターとスローなリリースタイムを持つ透明なリミッターです。

Loud:可能な限り透明度を保ちつつ、よりアグレッシブなリミッティングと中程度のリリースタイムを実現しています。

Clipping:積極的なリミッターで、リリース時間は非常に短いです。

まとめ

Trash 2は、かなり使い方が幅広いエフェクトだと思います。

激しいディストーションから、マルチエフェクトを活用したアバンギャルドなエフェクト、ナチュラルな歪みなど色々試してみる価値があるでしょう。

この記事は参考になれば幸いです。

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