- DAWやオーディオインターフェイスの設定でサンプリングレート(Sample Rate)って出てきたけどどう設定すればいいの?
- 「サンプリングレート」でググったけど難しい言葉ばかりでよく分からない・・・
- サンプリングレートが高いほど音質がいいの?
など気になっていますね!
そんな方のために、ここではDTMを始める際に必ず出てくるサンプリングレートの意味や音質との関係性、確認方法から設定の仕方まで、初心者でもわかりやすく説明したいと思います。
ぜひ、参考にしてくださいね。
1. サンプリングレートとは?
サンプリングレートとはどれくらいの細かさで音を取り込むのかを示した歩合のことです。
サンプリングレート、サンプリング周波数また英語でSample Rateと表記される場合もあります。
数値が高いほど細かく取り込まれます。
当然ですが、音をパソコンに取り込もうとするとデータにしなければなりません。音のデータを取り込むことをサンプリング(標本化)と言います。
※現在ではサンプリングは主に既存の音を取り込むことをさします。(既存楽曲の使用や素材録音など)
レートは日本語で率や歩合を意味します。
つまり、サンプリング=音のデータを取り込むこと。レート=率、歩合
直訳すると、『サンプリングレート=音のデータを取り込む率。歩合』となります。
つまり、サンプリングレートとはどのくらいの細かさで音を取り込むかを示しています。
例えばサンプリングレート48kHzの場合1秒間に48000回に分割してデータを取ることになります。
この値が高ければ高いほど細かく音をサンプリングします。
ドット絵の一つ一つのブロックが音となったバージョン、こう思ってもらうとわかりやすいかもしれません。

2. サンプリングレートによって音質って変わるの?
よくある疑問点に、レートによって音質は変わるのかというものがあります。
当然変わります。
しかし、初心者の方や高くない機材をお持ちの方は変わってもあまり気がつかないと思います。
そこで確認方法をご紹介します!

3. サンプリングレートの確認方法は?
一番オーソドックスな方法はDAWの設定画面でしょう。
DAWによると思いますがインターフェイスの設定とともにサンプリングレート(Sample Rate)の設定があると思います。
4. 実際どうサンプリングレートを設定したらいいの?
テレビの解像度が上がっていくのと同じようにサンプリングレートの設定も時代とともに変化しています。
2019年3月現在DTMでのサンプリングレートの設定は、
- 48kHz=48000Hz
- 96kHz=96000Hz
が一般的です。
ちなみCDはそれより低い44.1kHz=44100Hzの設定になっております。
パソコンにある音データのサンプリングレートが知りたい場合は右クリックで詳細情報を見るとわかります。
注意すべき点
サンプリングレートの設定をあげればあげるほど、PCのスペックも必要となります。
またオーディオインターフェイスによって対応しているサンプリングレートが違います。
オーディオインターフェイスで安価なもの(1万円以下)の場合96kHz対応していないので注意しましょう。
5. サンプリングレート以外に気をつける点
録音において気をつける点はサンプリングレートだけではありません。
サンプリングレートとともに気をつける点それが量子化ビット数(ビットレート)です。
量子化ビット数はアナログ信号からデジタル信号への変換の際、何段階の数値で表現するかを示す値です。
サンプリングレートが横の時間軸、量子化ビット数は縦の深度を刻みます。
2019年3月現在DAW内での量子化ビット数の設定は、
- 24bit
- 32bit float
が一般的です。
まとめ
サンプリングレートとはどれくらいの細かさで音を取り込むのかを示した歩合のことです。
レートによる音質の違いは当然ありますが、初心者の方や機材に自信がない方は違いに気がつかないと思います。
今後もサンプリングレートは上がる一方ですので、オーディオインターフェイスにおいてはビンテージという概念は基本ありません。なるべく新しいものを手に入れた方が良い可能性が高いかもしれません。