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AI機能搭載ボーカル用プラグインiZotope「Nectar 3」をレビュー!使い方やメリット・注意点も解説!

izotope nectar 3 ai vocal

izotope-iris-banar
  • ボーカルをもっと前に出したいなぁ〜
  • ボーカル用プラグインって結局どれを使えばいいの?
  • AI機能がついってるってどういうこと?

このように思いこの記事をお読みになったのでは?

今回は、ラッパーのKREVAさんも絶賛!

AI機能搭載のボーカル用プラグインNectar3をレビューします。

結論から言いますと、Nectar 3はとってもオススメ

ボーカルの処理の仕方がわからない方はもちろんアグレッシブなエフェクトとしてもかなり使えます

この記事では、Nectar 3のメリットやデメリットをご紹介。加えて使い方にも触れています。

ぜひ、参考にしてくださいね。

1. iZotope「Nectar 3」とは

Izotope Nectar 3 GUI

ボーカル用に作られた複数エフェクトを搭載するプラグインです。

AI機能も搭載しており、誰でも簡単にボーカルの処理をすることが可能です。

開発会社 Izotope,inc.
価格 ・Nectar Elements 129USD

・Nectar 3 249USD

・Vocal Chain Bundle 499USD(Nectar 3、Vocal Synth 2、RX Elements)

・Music Production Suite 2 999USD(Nectar 3、Ozone 8 Advanced、Neutron 2 Advanced、RX7 Standard、Vocal Synth 2、Insight 2)

主なエフェクト数 10種類
AI機能 あり
発売日 2018年11月2日

主なアップグレード、クロスグレード一覧

izotope nectar 3 upgrade crossgrade アップグレード クロスグレード

こんな人には特にオススメ!

  • DTM初心者
  • 時短したい
  • ボーカルの処理の仕方がわからない

Nectar 3とNectar 3 Elementsの違いについては「iZotope「Nectar 3 Elements」は買うべき?Nectar 3との違いに触れながら解説!」の記事を参考にしてください。

izotope nectar 3 elements 違いiZotope「Nectar 3 Elements」は買うべき?Nectar 3との違いに触れながら解説!

2. iZotope「Nectar 3」を導入するメリット

まずは、Nectar 3を導入するメリットを見ていきましょう!

  • AI機能で時短可能
  • 初心者の味方
  • アグレッシブなエフェクトも可能

AI機能で時短可能

Izotope Nectar 3 AI Vocal Assistant

なんと言ってもiZotope製品の魅力といえばAI機能。

AI機能ボーカルアシスタントのおかげで、作業時間の短縮にもつながります。

Vintage(ビンテージ)、Modern(現代的)、Dialogue(話し言葉)の3種類から選びさらに、Light、Moderate、Aggressiveのな3種類から強度を選びます。つまり、3×3の9種類の設定があります。

izotope Nectar 3 unmask アンマスク

また、Neutron 3(別売)やRelay(Nectar 3に同梱)、Nectar 3を別トラックで使用して、Vocal Assistant→UNMASKで被りを解消することも可能です。

ボーカルがギターなど他の楽器と被ってうもれる場合などに便利です。

Relayは情報を送るプラグインになりますのでトラックの最後にさしてその情報をNectar 3に送ります。

初心者の味方

izotope nectar 3 vocal assistant 初心者

AI機能ボーカルアシスタントは初心者には大変ありがたい機能です。

知識ゼロでトラックメイクが完了することはもちろんパラメータを見て勉強にもなります。

アグレッシブなエフェクトも可能

Izotope Nectar 3 effect

ボーカル処理に最低限必要なEQやコンプレッサーだけでなく、アグレッシブなエフェクト多数あります。ほぼボーカルにできるエフェクトは網羅していると言っても過言ではないでしょう。

簡単なエフェクトの紹介はこちらの動画をご覧ください。

3. iZotope「Nectar 3」を使う前に知っておきたい2つの注意点!

しかしながら、利用する上での注意点もあります。

注意点1. AIの処理で使われるエフェクトはほぼ決まっている。

Izotope Nectar 3 AI

これはiZotopeの全てのAI機能に言えることですが、ほとんどの場合同じようなエフェクトの順番で処理されます。

Pitch(オフ)→Gate(オフ)→EQ1→De-esser(オンorオフ)→EQ2→Compressor1→Reverb

大抵がこの順番です。

これ以外のエフェクトをかけたい場合は自分で付け加えましょう。

注意点2. リバーブをボーカルのみで判断することが困難

リバーブをボーカルトラックのみで処理判断することは難しい場合があると思います。

なのでもしAI機能を利用してもリバーブは特に見直した方が良いと思います。

izotope-sale-deal

4. iZotope「Nectar 3」の使い方を解説!

ここからはiZotope「Nectar 3」の使い方について次の項目で解説していきます。

iZotope製品を使用可能(アクティベート)にする方法はこちらの記事を参考にしてください。

izotope-activate-thumbnailsiZotopeのプラグイン購入後の使用(アクティベート)方法!クロスグレード・アップグレードの方法も解説!

  • AI機能(AIによるトラックメイク)
  • UNMASK機能(他のトラックとかぶり解消)
  • 各エフェクトについて

AI機能(AIによるトラックメイク)

Izotope Nectar 3 AI Vocal Assistant

Vocal AssistantからASSISTを選択。

Nextを押して処理の種類、強度を選びます。ボーカルを再生してNextを押すと数秒で完了します。

種類

Vintage(ビンテージ)、Modern(現代的)、Dialogue(話し言葉)

強度

Light<Moderate<Aggressive

UNMASK機能(他のトラックとかぶり解消)

izotope Nectar 3 unmask アンマスク

Nectar 3をさしたトラックとは別のトラックにRelay(Neutron 3 Advancedでも可)をさします。

Relayは必ず一番最後にさしましょう。

Vocal AssistantからUNMASKを選択すると、Relayをさしたトラックが選択可能になります。

UNMASKはASSIST(AIによるトラックメイク)と両方選択することも可能です。

各エフェクトについて

エフェクトは以下の10種類あります。それぞれのエフェクトをご紹介、使い方も解説していきます。

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基本的にエフェクトは左から右にかかり、それぞれにMix、オンオフ、ソロ、エフェクト削除があります。追加でエフェクトを入れたい場合は+から入れることが可能です。

(1)Compressor

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コンプレッサーはDigital、Vintage、Optical、Solid-Stateから選ぶことができます。

それぞれ特色の違うコンプレッサーで設定できる範囲も以下のようにことなります。

Digital Vintage Optical Solid-State
Ratio 1:1 〜 50:1 1:1 〜 50:1 4:1(固定) 4:1 〜 12:1
Attack 0.1ms 〜 300ms 0.1ms 〜 300ms 1ms 〜 100ms 0.2ms 〜 80ms
Release 1ms 〜 1200ms 1ms 〜 1200ms 40ms 〜 200ms 50ms 〜 1200ms

Digitalは最小限の色づけでクリーンなサウンド、Vintageはアナログコンプをエミュレートしたようなサウンド、OpticalはナチュラルにかけられるOPTコンプ、Solid-Stateはクリアだが攻撃的でトランジェントを強調する場合使えるコンプです。

白い横線がスレッショルドで上下することでコントロールできます。

ピークレベルを使って圧縮するPeakもしくはレベルの平均値を使ってコンプレッサーへの入力を決めるRMSから選択します。

MAKEUPはコンプ後のGAINになります。「A」はオートでコンプ後のGainを調整します。

izotope-comp-nectar-3-parameta

薄い白がかった音量がインプット、濃い白がかった音量がアウトプット、黄色い線がコンプレッションを表しています。大変わかりやすいですね。

(2)EQ

izotope-nectar-3-eq-band

バンドを何個まで作れるのか試してみると24も作ることが可能でした笑

バンドは上下でゲイン、左右で帯域です。

ライン状にカーソルを置くことで+ボタンとなり新しいバンドを作ることができます。

バンドをクリックするとその詳細が出てきます。

nectar-3-izotope-band-eq

両端の丸どちらかを左右に引っ張ることでQを変えることができます。

バンドの種類は以下です。

  • Bell(Bell、Proportional Q、Vintage Bell、Band Shelf)
  • Low Shelf(Analog、Baxandall、Resonant、Vintage)
  • High Shelf(Analog、Baxandall、Resonant、Vintage)
  • Lowpass(Flat、Resonant)
  • Highpass(Flat、Resonant)

Dynamic(追跡モード)

izotope-nectar-3-eq-dynamic

バンドの詳細にある「▶︎」を押すことでDynamicを開くことができます。

Freqはバンドが帯域(左右)を移動します。Gainは上下に移動します。

Gainの場合スレッショルド(Thresh)が設定でき、またバンドに「▲」「▼」が選択できます。

「▼」の場合

スレッショルドを下げるとゲインが圧縮され下がります。

「▲」の場合

スレッショルド0dBで同じくバンドも0dBになります。スレッショルドを下げるとゲインが上がります。

iZotope公式の動画が上がっていますのでこちらもご覧ください。

(3)Pitch

Izotope Nectar 3 Pitch

ピッチ補正をするエフェクトです。真ん中のCORRECTIONをオンにすると補正されます。

Strengthは補正の強度、Speedはどのくらいの速さでノートを補正するかを0〜200msで設定します。

Formantは声色を変更します。Shiftはそのままフォルマントをシフトし、Scaleはピッチとともにフォルマントが変化します。

nectar-3-scale-vocal-register-izotope

左側VOCAL REGISTERはMidを中心にピッチ補正処理が望ましくない場合にLowやHighに設定しましょう。

SCALEはその名の通り、ピッチ補正のスケールを設定します。Customは鍵盤の絵になっており有効なキーのみ白くすれば良いのでスケールに関する知識がない方でも簡単に設定できます。

VOCAL REGISTER、SCALEはのちに紹介するエフェクトHarmonyにも影響します。

このPitchでは全体の設定をするだけで一音一音細かく処理できません。

しかしピッチ補正ソフトの定番Melodyne 4 essentialがNectar3に同梱されます。

Melodyneはかなりナチュラルにピッチ補正ができるソフトですので購入後必ず入手しましょう。

Nector3購入後、Melodyne 4 essentialを入手↓
https://www.izotope.com/en/lp/partners/getmelodyne/jp.html

(4)Harmony

Izotope Nectar 3 Harmony

こちらはダブリングはもちろんメイン以外に8つまでボーカルを重ねることができます。

一つのボーカルから複数コーラスを生み出したりボリュームをつけることが可能ですのでこれはかなり便利です。

izotope-nectar-3-harmony-gain-pan

上下が音量、左右がパンとなっています。あとはEQと同じくカーソルを置くと「+」になり新しいボーカルを追加、クリックで詳細を開きます。

izotope-nectar-3-harmony-unison-fine-delay

ピッチは上下1オクターブまでと細かいピッチFineがあり、Delayは発音するまでの時間を設定できます。

izotope-nectar-3-harmony-voices

右側はSet ScaleでHarmonyのピッチ補正処理に使うスケールを決めます。これは別のエフェクトPitchで設定します。Voices Onlyは重ねたHarmonyの音のみを聴くことが可能です。

Pitch Correctionでピッチ補正量、Time Variationで時間のバリエーション、Pitch Variationでピッチのバリエーションをコントロールします。

izotope-nectar-3-filter-midi-harmony

その他にFILTERとMIDIがあり、Enableを押すとMIDIキーボード等でHarmonyの音を制御することが可能です。

やり方はEnableのとなりの「?」を押してみましょう。

Ableton nectar 3 izotope

Ableton Liveの場合

  1. 新しくMIDIトラックを追加
  2. モニターの設定をInにする
  3. MIDI ToをNectar 3に設定する

(5)Dimension

Izotope Nectar 3 Dimension

Chorus、Flanger、Phaserの3種類のエフェクトをかけることが可能です。

こちらは一般的なそれぞれのエフェクトとほぼ同じパラメータです。Rateの「♪」はテンポに合わせたレートになります。

Widthはステレオ感をコントロールします。

FreqはPhaserのみ有効になりオールパスフィルターの開始周波数を決定します。

(6)Saturation

Izotope Nectar 3 Saturation

歪みを加えるサチュレーション。

Analog、Retro、Tape、Tube、Warm、Decimate、Distortの7種類もあります。

nectar-3-izotope-saturation

Amount(量)とフィルター(バンド一つのみ)が設定できます。

(7)Delay

Izotope Nectar 3 Delay

ディレイはDigital、Tape、Analog、Grunge、Echoの5種類あります。

nectar-3-delay

一般的なDelayのパラメータがLRあり、「♪」でテンポに合わせたDelay、LRの真ん中リンクボタンでLRリンクすることが可能です。

フィルター(ハイパス、ローパス)があり、Modulate(モジュレーション)もついてあります。

(8)Reverb

Izotope Nectar 3 Reverbリバーブも当然付属しています。

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3バンドのフィルター(ローパス、ハイパス、ベル)とSaturation(軽い歪み)もついています。

(9)Gate

Izotope Nectar 3 Gate

ある一定以下の音を小さくしたり聴こえなくするゲートです。

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一般的なゲートと仕様は同じですが、視覚的に大変みやすいです。

(10)De-esser

Izotope Nectar 3 De-esser

ボーカルには特に必要な「S」など耳につく音を処理するディエッサーも付属しております。

izotope-nectar-3-de-eeser-listen

縦の線で帯域を設定し、横の線でスレッショルドを設定します。Listenで処理する音がわかります。

 

その他の機能としてオートレベルモードに関する動画もiZotope Japanから出ています。

うまくハマれば、オートメーションを細かく設定する必要がなくなるかもしれません。

まとめ

Nectar 3はAI機能が搭載された高機能のボーカル用プラグインです。

Nectar 3に関してはもちろんEQやコンプレッサーの自動処理も魅力的ですが、アグレッシブな処理をするプラグインとしても使えると思いました。

『 Nectar 3 』は、オススメのプラグインです!

ただし、Nectar 3の他に、Neutron 3やOzone 8などがついてくる「Music Production Suite 2.1」というプラグインパックがあり、ほかのプラグインも持ってない方にはこちらがおすすめです。

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