Spliceといえば、サブスクリプション(月額制)のサンプルサービス「Splice Sounds」が有名ですが、それだけではありません。
Spliceには、Splice Pluginsというものもあり、ここでは様々なプラグインやDAWを販売しています。
Splice Pluginsを利用する最大のメリットは月額制を導入しており、少額からでも使いたいプラグインを利用できるという点です。
Splice Pluginsは月額で少しずつ金額を支払っていき、決まった月額を払いきると自分のものになるというシステムです。
そのため、学生など、まとまったお金がなく欲しいプラグインを一括で買えないという方にとっては大変おすすめです。少額から質の高いプラグインを利用することができます。
この記事ではそんなSplice Pluginsのメリット、デメリットに加え、買い方、取り扱っているプラグインについても紹介します。
ぜひ参考にしてください。
サブスクリプション(月額制)のサンプルサービスSplice Soundsに関する記事は以下を参考にしてください。

目次
1. Splice Pluginsとは?
Splice Pluginsでは、月額制を導入しており、少額から本来高額なプラグインやDAWを利用できます。コツコツと毎月支払いながら、決められた金額を払いきるとそのプラグインが正式に自分のものになる販売サービスです。
これだけ聞くと分割払いと同じでは?と思いますが違います。分割払いは最終的に全額を払う義務があります。
Splice Pluginsは全額払う義務はありません。
月額料金を払い始めた段階からそのプラグインを利用することができ、いつでも途中でやめることができます。
また、無料トライヤルもあり、質の高いプラグインを3日間限定で試すこともできます!
また途中からまとめて支払うということも可能です。
<Splice Pluginsの概要>
横にスクロールできます▼
提供会社 | Splice |
主な仕様 | 月額制プラグインサービス |
取り扱い月額プラグイン・DAW |
|
こんな人には特にオススメ!
- 学生などまとまったお金が出せない方
- 仕事やバイトなどの環境が変わる可能性がある方
- 使うかどうかを迷っていて試したい方

2. 購入するメリット
さて、実際にSplice Pluginsはどのようなところにメリットがあるのでしょうか?
ズバリ!次のようなメリットがあります。
- まとまったお金が出せない学生などにおすすめ
- いつでもやめることができる
- 途中からまとめて支払うこともできる
- 無料トライアルがある
順番に見ていきましょう!
(1)まとまったお金が出せない学生などに特におすすめ
まとまったお金が出せない場合に月額制は便利です。
プラグインによりますが、だいたい月に1000円〜2500円程度からプラグインを利用できます。
プラグインだけでなくDAWだとStudio Oneも月額で利用できます。
例えば、大人気のシンセサイザー「SERUM」なら$9.99 / 19ヶ月。
DAWの「Studio One Professional」なら$16.99 / 24ヶ月などです。
特に学生などまとまったお金が手元にない方にとっては大変うれしいサービスだと思います。自分が学生の頃にほしかったなぁと思いました....
(2)いつでもやめることができる
それぞれのプラグインの指定する月額を払い切ると、そのプラグインは自分のものになります。
しかし、このプラグインいらないなぁと思ったり、緊急でお金がなくなった場合など、いつでも支払いをやめることができます。
分割払いだと絶対に全額支払う必要があるので、長期で使いながら要るか要らないかを判断できるのはとても良いですよね。
(3)途中からまとめて支払うこともできる
給料日がまだだけど今すぐ使いたい、今月は全然払えないけど再来月は払える!そんな場合にも対応できます。
基本的には月額制ですが、途中からまとめて払って支払いを終え、プラグインを正式に購入することも可能です。
(4)無料トライアルがある
3日間の無料トライアルもあります。
ただし3日以内に解除・キャンセルする必要があるので注意してください。
この解除・キャンセルの方法は買い方の項目で解説します。

3. 購入する注意点・デメリット
しかしながら、Splice Pluginsで購入する前に、知っていく注意点があります。
それは、「セールの方がお得な場合がある」という点です。
注意点:セールの方がお得な場合がある
プラグインはセールで安くなる場合がありますので、まとまったお金がある方などはセールで買ってしまったほうがコスパが良い場合があります。
プラグインのセールに関する情報はこちらの記事で随時更新していますのでご覧ください。

4. 取り扱っているプラグイン一覧
ここからはSplice Pluginsで取り扱っている月額払い可能なプラグイン・DAWをご紹介します。
あなたの欲しいプラグインはあるでしょうか?
ぜひ、参考にしてみてください。
おすすめのプラグイン・DAW一覧
まず、オススメするプラグインをご紹介します。
- NEW!Korg「KORG Collection 2」
- Xfer Records「SERUM」
- Presonus「Studio One 5 Professional」
- iZotope「Ozone 9」
- iZotope「Neutron 3」
- iZotope「Nectar 3」
- iZotope「Stutter Edit 2」
- iZotope「Neoverb」
- Arturia「V Collection 7」
- Arturia「Pigments 2」
- Arturia「FX Collection」
・Korg「KORG Collection 2」
- $15.99 / 20ヶ月
KORG Collection 2は1970年代から2000年代まで、数え切れないほどの楽曲に使用された伝説的なサウンドの数々をソフトウェアで忠実に再現しており、Korg名機シンセサイザーをソフトウェアで使うことができます。
以下のソフトシンセが含まれます。
- TRITON
- M1
- WAVESTATION
- MS-20
- Polysix
- Mono/Poly
- ARP ODYSSEY
- MDE-X
・Xfer Records「SERUM」
- $9.99 / 19ヶ月
言わずと知れた大人気ウェーブテーブルシンセサイザー音源。
デジタルで冷たいサウンドが特徴でEDMでは必須の音源です。
セールがほぼないので、Splice Pluginsで購入することをおすすめできます。

・PreSonus「Studio One 5 Professional」
- $16.99 / 24ヶ月
最近日本でかなり人気が増しているDAWです。開発者は元Cubaseの開発者。砂原良徳さんなども利用するこのDAWは音が良いという定評があります。
他のDAWを使っている場合もクロスグレードで安価に乗り換えることが可能です。評価の高い今キテルDAWです。

・iZotope「Ozone 9」
- Standard $9.99 / 25ヶ月
- Advanced $19.99 / 25ヶ月
こちらも大人気のAI機能搭載のマスター用プラグインエフェクト。
AI機能で自動で2mixを調整できる初心者からプロまで使う最強のプラグインエフェクト。Advancedでは、14種のエフェクトなどが搭載されています。

・iZotope「Neutron 3」
- Standard $9.99 / 25ヶ月
- Advanced $19.99 / 25ヶ月
Ozone 9はマスター用なのに対し、Neutorn 3はトラックメイク、ミックス用のプラグインエフェクトです。Ozone 9同様にAI機能で自動でトラックメイクできる優れもの。
時短には欠かせないプラグインです。

・iZotope「Nectar 3 Plus」
- $9.99 / 25ヶ月
Nectar 3はボーカル用に作られた複数エフェクトを搭載するプラグインです。
AI機能も搭載しており、誰でも簡単にボーカルの処理をすることが可能です。

・iZotope「Stutter Edit 2」
- $9.99 / 20ヶ月
Stutter Edit 2はエレクトロニカ界のレジェンドBTとiZotopeがタッグを組んで開発したプラグインエフェクトのバージョン2です。
主にサンプル、トラック、ミックスをスライスして切り刻むことができるエフェクトですが、それ以外にも11種のエフェクトが搭載されており、それぞれも細かく設定でき、パラメータの時間軸による変化を描くこともできます。

・iZotope「Neoverb」
- $9.99 / 25ヶ月
Neoverbは数々の名リバーブプラグインを開発するExponential AudioがiZotopeに買収され、ついにiZotopeからリリースされたリバーブです。
他のiZotope製品同様AIによるアシスタント機能が搭載されたアーリーリフレクション(初期反射)、ミディアム、ラージの3つからなるリバーブエフェクトです。

・Arturia「V Collection 7」
- $24.99 / 20ヶ月
ビンテージシンセサイザーのみならず、ピアノやエレクトリックピアノ、オルガン、クラビネットなどこれ一つで鍵盤楽器ほぼすべてを網羅した音源です。

・Arturia「Pigments 2」
- $9.99 / 20ヶ月
Arturiaのバーチャルアナログ・ウェーブテーブルシンセサイザー音源です。
ウェーブテーブルとアナログ、サンプルの融合で多様な音色ができる音源です。

・Arturia「FX Collection」
- $19.99 / 20ヶ月
Artuiraが開発するプラグインエフェクトを網羅したバンドルです。
- コンプレッサー3種
- リバーブ3種
- ディレイ3種
- フィルター3種
- プリアンプ3種
が含まれており、特にコンプレッサーの評価は非常に高いです。
主要な方式を網羅しているので勉強する面で初心者の方にもおすすめできます。



その他、Splice Pluginsで取り扱い中のプラグイン
- iZotope : Vocal Synth 2, RX 8 Standard
- Arturia : Analog Lab 4
- D16 Group : Decimort 2, Devastar 2, Toraverb 2, Punchbox, Tekturon, Antresol, D16 FX Bundle
- Accusonus : Regroover Pro, BeatFormer
- Output : Movement, Portal, Thermal
- Softube : Parallels
- Future Audio Workshop : Circle 2
- Audiaire : Zone, Zenith, Nuxx
- Sarato:Sample
- XLN Audio:RC-20 Retro Color
5. Splice Pluginsでの買い方・無料トライアルの方法
実際にSplice Pluginsを利用してみたいという方向けに買い方、無料トライアルの利用方法について解説していきます。
主なプロセスは以下です。無料トライアルを希望しない場合も同じプロセスになります。
STEP1: Spliceにサインアップ
STEP2: プラグイン無料トライアル登録(3日間)
STEP3: アプリインストール
STEP1: Spliceにサインアップ
まずはSpliceでサインアップ(Sign Up)しましょう。
ユーザーネーム、フルネームorアーティストネーム、メールアドレス、パスワードを入力。
同意するにチェックを入れてサインアップ完了です。
STEP2: プラグイン無料トライアル登録(3日間)
ログイン後、Splice Pluginsの中からプラグインを選び「Start free trial」を選択します。
PayPalもしくはクレジットカードの情報を入力して完了です。
無料のまま終えるには3日間以内にプランをキャンセルする必要があります。
※プラグインによっては販売元会社(Arturiaなど)のアカウントを持っているか質問があります。持っている方はYes,持っていない方はNoを選択。Spliceと販売元会社で登録しているメールアドレスは統一しましょう。Noの場合、Spliceで登録したメールアドレスで新たに販売元のアカウントが作られます。
STEP3: アプリインストール
アプリをインストールして起動、ログインします。
これでアプリのToolsの画面から購入したプラグインがインストールできます。
アプリのインストールは契約後にダウンロードする画面が出てきますが、Spliceにログインして右上アカウント→Installからいつでもダウンロードできます。
無料トライアル / プラン解除 / まとめて支払いする方法 / 月額支払い終了後
無料のトライアル/プラン解除や残りの金額をまとめて支払いたい場合は、Webでログインして右上のアイコンからBillingへいき、Manage planをクリックします。
Pay remaining balanceから残りを全て支払い、Cancel planから月額払いを解除します。
月額支払いが完了するとここにシリアルナンバーが表示されます。
Webからインストールする場合もこのページからできます。
まとめ
Splice Pluginsは月額制を導入しており、少額からでも使いたいプラグインを利用できます。
途中で止めることもできるので、払いきる必要がある分割払いより便利です。
3日間の無料トライアルもあります!
いつでもやめられるという利点は、仕事やバイトなどの環境が変わる可能性がある方や、長期で使うかどうかを迷っている方には良いかも知れません。
また、途中から全額払えるので、給料日の関係で支払えないけどとりあえず欲しい!という場合などにも便利です。
ただしプラグインはセールなどで安くなる場合もありますのその方がお得な場合もあります。事前にしっかりセール情報を調べておく必要はあるでしょう。
この記事を参考にSplice Pluginsをあなたの音楽制作に取り入れて見てくださいね。