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XLN Audio「XO」をレビュー、使い方も解説!全く新しいドラムサンプラー音源の実力とは?

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ドラムサンプラー音源といえばNative InstrumentsのBattery 4が有名ですが、全く新しいドラムサンプラー音源が登場しました。

それがXLN Audio「XO」です。

使い始めると「え?何これ?どうやって使うの?」と思うような操作画面で一瞬戸惑いますが、使い込むとかなり使えるドラムサンプラー音源だとわかりました。

この記事ではそんなXLN Audio「XO」をレビュー、口コミや評判、人気のドラムサンプラー音源「Battery 4」との比較もしていきたいと思います。

ドラム音源に関するまとめ記事はこちらをご覧ください。

drum-sound-overview【2019年版】ドラム音源のおすすめと比較(フリーも含む)!生ドラムからエレクトロまで、選ぶ際の注意点も

1. XLN Audio「XO」とは?

drum xln audio xo

Addictive Drums 2、Addictive Keysで有名なXLN Audioが開発するドラムサンプラー音源です。

宇宙の星を散りばめたようなかなり変わったGUI(操作画面)ですが、慣れれば簡単に欲しいサウンドが見つけられかつ管理できるドラムサンプラー音源です。

開発会社 XLN Audio
主な仕様 ドラムサンプラー音源
サンプル数 8000以上
発売日 2019年4月19日

こんな人には特にオススメ!

  • ドラムサンプルをまとめて管理したい!
  • ドラムサンプルがたくさんほしい!
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2. XLN Audio「XO」を導入するメリット

実際に利用していますが、これから導入するなら次のようなメリットがあると思いました。

  1. 必要なサウンドが見つかりやすい
  2. 管理ソフトとして優秀
  3. Splice Soundsなどのサンプルサービスと相性抜群

(1)必要なサウンドが見つかりやすい

XO-XLN-Audio-GUI

一見パッとみるとなんだこのGUI(操作画面)は?となるかも知れませんが、

左:低音、右:高音
上:短い、下:長い

となっていて、慣れると必要なサウンドが見つけやすいです。

また、一つのサウンドを選択すると似ているサウンドが下に14個表示されます。

XO-XLN-Audio-Similarity

その内から一つを選びまた似ているサウンドを表示させることができ、数珠つなぎのように自分の求めるサウンドを見つけることが可能です。

一回慣れてしまうと、他のドラム音源もこんな感じに選べたらと思うほどです。

(2)管理ソフトとして優秀

xo-xln-audio-file-wav

ただのドラム音源ではなく、ドラムサンプルを入れて、管理することができます

ドラムサンプルを入れると勝手に低音、高音、短い、長いを読み込み位置を決めてくれるので宇宙に次々と星を増やすようなイメージで管理できます。

この管理方法は求めている音を探す際に大変便利だと思いました。

(3)Splice Soundsなどのサンプルサービスと相性抜群

サンプリング Splice Sounds サブスクリプション

Splice Soundsなど自由にサンプルをダウンロードできるプラットフォームとの相性が良いと思います。

Splice Soundsに関してはこちらの記事を参考にしてください。

Splice Splice Sounds Thumbnailサンプルの宝庫Splice Soundsをレビュー!使い方も解説!これぞサンプリングの新たな形!

サンプルサービスを使っているとサンプルが次々と溜まっていき、管理が大変になります。

ダウンロードしても結局使わなかったり、一度使ったっきりだったりします。

そんなサンプルをこの宇宙の中に入れておけば、まとめて管理できます

これはかなり便利ですね。

3. XLN Audio「XO」を利用する前に知っておきたい注意点

確かにメリットの多いドラム音源ですが、注意点もあると感じました。

それは、「慣れるまで少し時間が必要」という点です。

なんども申し上げているように、XLN Audio「XO」は一般的でない特殊なGUI(操作画面)なので、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

宇宙の上下左右の違いを頭で覚えるまでは使い勝手はよくないでしょう。

しかし、慣れれば欲しい音が瞬時に見つかるでしょう。

4. XLN Audio「XO」の口コミ・評判

実際に、利用している人の口コミが気になりませんか?

そこで口コミをご紹介。

全体的な評価はとても良いですが、まだ発売したばかりですので購入したユーザーが少ないと感じます。

GUI(操作画面)がかなり奇抜な点も購入を戸惑わせているのかもしれませんね。

YouTuberの瀬戸弘司さんの意見がまさにXOの魅力を的確にとらえているなと思いました。

5. Native Instruments「Battery 4」との比較?どっちがオススメ?

Native Instruments Battery 4

ドラムサンプラー音源の代名詞といえば、Native Instruments「Battery 4」です。

結局、「Battery 4」を買えばいいんじゃない?と思いがちですが、XLN Audio「XO」にもメリットはあります。

ここでは、Native Instruments「Battery 4」を「管理性・音作り・パターン作成」の面などから比較していきたいと思います。

結論を言うと、

  • 一目である程度操作でき、エフェクトを含む完全な音作りをしたい方はNative Instruments「Battery 4」
  • 外部のサンプルの管理やパターン作成をしたい方、ある程度の音作りでエフェクトは外部でする方はXLN Audio「XO」

を利用するといいでしょう。

管理性

まず、サンプル管理ソフトとしてですが、一覧で見れるXOの方が優秀でしょう。ただし、パッと見で操作できるのはBattery 4かもしれません。

音作り

次に音作りの点ですが、操作しやすいのはBattery 4です。エフェクトなど操作できることもBattery 4の方が充実しているでしょう。

ただし、XOはトランジェントがありアタック感を変えられるのは大変便利だなと思いました。XOでも十分に音作りは可能です。

パターン作成

もう1点あげられるのはパターン作成です。これはXOだけある機能で、XO内でリズムマシンのようにパターン作成が可能です。そのパターン作成の幅も広く、これを使うことでMIDIで直接打ち込むのとは別の新たなリズムが生まれると思います。

6. XLN Audio「XO」の使い方

ここからはXLN Audio「XO」の使い方について解説していきます。

xo-xln-audio-preset

上部からプリセットを選択できます。

でかい再生ボタンでリズムパターンを再生、メトロノームマークでDAWのテンポと同じテンポになります。小さい再生ボタンでDAWの再生と連動して再生されます。

それではそれぞれの項目を見ていきましょう。

<項目一覧>

  • SPACE
  • SEARCH & FILTER
  • EDIT
  • フォルダ追加
  • EXPORT

SPACE

XO-XLN-Audio-GUI

宇宙の星のような特徴的な画面です。

左:低音、右:高音
上:短い、下:長い

となっており、クリックすると音がなります。そのままドラッグすると線を結んで音が次々となります。

xo-xln-audio-line

スクロールで拡大縮小でき、右下にも拡大、縮小の操作があります。

拡大すると思っている以上に無数のサンプルがあるのがわかります。

XO-XLN-Audio-Similarity

サンプルを選択すると下に出るSimilarityは選択したサウンドに近いサウンドが14個現れ、そのうちの一つを選択し、右側の更新を押すとそれを基準に新たな14個が提示されます。

そのさらに右側にあるHistoryはドラッグして描いた線を戻るように一つ前に鳴らした音に戻ります。

その右のハートマークはお気に入りです。

shortlist-xo-xln-audio

同じくサンプルを選択すると右側にでるShortlistは仮で押さえておくストックです。

プラスボタンでストックされ選択するとゴミ箱ボタンになり削除もできます。

xo-xln-audio-sample-choose

左側にある8つのサンプルが選択されたサンプルで、MIDIキーボードのC1〜G1まで半音ずつ下から順番に割り当てられています。

選択したサンプルを適応するには赤い◀︎マークを押すことで適応できます。

逆に適応したものから変更するにはそれぞれの適応されている●をクリックすると適応されているサンプルが宇宙内に表示されます。そこからドラッグしたり、Similarityで近い似たサウンドに変更し、チェックボタンを押すと変更完了です。●の両隣の◀︎●▶︎はSimilarityで隣の近い似たサウンドに変更されます。

左下にある黒丸内の点々は選択されたサンプルたちです。こちらも◀︎▶︎があり押すと全てのサウンドがSimilarityで隣の近い似たサウンドに変更されます。

SEARCH & FILTER

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膨大な宇宙の星から選ぶのは大変ですので、右上サーチマークから求める音を選択することができます。

そのまま名前で検索することもできますし、9種類のドラムの種類、お気に入りや、フォルダーの選択もできます。

以下3つのパラメータもあります。

Main Freq:音程の範囲を表します。左低い、右高い
Length:長さの範囲を表します。左短い、右長い
Drumminess:ドラムらしさのパーセンテージを表します。左ドラムっぽくない音、右ドラムっぽい音

右上の更新マークを押すとサーチの選択が解除されます。

EDIT

xo-xln-audio-edit

エディットはそれぞれのサンプルの音作り、パターン作成ができます。

音作り

xo-xln-audio-edit-sound

一番左にそれぞれの波形があり、クリックすることで、開始位置、終了位置、Fade In、Fade Out、モノラル、ステレオなど変更できます。

その隣にPANがあり、その隣がEnvelopeのT(トランジェント)、H(ホールドタイム)、D(ディケイ)です。こちらは操作するとEnvelopeの表示が変わりますのでわかりやすいと思います。

続いてPitch、Tone、Cut(カットオフ)、VelSens(ベロシティによる変化の度合い)、Playbackがあります。

Playbackはリバースの他に、ポリフォニックorモノフォニック、アウトプットの割り当て、ハイハットのオープンとクローズで使用すると便利なミュートグループ(同じグループに入った音が鳴るとミュートする)があります。

隣の1、2はFXのSend量です。FXはその真下にあり9つのリバーブと6つのディレイがあります。

その他下にはKit全体でコントロールするLevel、Pitch、FX SendとMasterで管理する8種類のCRUNCH、SOFT CLIPとカットオフがあります。

リズムパターン

xo-xln-audio-pattern-groove

音作りの右側がリズムパターンが作成できるエリアです。

ABの二つのリズムパターンが作成できます。

それぞれクリックでリズム入力、上下にドラッグしてベロシティを調整します。入力の下にある点を押すことでRoll(リピート2〜4回)の設定もできます。

下にACCENTUATORというアクセントをコントロールするものがあり、アクセントに表情をつけることが可能です。サイコロのマークでランダムにアクセントを作り、更新マークで元に戻します。

ACCENTUATORを適応するトラックはそれぞれリズムパターンの左にある「〜」をクリックして選択できます。

続いて一番右はGrooveをコントロールします。

それぞれの一つ一つのSwingしたり、わざとずらしたりすることができます。下にあるGROOVEボタンをオンにして一括で管理することも可能です。

そして最後Nudgeはそれぞれの音を前気味、後ろ気味に設定することが可能です。

xo-xln-audio-combiner-beat-sample

上部右にあるSAMPLE COMBINERはSimilarityの音が一覧で出てきて、ここから変更やランダム、サーチも可能です。

上部左にあるBEAT COMBINERはすでにできたパターンを組み合わせることで新たなグルーヴを生むことが可能です。

フォルダ追加

xo-xln-audio-folder-add

新しいサンプルを追加する場合は右上のフォルダマークからできます。

Add New Folderでフォルダを選択し、Scan & Refreshでスキャンします。

EXPORT

export-xo-midi-wav-xln-audio

エクスポートが可能です。エクスポートするフォルダを設定して、ビートのMIDI、WAVやそれぞれの音のWAVをドラッグ&ドロップするだけでDAW上に出せます。

Render WAVsでProcessed、Beat as WAVが生成されます。Rawは未加工、Processedは加工済みです。

まとめ

XLN Audio「XO」は管理ソフトとしてはかなり優秀で、管理性においてはBattery 4より良いでしょう。

ただし、XOでも十分に音作りできますがBattery 4の方が音作りは充実しているかもしれません

  • 一目である程度操作でき、エフェクトを含む完全な音作りをしたい方はNative Instruments「Battery 4」
  • 外部のサンプルの管理やパターン作成をしたい方、ある程度の音作りでエフェクトは外部でする方はXLN Audio「XO」

を選択すれば大きなミスマッチはないでしょう。

XOは、外部のサンプルなどを組み合わせて魅力が倍増するドラムサンプラー音源だと思います。

サンプルがたくさんありすぎて管理に困っている方には特におすすめできるソフト音源です。

この記事が参考になれば幸いです。

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