【1記事で網羅】最新セールまとめ

Arturia「COMP TUBE-STA」レビューと使い方やセール情報!真空管(TUBE)方式コンプレッサー

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※PRが含まれる場合があります。

Arturiaの3種コンプレッサーのうち「COMP VCA-65」、「COMP FET-76」を解説してきましたが、今回が3つ目で最後となる真空管(TUBE)方式の「COMP TUBE-STA」を解説します。

他の2種と同様に評価が高いコンプレッサーである「COMP TUBE-STA」のメリットや注意点、デメリットから使い方まで解説していますので是非参考にしてください。

他のArturiaコンプレッサーやそれらを含むFX Collectionに関する記事ははこちらを参考にしてください。

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1. Arturia「COMP TUBE-STA」とは?

Arturia(アートリア)が開発する3種コンプレッサーのプラグインエフェクト

  • 真空管(TUBE)方式の「COMP TUBE-STA」
  • VCA方式の「COMP VCA-65」
  • FET方式の「COMP FET-76」

のうちの一つです。

「COMP TUBE-STA」は単体でも3種セットでも購入可能です。また、Arturiaが開発するプラグインエフェクトを網羅したバンドルFX Collectionにも含まれます。

注意

コンプレッサー3種セットはなくなり、単体もしくはバンドルFX Collectionで手に入れることができます。

モデルとなったのはGATES「Sta-Level」ですが、これを元にTRIPLE Modeや独立したRecovery Timeが追加されたリクリエイションモデルRETRO Instruments「Sta-Level」と同じ機能がArturia「COMP TUBE-STA」にも搭載されています。

ModeとRecovery Timeは一般的なコンプレッサーでいうアタック、リリースをコントロールします。

開発会社 Arturia
操作画面 comp-tubesta-image-2
価格(定価) 単体 99ドル
3 Compressors You’ll Actually Use
コンプレッサー3種 199ドル
FX Collection 2
22種エフェクト 399ドル
主な仕様 真空管(TUBE)方式のコンプレッサー

真空管(TUBE)方式のコンプレッサーとは?

真空管(TUBE)方式はコンプレッサーの中で最古のものになります。

暖かいの色付けでミックスをなじませることが可能です。

FX CollectionはSplice Pluginsにて月額払い(Rento-to-Own 借りる→自分のものに)でも利用可能です。Splice Pluginsは通常の月額払いと違い、支払いの義務はなくいつでも停止そして再開することが可能で一定期間払い切ると自分のものになります。Splice Pluginsに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

splice-plugins-2022-thumbnails Splice Plugins使い方!Serumなど月額サブスク(Rent-to-Own)で使えるプラグイン&DAW

2. 導入するメリット

実際に使ってみて、次のようメリットがあると考えます。

  • 初心者にオススメ!
  • プロやエンジニアさんの評価が高い
  • 負荷が軽い

初心者にオススメ!

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決してわかりやすいコンプとしてオススメしているわけではありませんが、DAW付属のコンプレッサーなどでだいたい慣れてきた方はコンプレッサーを勉強する上でArturiaの3種コンプレッサーはとてもオススメです。

初心者から脱却したい方は手に入れるべきでしょう。

プロやエンジニアさんの評価が高い

他のArturiaコンプレッサー同様にCOMP TUBE-STAもプロやエンジニアさんの評価は高いです。

モデルとなった実機同様に、ボーカルにかけるとシルキーで硬くないのに抜けるサウンドという定評があります。

負荷が軽い

CPU負荷も軽いので、まだハイスペックのPCを持っていない方にもオススメできます。

3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット

ここからは利用する前に知っておきたい注意点・デメリットをあげますが、オリジナルハードウェアの仕様を知らない方向けの注意点もあります。初心者の方は利用する前に必ずチェックしておきましょう。

一般的なコンプレッサーのパラメータと異なる

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一般的なコンプレッサーのようにアタックやリリースのパラメータはありませんので、モデル元の実機を知らない方は下記で解説している使い方を確認しましょう。

アドバンスドモードがある

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右上の下矢印をクリックすることで、下段にパラメータがあらわれます。

一般的なパラメータは上段にありますが、下段にも使い勝手の良いパラメータがありますので、これらも利用しましょう。

このモードはArturia3種コンプレッサー全てに共通であり、機能もほぼ同じです。

詳しくは使い方の項目で解説します。

4. 口コミ・評判を紹介!

COMP TUBE-STAの口コミ・評判を紹介します。

他の2種同様に高い評価を得ています。

Arturia Comp TUBE-STA
これ個人的に好きだなあ

Comp FET-76 1176エミュですがS.CやTIME WARP等 便利な機能が追加されてます。
Comp VCA-65 DBX160 VCAコンプでアタックパキパキ ピークをピタッと止めたり。
Comp TUBE-STA STA-Levelエミュ 通すと一回り大きく存在感出てきます。レベルをヌルっと慣らす感じ。歌に最強。

引用:Twitter

5. COMP TUBE-STAに関するセール情報

Arturia製品は、頻繁にセールをおこないます。

割引率もそこそこ高く、半額ほどになる場合が多いです。COMP TUBE-STA単体やパッケージ品もセールの対象になることがあります。

最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。

sale-thumbnails 【毎日更新】DTM最新セール情報まとめ!無料配布やおすすめVSTプラグイン、音源、時期やブラックフライデーも解説!

6. Arturia製品のインストール・アクティベーション方法

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Arturia製品のインストール・オーソライズ方法は、以下の4STEPで完了します。

  1. Arturiaでアカウント作成・ログインします。
  2. 右上人型アイコンの「MY ACCOUNT」→「Register New Product」からSN(シリアルナンバー)、UC(アンロックコード)を入力して登録します。
  3. ASC(Arturia Software Center)をダウンロード・インストールします。
  4. ASCを起動してログインし、製品をアクティベート・インストールします。

7. 使い方を解説!

ここからはCOMP TUBE-STAの使い方を解説します。

Arturia公式から日本語マニュアルが出ていますので、そちらも参考にしてください。

Input

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入力ゲインとともにコンプレッション量を同時にコントロールします。ゲインをあげるほど、コンプレッションレシオも高くなります。

このInputノブはデフォルトでOutputノブとリンクされています。左下のリンクボタンをクリックするとリンクを解除できます。

Output

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Inputノブでコンプレッションしたことによって変わった全体の音量を補正できるアウトプットレベルです。

Mode(コンプレッションモード)

mode-comp-tube-sta

Modeは下のRecovery Timeと連動しています。

Modeにはアタックとリリースを一度に切り替える3つのモードがあります。

Single<Double<Triple

といった具合にSingleはゆっくり反応し、DoubleはSingleとTripleの中間的なモード、Tripleは最速のモードとなります。

しかし、Tripleでもリリースは比較的遅いままです。同じく真空管コンプレッサーの名機Fairchildのような速いアタック、スローなリリースのモードになります。デフォルトはSingleになります。

Recovery Time

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コンプレッサーがかかっていない状態に戻るまでの時間を調整します。

最速で2秒、最遅で8秒と最速でも遅いです。

VUメーター

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真ん中VUメーターは右下のMeterからInput(インプットレベル)、Output(アウトプットレベル)、GR(ゲインリダクション)の3つから選ぶことができます。また、メーター内左下の「L」からL(Mid)もしくはR(Side)を選ぶことが可能です。L/R、Mid/Sideの設定は後に解説するDetection Modeで設定できます。

Powerスイッチ

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コンプレッション回路のみをオンオフします。

全体をバイパスしたい場合は、画面右下のBypassボタンを押しましょう。

Mix

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他のArturiaコンプレッサーと同じく、便利なMixノブが追加されています。

これにより、コンプレッションした音と原音をミックスすることが可能です。

アドバンスドモード

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右上の下矢印から、アドバンスドモードが開き、新たなノブなどパラメータがあらわれます。

Sorce

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コンプレッション回路をトリガーするソースを選択します。デフォルトはInternalで、これをオフにしてExternalにすることで外部信号を使ってサイドチェインコンプとして利用できます。SC Gainから外部信号のレベル調整ができます。

Detection Mode

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検出ソースを選択できます。モノラルトラックではこちらのノブはありません。デフォルトではLINKEDになっています。

  • LINKED:L/Rリンクモード
  • DUAL:2つのモノラルとなるL/R別々のモード
  • Reversed:2つのモノラルとなるL/R別々のモードですが、それぞれ反対側の検出信号を利用します
  • MID ONLY:Midのみ
  • SIDE ONLY:Sideのみ

SideChain Equalizer

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ハイパス、ローパス、バンド3つからなるイコライザーです。検出回路に入るソースに対して調整できるEQです。つまり、コンプレッサーがかかる帯域を設定するEQです。

Listen

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クリックすることで、サイドチェイン信号をモニターできます。

まとめ

Arturiaの3種コンプレッサーはコンプレッサーの種類を知る上でうってつけの製品でしょう。

それぞれの特徴を知って、使いこなすことができればもうあなたは初心者ではありません。

この記事が参考になれば幸いです。

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