Arturiaが開発するソフトシンセPigments v3がリリース!
Pigmentsはもともとアナログとウェーブテーブルを組み合わせたシンセサイザーでしたが、Pigments 2からサンプル、Pigments 3からハーモニックオシレーターやユーティリティエンジンも加わました。
1→3へと確実に強化されており、個人的にもどんどん好きなっていくシンセです。
この記事では、Pigmentsが他のウェーブテーブルシンセサイザーと比較してどう違うのかをレビューします。また、導入するメリットや注意点、インストールやアクティベーション方法、使い方も解説。
この記事を読めば、Pigmentsに関する基本的な情報は全てを揃いますので、ぜひ参考にしてください。
ソフトシンセに関するまとめ記事はこちらをご覧ください。

目次
1. Arturia「Pigments 3.5」とは?
Pigments 3.5は、Arturiaが開発するソフトシンセPigmentsのVersion 3です。
v1はアナログとウェーブテーブルをかけ合わせたハイブリットシンセサイザーで、名機アナログシンセのオシレーターだけでなくフィルターなどもエミュレートしたシンセサイザーでした。
そんなPigmentsがv2からサンプルが追加され、v3からハーモニックオシレーターやユーティリティエンジンも加わました。
作曲ソフトDAWの拡張機能VST、AU、AAXプラグインとして利用できNative Instrumentsのコントローラーなどと連携するNKSにも対応していますが、単体での起動(スタンドアローン)も可能です。
Pigments 3は、主に以下のような追加機能があります。
- ハーモニックオシレーターの搭載
- デュアルフォルマントフィルター/Jup-8 V4 ローパスフィルター
- デュアルエンジンサウンドに、オシレーター・ノイズレイヤーを最大2つ追加可能
- BL-20 Flanger/Chorus JUN-6/マルチバンド・コンプレッサー/ピッチディレイ
- 強化されたフィルタールーティング
- バーチャルアナログエンジン用のRamp Waveform
- 64の新しいウェーブテーブル(計164)
3.5にアップデートされ、さらに以下の機能が追加されました。
- ENGINE 1、2間のクロスモジュレーションにより複雑な音色を作り出すことが可能
- 16種類の多彩なディストーションアルゴリズム収められたモジュール
- 従来のフィルター動作を超えた多用途のExpanded Comb Filter
- 強化されたサンプルエンジンブラウザ
- Apple M1に対応
- 合理化されたUI/UX
- 新しいウェーブテーブル
- 150の新しいファクトリープリセット
開発会社 | Arturia |
操作画面 | ![]() |
製品名 | Pigments 3 |
主なオシレーターの種類 | アナログ / ウェーブテーブル/サンプル/ハーモニック |
価格(定価) | 199ドル Splice Plugins 9.99ドル / 20ヶ月 |
<補足>ウェーブテーブルとは?
初代ウェーブテーブルシンセサイザー「PPG WAVE」(2.2と2.3があります)
ウェーブテーブルはサンプルデータ、または波形を合成したりしながら音を作る方式です。アナログシンセサイザーと違いオシレーターの種類が豊富で細かくエディットできる点が特徴です。

Arturia Pigments 3 ▶︎Plugin Boutique ▶︎ADSR Sounds ▶︎Splice Plugins(月額払い)
▶︎beatcloud ▶︎サウンドハウス ▶︎楽天 ▶︎Amazon ▶︎Rock oN ▶︎公式
Pigments 3はSplice Pluginsにて月額払いでも利用可能です。Splice Pluginsに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。Splice Pluginsは通常の月額払いと違い、支払いの義務はなくいつでも停止することが可能です。


2. 導入するメリット
実際に使ってみて次のようなメリットがあると考えます。
- 使いやすい
- 充実したプリセット
- 普通のウェーブテーブルシンセサイザーと違いアナログ感も出せる
- サンプルのGRANULARやシーケンサーなど変化する音も魅力
(1)使いやすい
SERUMやMassive、Avengerなどの他のシンセサイザーを使っている方は初見でも使いやすいでしょう。
PigmentsはLFOやENVELOPE部分が特にわかりやすく、発音するとリアルタイムで動くので、どのパラメータがどこにアサインされているか一目でわかるでしょう。
また、Pigmentsを起動して左上からTutorialもありますので、英語ですが操作しながらチュートリアルをうけることが可能です。
(2)充実したプリセット
カテゴリで分けられており見やすいだけでなく、充実した1200ものプリセットがあります。
画面に表示されている部分だけでなく下部の下矢印からさらに表示されます。
(3)普通のウェーブテーブルシンセサイザーと違いアナログ感も出せる
アナログのオシレーターがあることはもちろん、フィルターなどにも同社ArturiaのV Collectionシリーズで培ったアナログシンセのエミュレートが活かされています。また、同社のエフェクトシリーズFX Collectionの名機モデルエフェクトも内蔵されています。
もちろんデジタルなサウンドも出せますが、アナログよりなサウンドを出すことも可能です。
v3から追加されたユーティリティのオシレーターは便利で、ちょっと太さが足りない時などに追加するだけで厚みを強化することができます。
(4)サンプルのGRANULARやシーケンサーなど変化する音も魅力
常に分散して変化するGRANULARやシーケンサーなど、変化する音も魅力の一つです。
シーケンサーにはサイコロのマークがあり、ランダム性をパーセンテージでコントロールできます。シーケンサーはどうしてもループ感が出てしまいますが、この機能でランダム性を持たすことが可能です。

3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかし導入前に知っておくべき注意点が2点あります。
- 重い
- ジャンルによっては、他の製品が良い場合も
注意点1. 重い
設定によりますが、使い方次第では重たくなります。プリセットの中でもいくつか重いものがあります。
注意点2. ジャンルによっては、他の製品が良い場合も
同じくサンプル、GRANULARにも対応したかなり多機能なウェーブテーブルシンセサイザーとしてAvengerが挙げられます。
EDMなどダンスミュージックで使える音を求めているのであればAvengerの方が良いかもしれません。
Avengerは音が良いと定評があるソフトシンセです。ただし、Pigmentsと比較すると使い方はかなり難しいです。

4. 口コミ・評判を紹介!
Pigmentsの口コミ・評判をまとめました。
v1はそこまで評価の高いシンセサイザーではありませんでしたが、v2、v3になり評価はうなぎのぼりです。
Arturia Pigments Ver.2
ほぼほぼ違うシンセになってしまった笑
色々変わったのだけどまず出音が全く違う。
比較的薄め、細めだったのがバージョンアップで太くなり存在感強めの音になった。
単なるSerumフォロワーだったのが、 sample engineにgranulaと大きく進化した。
最近のArtiriaは凄い。 pic.twitter.com/XmUjWQiX2m— Fionatich (@fionatching) December 13, 2019
Pigments2をアプデしてグイグイした後の感想。音は太くなってる。プリセットがよくできすぎているからひとまず全部FXもなにもかも切ってデフォにするとよくわかる。初心者でもすぐカッコイイ音がでるが慣れている人が使えば相当のところまでいける。できることが多すぎるwhttps://t.co/9gZ1IFa9qY pic.twitter.com/M1kvSweAfD
— ADSRX (@adsrx) December 14, 2019
Pigments 3めちゃくちゃ良さそうなんだよなー
— サクス (@Sakuraebi265) July 18, 2021
@ArturiaJP のPigments 3めっちゃええやんけ!
サマーセールやってへんかな〜🤤— T A K E M I T Z (@takemitz) July 21, 2021
5. Pigments 3に関するセール情報
Arturia製品は、ブラックフライデーのみならずセールをおこないます。
割引率もそこそこ高く、半額ほどになる場合が多いです。Pigments 3もセールの対象になることがあります。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。

6. Arturia製品のインストール・アクティベーション方法
Arturia製品のインストール・オーソライズ方法は、以下の4STEPで完了します。
- Arturiaでアカウント作成・ログインします。
- 右上人型アイコンの「MY ACCOUNT」→「Register New Product」からSN(シリアルナンバー)、UC(アンロックコード)を入力して登録します。
- ASC(Arturia Software Center)をダウンロード・インストールします。
- ASCを起動してログインし、製品をアクティベート・インストールします。
7. 使い方を解説!
ここからは実際にPigments 3の使い方を簡単に解説していきます。
公式の日本語のマニュアル(v2)が出ていますので、がっつり知りたい方はこちらをご覧ください。
Pigmentsは上部にプリセット、上部右側からSynth、FX、Seqの3つの項目に別れています。
音作りの中心となるシンセサイザー部分であるSynthから解説します。
ENGINE
左上ENGINE部分にENGINE1、ENGINE2のオシレーターがあります。それぞれ電源部分でオンオフ、下矢印からオシレータの種類を
- Analog
- Wavetable
- Sample
- Harmonic
から選択でき、コピーマークでもう一方のENGINEにコピー、with modulationsでモジュレーションごとコピーします。
Analog
3つのオシレーターからなるアナログシンセサイザーのエミュレートです。
OSC1〜3
Volume:それぞれのオシレーターの音量を調整できます。
Sync:OSC 2とハードシンクします。
Coarse:半音ごとにピッチを調整できます。
Fine:半音の1000分の1単位で細かなピッチを調整できます。
Width:三角波、矩形波のパルス幅を調整できます。
Key:音程を反映させます。オフにすると音程が一定になります。
OUTPUT
Filter Mix:FILTER1、2どちらに反映させるかをパーセンテージで決めることができます。
Volume:ENGINE全体の音量を調整します。
NOISE
Source:Red、White、Blueからなるノイズカラーを調整できます。
Volume:ノイズレベルを調整できます。
MODULATION
OSC1、2のみにかかるモジュレーションです。
Amount:モジュレーション量を調整できます。
Source:モジュレーションソースをOSC3もしくはNOISEにでき、ブレンドも可能です。
Wavetable
ウェーブテーブルは、左上からプリセットのWaveformを選択できます。Importedで自分の波形をインポートすることも可能です。右側2D、3Dで波形の表示を変更します。右側のOUTPUTはAnalogと同じ仕様です。
Morph:モーフィング機能でオンの場合ウェーブテーブル間をスムーズに移動します。
Position:ウェーブテーブルの位置を調整します。これは3D波形にするとわかりやすいです。
ここからは下部の波形を変化させる部分に解説しますが、これらは2Dにすることで波形の変化がよくわかります。
FREQ MOD(FM):FM(Frequency Modulation)はリニア(Linear)とエクスポネンシャル(Exponential)から選びます。リニアの方が基音が動かずどちらかと言うとナチュラルなのに対してエクスポネンシャルは基音ごとアバンギャルドに変化します。
PHASE MOD
4種類の設定ができる位相モジュレーションです。
Key:MIDIノートでウェーブテーブルの位相がリセット
Mod Osc:モジュレーターの位相が0にリセットするたびウェーブテーブルもリセット
Self:メインのCoarse、Fineに従って位相がリセット
Random:MIDIノートでウェーブテーブルの位相がランダムにリセット
PHASE DISTORTION:6種類のTarget波形から選択し、その波形に応じてソース波形がねじ曲がります。
WAVEFOLDING:波形のピークを折りたたむようにして変化させます。3つの曲げ方(FOLD SHAPE)があります。
MODULATOR:上記の波形加工する4つのパラメータの追加モジュレーターとして機能します。10の波形から選択できます。
Sample
v2で新たに追加されたSampleはA〜Fまで6つのスロットがあります。それぞれを選択し、Wavetable同様に左上からサンプルを変更できます。右上からMain、Edit、Mapの3つのページが選択できます。
MAIN(GRANULAR)
MAINには下部にGRANULARがあります。電源ボタンをオンにすることでサンプルが分散して発音されます。
Shape:分散した発音を変形させます。
Density:分散させる速さ(密度)を決めます。Hertzでヘルツ、SyncでBPMに合わせた速さです。Densで密度を調整し、Directionで方向、Pitchでピッチの分散を設定できます。Startはスタート位置が変更されます。右側真ん中にある開始位置を決めるStartノブが基準となります。
Size:分散させる長さを決めます。その他Size(広がり)やPan、VolumeそしてLimitで分散させる量を制限できます。
EDIT
ここからサンプルをエディットできます。
TUNE:サンプルのピッチとルートノートを設定できます。
PLAYBACK:サンプルの再生を調整できます。Normal、Reverseの他にループさせるLoop Modeがあり、こちらではリリースやフェードの調整の他にループ内で前方向のみ(Forward)、逆再生あり(Back & Forth)から選択できます。
MIX:パンニングとゲインを調整できます。
SLOT ◯:他のスロットにコピーしたり、サンプル削除や選択範囲をリセットすることも可能です。
MAP
ここでA〜Fまで複数サンプルをどう発音するか設定できます。
Single:単純にスイッチでサンプルを変えることができます。
Sample Pick:パラメータでサンプルを変化できます。
Key Map:キーによってサンプルを変化できます。Key/Velo Mapではベロシティで制御することも可能です。
Round Robin:サンプルを巡回させます。
Random:ランダムにサンプルを変えます。
TUNE
ENGINEの左側にTUNE、UNISONがあります。
Coarse:半音ごとにピッチを調整できます。
Fine:半音の1000分の1単位でピッチを変えます。
鍵盤マーク:音程が反映されます。
Q:クオンタイズモードです。クオンタイズモードではモジュレーションにアサインした音程を制限して発音されるようになります。鉛筆マークから鍵盤が表示され、いらない音程をクリックして消すことができます。
UNISON:Classic、Chord、Super3つのモードからなるUNISONです。Mix(ミックス量)、Detune(ピッチ)、Stereo(ステレオ幅)を調整できます。
Harmonic
v3で新しく登場したハーモニックオシレーターです。倍音をコントロールして音色を調整できます。真ん中下部のハイパス・SPECTRUM A・SPECTRUM B・ローパスでハーモニクスを変化できます。音を鳴らしながらパラメータをいじるとわかりやすいかと思います。
Serection:変化させる位置を選択できます。
Morph:SPECTRUM A、SPECTRUM Bをブレンドできます。
Depth:変化量を調整できます。
Parity:倍音の奇数と偶数を調整できます。
Tilt:倍音減衰の傾きを調整できます。
Tilt Offset:Tiltが有効になる部分を調整できます。
Ratio:倍音の位置を全体的に変化できます。
IMAGING
ハーモニクスを変化させる3つのイメージモードがあります。
Split:偶数奇数を分けて上下に変化できます。
Random:Rateに合わせてランダムに変化できます。
Periodic:それぞれの倍音が周期的に変化します。
WINDOW:左端で設定できるWINDOWは、選択したPosition、Win Size(範囲)のGainを調整できます。
CLUSTER:WINDOWをクリックすると選択できるCLUSTERは、Position、Partialsで設定した部分的な位置をDensityの密度、Clusters分の塊にします。倍音を見るとギュッと圧縮されているのがわかると思います。
SHEPARD:WINDOWに似ていますが、Phiで選択した範囲を変化することができます。
UTILITY ENGENE
シンプルなノイズ2つとオシレーター1つの追加エンジンです。ノイズは、真ん中からサンプルを選択し、鍵盤マークでキーに追従します。Lengthで長さ、Loopでループ再生します。オシレーターはAnalogとほぼ同じようなパラメータで設定できます。
FILTER
フィルターは2つありそれぞれのフィルター表示左下からバンドのタイプ(Mode)を選べるだけでなく、左上からSEM、Matrix 12、Mini Moog、Jup-8などV Collectionでエミュレートされた名機のフィルターがあります。左下のから選択したパラメータに応じてフィルターを変化できます。KBDは、鍵盤のキーによってフィルターが変化します。
FILTER ROUTING:フィルターのルーティングをそれぞれ別々のFXに送るSplitと直列・並列をブレンドするPre-FX Sumから選択して調整できます。
AMP MOD:ソースを選択してAMPにモジュレーションすることが可能です。ここは通常ベロシティが選択されており、これによりベロシティによって音量が変わることになります。
Voice Pan:全体のPanです。
Send Level:エフェクト(FX)に送るセンド量です。
FX
エフェクトはFX A、FX B、AUXの3つに分かれており、それぞれ3つまで計9つのエフェクトが可能です。18種類のエフェクトがあり、JUNO-106のコーラスやBL-20 Flangerなど名機エフェクトも追加されました。
左側INSERTからBUS A、Bの音量、順番を選択できAUXは送る量(Send)、出力量(Return)を調整できます。
Seq(Sequencer)
シーケンサー、アルペジエーターを設定するエリアです。左上電源ボタンでオンオフArpeggiator、Sequencerを選択します。右側でPITCHはもちろんVELOCITY、OCTAVEなど各値をステップごとに上下にドラッグして調整できます。DIVは、各ステップの発音数を調整できます。
RANDOMIZE
ランダムな値を生成する機能です。右側のサイコロマークを上下にドラッグすることでどれだけ離れた値を生成するか調整できます。
Regen:新しいランダム値を生成します。
Auto Regen:ランダム値を一定の割合で自動生成します。
Apply:ランダム値を右側のシーケンサーに適用します。
RATE
シーケンサーのスピードを調整できます。右側Swingからスウィング量を調整できます。
POLYRHYTHM
PolyRがオンの場合、ピッチやベロシティ、オクターブなどそれぞれの値は独立し、Realignで設定した小節数でStep 1に戻ります。
モジュレーションアサイン方法
真ん中にあるENVやLFOなどにパラメータをアサインするには、まずENVやLFOなど名前の部分をクリックします。次にアサインしたいノブにカーソルを合わせると、それぞれの色(LFOなら黄色、FUNCTIONなら緑など)に光りますので、上下にドラッグして量を設定します。
名前部分をクリックすると、アサインした各パラメータが表示されモジュレーション量や電源ボタンでバイパス、×で削除の他にサイドチェインなどの設定も可能です。その下にあるリアルタイムで動いている部分をクリックすることでそれぞれの細かな設定ができます。
KEYBOARD
ピンク色部分は左から、ベロシティ(Velo)、アフタータッチ(AT)、モジュレーションホイール(MW)、MIDIノート(KBD)によって変化できます。
ベロシティ、アフタータッチ、キーボードによる値は右側の線から自由に調整できます。
BEND RANGE:ピッチベンドの範囲を調整できます。
TUNING:全体のピッチを調整できます。
PLAY SETTINGS:ボイス数や音を維持するHold、キーの移行時間を設定するGlideの設定ができます。Steelはボイス数以上のノートがあった場合に再アサインする(Reassign)か、残して巡回させるか(Rotate)を決定します。
ENVELOPE
オレンジ色部分のエンベロープは左端がVCAになります。通常のADSRとアタック、ディケイのCurveが調整できます。ディケイとリリースはリンクする(リリースパラメータなし)ことができます。Gate Sourceは、エンベロープのトリガーとなるソースです。
LFO
黄色部分のLFOは、Waveformで波形を変化させ、Rateで速さ、Symmetryで対称部分をストレッチ、Phaseで開始位相を調整できます。画面が変化するのでわかりやすいです。Reset Sourceでトリガーとなるソースを選択し、通常のバイポーラ(±)ではなくUnipolar(+のみ)にすることも可能です。
左下から3つの追加セッティングが選択できます。
Fade:トリガー時に、フェードインを適用します。
Keytrack:鍵盤のノートによってLFOを変化させます。
Smooth:LFOの波形を滑らかにします。
FUNCTIONS
緑色部分のファンクションでは、LFOとENVELOPEモードを選択し、Draw Modeなどを使って自由に描くことができるモジュレーションです。
RANDOM
ランダムに変化させるモジュレーションで上部から3つのタイプを選択できます。
COMBINATE
SourceとModを選択してAmountで量を調整し、2つの値をコンビネーションさせます。Typeから様々なコンビネーション方法が選べますが、画面が変化するのでコンビネーションによってどのように値が変化したかわかりやすいです。
MACROS
複数パラメータを一度にコントロールできるマクロコントロールです。モジュレーション同様にアサインでき、名前部分をダブルクリックして変更することも可能です。
Arturia Pigments 3 ▶︎Plugin Boutique ▶︎ADSR Sounds ▶︎Splice Plugins(月額払い)
▶︎beatcloud ▶︎サウンドハウス ▶︎楽天 ▶︎Amazon ▶︎Rock oN ▶︎公式
まとめ
Pigmentsはv1は評価も高くなく薄い音の印象でしたが、v2、v3に確実に進化し他の定番シンセと比較しても全く負けないソフトシンセになったと思います。
個人的にはアバンギャルドな音をたくさん作りたくなるシンセだと思いました。
この記事が参考になれば幸いです。