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Arturiaのソフト音源「V Collection 7」を全て使ってレビュー!重いの?導入するメリットと注意点まで解説!

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  • V Collection 7めちゃくちゃ内容量あるけど実際使える音源なの?
  • V Collection 7だけで曲は作れる?
  • V Collection 7は重い?

このように思ってこの記事を読んでいるのではないでしょうか?

今回は、ほぼ全ての主要名機鍵盤楽器を網羅したソフト音源Arturia「V Collection 7」をレビュー。

私も実際に使ってみましたが、DTM初心者の方にもおすすめできるソフト音源です。

今回は、「V Collection 7」を導入するメリットや注意点とともに入っている音源を一つ一つレビューしていきたいと思います。

ぜひ参考にして下さいね。

1. Arturia「V Collection 7」とは

arturia v collection 7

V Collection 7とはハードウェアシンセサイザーなどで有名なArturiaからでている鍵盤楽器のプラグインソフト音源集です。ビンテージの鍵盤楽器などをエミュレート。それぞれのプラグインソフト音源は単体でも販売されています。

Arturia V Collection 7 概要

開発会社 Arturia
価格 定価499ユーロ(約61,000円)
ソフト音源(24種) Mellotron V / Synthi V / CZ V / B3 V2 / Clavinet V / CMI V / DX7 V / Buchla Easel V / Synclavier V / Mini V / Piano V / Stage-73 V / Matrix-12 V / Farfisa V / Vox Continental V / Solina V / SEM V / Wurli V / Jup-8 V / ARP 2600 V / CS 80 V / Prophet V/ Modular V / Analog Lab 4
発売日 2019年5月

こんな人には特にオススメ!

  • 鍵盤楽器の音源をまとめてほしい

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2. Arturia「V Collection 7」を導入するメリット

Arturia「V Collection 7」の導入するメリットは次の4点です。

  • 名機鍵盤楽器をほぼ全て網羅しているので初めてのプラグインにおすすめ
  • 使いやすい
  • プリセットが豊富なので欲しい音がすぐ見つかる
  • 内容量の割に安い

メリット1. 名機鍵盤楽器をほぼ全て網羅

arturia v collection model

V Collection 6から新たにMellotron V、Analog Lab 4、CZ V、B3 V2、Synthi Vが加わり、名機と呼ばれるシンセサイザー、ピアノ、エレクトリックピアノ、オルガンなどの主要な鍵盤楽器はほぼ全て網羅していると言っても過言ではありません。

まだプラグインソフト音源を一つも持っていない方はこれ一つで鍵盤楽器を網羅できるので特におすすめです。

また、それぞれの名機の特徴を知ることで勉強にもなります。

それぞれの元となった楽器は以下です。

  • Mellotron V→Mellotron
  • Synthi V→EMS Synthi AKS
  • CZ V→Casio SZシリーズ
  • B3 V2→Hammond-B3
  • Clavinet V→Hohner Clavinet
  • CMI V→Fairlight CMI
  • DX7 V→YAMAHA DX7
  • Buchla Easel V→BUCHLA Music Easel
  • Synclavier V→Synclavier
  • Mini V→Mini Moog
  • Piano V→ピアノ12種
  • Stage-73 V→Rhodes
  • Matrix-12 V→Oberheim Matrix 12
  • Farfisa V→Farfisa Compact Deluxe Combo Organ
  • Vox Continental V→Vox Continental 300
  • Solina V→Solina
  • SEM V→Oberheim Sem
  • Wurli V→Wurlitzer
  • Jup-8 V→Roland Jupiter-8
  • ARP 2600 V→ARP 2600
  • CS 80 V→Yamaha CS 80
  • Prophet V→Prophet 5、Prophet VS
  • Modular V→Moog IIIc

メリット2. 使いやすい

Arturiaのプラグインははじめて起動する際に、チュートリアルが出てくるので使い方もわかりやすく、また画面もでかくて見やすいです。

そのため、初見の方にも優しい仕様と言えます。

しかし、プロ仕様の名機をエミュレートしていますので、一部初心者の方には扱いが難しいものもあります。そこは注意が必要です。ただ、プリセットもたくさんありおおよそは使いやすい仕様になっています。

メリット3. プリセットが豊富

arturia v collection 7 preset

プリセットが豊富かつパートで別れて表示できるので欲しい音が見つかりやすいです。

それぞれのプリセット数は以下です。※多少の誤差はあります

  • Mellotron V→61
  • Synthi V→295
  • CZ V→455
  • B3 V2→50
  • Clavinet V→75
  • CMI V→426
  • DX7 V→490
  • Buchla Easel V→300
  • Synclavier V→724
  • Mini V→553
  • Piano V→89
  • Stage-73 V→80
  • Matrix-12 V→463
  • Farfisa V→144
  • Vox Continental V→117
  • Solina V→148
  • SEM V→574
  • Wurli V→190
  • Jup-8 V→581
  • ARP 2600 V→604
  • CS 80 V→565
  • Prophet V→612
  • Modular V→537
  • Analog Labs→7484

メリット4. 内容量の割に安い

パッケージされたプラグインソフト音源集全てに言えることかもしれませんが、価格は定価499ユーロ(約61,000円)でこの内容量であればむしろ安いくらいの値段だと思います。

3. Arturia「V Collection 7」を利用する前に知っておきたい注意点・デメリット

しかしながら、扱う上で注意点もあるとわかりました。

具体的には、次の2点があります。

  1. 鍵盤楽器のみ収録なので、全ての音源を網羅している訳ではない!
  2. 重いものもある

注意点1. 鍵盤楽器のみ収録なので、全ての音源を網羅している訳ではない!

arturia v collection 種類

V Collection 7は鍵盤楽器のみが収録されていますので、V Collection 7のみで全ての楽器音源を網羅することはできません。全ての音源を網羅という意味ではNative Instruments「Komplete 12」が一番でしょう。

しかし、網羅しているのと質が高いのは別です。当然、ドラムならドラムのみ、ベースならベースのみなど一つの音源に特化した単体プラグインを買ったほうが良い場合があります。

ビンテージシンセのみ欲しい場合はUVI「Vintage Vault 2」の方が種類も多く、個人的には質も高いと思います。

uvi vintage vault 2 thumbnailUVIのソフト音源「Vintage Vault 2」は使えるのか?レビューしました!ビンテージシンセサイザー音源の実力とは?

パッケージされたプラグインソフト音源集3つの主な収録音源は以下です。

    • Arturia V Collection 7 定価499ユーロ(約61,000円)
      鍵盤楽器(ピアノ、エレピ、オルガンなど)、ビンテージシンセ
    • UVI Vintage Vault 2 定価599ドル(約65,000円)
      ビンテージシンセ、リズムマシン
    • Native Instruments Komplete 12 定価69,800円
      ほぼ全ての音源を網羅。ただしシンセサイザーは独自のものがほとんどで、ビンテージシンセのエミュレートは少ない。

Native Instruments KOMPLETE START THUMBNAIL無償提供中!Native Instruments「Komplete Start」をレビュー!使える音源は?

注意点2. 重いものもある

arturia v collection 7 重い

軽いものもありますが、結構重いものもあります。

重いものは主に以下です。

特に重い
Synthi V、Buchla Easel V

ちょっと重い
Mellotron V、CZ V、Clavinet V、DX7 V、Matrix-12 V、Vox Continental V

4. Arturia「V Collection 7」のソフト音源を1つ1つレビューします!

ここからは一つ一つソフト音源をレビューしていきたいと思います。

次の順番でレビューします!

  1. Mellotron V
  2. Synthi V
  3. CZ V
  4. B3 V2
  5. Clavinet V
  6. CMI V
  7. DX7 V
  8. Buchla Easel V
  9. Analog Labs
  10. Synclavier V
  11. Mini V
  12. Piano V
  13. Stage-73 V
  14. Matrix-12 V
  15. Farfisa V
  16. Vox Continental V
  17. Solina V
  18. SEM V
  19. Wurli V
  20. Jup-8 V
  21. ARP 2600 V
  22. CS 80 V
  23. Prophet V
  24. Modular V

(1)Mellotron V

arturia v collection 7 mellotron v

Mellotronをモデルとした約61のプリセットがあるMellotron V。

BeatlesのStrawberry Fields Foreverでお馴染みのMellotronサウンド。Mellotronのプラグインはたくさんありますが、Mellotron Vの特徴は自分の録音などサンプルを入れ込むことが可能なところです。デフォルトであるサンプルもかなり多く、機能面ではUVIのVintage Vault 2に入っているMelloより優れているでしょう。

(2)Synthi V

arturia v collection 7 synthi v

EMS Synthi AKSをモデルとした約295のプリセットがあるSynthi V。

シーケンサーが特徴的なシンセでかなりいかついサウンドも作れます。しかし、重いのが難点です。

(3)CZ V

arturia v collection 7 cz v

Casio SZシリーズをモデルとした約455のプリセットがあるCZ V。

良い意味でノイズがかったレトロな音が鳴ります。

(4)B3 V2

arturia v collection 7 B3 V2

オルガンの名機Hammond-B3をモデルとした約50のプリセットがあるB3 V2。

プリセットによってはブーンと音が鳴っているように聴こえる場合がありますが、右上FXのエフェクトによるノイズです。左右にPANが揺れているように聴こえるのはRotary Speakerのエフェクトが原因です。もしエフェクトが必要なく気になる場合は切りましょう。

(5)Clavinet V

arturia v collection 7 pickup noise

Hohner Clavinetをモデルとした約75のプリセットがあるClavinet V。

アンプ、最大5種のエフェクトをかけることが可能です。

こちらもノイズが気になる場合は右上⬆︎を押してPICK UP NOISEのパラメータを下げましょう。

(6)CMI V

arturia v collection 7 cmi v

Fairlight CMIをモデルとした約426のプリセットがあるCMI V。

サンプルをデジタルな音で鳴らすシンセサイザー。こちらもMellotron同様自分のサンプルを入れ込むことが可能です。シーケンサーも搭載されており、プリセットにはレトロなリズムマシンのグルーヴもあります。

(7)DX7 V

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YAMAHA DX7をモデルとした約490のプリセットがあるDX7 V。

FM音源のデジタルシンセサイザーが元となっているため金属的な音色が特徴です。

(8)Buchla Easel V

arturia v collection 7 Buchla Easel V

BUCHLA Music Easelをモデルとした約300のプリセットがあるBuchla Easel V。

こちらも重いのが難点ですが、シーケンサーとパッチケーブルが特徴的なシンセサイザー。パッチは数が少なく接続できる場所に丸く色が付くので初心者の方もまだ扱えると思います。

(9)Analog Labs

arturia v collection analog labs

約7484のプリセットがあるAnalog Labs。

こちらはそれぞれのビンテージシンセのプリセットまとめて簡単に操作、レイヤーできるものです。

(10)Synclavier V

arturia v collection 7 Synclavier V

Synclavierをモデルとした約724のプリセットがあるSynclavier V。

お値段1億円した?と言われるSynclavier。FM音源がモデルですので割とシンプルでクールな音が特徴です。

(11)Mini V

arturia v collection 7 mini v

Mini Moogをモデルとした約553のプリセットがあるMini V。

こちらはモノフォニックアナログシンセの名機がモデルですが、パネル右のPOLYPHONICでポリフォニックにすることが可能です。これはMini Moogなのか?という音もたくさんあります。

(12)Piano V

arturia v collection 7 piano v

約89のプリセット、ピアノ12種からなるPiano V。

音は単体のピアノソフト音源より劣るかもしれませんが、プリセットが豊富で変わった音もたくさんあるので便利で使えます。

(13)Stage-73 V

arturia v collection 7 Stage 73 V

Rhodesをモデルとした約80プリセットがあるStage-73 V。

右上からStageとSuitcaseが選べるエレクトリックピアノ音源。Stageにある’73、’74は年代を表し、’73年以前は左側のノブがTone、’74年以降は左側のノブがBASS BOOSTになります。

(14)Matrix-12 V

arturia v collection 7 Matrix 12 V

Oberheim Matrix 12をモデルとした約463プリセットがあるMatrix-12 V。

厚みのあるパッドやブラスの音が特徴的なシンセです。

(15)Farfisa V

arturia v collection 7 Farfisa V

Farfisa Compact Deluxe Combo Organをモデルとした約144プリセットがあるFarfisa V。

良い意味でチープな味のある音が特徴です。音をCからBまでキー調整できる機能があり、わざとピッチをはずしてレトロ感をさらにだすことも可能です。

(16)Vox Continental V

arturia v collection 7 Vox Continental V

Vox Continental 300をモデルとした約117プリセットがあるVox Continental V。

黒い鍵盤が特徴的なオルガン。こちらも音をCからBまでキー調整できる機能があります。ギターアンプもVoxになっています。

(17)Solina V

arturia v collection 7 solina v

Solinaをモデルとした約148プリセットがあるSolina V。

リアルではないですが味のあるストリングスサウンドが特徴です。こちらはUVI Vintage Vault 2にあるString Machinesの方が良いかなと思いました。

(18)SEM V

arturia v collection 7 sem v

Oberheim Semをモデルとした約574プリセットがあるSEM V。

明るく厚い音が特徴です。実機は同時発音数分実機を用意しなければいけなく、8音にするには8個必要という代物でしたが、当然SEM Vではポリフォニックにすることが可能です。

(19)Wurli V

arturia v collection 7 Wurli V

Wurlitzerをモデルとした約190プリセットがあるWurli V。

エレクトリックピアノと言えばRhodesとWurlitzer。V Collectionはどちらも入っています。

(20)Jup-8 V

arturia v collection 7 jup 8 v

Roland Jupiter-8をモデルとした約581プリセットがあるJup-8 V。

カラフルな見た目が印象的なシンセサイザー。Roland公式のRoland CloudにもJupiter-8がありますが、そちらと比べるとArturia独自の機能、音がプラスされているように感じます。実機に近いという意味では当然公式Roland Cloudの方でしょう。

※Roland Cloudに関しては「Roland Cloudをレビュー!重いって本当?月額制でRolandの名機などソフト音源が使えるサービスの魅力とは?」を参考にしてください。

(21)ARP 2600 V

arturia v collection 7 arp 2600

約604プリセットがあるARP 2600をモデルとしたARP 2600 V。

シンセサイザー初心者の方にはパッチの扱いが難しいかもしれません。アタッシュケースになる実機そのままのデザインでオシレーターが3つあるのが特徴です。

(22)CS 80 V

arturia v collection 7 cs-80 v

約565プリセットがあるYamaha CS 80をモデルとしたCS 80 V。

見た目はオルガンのようにも見えますが8音のポリフォニックシンセサイザーが元です。

VCO、VCF、VCAが2系統あるのが特徴です。

(23)Prophet V

arturia v collection 7 prophet vs 5

約612プリセットがあるProphet 5、Prophet VSをモデルとしたProphet V。

今でも人気なProphetシリーズの5とVSを別々もしくは組み合わせて使用することが可能です。

(24)Modular V

arturia v collection 7 modular v

約537プリセットがあるMoog IIIcをモデルとしたModular V。

Moog IIIcはタンスの愛称やYMOが使用していたことで知っている人もいるかもしれません。こちらもパッチが多くシンセサイザー初心者の方には難しいかなと思います。

まとめ

V Collection 7はこれ一つで鍵盤楽器が網羅できコスパも良いのでおすすめです。

とりあえず、最初の鍵盤楽器のソフト音源としてV Collection 7は良いと思います。

DTM初心者の方にとっては扱いが難しいソフトもありますが、プリセットも豊富で使いやすいのでこれを機にビンテージシンセサイザーについて勉強し、あなたの曲に取り入れてみてはいかがでしょうか?

この記事が参考になったのなら幸いです。

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