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メーカー公認オルガン音源IK Multimedia「Hammond B-3X」をレビュー!使い方も解説

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IK Multimediaには、なんとHammond公認のオルガンソフトがあります。

この記事では、B-3をモデルとした2段+ペダルキーボードのオルガン音源「B-3X」をレビュー!メリットやデメリット注意点から使い方まで解説します。

是非参考にしてください。

1. IK Multimedia「Hammond B-3X」とは?

IK Multimediaが米国イリノイ州のシカゴに所在するハモンドオルガンカンパニーと、浜松の鈴木楽器製作所との共同開発によって開発されたメーカー公認のオルガンソフトウェアです。

※ハモンドオルガン及びレスリースピーカーは鈴木楽器が商標権と製造権を保持しています。

DTMではもちろん、実際のライブ演奏でもMIDIキーボードやMIDIペダルキーボードを利用してモデルとなったHammond B-3のように演奏できるソフトウェアです。

開発会社IK Multimedia
操作画面cabinet-b-3x
製品名Hammond B-3X
主な仕様オルガン音源
価格(定価)USB 329.99ユーロ(クロスグレード229.99ユーロ)
ダウンロード 299.99ユーロ(クロスグレード199.99ユーロ)
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2. 導入するメリット

B-3Xを導入する主なメリットは以下の2点が考えられます。

  • MIDIでB-3が再現できる
  • 細かなカスタマイズが可能

MIDIでB-3が再現できる

2台のMIDIキーボードやMIDIペダルキーボード、エクスプレッションペダルを用意すれば、実際のHammond B-3のように演奏することが可能です。

スタンドアローン(DAWなしで起動)もあり、ライブでも活用できるソフトウェアです。

もし、1台のMIDIキーボードであってもDAWの場合は3つのMIDIトラックを利用してそれぞれのパートを作成することができますし、KEYBOARD SPLITの設定で、一つのMIDIキーボードをスプリットすることも可能です。

また、Hammondのデジタルオルガン製品と連動するように設計されており、SKシリーズやXK-5、XK-3などの製品と連動してコントロールすることもできます。

細かなカスタマイズが可能

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実機同様のパラメータはもちろん、それ以外にも細かなカスタマイズが可能です。

モデルは

  • 1971 A-100
  • 1960 A-100
  • 1956 B-3
  • 1955 B-3

の4種から選ぶことができ、キークリックやパーカッションも細かく調整できます。

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レスリースピーカーはアンプとキャビネットをそれぞれ独立して選択し、速さの細かな設定やマイクの位置も調整可能です。

レスリースピーカー(ロータリースピーカー)とは?

上記Cory Henryの動画でCoryの奥にある大きな箱がレスリースピーカーです。

ドナルドレスリー(ドンレスリー)によって考案されたモーターによる回転でトレモロやビブラート、コーラスなどの効果を出すアンプ内蔵のスピーカーユニットです。元々はHammondではなくサードパーティによる製品でしたが、現在はハモンドオルガンとともに鈴木楽器が商標権と製造権を保持しています。

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3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット

しかしながら、利用する前に知っておくべき注意点・デメリットがあります。

重い

負荷は重く、またDTMにおいては2段+ペダルキーボードを必要とするタイミングはあまりないかもしれません。

4. 口コミ・評判を紹介!

B-3Xに関する口コミ・評判をまとめました。

評価はかなり高いです。

5. Hammond B-3Xに関するセール情報

IK Multimedia製品はセールで安くなる場合があります。B-3Xもセールの対象になる時があります。

最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。

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6. IK Multimedia製品のインストール・アクティベーション方法

2020年8月新たにIK Product Managerがリリースされ、インストール・アクティベーションはかなり簡単になりました。以下の4STEPで完了です。

  1. IK Multimediaにアカウント登録
  2. IK Product Managerをダウンロード・起動してログイン
  3. IK Product Manger「Register Product」からシリアルナンバー入力
  4. オーソライズ・製品をインストール

7. Hammond B-3Xの仕様・使い方を解説

ここからは初心者の方にもわかりやすいようにB-3Xの仕様・使い方を簡単に解説します。

セッティング

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右上セッティングマークから、チューニングやMIDIチャンネル、MIDIコントローラーの設定が可能です。

MIDIチャンネルは初期設定ではUPPER(上段)が1、LOWER(下段)が2、PEDAL(ペダルキーボード)が3になっています。MIDIキーボードを2段にしてMIDIペダルキーボード、エクスプレッションペダルも用意すればMIDIでB-3同様の状態を作ることが可能です。

もし、1台のMIDIキーボードであっても3つのMIDIトラックを利用してそれぞれのパートを作成することができます。

Ableton Liveの場合

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デフォルトの場合、B-3XをさしたMIDIトラックで上段が演奏できます。別のMIDIトラックを作成し、No OutputをB-3X、チャンネルを2・3に選択することでそれぞれ下段やペダルキーボードを演奏できます。

また、Hammondのデジタルオルガン製品と連動するように設計されており、SKシリーズやXK-5、XK-3などの製品と連動してコントロールすることが可能です。

ORGAN

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中心となるオルガンタブはB-3の全容をあらわします。左下には2つのボタンがあり、オルガンの異なるウィンドウを開くことができます。

ドローバー

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ハモンドオルガンの音色は、ドローバーを使って設定します。ドローバーは、鍵盤で演奏された音に基づいて倍音の音量を決定します。UPPER(上段)9本・LOWER(下段)9本・PEDAL(キーボードペダル)2本に分かれてあります。ドローバーは左が低く右が高くなります。

プリセット

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鍵盤の黒鍵と白鍵が反対になっている部分はそれぞれドローバーの設定(プリセット)が配置されています。カーソルを合わせると、ドローバーの設定をプレビューすることができます。設定は、9つのドローバーのそれぞれの位置を示す0から8までの数字で表示されます。例えば、888000000は、最初の3つのドローバーが最大位置「8」にあり、6つのドローバーが最小位置「0」にあることを示しています。

パーカッション

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ハモンドB-3Xは、クラシックな「パーカッション」サウンドを再現しています。パーカッションはその名の通りアタックのある減衰音を加えることができ、ドローバーが全て閉じた状態でも発音されます。

PERC:パーカッションをオンオフします。

PERC VOLUME:パーカッションのレベルをSOFT・NORMALから選びます。

PERC DACAY:パーカッションのディケイタイムをSLOW・FASTから選びます。

PERC HARM SEL:パーカッションが再生する倍音をSECONDとTHIRDから選択します。

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左下にあるADVANCEDボタンをクリックすると、その他のパーカッションのコントロールにアクセスすることができます。ここでは、VOLUMEとDECAY TIMEを微調整することができ、パーカッションを有効にしたときに、通常のオルガンが音量を下げないようにする「VOLUME COMPENSATION」というスイッチもあります。

コーラス・ビブラート

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ビブラートはエフェクトのみ、コーラスはドライ信号ミックスすることによって生成される効果です。3種類のビブラートとコーラスの深さを選択できます。V1・V2・V3は3つのビブラートの深さで、V1を最小深さ、V3を最大深さとします。C1・C2・C3は、C1を最小、C3 を最大とする3つのコーラスの深さです。

VOLUME:レベルをSOFT・NORMALから選択します。

VIBRATO SWELL:上段キーボードのコーラス・ビブラートをオンオフします。

VIBRATO GREAT:下段キーボードのコーラス・ビブラートをオンオフします。

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左下にあるADVANCEDボタンをクリックすると、コーラスエフェクトの追加コントロールがあります。ここでは、エフェクトとドライ信号のバランスを+/-20%変更してコーラスのミックスを調整でき、コーラスエフェクトを選択したときに適用される高域のブースト量を調整することもできます。

エクスプレッションペダル

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右下のペダルはオルガンのマスター出力の音量をコントロールします。様々なアンプやエフェクトのオーバードライブゲインをリアルタイムで調整するのに便利です。

ハーフムーンスイッチ

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オルガンの左下には、有名なハーフムーンスイッチがあり、レスリーのスピードを変えることができます。高音部ホーンと低音部ドラムを低速・高速に切り替えることができます。また、ホーンとドラムの回転を止めるブレーキボタンもあります。

※代表的なレスリースピーカーは、高音部ホーンと低音部ドラムの2つのスピーカーが搭載されています。

CONTROLS

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コントロールウインドウはキーボードやペダルを表示せずにオルガンのコントロールだけを拡大して表示します。左上からMIDIプログラムチェンジをアサインすることも可能です。LIVEなどで演奏する際に便利な画面になります。

ADVANCED

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アドバンスドウインドウは、パーカッションやコーラス以外にモデル選択、音色のバランス、キークリックなどオルガンの内部機構の詳細な調整を行うことができます。

TONAL BALANCE:このノブはプラスの値を設定すると明るい音に、マイナスの値を設定すると暗い音になります。センターポジションは、各トーンホイールセットが自然なサウンドを実現します。

GENERATOR LEAKAGE:トーンホイールジェネレーター間のリークまたクロストークの量を調整できます。中心がノーマルな状態でここで極端な値を設定すると、オルガンの音が不自然にクリーンになったり、汚れた音になったりします。

KEY CLICK ON:キークリックは編集の悪いサンプルやオーディオトラックで発生するデジタルのクリック音とは異なるパーカッシブなアナログのクリック音です。ここで音量を調整することができます。このコントロールは、ノートを押し下げたときのキークリックのレベルを設定します。

KEY CLICK OFF:ノートを離した際のキークリックのレベルを調整します。

KEY CLICK COLOR:クリック音を暗くしたり、明るくしたり調整できます。

KEYBOARD SPLIT:キーボードスプリット機能では、UPPER・LOWER・PEDALを1つのキーボードから組み合わせて演奏することができます。キーボードスプリットはUPPERのMIDIチャンネルのみに適用されます。

STOMPS

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オルガンの出力は5つのエフェクトボードに入ります。これにより、基本的なオルガンのサウンドにエフェクトを加えてからレスリーに入れることができます。

以下の5種類があります。

  • Overscream:オーバードライブ・ディストーション
  • EQ PG:10バンドのグラフィックイコライザー
  • Chorus C1:コーラス
  • Wah:ワウペダル
  • Spring Reverb:スプリングリバーブ

CABS

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エフェクトボードの出力はスプリットされており、レスリーとギターアンプの2つのパラレルアンプに供給されます。レスリーとギターアンプのマイクは、ミキサーでダイレクトな信号と組み合わせて調整できます。左下には5つのボタンがあり、レスリー、ギターアンプ、ミキサーの設定を調整するためのパネルが用意されています。

SETUP

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レスリーキャビネットマイキングの設定を行い、低速と高速を切り替えたときの加速時間と減速時間を含めて、回転するスピーカーの2つの速度を調整します。

MIC DISTANCE:レスリーキャビネットには、ホーンに2本、ドラムに2本の計4本のマイクが搭載されています。このノブで4つのマイクをすべてキャビネットから遠ざけることができます。また、90˚と180˚の2つのマイキング構成を選べます。

SLOW SPEED / FAST SPEED:この2つのツマミで、レートを+/-20%調整します。

ACCELERATION:低速から高速に切り替わったときの加速度のレートを変更することができます。

DECELERATION:高速から低速への切り替え時の減速のレートを変更することができます。

LESLIE AMP

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アンプのモデルとキャビネットのモデルを個別に選択し

  • アンプのゲイン
  • 入力のハイパスフィルター周波数
  • アンプの3バンドイコライザー
  • レスリーの出力ボリューム

を設定することができます。

LESLIE EQ

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マイクをEQする3つのバンドを備えたステレオプロセッサーです。

GUITAR AMP

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B-3Xには専用のギターアンプがあり、レスリーと並行して動作します。

ギターアンプは

  • British Lead(Marshall Plexi S100モデル)
  • HiAmp(Hiwatt Custom 100 DR103モデル)

があります。

MIXER

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レスリーキャビネットの4つのマイクのボリュームとパンを設定し、レスリー・ギターアンプ・D.I.(ダイレクト)をそれぞれボタンでオンオフし、ボリュームを調整できます。

POST FX

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レスリー・ギターアンプ・ダイレクトをミックスした後、ステレオシグナルはPOST FXを通過します。3つの固定ステレオ・プロセッサーが直列に並んでいます。

LIMITER 76:UREI 1176がモデルのFETコンプレッサー

EQ-81:Neve 1081がモデルのチャンネルアンプ

REVERB:古典的なアルゴリズムによるデジタルリバーブ

まとめ

Hammond B-3Xはライブでも使用可能なオルガンソフトウェアの決定版でしょう。

負荷は重いですが、DTMでも一つのプラグインで上段・下段・ペダルと3つのMIDIトラックに分けることが可能ですので便利です。

この記事が参考になれば幸いです。

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