UVIの実機をモデルとしたシンセサイザー音源といえば「Vintage Vault」がありますが、別途で販売されている「Synth Anthology」もあります。
Synth Anthologyは値段も安くVintage Vaultの簡易版のように思いますが、実際は収録されているシンセも少し異なる音源になります。
この記事では、そんなSynth Anthology 4をレビュー、メリットや注意点・デメリットから使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
ソフトシンセに関するまとめ記事はこちらをご覧ください。
1. UVI「Synth Anthology 4」とは?
Synth Anthology 4は、UVIが開発するシンセサイザーコレクション音源です。
200台もの名機ハードウェアシンセサイザーを収録しつつ、全ての音源を同じパラメータで操作可能な使い勝手の良い音源です。前回バージョンから、音源が増えただけでなく機械学習による音源選択機能やMPE(MIDI Polyphonic Expression)対応など仕様も大幅にパワーアップしています。
UVI Workstation(無料)もしくはUVI「Falcon」内で起動する製品でVST、AU、AAXなど作曲ソフトDAWの拡張機能「プラグイン」として利用できますが、単体での起動(スタンドアローン)も可能です。
開発会社 | UVI |
操作画面 | |
製品名 | Synth Antology 4 |
モデル | ACCESS – Virus C • AKAI – AX80 • ALESIS – Andromeda • ALESIS – Fusion • ALESIS – Ion • ALESIS – Quadrasynth • ANALOG SOLUTIONS – Colossus • ARP – 2600 • ARP – Odyssey • ARP – Quadra • ARTURIA – MatrixBrute • ARTURIA – MicroFreak • ARTURIA – MiniFreak • ARTURIA – PolyBrute • ASM – Hydrasynth • BALORAN – The River • BEHRINGER – DeepMind 6 • BEHRINGER – Model D • BEHRINGER – Poly D • BLACK CORP. – Deckard’s Dream • BOOMSTAR – 5089 • CASIO – CK-500 • CASIO – CZ1 • CASIO – FZ-1 • CASIO – HZ-600 • CASIO – KX-101 • CASIO – PT-7 • CASIO – SA-2 • CASIO – VL-1 • CASIO – VL-5 • CASIO – VZ-8 • CASIO – VZ1 • CAVAGNOLO – Exagone • CHROMA – Polaris • CLAVIA – Nord Wave 2 • CLAVIA – NordLead • CLAVIA – NordLead 3 • CRUMAR – Spirit • DAVOLI – Davolisint • DOTCOM – Modular • DSI – OB-6 • DSI – Poly Evolver • DSI – Prophet Rev2 • DSI – TETR4 • ELKA – EK44 • ELKA – Synthex • EML – ElectroComp101 • EML – SynKey • EMS – Synthi AKS • EMU – Emax • EMU – Emulator 2 • EMU – Morpheus • EMU – UltraProteus • ENSONIQ – ESQ-M • ENSONIQ – Fizmo • ENSONIQ – MR-61 • ENSONIQ – SQ80 • ENSONIQ – TS-10 • ENSONIQ – VFX • FAIRLIGHT – CMI IIx • FORMANTA – Polivoks • JEN – SX1000 • KAWAI – K3 • KAWAI – K4r • KAWAI – K5000 • KAWAI – Synthesizer-100F • KODAMO – EssenceFM • KORG – 01RW • KORG – 800DV • KORG – DS-8 • KORG – DSS1 • KORG – DW8000 • KORG – M1 • KORG – M3 • KORG – Minilogue • KORG – Minilogue XD • KORG – MS-20 • KORG – MS-50 • KORG – NTS-1 • KORG – Polysix • KORG – Prologue • KORG – PS3100 • KORG – PS3200 • KORG – Radias • KORG – Trident • KORG – Trinity • KORG – Triton • KORG – Volca FM • KORG – Volca Keys • KORG – Wavestate • KORG – Wavestation • KORG – X3R • KURZWEIL – K2500 • M – Liberation • M – Matriarch • M – Memory Moog • M – MiniMoog • M – Modular 3p • M – One • M – Polymoog • M – Slim Phatty • M – Sonic Six • M – Source • M – Sub37 • M – Subsequent 37 • MELBOURNE INSTRUMENTS – Nina • MELLOTRON – M400 • MODAL – Argon8 • MODAL – Cobalt8 • NED – Synclavier II • NONLINEAR LABS – C15 • NOVATION – BassStation 2 • NOVATION – Nova • NOVATION – Peak • NOVATION – Summit • NOVATION – Ultranova • OBIE – Matrix 1000 • OBIE – Matrix 6 • OBIE – Matrix-12 • OBIE – OB-X8 • OBIE – OBX • OBIE – SEM • OBIE – XPander • One – Electron GX.2 • OSC – OSCar • PHILIPS – PMC 100 • PIONEER – Toraiz AS1 • POWERTRAN – Transcendent 2000 • PPG – 1020 • PPG – Modular • PPG – Wave 2.3 • RADIKAL TECHNOLOGIES – Spectralis 2 • RLD – D-110 • RLD – D-Fifty • RLD – Fantom-G6 • RLD – JD-990 • RLD – JD800 • RLD – Juno-106 • RLD – Juno-6 • RLD – Juno-60 • RLD – Jupiter 4 • RLD – Jupiter 8 • RLD – JX8P • RLD – SH-09 • RLD – SH-5 • RLD – System-100 • RLD – System-700 • RLD – TB303 • RLD – U110 • RLD – VP330 • RSF – BlackBox • RSF – Kobol • RSF – Modular • SCHMIDT – Eight Voice • SCI – Pro 8 • SCI – Pro One • SCI – Prophet 2002 • SCI – Prophet 3000 • SCI – Prophet 5 • SCI – Prophet VS • SCI – Six-trak • SEIKO – DS310 • SEIL – DK80 • SEQ – Pro 3 • SEQ – Prophet 6 • SEQ – Take 5 • STUDIO ELECTRONICS – ATC • STUDIOLOGIC – Sledge • SUIKO – ST-10 • TECHNICS – WSA1R • TEENAGE ENGINEERING – OP-Z • TEENAGE ENGINEERING – OP1 • TEENAGE ENGINEERING – PO-14 • TEENAGE ENGINEERING – PO-16 • UDO – Super 6 • VERMONA – Synthesizer • VERMONA – Tiracon 6V • WALDORF – Microwave XT • WALDORF – Pulse • WALDORF – Pulse 2 • WALDORF – Q • WALDORF – Quantum • WALDORF – Wave • YAMAHA – CS6x • YAMAHA – AN1X • YAMAHA – AN200 • YAMAHA – AVX-1 • YAMAHA – CS20m • YAMAHA – CS80 • YAMAHA – DX100 • YAMAHA – DX200 • YAMAHA – DX7 • YAMAHA – EX5 • YAMAHA – FS1R • YAMAHA – SY-2 • YAMAHA – SY22 • YAMAHA – SY77 • YAMAHA – V50 • YUHOJIN – Asoboard • YUSYNTH |
サンプル/プリセット | 38,071サンプル/4767プリセット |
容量 | 20.42GB(FLACロスレス圧縮済、非圧縮WAVサイズは42.13GB) |
価格(定価) | 149ドル |
UVI製品は、サブスクリプション「SonicPass」で利用できるようになりました。UVIのサブスクリプションに関する詳しい記事は以下を参考にしてください。
2. UVI「Vintage Vault 4」との違い
UVIのビンテージシンセサイザーを網羅した音源と言えば「Vintage Vault 4」が挙げられます。
Vintage Vaultは一つ一つのシンセからインスパイアされた独立した操作画面を持つ複数の音源ですが、Synth Anthologyは一つの画面同じパラメータで操作する音源になります。Vintage Vaultはリズムマシンなども収録されており、一つ一つ単体でも販売される充実したパッケージ音源です。
ただし、Synth AnthologyにはVintage Vaultに収録されていないシンセサイザーがいくつかあり、今でも手に入る近年のシンセNordシリーズやBEHRINGER製品なども収録されている点が特徴です。
ですので、
- Vintage Vaultはビンテージシンセコレクション
- Synth Anthologyはハードウェアシンセコレクション
とされています。
2. 導入するメリット
Synth Anthology 4を導入するメリットは主に以下のような点が考えられます。
- ハードシンセを知らない方でもさらに使いやすく!
- 安い
ハードシンセを知らない方でもさらに使いやすく!
Synth Anthology 4となり、操作画面がさらにわかりやすくなりハードウェアシンセサイザーをあまり知らない方でも利用しやすいようになっています。
以下のような特徴があります。
同じ画面で簡単操作
これがVintage Vaultとの最大の違いであり、Synth Anthologyの魅力だと思います。
Vintage Vaultは一つ一つのシンセからインスパイアされた独立した操作画面を持っていますが、Synth Anthologyはモデルを超えて素早く操作できます。
パラメータが統一されているので、それぞれの使い方を知る必要がなく初心者の方でも簡単に操作できるでしょう。
わかりやすい音源メニュー
ビンテージシンセなどハードウェアシンセサイザーをモデルとした多くの音源は、商標の問題もありモデルとなったものの製品名が明記されていない場合が多々あります。
しかし、Synth Anthologyはバージョン4になり、かなりわかりやすい音源分類メニューになりました。
- サンプリング元のシンセサイザー名
- 発売された年代
- シンセシスなど方式
が一目でわかります。特にシンセシスなど方式で分類されているため、元となったシンセサイザーを知らない場合でも、ある程度の特徴を掴むことができます。
機械学習による提案機能
音源メニューがわかりやすくなっただけでなく、それぞれの音源を選択すると機械学習によってそれに近い音源をいくつか提案してくれる機能があります。
似ている音源の中で特に最適な音を選ぶことができ、さらに一歩進んだ音作りができます。
安い
ハードウェアシンセサイザーを網羅した音源の中では、一二を争う安さで200ものハードウェアシンセの音が手に入ります。
V CollectionやVintage Vaultなど他の音源では倍以上かかる場合もあるでしょう。
4. 利用する前に知っておくべき注意点デメリット
しかしながら、利用する前に知っておくべき注意点・デメリットもあります。
- 他の製品が良い場合も…
- iLokアカウント(USBは無くてOK)+UVI Workstationで起動する
他の製品が良い場合も…
▼表は横にスクロールできます▼
メーカー | Arturia | UVI | UVI | IK Multimedia |
製品名 | V Collection 10(X) | Vintage Vault 4 | Synth Anthology 4 | Syntronik 2 |
価格 | 599ドル | 599ドル | 149ドル | CS:無料 SE:一部ハードに付属 通常版:129.99ユーロ MAX:199.99ユーロ |
収録内容 | 鍵盤楽器(ピアノ/エレピ/オルガンなど) ビンテージシンセなど | ビンテージシンセ リズムマシン | ビンテージ〜近年のシンセ | ビンテージシンセ |
個々の音源のパラメータ | 独立________________________ | 独立________________________ | 共通________________________ | 共通________________________ |
補足 | 39のArturia製品 | 36のUVI製品 800,000以上のサンプル | 200モデル 4000以上プリセット | 最大34モデル 200GB以上 |
詳細 | 詳細記事 | 詳細記事 | 詳細記事 |
※価格は変動することがあります。
注意点として、Vintage Vaultなど他の音源も必ずチェックしておきましょう。
Synth Anthologyは安くて使い勝手が良い点が魅力ですが、同社のVintage VaultやArturia「V Collection」と比べると個々のパラメータはかなり劣ります。さらにVintage Vaultには、Synth Anthologyのリズムマシン版とも言える「Beatbox Anthology」も含まれており一つ一つのシンセサイザーが独立しているだけでなくリズムマシンも数多く収録されています。
個人的には実機をさわっている気分になれるパラメータがあるVintage VaultやV Collectionの方が好きです。このようにそれぞれ特徴が異なりますので、自分に合ったものを見つけてから購入することをおすすめします。
ビンテージシンセ収録音源は以下のようなものがあります。
- Arturia「V Collection 10」:鍵盤楽器(ピアノ、エレピ、オルガンなど)、ビンテージシンセ、生楽器とシンセのハイブリッド音源、同社ハードウェアシンセのソフト版
- UVI「Vintage Vault 4」:ビンテージシンセ、リズムマシン
- UVI「Synth Anthology 4」:ビンテージシンセ〜近年のシンセ。一つのプラグイン共通パラメータでコントロールする音源
- IK Multimedia「Syntronik 2」:ビンテージシンセ。一つのプラグイン共通パラメータでコントロールする音源
iLokアカウント+UVI Workstationで起動する
Vintage Vaultと同じく、iLokアカウント(USBは持っていなくても大丈夫です)でのアクティベートが必要かつ、UVI Workstation(無料)もしくはUVI「Falcon」で起動する音源ですので、初心者の方は使えるようになるまでで戸惑う可能性があります。
下記のインストール・アクティベーション方法を参考にしてください。
5. 口コミ・評判を紹介
Synth Anthologyの口コミ・評判をまとめました。
評価は高く、初心者の方にはVintage VaultよりSynth Anthologyをすすめている方もいます。
UVIのSynth Anthology。いつか使えると思って買ったやつが今出番やでw
音いいし、非の打ち所がない!素晴らしいっす!
Synth Anthology 2 が40%オフみたいですが、シンセ詳しくない人は Vintage Valt 3買うより幸せになれるのでおすすめです。もはやVV3音探すのめんどくさ過ぎてSA2しか使ってない
引用:Twitter
6. Synth Anthology 4に関するセール情報・アップグレードについて
UVIはブラックフライデーのみならず頻繁にセールを行います。
Synth Anthology 4もセール対象になり、イントロセールでは11,000円になっています。
また、UVI製品は公式にログインしてアップグレードで購入可能になる場合があるので、チェックしておきましょう。Synth Anthology 3を持っている場合は、67%OFFの49ドルで購入できます。
最新のセール情報は以下をご覧ください。
7. UVI製品のインストール・アクティベーション方法
UVIの製品のオーソライズはiLokアカウントが必要となります。(USBは無くても大丈夫です。)
iLokに関する詳しい記事は以下をご覧ください。
- UVIでアカウント作成
- UVI Portalをダウンロード・インストール・ログイン
- UVI PortalのRedeem Serialからシリアルナンバー・iLok User IDを入力
- UVI Portalで製品をインストール
- iLok License Managerでアクティベート
※Synth Anthology 4は無料のUVI Workstationもしくは有料のUVI Falconで起動する製品です。UVI Workstationもインストールする必要があります。
8. 使い方を簡単に解説!
ここからは実際に使い方を簡単に解説します。
Synth Anthology 4は公式の日本語マニュアルがありますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
上部からプリセットを選択、右上メニューから各ページにアクセスできます。
Main
メインページでは、2つのシンセレイヤーと主なパラメータが表示されます。それぞれのシンセレイヤーは、左上電源ボタンでオンオフでき、上部メニューから他の音源に変更することができます。
それぞれのレイヤーは以下の設定ができます。
Key Range:各レイヤーの音域を設定できます。
Volume:各レイヤーのボリュームを調整できます。
それぞれのレイヤーは、色付きの点で他の音源が提案されています。更新マークを押すことで新たな音源の提案に変更することができます。
それぞれのレイヤー間には、クロスフェーダーのためのパラメータがあります。2つのレイヤーのパーセンテージを調整する大きなノブと、その下にある小さな波形ノブでモジュレーション量を調整できます。さらに下にある矢印マークをクリックしてモジュレーションをオンオフ、上下にドラッグしてモジュレーション波形を選択できます。メトロノームマークをクリックしてDAWのテンポもしくはHzでモジュレーションの速度を上下にドラッグして調整できます。
最下部には、電源マークでオンオフできる主要なパラメータがあります。
Tone:ゲインを変更せずに音色をを調整することができます。
Phase:フェイザー風のコーラスエフェクトを調整できます。
Crush:歪みと強調を調整できます。
Cloud:空気感と空間、広がりを調整できます。
Feedback:FXページにあるFeedbackの調整ができます。
音源メニューでは、左上Auto Loadから音色を自動的に読み込む設定にできます。
A / B (レイヤーサウンドエディット)
A、Bページでは、それぞれのレイヤーを細かく調整することができます。
Gain:レイヤーの音量を調整できます。
Pan:レイヤーのLRパンニングを調整できます。
MIDI Curve:MIDI演奏時のタッチを調整できます。
Smooth Filter:滑らかさを促す6dB/octのローパスフィルターの適用度を設定できます。
ADSR:アタック、ディケイ、サスティン、リリースを調整できます。カーブの形状も調整可能です。
Filter
電源ボタンでオンオフ可能なフィルターは、Modeメニューからいくつかのフィルターを選択できます。
Cuttoff:フィルター周波数を調整できます。
Q:フィルターレゾナンスを調整できます。
Drive:フィルター内蔵のオーバードライブ量を調整できます。(フィルタータイプによっては極性やハイパスローパスを調整するパラメータになります。)
Env Depth:フィルターエンベロープの適用量を調整できます。
ADSR:アンプエンベロープと同じ仕様のフィルター用のエンベロープが搭載されています。
Pitch & Voicing
Pitch & Voicingは、上部メニューからレイヤーの発音を設定するボイスモードを選択できます。
Octave:ピッチのオクターブを調整できます。
Pitch:ピッチをセント単位で調整できます。
Color:隣接するサンプルに影響する響きを調整できます。
Depth:ピッチエンベロープの深さを調整できます。
Time:グライド時間を調整できます。カーブの形状も調整可能です。
Unison
Unisonは電源マークでオンオフ可能なユニゾンエフェクトです。
Voices:最大8ボイスまで調整できます。
Detune:ユニゾンのピッチのばらつきを調整できます。
Spread:ユニゾンの広がりを調整できます。
モジュレーター
最下部には2つのLFOと2つのステップモジュレーターがあります。
LFO Aは、Shapeで波形を調整、LFO Bでは波形をメニューから選択して設定できます。搭載されているパラメータも少し異なります。
Frequency:モジュレーションの速度を調整できます。
Phase:モジュレーションの開始位置(位相)を調整できます。
Delay:モジュレーションの開始時間を調整できます。
Rise:モジュレーションの適用曲線を調整できます。
Depth:モジュレーションの適用量を調整できます。
Mode:モジュレーションのトリガーモードを選択できます。
Humanize:ランダム性を追加します。
Smooth:LFOの滑らかさを調整できます。
Invert:位相をLFOの位相を反転します。
ステップモジュレーターは、2つとも同じ仕様になります。ドラッグして自由に描くことができるステップは、右側にあるメニューからプリセットやワンボタンで調整できるパラメータがいくつか搭載されています。
Bipolar:双極モードに切り替えます。
Invert:モジュレーション極性を反転します。
Clear:ステップをクリアします。
Step:ステップ数を調整できます。
Speed:スピードを調整できます。メトロノームマークを選択することでDAWに同期したテンポで調整できます。
Smooth:ステップを滑らかに調整することができます。
モジュレーションの設定方法
モジュレーションは、それぞれのパラメータの隣にあるマークを選択して、適用量を調整できます。
FX
右側にあるFXから、FXページにあるセンドエフェクトとは別にそれぞれのレイヤーに設定できるエフェクトページを開くことができます。センドエフェクトのオンオフやセンドレベルも調整できます。
Seq
Seqページからは、電源マークからオンオフ可能な各レイヤーに適用するAとB2つのアルペジエーターを設定できます。各ステップは、ベロシティ、リンク(ステップ結合)、単音和音など演奏モード、ピッチ(半音単位)、オクターブ、長さを制限するゲート、パンニングが調整できます。
Dual:各レイヤーAとBを同じ設定にします。
Mode:アルペジオモードとフレーズシーケンサーモードに切り替えます。
Octave Low / High:フレーズシーケンスモードでオクターブ範囲を設定できます。
Motion:アルペジオパターンを設定できます。
Speed:ステップ分解能を調整できます。
Steps:ステップ数を調整できます。
Octave:アルペジオ演奏時のオクターブを調整できます。
FX
4つのセンドエフェクトおよびバスエフェクトを調整できます。
まとめ
Synth Anthology 4はVintage Vaultの簡易版のように思うかもしれませんが、他の製品ではあまり見ない近年のシンセサイザーも収録された使い勝手も良い音源です。
ただし、シンセサイザーを網羅した音源はたくさんありますので、他の製品も比べてみてあなたに合った一番良い製品をみつけることをおすすめします。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!