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Xfer Recordsのソフトシンセ「SERUM」のレビューと使い方!プリセットを無料配布!人気の秘訣とは?

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人気のソフトシンセサイザーといえばXfer Records「SERUM」がほぼ一番目に上げられるでしょう。

そんな大人気のXfer Records「SERUM」がなぜ人気なのかをレビューします。加えて、使い方も解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. Xfer Records「SERUM」とは

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Xfer Recordsが出しているウェーブテーブル方式のソフトシンセサイザー音源です。

最大の特徴はオシレーター。デフォルトでもたくさんありますが、オシレーターを作成することもできます。幅広い音作りができるオススメのソフト音源です。

<補足>ウェーブテーブルとは?

初代ウェーブテーブルシンセサイザー「PPG WAVE」(2.2と2.3があります)

サンプルデータ、または波形を合成したりしながら音を作る方式。

ある意味サンプラーとも言える方式です。SERUMでは自分のオーディオを取り込むことも可能です。

2. Xfer Records「SERUM」を導入するメリット

実際に、「SERUM」を使用していて、メリットだと感じたのは次の3点です。

  • たくさんのオシレーターから幅広い音作りができる
  • わかりやすいGUI(操作画面)
  • エフェクトも充実している

順に解説していきます。

メリット1. たくさんのオシレーターから幅広い音作りができる

serum-osc

ウェーブテーブルの良い点でもありますが、普通のアナログシンセサイザーと違いオシレーターの種類がかなりに多く、かなりいじれます

デフォルトでは、Analog42種、Digital56種、Spectral35種、Vowel11種あります。

自分のオーディオを取り込んだり、波形をエディットして新しいオシレーターを作ることも可能です。

メリット2. わかりやすいGUI(操作画面)

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パラメータをいじると何が変わったかが視覚でもわかりやすい仕様となっており、シンセサイザー初心者にとっても優しいです。

メリット3. エフェクトも充実している

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エフェクトも充実しており、HYPER/DIMENSION、DISTORTION、FLANGER、PHASER、DELAY、CHORUS、COMPRESSOR、REVERB、EQ、FILTERの10種類あります。

特に、CHORUS、PHASERあたりはSERUMの音と非常に相性の良いエフェクトだと感じました。

3. Xfer Records「SERUM」を利用する前に知っておきたい注意点・デメリット

ただ、使用する上で注意すべき点もあります。

注意点. デジタルな冷たいサウンドなので、合わないジャンルもある

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ウェーブテーブルであるため、基本的にはデジタルな音になります。SERUMはEDM等でよく使用されていますが、合わないジャンルもあると思います。

シンセサイザーの音源を一通り揃えたい場合は、デジタルシンセサイザーとしてSERUMを持ち、別にビンテージシンセサイザーのエミュレート音源(アナログシンセなど)も手に入れることをおすすめします。

特に、ビンテージシンセやリズムマシンがまとめて手に入るUVI「Vintage Vault 2」、鍵盤楽器を網羅できるArturia「V Collection 7」がおすすめです。

uvi vintage vault 2 thumbnailUVIのソフト音源「Vintage Vault 2」は使えるのか?レビューしました!ビンテージシンセサイザー音源の実力とは? arturia v collection 7 thumbnailArturiaのソフト音源「V Collection 7」を全て使ってレビュー!重いの?導入するメリットと注意点まで解説!

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4. Xfer Records「SERUM」の無料プリセット!

動画で使われているサウンドのプリセットを配布しています。

まだ少ないですが今後増やしていく予定ですのでぜひチェックしてみてください。

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Xfer Records「SERUM」プリセット追加方法

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右上MENUからShow Serum Presets Folder。

Presetsのフォルダにfxpファイルを入れて完了です。

有料プリセット

SERUMのプリセットはPlugin Boutiqueにて多数あり、SERUMと1300ものプリセット、500のMIDIファイルがセットになったExpanded Bundleもあります。

また月額制サンプルサービスSplice Soundsでもプリセットを手に入れることが可能です。

詳しくは「サンプルの宝庫Splice Soundsをレビュー!使い方も解説!これぞサンプリングの新たな形!」を参考にしてください。

Splice Splice Sounds Thumbnailサンプルの宝庫Splice Soundsをレビュー!使い方も解説!これぞサンプリングの新たな形!

5. Xfer Records「Serum」の基本的な使い方を解説!

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正直に申しますと、できることが多すぎるのでここではひとまずこれさえ知ればある程度SERUMを使いこなせるという基本的なパラメータ、使い方を解説したいと思います。

応用編はまた別の記事で解説いたします。具体的には、下記の順番で解説していきます。

  1. OSC
  2. FILTER
  3. VOCING & PORTAMENT
  4. MATRIX
  5. ENVELOPES
  6. LFO
  7. MOD、MACRO
  8. FX

(1)OSC

SERUMは2つのオシレーターとサブオシレーター、ノイズが音作りの基盤となります。それぞれ左上の青いボタンでオンオフできます。

OSC A/B

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Analog42種、Digital56種、Spectral35種、Vowel11種から選択します。

画面はクリックすることで立体的な波形と平面の波形が表示できます。

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上にあるOCT、SEM、FIN、CRSはそれぞれピッチを変更します。

OCT(Octave):1で1オクターブ変更、-4〜4まで

SEM(Semi):1で1音ずつ変更、-12〜12まで

FIN(Fine):100で1音変更、-100〜100ま

CRS(Coarse Pitch):1.00で1音変更、-64.00〜64.00まで

CRSが一番滑らかに音程を変化させることが可能です。

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続いて波形の下にあるUNISON、DETUNE、BLENDは全てユニゾンをコントロールするパラメータです。ユニゾン音の細かな設定は上部のGLOBALにて別画面にあります。

UNISON:最大16までユニゾンを増やすことができますが、パラメータをあげるにつれてボタンが赤くなっていき、負荷も増えどんどん重くなります。

DETUNE:ユニゾンのチューニングを調整します。

BLEND:ユニゾンと中心の音の音量バランスをコントロールします。

PHASE:波形の開始場所を表しますが、RAND次第では変化がわかりづらいと思います。

RAND(Random Phase):波形の開始場所にランダム性を持たせます。

WT POS:画面を立体的な波形にするとわかりやすいですが、サブテーブルを含む波形のどの位置か設定します。画面右上の鉛筆マークでサブテーブルを含む波形が確認、エディットできます。

Warp Menu:22種類の波形をいじれる設定ができます。デフォルトでオフになっている中央下のノブです。平面の波形画面で見るとそれぞれどのように波形が変更されたかわかりやすいと思います。

残りはPANLEVELになります。

SUB

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6種類のサブオシレーターです。OCTAVE、PAN、LEVELがいじれます。また、DIRECT OUTでエフェクトを通らせないことも可能です。

NOISE

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Analog16種、Attacks_Kick64種、Attacks_Misc54種、FP_Inharms10種、Organics16種、SOR27種あります。

PHASE、RANDはOSC A/Bと同様に開始位置とそのランダム性で、その他PITCH、PAN、LEVELがあります。

DIRECT OUTでエフェクトを通らせないことも可能です。残りは左上のボタン二つですが、鍵盤マークはノイズにピッチを持たせ、→マークはOne Shotモードでループしないノイズとなります。

(2)FILTER

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Normal18種、Multi21種、Flanges32種、Misc25種あります。

普通のフィルター同様CUTOFF、RES(Resonance)の他にPAN、DRIVE、MIX、真ん中下のノブはフィルターによってFAT、FREQ、HL WIDなど変わります。

基本的にはフィルターにバリエーションをもたらす役割のノブですが、デュアルフィルターの場合はFREQとなり2つ目のフィルターのFrequencyをコントロールします。

左側のボタンはA(OSC A)、B(OSC B)、 N(NOISE)、S(SUB)に反映させるかどうか設定できます。鍵盤マークはキーに応じてフィルターが変化し、低い音ならしぼったCUTOFF高いキーなら開いたCUTOFFとなります。

PANは真ん中で左右同じフィルターで左に回すと左CUTOFFが開き、右CUTOFFがしぼられます。逆に回すとその逆になります。

(3)VOCING & PORTAMENT

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MONOはモノフォニック、LEGATOはMONOが有効の時にENVELOPES、LFOが再トリガーされず滑らかにキーが移動します。

PORTAがPORTAMENTでCURVEを調整することが可能です。ALWAYSをオンにすることで常にPORTAがかかり、SCALEDでグライド間隔によってPORTAの時間が変わります。

(4)MATRIX

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これから説明する項目ENVELOPES、LFO、MOD、MACROはドラッグ&ドロップで他のパラメータにアサインできますが、MATRIXの項目で操作することも可能です。

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SOURCEは元となるLFO、ENVELOPESなどでAMOUNTで元の値からプラス、マイナスにどれだけ動くかを調整できます。

DESTINATIONはアサインされたパラメータで、TYPEは動き方(上がる、下がる、上下)を表します。

CURVEで値の動きの緩急を調整できます。

(5)ENVELOPES

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エンベロープは3つあり、ENV1はAmp(音量のAHDSR)専用となっています。しかし、ENV2、3同様その他パラメータをアサインすることも可能です。

アサインの方法はENV1、2、3をドラッグしてアサインしたいパラメータにドロップします。するとドロップしたパラメータが青くなります。青い範囲がENVに合わせて変化する範囲となります。範囲を変更するにはアサインしたパラメータの左上にある小さなパラメータを上下に変更することでできます。アサインするとENVの右側丸が「1」という表記になります。これはアサインされたパラメータの数です。

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右クリックすることでアサインされたパラメータを見ることができ、Bypassでアサイン無効に、Removeでアサイン取り消しとなります。

(6)LFO

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LFOも基本はENVELOPESと同じくドラッグ&ドロップでアサインします。フォルダのマークからプリセットを選ぶことができBasic11種、Misc7種、Sidechain7種あります。

MODE:TRIGはLFOはノートオンを始まりとし、LFOが常に周回します。ENVも同様にノートオンを始まりとしますが一度のみとなり周回しません。オフの場合はノートオンを無視して再生とともに周回します。

RATEが合わせた速さでRISEは遅くすることで徐々にアサインしたパラメータ範囲が大きくなります。DELAYはLFO開始時間を表します。遅くするとLFOがかかるタイミングが遅くなります。SMOOTHもその名とおりLFOの出力を滑らかにします。マックスにするとLFOのかかり具合がかなり薄くなります。

BPM:オンにすることでBPMに合わせたLFOとなります。

ANCH(Anchor switch):BPMがオンの時有効でタイムコントロールを自動化した場合にLFOの再生位置が「ジャンプ」するかどうかを決定します。

DOT、TRIP:BPMがオンの時有効でそれぞれドットタイム、トリプレットタイムに変わります。

(7)MOD MACRO

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MODはその名の通りMod Wheelにアサインされ、MACROはアサインすることでDry、Wetをコントロールすることが可能です。

(8)FX

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エフェクトはHYPER/DIMENSION、DISTORTION、FLANGER、PHASER、DELAY、CHORUS、COMPRESSOR、REVERB、EQ、FILTERの10種類あります。

左の列をそれぞれクリックすることでオンオフでき、ドラッグすることで順番を変更できます。

まとめ

やはり大人気なだけあっていじれるパラメータも多く、使い勝手が良く、創作性もかなり高いです。

画面で変化が常に確認できますので初心者の方の入門用シンセとしてもおすすめです。

ちなみに、SERUMのプリセットはSplice Soundsでも手に入れることができます

初心者の方はプリセットから音作りを学ぶこともできます。詳しくは、こちらの記事「サンプルの宝庫Splice Soundsをレビュー!使い方も解説!これぞサンプリングの新たな形!」も是非参考にしてください。

Splice Splice Sounds Thumbnailサンプルの宝庫Splice Soundsをレビュー!使い方も解説!これぞサンプリングの新たな形!

この記事が参考になれば幸いです。

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