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iLokとは?USBドングルは必ず購入すべき?使い方やiLok License ManagerやiLok Cloudも解説!

  • iLokってそもそもなに?
  • iLokのUSBデバイスを買わないとプラグイン使えないの?
  • iLokのUSB高いし、結局買いたいソフトが高くつく….

このように思ってこの記事を見ていますね?

DTMをする上でつまずきやすいライセンス管理「iLok」。

iLok Cloudなど新しい管理方法も出てきて、さらに混乱している方も多いのではないでしょうか?

この記事では、そんなiLokについて丁寧に解説します。この記事が、iLokが必要だとを知らずにプラグインを購入してしまって困っている方の助けになればと思います。



初めに知っておくべきiLokの注意点

これからiLokについて解説していきますが、まず初めに知っておくべき注意点があります。

iLokと聞くと下記のようなUSBデバイスを思い浮かべる人が多いと思います。

ilok-usb-2-3

しかし現在、iLokのUSBデバイスを使わずに、無料アプリ「iLok License Manager」でホストコンピューター(使用するPC本体)もしくはiLok Cloud(クラウド上でアクティベート)で管理できるソフトが多数あります。

ライセンスをどこにアクティベートできるかはソフトのメーカーが決めています。iLok USBにしかアクティベートできない製品もあれば、PC本体やiLok Cloudも選べる製品もあります。

⚠ 買う前に確認

  • 必ずしもiLok USBを買う必要はない(PC本体・iLok Cloudで使える製品が多い)
  • ただしiLok USBのみ対応の製品もある
  • 事前に「ソフト名 iLok」で検索するか、メーカーの製品ページでアクティベート先を確認しましょう

1. iLokとは?

iLokは、PACE Anti-Piracy社が提供する、ソフトが使用できるようライセンスを管理するためのシステムです。

ソフトメーカーは自社製品のコピー防止のためにiLokを採用しており、iLok対応ソフトは起動時に「有効なアクティベート先」にライセンスがあるかを確認してから動作します。

ilok-cloud-pc-usb

ライセンスをアクティベートできる3つの場所

アクティベート先特徴持ち運び
iLok USBUSBデバイスにライセンスを保存。ソフトがインストールされたPCならどこでも使える。すべてのiLok対応ライセンスは第2世代以降のiLok USBにアクティベート可能◎ 最も高い
iLok Cloudクラウド上のセッションにライセンスを置く。常時インターネット接続が必要。対応はメーカー次第○ ネット環境があれば可
ホストコンピューターPC本体にライセンスを置く。そのPCでしか使えない。対応はメーカー次第△ そのPCのみ

ライセンスは購入・付与されるとまずiLokアカウントに入り、アクティベートするとアカウントからその場所へ移動します(アクティベート中はアカウント側には残りません)。

iLok USBについて

現在販売されているiLok USBは第3世代で、USB-AタイプとUSB-Cタイプの2種類があります。

第3世代iLok USB(USB-A / USB-C)

  • 最大1,500ライセンスを収容(第2世代の3倍)
  • 転送速度は第2世代の2倍
  • アルミ製のフルメタルボディ
  • 第2世代向けに開発されたソフトも第3世代で動作(後方互換あり)
  • MacとWindows両方のライセンスを1本にまとめて保存可能

⚠ 破損に注意

iLok USBが壊れる原因で最も多いのは、PCに挿したまま物理的にぶつけることです。短いUSB延長ケーブルを使うなどして保護しましょう。

iLokに対応している主なメーカー

AbbeyRoad / Advanced AudioWaves / AIR Music Technology / Almateq / Antelope Audio / Apogee Digital / Audio Ease / AudioSourceRE / Avid / CEDAR / Celemony / Cognitone / Crane Song / Cycling ’74 / Dave Hill Designs / Dolby / DTS / DUY Research / East West Sounds / Eiosis / Elysia / Euphonix / Eventide / Expert Sleepers / Exponential Audio / Flux:: / Focusrite / Fractal Audio Systems / George Massenburg Labs / GRM Tools / Intelligent Devices / Introspecter / iZotope / Joey Sturgis Tones / KIT Plugins / KIWA International / Korneff Audio / Kush Audio / Lexicon / Line 6 / Linear Acoustic / M-Audio / Mark Of The Unicorn (MOTU) / Mathew Lane / McDSP / Metric Halo / Minnetonka / MixWave / Moog Music / Mozaic Beats / Mu Technologies / Neural DSP / Nembrini Audio / Neyrinck / Nomad Factory / Non-Lethal Applications / Notion / NUGEN Audio / oeksound / PGMT / PSP Audioware / Pulsar Audio / Quiet Art / Relab Development / Remote Control Productions / RNDigital / RTW / Scuffham Amps / Serato / Slanecon Digital / Slate Digital / Slate Media Technology / Softube / Solid State Logic / Sonalksis / Sonic Studio / Sonik Architects / Sonnox / Sonoma Wire Works / Soundminer / Sounds In Sync / Sound Theory / SoundToys / Source Elements / SPL / SRS Labs / Strymon / Synchro Arts / Synthogy / Tac System / TC Electronic / TC-Helicon / The Cargo Cult / Todd AO / Trident Audio Developments / Unique Recording Software / Unison Audio / Unity Technologies / Universal Audio / UVI / Vienna Symphonic Library / Virtual Katy / Wave Arts / WaveMachine Labs / Wholegrain Digital Systems / Write Brothers / XILS-lab

(引用)https://www.ilok.com/#!ilok-publishers

2. iLok License Managerとは?

ilok-license-manager

iLok License Managerは、ライセンスを管理する無料アプリケーションです。公式サイトの「License Support」インストーラーに、必要なドライバー・システムファイルと一緒に含まれています。

iLokが必要なソフトはiLok License Managerのインストールが事前に必須になります。

iLok License Managerでできること

  • iLok USB・ホストコンピューター・iLok Cloudに何がアクティベートされているかを確認
  • メーカーから新しいライセンスを受け取る(アクティベーションコードの入力)
  • ライセンスのアクティベート/ディアクティベート/場所の移動(ドラッグ&ドロップで操作可能)
  • 他のiLokアカウントへのライセンス譲渡

⚠ ポイント

  • ライセンスの操作はアプリからのみ。iLok.comのサイト上ではライセンスの閲覧とアカウント情報の編集・購入はできますが、アクティベートはできません
  • iLok USB・PC本体・iLok Cloudいずれへのアクティベートもインターネット接続が必要
  • 新しいバージョンに更新するときは、先に旧バージョンをアンインストールしてからインストールします(macOSはインストーラー付属のUninstaller、WindowsはPACE License Supportを「プログラムの追加と削除」から)

アカウント画面のタブ

左側でアカウントを選ぶと、上部に5つのタブが表示されます。

  • All Licenses:アカウント内の全ライセンス(アクティベート済み・未アクティベート両方)
  • Available:アクティベートできるライセンス。「Valid Locations」列でどの場所に置けるかが分かる
  • All Activations:アクティベート済みのライセンスと、その場所
  • Unavailable:期限切れ・サレンダー済み・他アカウントへ譲渡済みのライセンス
  • Hidden:自分で非表示にしたライセンス(未アクティベートのものだけ非表示にできる)

ロックグループとアンロックグループ

複数ライセンスがグループとして届くことがあります。ロックグループ(旧称バンドル)は常に一緒に移動し、分割できません。アンロックグループは、一部をiLok USBに、残りをアカウントや別のiLokに、と分けて置くことができます。

3. iLok Cloudとは?

ilok-cloud

iLok Cloudは「バーチャルiLok」のようなもので、iLok USBやホストコンピューターのライセンスを使わずに、インターネット接続を通じてソフトを認証できます。

すべてのiLokアカウントに無料で付属しますが、使用中は常にインターネット接続が必要です。

iLok Cloudの基本ルール

  • 対応するかどうかはメーカーが製品ごとに決める。対応ライセンスにはiLok Cloudのロゴが表示される
  • 同時に開けるCloudセッションは1アカウントにつき1つ。別のPCで開くと、先に開いていたPCはログアウトされる
  • 1つのライセンスに複数のアクティベート数がある製品なら、1つをiLok USB、もう1つをCloudに置ける。1つだけの製品は、USBやPCからディアクティベートしてからCloudへ
  • USBやPCにアクティベートしたライセンスは、Cloudセッションの開閉に関係なく通常どおり動作する

Cloudセッションの開き方・閉じ方

iLok License Managerのメニューから File → Open Cloud Session で開きます。開くと、アクティベーションサーバーがCloud対応ライセンスを自動でアクティベートします。閉じるときは File → Close Cloud Session。基本的には閉じる必要はなく、別のPCで開く場合もそのまま開き直せます。

CloudセッションにはAutomatic ModeとManaged Modeがあり、Cloudセッションの詳細画面(Show Details)で切り替えられます。サブスクリプション型ライセンスの更新時は、Automatic Modeにしてから Licenses → Refresh Subscriptions を実行します。

⚠ ネットが切れたら?

メーカーの実装により、接続が戻るまでソフトが使えなくなる場合があります。複数アクティベートが付く製品なら、あらかじめ1つをiLok USBに入れておくとバックアップになります。iLok Cloudやiok.comの稼働状況は status.ilok.com で確認できます。

4. Zero Downtimeとは?

Zero Downtime(ZDT)は、iLok USBが破損・紛失・盗難にあった場合に、ライセンスにすぐアクセスできるようにする有料のオプション補償です。第2世代以降のiLok USBが対象で、iLok 1本ごとに年間サブスクリプションとして契約します。

ZDTの流れ

  1. iLok.comでRMA(返品・交換)申請を行う
  2. ZDT加入済みのiLokなら、最後にサーバーが確認したライセンスの14日間の仮ライセンスがすぐアカウントに入る
  3. 仮ライセンスを予備のiLok USBにアクティベートして作業を続ける
  4. 交換用のiLok USBはRMA申請時点で発送される(壊れたiLokの到着を待たない)
  5. 壊れたiLokをPACEに送り、ライセンスを回収して正式な代替ライセンスが発行される

盗難・紛失補償(TLC)

Theft & Loss Coverage(TLC)はZDTに無料で含まれるオプションで、紛失・盗難時にも破損時と同じように正式な代替ライセンスをPACEが発行してくれます。

  • 紛失・盗難の前にiLok USBの詳細画面で有効化しておく必要がある
  • TLCを有効にすると90日ごとに1回、Refresh操作(iLok License Managerでサーバーに接続)が必要。期限を過ぎるとそのiLok上のライセンスが動作しなくなるが、Refreshすればすぐ復活する
  • TLCなしで紛失・盗難した場合、仮ライセンスは出るが、正式な代替ライセンスは各メーカーに個別に依頼する必要がある

⚠ ZDTの注意点

  • 新規加入後7日間の待機期間がある(緊急時は別途有料の即時適用オプションあり)
  • 補償はデバイス単位。対象のiLokが壊れた・なくなった時点で終了し、新しいiLokには新規契約が必要。他のデバイスやアカウントには移せない
  • 14日間の仮ライセンスは延長できない
  • 一部の古いソフトはZDT対象外
  • 12か月後は登録カードで自動更新(事前にメールで通知あり、キャンセル可)

ここからは実際にiLokでライセンスを管理する方法について解説します。

5. iLok ID(iLok アカウント)を作成する

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ilok.comの左上「Create Free Account」からアカウントを作成します。

アカウントが作成できたらiLok License Managerをダウンロードして左上Sign Inからアカウント作成時のUser ID、パスワードでサインインします。

このUser ID、パスワードはiLokアカウントが必要なプラグインをインストール、アクティベートする際に要求されることが多いので、必ず覚えておきましょう。

アカウントのポイント

  • User IDは最大64文字。使える文字は英字(a-z)、数字(0-9)、記号(_ – @ . +)
  • アカウントは1人・1スタジオにつき1つが推奨。複数のiLok USBも1つのアカウントで管理できる
  • メーカーや譲渡相手がUser IDを聞いてくることはあるが、パスワードを聞かれることはない。パスワードは絶対に教えない
  • 登録メールアドレスはパスワード再発行やZDT更新通知に使われるので、常に最新にしておく

iLok USBをアカウントに登録する

iLok USBにライセンスをアクティベートするには、先にUSBをアカウントに登録する必要があります。iLok License Managerにサインインした状態で未登録のiLok USBを挿すと、左のロケーション一覧にグレーで表示され、ポップアップが出るので「Yes」を選びます。登録が終わるとグレー表示でなくなります。

6. iLok License Managerの使い方

もしアクティベートできていなかったり、ライセンスの移動などが必要な場合はiLok License Managerを確認しましょう。

iLokが必要なソフトはダウンロードして立ち上げる段階でiLokのUser ID、パスワードを入力することでアクティベートが完了し、iLok License Manager内での操作が必要ない場合もあります。

注意
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プラグインソフトによっては、iLok License Managerで直接アクティベーションコードを入力する必要がある場合があります。その場合は、右上の「Redeem an Activation Code」アイコンを選択して入力します。

アクティベーションコードはメーカーからメールや製品パッケージなどで提供されるもので、PACEは発行していません。コードに英字が含まれている場合はiLok License Managerに入力するコードではないので、メーカーの案内に従ってください。また、アクティベーションコードはソフトの登録コード(レジストレーションコード)とは別物です。

まずiLok License Managerを起動して左上人型マークからサインインします。

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左にあるPCやUSB、Cloudを選択し、右下Show Detailsを押すと選択したデバイスの情報があらわれます。

ilok-license-manager-cloud-usb-device

iLok Cloudの場合はSwitch to Managed ModeからAutomatic ModeとManaged Modeの切替ができます。iLok USBの場合はシリアル番号・名前の編集、ZDTの状況、TLCの設定、Synchronizeボタンが表示されます。

ilok-license-manager-activations

デバイスを選択後、上部のライセンス一覧の中からソフトを選択し右下Show Detailsを選択することでソフトの細かな情報が見ることができます。ライセンスの詳細には、アクティベートできる場所の種類、期限、メーカーのサイトへのリンクなどが表示されます。

Detailsの右側にある一覧で基本的な動作は全て完了します。

Activate(アクティベート)

ライセンスをアカウントからアクティベート先(iLok USB・iLok Cloud・ホストコンピューター)へ移動します。iLok USBへアクティベートするには、そのUSBをPCに挿してアカウントに登録済みである必要があります。

アカウントの「Available」タブでライセンスを選び、次のいずれかの方法で行います。

  • ドラッグ&ドロップ:ライセンスを左のアクティベート先へドラッグ
  • 右クリック → Activate
  • 右上のチェックマークアイコン
  • DetailsパネルのActivateリンク
  • メニューバー Licenses → Activate

メーカーが許可していない場所へドラッグすると「You cannot activate to this location」とエラーが出て、許可されている場所の一覧が表示されます。

ただし、ソフトによってアクティベートできる回数に制限があるので気をつけましょう。その情報もDetailsにあるActivationsに記載されています。

Deactivate(ディアクティベート)

アクティベート先からライセンスをアカウントへ戻します。「All Activations」タブか左のアクティベート先を選び、ライセンスをアカウント(User ID)へドラッグするか、右クリック → Deactivate、右上の×アイコン、DetailsパネルのDeactivateリンクで行います。

ライセンスの移動

別の場所へ移すときは、ディアクティベートとアクティベートを1回の操作として実行できます。移動先のiLok USBへ直接ドラッグ&ドロップすればOKです。

PC間で移動する場合は、元のPCでサインインしてディアクティベート → 新しいPCでサインインしてアクティベートの2段階になります(PCへのアクティベート/ディアクティベートはそのPC上でしか行えません)。

⚠ PCの買い替え・大きなパーツ交換の前に

PC本体にアクティベートしたライセンスは、そのPCが壊れたり構成が大きく変わると使えなくなります。売却や大きなハードウェア変更の前に必ずアカウントへディアクティベートしておきましょう。使えなくなった場合は、iLok License Manager(5.5以降)でそのPCを選び、Show Details → 「Report as Unusable」からメーカーにリセットを依頼できます(承認するかはメーカーが判断。操作は取り消し不可)。

Transfer(譲渡)

別のiLokアカウントにライセンスを移動させます。右上の譲渡アイコン、右クリック → Transfer License…、DetailsパネルのTransferのいずれかから行い、相手のUser IDを入力します。譲渡は有料で、クレジットカード決済が必要です。

  • 譲渡は取り消し不可。相手のUser IDは絶対に間違えないこと
  • メーカーが譲渡を許可していないライセンスもある(Transferがグレーアウトされる)。メーカーの承認が必要な場合もある
  • アカウントに入ってから90日以内のライセンス、作成から90日未満のアカウントからは譲渡できない
  • PCにアクティベート中のライセンスはそのPCから、iLok USB上のライセンスはそのUSBを挿した状態で操作する
  • ロックグループ(バンドル)は1回分の手数料でまとめて譲渡できる

Hide(非表示)・Surrender(サレンダー)

ライセンスは削除できませんが、使わないライセンスは右クリック → Hideで「Hidden」タブに移して非表示にできます(Showで元に戻せます)。

アップグレード版などでは、旧ライセンスをサレンダー(下取り)して新ライセンスを受け取る形式があります。該当するライセンスには青と白の旗アイコンが付き、Detailsの「Complete」リンクを押すかアクティベートを始めると自動的に処理されます。

まとめ

iLokは、ソフトが使用できるようライセンスを管理するためのものです。

まず前提として、iLokのUSBは必ず必要ではないことを理解しておきましょう!

この記事のポイント

  • アクティベート先はiLok USB・iLok Cloud・ホストコンピューターの3つ。使えるのはメーカー次第
  • iLok License Manager(無料)のインストールとiLokアカウントは必須
  • iLok Cloudは無料だが常時ネット接続が必要
  • iLok USBを買うならZero Downtime+TLCの有効化で紛失・破損に備えられる

iLok USBが本当に必要かどうかしっかり確かめた上で、必要であれば購入しましょう。

この記事が参考になれば幸いです。

2 COMMENTS

DTMer.info編集部

コメントありがとうございます!1つのドングルを移動させて複数パソコン使用できます。

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