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RC-20 Retro Color使い方とレビュー!XLN Audioのレトロカラーを作るマルチエフェクト

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数々の定番ソフト音源でお馴染みのXLN Audioが開発するRC-20 Retro Color。

あまりプラグインエフェクトは開発していませんが、実際使えるものなのか?レビューしていただきました。

是非参考にしてください。

この記事のレビュアー

Mishio

音楽プロジェクトOpus Innのヴォーカル、プロデューサー。
多種多様なアーティストとのコラボレーション、楽曲をプロデュース。
またアパレルブランドのコレクションやCM、映画などにも楽曲提供を手掛け、様々な方面で活動している。
2017年から2019年にかけてEP3部作、『Time Gone By』『Time Rolls On』『Time Stand Still』をリリース。
また2020年に初となるsingle “Alone”を配信リリース。

■総合リンク : http://smarturl.it/oi.divinetiming

1. XLN Audio「RC-20 Retro Color」とは?

RC-20 Retro ColorはXLN Audioが開発するレコード、テープ、VHSなど様々なレトロカラーをだせる多数エフェクトが搭載されたプラグインエフェクトです。

搭載されているエフェクトは主に以下の6種類です。

  • Noise Generator:16種類のバイナルの音やテープのヒスノイズ、スタジオのアンビエントノイズ、電子回路のノイズなどが搭載されたノイズジェネレーターです。
  • Wobble & Flutter:レコードプレーヤーやテープレコーダーでの不安定な再生に伴うピッチの変化を追加します。
  • Saturation & Distortion:6種類のサチュレーション、ディストーション、ファズが搭載されています。
  • Degrader & Bitcrusher:サンプルレート、ビットレートをリダクションしてビンテージサンプラーのようなサウンドを再現します。
  • Reverb:リバーブも搭載されています。
  • Volume Drops:テープの録音・再生で起きる音量の低下を再現できます。
開発会社XLN Audio
操作画面rc-20-retro-color-overview
価格(定価)99.95ドル
主な仕様レコード/VHS/テープなどをシミュレートしたマルチエフェクト

RC-20 Retro ColorはSplice Pluginsにて月額払い(Rent-to-Own:借りる→払い切ると自分のものに)でも利用可能です。Splice Pluginsは通常の月額払いと違い、全額支払いの義務はなく、いつでも利用停止そして再開することが可能です。Splice Pluginsに関する詳しい記事はこちらをご覧ください。

splice-plugins-2022-thumbnails Splice Plugins使い方!Serumなど月額サブスク(Rent-to-Own)で使えるプラグイン&DAW

2. 導入するメリットやデメリット・注意点

ここからは質問形式で、RC-20 Retro Colorについてレビューしていただきます。

Q. テープやレコードをシミュレートしたプラグインはたくさんありますが、RC-20ならではの利点やメリットはありますか?

マルチエフェクターとして利用でき、1つのプラグインでテープ、レコード、VHSなど複数のアナログ機材をシミュレートしているので、使い勝手良いです。

Q. 6種類のうちよく使うエフェクトはどれですか?

RC-20 Retro Colorを使用する目的は、いい意味で音を汚したい時に取り入れる場合がほとんどなので組み合わせとしては、Noise Generator、Wobble & Flutter、Saturation & Distortion、Degrader & Bitcrusher。この4点を好みのバランスで取り入れることで、ノスタルジックでレトロな音色が再現できます。Wobble & Flutterは、ほんの少し取り入れるだけで本物のテープレコーダーのような揺らぎを再現できるので使います。

Q. 逆に使い勝手の悪い部分、使用する上で困った点などはありますか?

レトロ「っぽく」しているシミュレータープラグインなので、あくまで本物の機材の音ではないことを大前提として使っています。

Q. プリセットから編集、もしくは一からカスタマイズしますか?

まずはプリセットから編集していくことが多いです。使うエフェクトが1つや2つと決まっている場合は、単体で編集し始めます。

Q. どういった時に、どういったトラックに利用しますか?よく使用する音(楽器)や使用するシチュエーションがあれば教えてください。

サンプル音源やシンセサイザー、ギターなど中高域を他のトラックと馴染ませたい時に使用する場合が多いです。

3. 口コミ・評判を紹介!

RC-20 Retro Colorに関する口コミ・評判をまとめました。

評価が高く利用している方もかなり多いプラグインエフェクトです。

Plugin BoutiqueでセールやってたからXLN AudioのRC-20 Retro Color買ったんだけどこれメチャクチャいいね!もっと早く買っとけば良かった。ドラムでもベースでもボーカルでもここぞという所で説得力ある音になって凄い

RC-20 RETRO COLORもかますとよ〜い感じに汚れますね

RC-20 Retro ColorのプリセットがSpliceにあった。
全部落としてみたけど、こういう汚し方のアプローチもあるのかというのが何個かあって、結構使えそう。

引用:Twitter

4. RC-20 Retro Colorに関するセール情報

XLN Audio製品は、ブラックフライデーのみならずセールをおこないます。

全製品セールもありますが、セール対象製品はかぎられている場合もあります。また、セール価格のまま在庫限り特価で販売されている場合もあります。

最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。

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5. XLN Audio製品のインストール・アクティベーション方法

Plugin Boutiqueにてインストール・オーソライズ方法が解説されています。

主に以下の4STEPで完了します。

※アカウント作成時に I HAVE A PRODUCT KEY TO REGISTER (OPTIONAL)にチェックを入れるとシリアルナンバーとともに登録可能。トライアル版の場合チェック不要です。

  1. XLN Audioでアカウント登録
  2. XLN Online Installerをダウンロード
  3. XLN Online Installerを起動、Register Productからシリアルナンバー入力
  4. XLN Online Installerから製品をインストール

6. 使い方を解説!

ここからは実際に使い方を解説します。

公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。

rc-20-retro-color-overview

プリセットは上部からLOAD、SAVEすることができます。

MAGNITUDE:このスライダーは、プラグイン全体の量を調整できます。

6つのエフェクトは、下部の大きなノブでそれぞれのエフェクト量、深さなどをコントロールできます。ノブ左上ボタンからオンオフも可能です。

注意
下部の5つのでかいノブはそれぞれのエフェクトによって、Dry / Wetやエフェクト量、深さなど異なります。

Noise Generator

TYPE:レコードからカセット、VHSのノイズまで、様々なタイプのノイズが選択できます。

TONE:トーンコントロールです。時計回りに回すと高音域が多くなり、低音域が少なくなります。

FOLLOW:ノイズレベルを入力信号のレベルに追従させることができます。

ROUTING:ノイズは最初のFXモジュールですが、POSTを有効にすると、エフェクトチェーンの最後にルーティングすることができます。

DUCK:ダッキングをコントロールするパラメータで、入力されるオーディオのピークによって押し下げられ、ゆっくりとしたアタックを持つことができます。

Wobble & Flutter

入ってくるオーディオのピッチ(スピード)を調整するエフェクトです。

Wow / Flutter:Wow(遅い揺らぎ) / Flutter (速い揺らぎ) は、スライダーで量を調整でき、RATEでそれぞれスピードをコントロールできます。

STEREO:ステレオモードにすることができます。

MIX:ミックス量を調整できます。(下部のでかいノブはピッチの深さを調整します)

Saturation & Distortion

TYPE:6種類のサチュレーション、ディストーション、ファズが搭載されています。

FOCUS:適用したい周波数範囲を調整できます。

MIX:ミックス量を調整できます。(下部のでかいノブは歪み量を調整します)

Degrader & Bitcrusher

RATE / BITS:スライダーを使って、サンプリングレートとビットレートのリダクションバランスを設定できます。中心が両方100%です。

FOCUS:適用する周波数範囲を調整できます。CUTで選択した周波数範囲以外をカットすることも可能です。

SMOOTH:その名の通り粗いデジタルエッジを研磨して、粗くないサウンドに仕上げることができます。

MIX:ミックス量を調整できます。(下部のでかいノブはRATE / BITSの量を調整します)

Reverb

DECAY: リバーブテールの長さをコントロールします。

FOCUS:リバーブ自体のレゾナンス/ダンピングをコントロールします。

PREDELAY:少し後にリバーブを配置するディレイを追加します。

STEREO:ステレオにすることができます。

下部のでかいノブはDry / Wetをコントロールします。

Volume Drops

音量の変動をコントロールするエフェクトです。

WEAR / FLUTTER:スライダーで音量変動をコントロールできます。

STEREO:ステレオスイッチは、両方のスピーカーで同じ音量変化をするかどうかを選択することができます。

DROPOUT:ランダムに突然音量が落ちます。

下部のでかいノブは、エフェクト量をコントロールします。

FLUX:各モジュールに合わせてカスタマイズされた有機的でノンリニアな揺らぎをシミュレートします。

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最下部には以下のパラメータがあります。

IN:入力レベルを調整できます。

EQ:左上でオンオフ可能なイコライザー、トーンを適用します。

OUT:出力レベルを調整できます。WIDTHは、0%(モノラル)から 100%(オリジナルのステレオイメージ)、200%(誇張されたステレオ効果)までの範囲でステレオの幅を調整します。

まとめ

RC-20 Retro Colorをレビューしていただきました。

テープやレコード、VHSをシミュレートしたプラグインは多数ありますが、このように1つのプラグインでまとめられたものはなかなかないので便利なプラグインだと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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