サンプルパックやディストーション「Rift」を開発するMinimal Audioから新しいプラグインエフェクト「Rift Feedback Lite(通常29ドル)」が無料配布されています。
Rift Feedback Liteは、ディレイとして使用できるだけなく、キー制御が可能なレゾネーターとしても活用でき、MIDIで制御することも可能です。
クリエイティブで、多彩な使用方法が考えられるエフェクトです。
この記事では、そんなRift Feedback Liteのインストール・アクティベーション方法、使い方を解説します。
是非参考にしてください。
1. Minimal Audio「Rift Feedback Lite」とは?
Rift Feedback Liteは、Minimal Audioが開発するフィードバックエフェクトです。
単純にディレイとして利用できるだけでなく、チューニングされたレゾネーター、コムフィルターとしても利用できます。
物理モデリングフィードバックをプリセットのスケールでトラックのキーに合わせて調整したり、好きなノートを選択したり、楽器のように演奏できるMIDIエフェクトとして使用することができます。
作曲ソフトDAWの拡張機能AU、VST、VST3、AAXプラグインとして利用できます。
開発会社 | Minimal Audio |
操作画面 | |
価格(定価) | 29ドル |
主な仕様 | タイム/チューン調整フィードバックエフェクト |
2. インストール・アクティベーション方法
Rift Feedback Liteのインストール・オーソライズは以下の方法で完了します。
Plugin Boutiqueの場合
- Rift Feedback Liteを0円で購入
- https://www.minimal.audio/activations/newでメールアドレス・パスワード・シリアルナンバーを入力
- Rift Feedback Liteをダウンロード・インストール
- DAWで起動してメールアドレス・パスワードでログイン
公式の場合
- 公式ページ右上人型マークから「Sign Up」を選択
- メールアドレス・パスワード(2回)を入力して「CREATE ACCOUNT」を選択
- ログインしてhttps://www.minimal.audio/products/rift-feedback-liteの「Get It Free」を選択、0円で「CHECK OUT」
- Rift Feedback Liteをダウンロード・インストール
- DAWで起動してメールアドレス・パスワードでログイン
3. 使い方を解説!
ここからは、実際にRift Feedback Liteの使い方を解説します。
公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。
左上からLIGHTモードとDARKモードの色を選択できます。
STEREO:標準的なステレオモードです。
PING PONG:左右にバウンドするフィードバックパターンになります。
FREQUENCY:信号がどのような割合でフィードバックされるかを制御します。FREQUENCY RANGEの選択に応じてキー、Hz、ms、または同期したBPMの分割で設定することが可能です。
FREQUENCY RANGE
FREQUENCYのマッピング方法を選択します。
TUNED
- MIDI:FEEDBACKはRiftに送信されたMIDIを追跡します。 FREQUENCYは半音ずつトランスポーズさせます。
- TUNE:FREQUENCYを特定のキーに設定します。
- COMB:コムフィルター効果を得るためにFREQUENCYをHzで設定します。
※MIDIの場合は、DAW側でMIDIをエフェクトに送信する設定をする必要があります。この設定はDAWによって異なります。
TIMED
- FREE:FREQUENCYをミリ秒単位で設定し、標準的なディレイレンジをカバーします。
- SYNC:FREQUENCYをBPMに同期した様々な値に設定します。
- NORM:FREQUENCYをBPMに同期した標準的な値に設定します。
- TRIP:トリプレットのBPMに同期した値に設定します。
- DOT:ドット付きのBPMに同期した値に設定します。
FEEDBACK:信号のうち、どの程度フィードバックされるかを調整できます。
SPREAD:左右のフィードバックチャンネルの相対的なFREQUENCYを調整することで、ワイドなステレオ効果を得ることができます。
HIGHPASS / LOWPASS:フィードバックのハイパス、ローパスフィルターを調整できます。
FEEDBACK MIX:FEEDBACKモジュールに入力される信号とフィードバックの出力とのMIXをコントロールします。
FREQUENCY PITCH SNAP:右下の鍵盤マークから、FREQUENCYをどの音にスナップさせるかを選択することで、音階を作成することができます。音符マークからプリセットのスケールを選択できます。
まとめ
Rift Feedback Liteはクリエイティブなエフェクトで、様々な活用方法が考えられます。
特にMIDIで制御できるように作られているのは、良い仕様だなと思いました。
通常では29ドルするようなので、無料配布されている今のうちにもらっておきましょう!
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!