Pulsar Modular「P440 Sweet Spot EQ」レビュー&セール情報！プラグインの概念を覆す本物のアナログディテールEQ

高クオリティエフェクトでお馴染みPulsar Modularの新作イコライザープラグインP440 Sweet Spot EQ。

この記事では、P440 Sweet Spot EQの最新セール情報、概要、そして実際に使用してみたレビューなど解説します。

是非参考にしてください。

この記事はセールが更新され次第、随時更新してきます。

Pulsar Modular製品に関するセール情報まとめは以下の記事を参考にしてください。

【随時更新】Pulsar Modularセールまとめ！話題のP455・P450やP11 ABYSS、P42 Climaxなど高品質プラグイン

終了間近のDTMセール情報

１. P440 Sweet Spot EQ最新セール・クーポン情報
２. Pulsar Modular「P440 Sweet Spot EQ」とは？
２. 実際に使ってレビュー！
４. クーポンコードの使い方
まとめ

目次へ

１. P440 Sweet Spot EQ最新セール・クーポン情報

Pulsar Modularの全製品が対象のHotter Than Julyセールが2023年6月14日〜2023年6月24日頃まで開催中です！人気のP11やP42だけでなく、新作のP440まで全ての製品が30%OFFとなります。

Pulsar Modular製品一覧 ▶︎公式

２. Pulsar Modular「P440 Sweet Spot EQ」とは？

P440 Sweet Spot EQは、固定QとプロポーショナルQを組み合わせた3バンドマスタリンググレードのEQです。周波数を減衰させると、よりパンチのあるオープンなサウンドになります。周波数を上げると、耳元で綿菓子のように甘くなります。

特徴

有機的なハードウェアのような感触と動作
固定QとプロポーショナルQを組み合わせた3バンドマスタリンググレードのEQ
新しいTremor回路
カスタムシェルビングカーブ
レゾナンス付きLPとHPフィルター
サンプルレイテンシーをゼロに
プラグイン内でデュアルモノ動作。
すべてのパラメーターはDAWに公開され、オートメーションが可能

システム要件

macOS: Silicon ready AU, AAX, VST3 フォーマット
Windows VST3およびAAXフォーマット
LinuxのLV2フォーマットは近日公開予定

２. 実際に使ってレビュー！

この記事のレビュアー

高慶航 (Rec / Mix / PA )
Sound AiDE所属のレコーディング・PAエンジニア

音のキャラクターやカラーを大切に、録音、ミキシング、PAオペレートしています。

■制作実績 : Funny Factures, TAMIW, Monomouth, um-hum, colspan, DuckHouse, DinoJr, Kuniyuki Natsu 他

■Spotify Playlist : https://open.spotify.com/playlist/2TskeAQyI0qYwohaAs3f82?si=CEc4Qt-oSyemv1czsQ1d8Q

■instagram : https://www.instagram.com/watarukokei/ 

ご依頼はmailにてお気軽にお問い合わせください→ kokei.soundaide@gmail.com
■Studio AiDE : https://soundaide.co.jp/rec-studio/

PULSAR MODULAR からリリースされたマスタリングEQのご紹介です。マスタリングはミキシングエンジニアの私には魔法の領域で出来る事ならお願いしたい工程です。自分のミックスした作品ならやるのですが、人のミックスした作品はやらないようにしています。

この記事に興味を持って下さるDTMerユーザー、エンジニアの方は相当なマニアと思われるので、ここでマスタリングの素晴らしさを沢山述べても分かりきったお話しだと思うので割愛するとして、いつも僕が悩むのは、自分でマスタリングした場合の、マスタリングエンジニアが作業した時に得られる有機的なサウンドの躍動がどうやったら得られるかでした。

テープシミュレーターやアナログ機材、コンプやEQやOzone等、考えられる色々を組み合わせ日夜格闘しているのですが、届かなかったサウンドの一端にP440は触れさせてくれる、そんな機材です！

今回もPulsar Modularさん、マニュアルが素晴らしいです！とてもためになる内容。そして、ヒントに溢れています。(こういう所から自分以外のエンジニアの考え方を知るのも勉強になります)

このEQは低音の再生能力がちゃんと整えられた環境でないと正しく確認出来ないと思われます。下は7.83Hz(シューマン共振)から触れます。

P440のマニュアルに度々出てくるのが『視覚に頼らないで耳で操作して下さい』との言葉。どうしてもEQカーブが気になってしまいますが視覚のせいで耳で感じた事を否定してしまう事からの解放。これはかなり試される作業です。マニュアルを確認し各パラメータがどのように動作するのかを理解しつつ操作しますがなかなか新しい動きをするパラメータもあるので注意深く操作する事をおすすめします。

マニュアルにこのパラメータはこういう動作で何を意識してどう操作するのが良いかアドバイスがあるのでとても参考になります。P440は通常のEQとは違ったコンセプトで作られたEQなのでデザインしたエンジニアの意図を感じながら使うとばっちりハマると思います。回路内でドライブさせる為のパラメータがあったり、そのパラメータを使うと別のパラメータが影響を受けたりするので本当に実機のような動きです。トランスの選択ができるのも素敵です。

HWというハードウェアを使った際のLRの微妙な差異やクロストークを再現するパラメータも面白いです。ステレオ感の印象が変化します。

マスタリングエンジニアの魔法の一端に触れられるプラグインがこの価格で手に入ると考えると是非試してもらいたい製品です！40日間のお試し期間があるのでじっくり研究して頂けると思います！