【1記事で網羅】最新セールまとめ

【随時更新】Evertone Projectセールまとめ!話題の物理演算エンジン搭載ダイナミクス系プラグインなど

Evertone Projectによる物理演算エンジン搭載ダイナミクス系プラグイン・実機解析ビンテージEQのセールが開催中です!

この記事では、Evertone Projectの最新セール情報から、各製品の概要などを解説します。

ぜひ参考にしてください。

この記事は新しいセールが開始され次第、随時更新していきます。

1. Evertone Project最新セール情報

Evertone Projectの製品は、現在以下のようなセールを開催中です。

MORGシリーズ&バンドルセール:2026年11月2日まで

Audio Plugin DealsやPlugin Boutique、ADSR Soundsでも購入者限定おまけの無料特典も付いてきます。特典については下記の記事を参考にしてください。

【随時更新】無料配布おまけの特典プラグインまとめ!Plugin Boutique(プラグインブティック)など

2. Evertone Project製品一覧

Evertone Projectは、アナログハードウェアのクラフトマンシップとデジタル技術を融合させた日本発のオーディオテクノロジーカンパニーです。F=ma(力=質量×加速度)という物理法則をオーディオ処理に応用した独自の物理演算エンジンを核にしたダイナミクス系プラグイン「EVERTONE PLUGINS V2」に加え、商用スタジオで稼働中のビンテージ機材を実機解析した「MORGシリーズ」、ワンノブで扱える「MAGICKNOBシリーズ」、ドラムのかぶり除去ツール「Pro DeBleed」を展開しています。

製品は大きく4つのラインに分かれます。

  • EVERTONE PLUGINS V2:F=ma物理演算エンジン搭載のダイナミクス系(Compressor v2/Expander v2/Metro v2)
  • MORGシリーズ:ビンテージ機材の実機キャプチャーEQ/プリアンプ(Vintage 81/73/66/84、MORG-81 EQ、MORG-81 EQP3)
  • MAGICKNOBシリーズ:ワンノブ操作のエキスパンダー/コンプレッサー(Magicknob/Magicknob Red)
  • Pro DeBleed:マルチトラックドラム専用のかぶり除去ツール
EVERTONE PLUGINS V2(物理演算ダイナミクス系)

Evertone Compressor v2

Evertone Compressor v2は、F=ma(力=質量×加速度)の物理法則をオーディオ処理に応用したコンプレッサーの第2世代です。V1の物理演算ベースのダイナミクス処理を受け継ぎながら内部DSPを全面的に作り直し、最大x8のオーバーサンプリングと切り替え可能な高精度モード「HiDEF」を搭載。ミキシング・マスタリングだけでなく、レコーディング現場やステージでも音質を妥協しない選択肢として設計されています。

オーディオ信号を質量として扱い、電気エネルギー変換に加速度成分を適用することで、トランジェントを潰さずにエンベロープを音楽的に追従させるのが特徴です。V2ではHiDEFモードによってタイトな低域とクリアな高域が加わり、マスターバスからボーカルバスまでジャンルを問わず使えます。

V2での進化ポイント

  • HiDEFモード:x8オーバーサンプリングを解放し、物理エンジンのゲインカーブ計算を高精度化。OFFはV1と完全互換の軽負荷動作、ONはより滑らかなエンベロープ追従で知覚的な歪みを低減。新規インサート時はON、V1のセッションを開くと自動でOFFになり(既存ミックスを完全保持)、切り替えは再生停止中のみ
  • オーバーサンプリング x4/x8:強くかけたときに出るデジタル的なざらつきを抑える。x4はHiDEFに関係なく使用可、x8はHiDEF ON時のみ選択可能で、わずかなレイテンシーはDAWのPDCに正確に報告される
  • LIVEモード:ステージ・配信・低スペック機向けにUI描画を軽量化(音声処理はSTUDIOと同一)
  • DELTA:WET信号だけをモニターするボタン
  • V1ユーザー向け:識別キーがV1と同一のため、Pro Tools/Logic/CubaseなどでV1インスタンスは自動的にV2へ置き換わる。ライセンスはV1とは別系統で、アップグレードサイトからV1シリアルをもとにV2シリアルを取得する

物理モード(4種類)

加速度特性の異なる4つの物理モードを搭載しています。

  • Standard:従来のスタンダードなコンプレッション・リカバリー
  • F=ma Light:低加速度による繊細で控えめな処理
  • F=ma Medium:中程度の加速度によるバランス型・汎用設定
  • F=ma Heavy:高加速度によるパワフルでダイナミックな処理

主なパラメータ

パラメータ内容
THRESHOLD-60.0〜0.0dB。コンプレッションが始まるレベル
RATIO1.0〜20.0:1。値が高いほどゲインリダクションが強く、ピークレベルでのホールドが長くなる
ATTACK/RELEASE/HOLD0.1〜100.0ms/10.0〜5000.0ms/0.0〜300.0ms。HOLDはピークを一定時間保持するピークホールド機能で、0まで下げるとHold Bypass
KNEE0.0〜10.0dB。小さいほどハードニー、大きいほどソフトニー。ノブ中央をダブルクリックするとポップアップし、KNEEが最も効く設定範囲に入るとアークライトが点灯(KNEE Glow Light)
RANGE0.0〜40.0dB。最大圧縮量を制限。EXTREMEモードでは80dBまで拡張
FORCE0.1〜100.0(EXTREMEで200まで)。物理演算における「力」の大きさ。0.1〜2.0は繊細で自然、2.0〜10.0はアクティブなヒット、10.0〜100.0は強〜超強のヒット
DAMPING1〜10000(EXTREMEで20000まで)。物理系の減衰特性。1で通常のリカバリー、10000では高反発ボールを硬い床に投げたように開始点を超えて戻る挙動になる
BOX/AIRリリースキャラクターの切り替え。BOXは機械的でタイトなリリース(タイトなキックなど)、AIRは開放的で呼吸するようなリリース(オープンなスネアなど)
EXTREMEFORCE・DAMPING・RANGEの可動域を拡張し、通常範囲を超えた深いコンプレッションや特殊なテクスチャを作る

推奨設定はFORCE 1.00・DAMPING 1・HOLD 0で、純粋に物理法則に基づいたレスポンスが得られます。

AUTO機能・BPMシンク

  • AUTO THRESHOLD/INTELLIGENCE AUTO:ゲイン変化量がRANGEで設定した値に近づくようTHRESHOLDを自動調整(INTELLIGENCE AUTOは必要に応じてRATIOも調整)。そのままAUTO GAINまで一連の流れで実行
  • AUTO GAIN:入出力レベルを約5秒間解析し、WET TRIMを最適値に調整
  • ASSIST(NORMAL/ADVANCED):現在のBPMに対する推奨値2セットから選ぶと、ATTACK・HOLD・RELEASEが推奨値にスナップ
  • NOTE GRID:BPM SYNCがオフでもDAWのBPMを内部で追跡し、ATTACK・HOLD・RELEASEを音符グリッド単位のステップ操作に切り替え。付点(D)・3連符(T)に対応
  • TILT:-100%〜+100%。ATTACK・HOLD・RELEASEの3つを一体で、隣接する基準音価に対して調整
  • BPM TRACK:DAWのテンポ変更に応じてATTACK/HOLD/RELEASEを同じ音価のまま自動再計算(例:BPM100で300ms=8分音符に設定→BPM200に変わると自動で150msに)。BPMをFREEモードにしてDAWからオートメーションすることも可能

ビジュアル・サイドチェイン・その他

  • リアルタイム波形表示:入力波形を黄色、処理後の出力カーブを緑のラインで表示。CLAMP/FREEの切り替え、MIX 0%と100%でのカーブ表示、波形をクリックして一時停止し確認が可能
  • DEEPアラート:THRESHOLDが-30dBを下回ると黄色の「DEEP」表示、-45dBを下回るとノブとスライダーが赤に変化
  • 入力メーター/ゲインメーター:入力レベルとゲイン変化量をdBで表示、ピークホールド切替
  • HPF:0〜300Hzのサイドチェインハイパスフィルター。低域の大きなエネルギーでの誤トリガーを防ぐ
  • STB(Stability Control):0〜100。複数パラメータをワンノブで制御し、EXTREME設定時の暴れを抑える
  • Safety:0〜100%。急激なゲイン変化によるフェードアウト感やクリップを自動検出して抑制
  • LOOKAHEAD:先読みエンジンによる自然な処理。オンでレイテンシーを報告、オフでレイテンシーゼロ
  • UIモード:使い込まれた質感のWELL-USED/工場出荷状態に戻すCLEAN UP、長時間作業向けのCALMモード
  • INPUT/OUTPUT/MAKEUP GAIN:各-20〜+20dB。出力がクリップするとノブの色が変化。MIXはドライ/ウェットのバランス

Evertone Expander v2

Evertone Expander v2は、F=ma物理法則をオーディオ処理に応用したアップワードエキスパンダーの第2世代です。スレッショルドを超えたピークトランジェントをさらに持ち上げてダイナミックレンジを拡張し、レコーディング時に失われがちなスナップやアタックを自然に復元します。Compressor v2と同じく内部DSPを全面刷新し、最大x8オーバーサンプリングとHiDEFモードを搭載しています。

マイク録音では、信号本来のトランジェントの加速度が減衰・消失した状態で届きます。加速度を失った信号はスピーカーを十分に駆動できず、フラットな音像、ピーク周波数の蓄積、マスキングの原因になります。Evertone Expander v2は本来あるべきトランジェントの加速度を自然に復元することで、これらの問題を根本から改善し、トランジェントに奥行きのための余裕を与えます。

V2での進化ポイント

  • HiDEFモード:x8オーバーサンプリングを解放し、物理エンジンのゲインカーブ計算を高精度化。ONでより滑らかなトランジェント追従。新規インサート時はON、V1セッションを開くと自動OFF
  • オーバーサンプリング x4/x8:x8はHiDEF ON時のみ選択可能
  • LIVEモード:UI描画を軽量化(音声処理はSTUDIOと同一)
  • DELTA:WET信号だけをモニター
  • RANGE LINK:RANGEの増加とOUTPUTの減少を連動
  • V1ユーザー向け:V1インスタンスは自動でV2に置き換わり、HiDEF自動OFFで既存ミックスを保持。V2専用シリアルが必要

物理モード(4種類)

Evertone Compressor v2と同様に、Standard・F=ma Light・F=ma Medium・F=ma Heavyの4つの物理モードから用途に応じて選択できます。

主なパラメータ

パラメータ内容
THRESHOLD-60.0〜0.0dB。エキスパンションが始まるレベル
RATIO1.0〜20.0:1。値が高いほど強いエキスパンションとピークでの長いホールド
ATTACK/RELEASE/HOLD0.1〜100.0ms/10.0〜5000.0ms/0.0〜300.0ms(HOLD 0でHold Bypass)
KNEE0.0〜10.0dB。反時計回りでピークへの立ち上がりが速く、時計回りで遅くなる。KNEE Glow Light搭載
RANGE0.0〜20.0dB。最大エキスパンション量を制限
FORCE0.1〜20.0。0.1〜2.0は繊細で自然、2.0〜10.0はアクティブなエキスパンション、10.0〜20.0は大きなダイナミクス変化
DAMPING1〜1000。1で通常の減衰、1000で瞬間的なカットオフ

推奨設定はFORCE 1.00・DAMPING 1・HOLD 0です。

その他の機能

  • AUTO機能:AUTO THRESHOLD/INTELLIGENCE AUTO/AUTO GAIN(約5秒でWET TRIMを最適化)
  • BPMシンク:ASSIST(NORMAL/ADVANCED)、NOTE GRID(付点・3連符対応)、TILT(-100%〜+100%)、BPM TRACK(テンポ変更に音価を維持して自動追従)
  • ビジュアル:リアルタイム波形(入力=黄、出力カーブ=緑)、CLAMP/FREE、DEEPアラート(-30dB以下で黄、-45dB以下で赤。アップワードエキスパンダーでは深すぎるとフェードイン感が出るため)、GLOW、波形ウィンドウ上でマウスホイールを回すと緑ラインのY軸を移動可能(ダブルクリックで初期位置)
  • サイドチェイン・安定化:HPF(0〜300Hz)、STB(0〜100)、Safety(0〜100%)
  • LOOKAHEAD:オンでレイテンシー報告、オフでレイテンシーゼロ
  • UIモード:WELL-USED/CLEAN UP、CALM、LIVE/STUDIO
  • INPUT/OUTPUT/MAKEUP GAIN:各-20〜+20dB、MIX 0〜100%、BYPASS

Metro v2

Metro v2はBPMベースの音価計算によって、エキスパンダーやコンプレッサーの最適パラメータを算出するユーティリティプラグインです。楽曲のBPMから音符の長さを導き出してパラメータに反映させることで、感覚頼りになりがちなタイミング調整を数値として明確にし、ミックス全体のダイナミクスを音符単位で最適化できます。V2ではタップテンポとヘルプモードが加わりました。

V2での進化ポイント

  • Tap Tempo:TAPボタンをオンにして振り子エリアをクリックするとBPMを入力できる(2回目以降のタップの平均間隔から算出、BPM 30〜990、3秒止まると自動リセット。TAPをオンにするとDAW SYNCは自動オフ)
  • Help Mode(?):オンにしてコントロールに2秒ホバーすると説明のツールチップを表示
  • PULSE FLOW SCOPE:振り子メーターと切り替えられる新しい表示モード。選択した音価(1/1〜1/512)の1周期にわたって、緑のビームがLCD風の画面を左から右へ1サイクル分の正弦波を描く
  • CLASSICテーマの大幅な質感向上:ガンメタルのベゼル、3D研磨クロームのピボット、ガラスパネルのセル、ヘアライン仕上げなど高級時計にヒントを得た質感
  • V1セッションと完全互換:V1で保存したプロジェクトはそのまま開ける(V2インストーラーがV1を自動アンインストール)
  • EVERTONE V2 Bundle対応:EXPANDER V2/COMPRESSOR V2と1つのライセンス(EVT2シリアル)を共有

主な機能

  • BPM入力/SYNC:BPMを直接入力(30〜990)、またはホストセッションのBPMに自動同期
  • Visual Note Meter:振り子スタイルのメーターが左右に揺れ、左右いっぱいの振れ幅が4分音符、ドットマーカーが8分・16分・32分音符の位置を示す。目でも音価を確認できるため、クライアントとのコミュニケーションにも役立つ
  • ASSIST:UPWARD EXPANDER/COMPRESSOR/GLUE COMPRESSORの3種類について、BPMから導いた推奨値を表示。DRY/WETのないプロセッサー向けのNORMAL、パラレル処理向けのADVANCEDの2モード
  • COPY:テーブルの値をクリックするとOSのクリップボードに自動コピーされ、対象プラグインのパラメータ欄にそのまま貼り付けられる
  • Pulse/Speed:パルス信号の再生オン/オフ、振り子とパルスの速度を×0.5/×1/×2で切り替え
  • Panic Mode:テーブル行のSTANDARD列のタイミングで振り子とパルスを駆動。短い音価での再生タイミングと人間の知覚限界を体験できるボーナスモード
  • UIテーマ:ブルーグレーにゴールドのアクセントのCLASSICと、ピンク/ゴールド/シアンのジュエル風LUXURYの2種類。選択はセッションに保存
Evertone Bundle v2
Plugin Boutiqueで販売されているEvertone Bundle v2には、Evertone Expander v2・Evertone Compressor v2・Metro v2に加えて、MORGシリーズのMORG Vintage 81とMORG-81 EQP3が収録されています。V1からのアップグレード版(Evertone Bundle v2 Upgrade from v1)も用意されています。
MORGシリーズ(実機キャプチャーEQ/プリアンプ)

MORG Vintage 81 / 73 / 66 / 84

MORG Vintageシリーズは、1970年代英国製コンソールの名機を、商用スタジオで現在も稼働中の実機からそのままキャプチャーしたビンテージEQ/プリアンププラグインです。MORG(門垣良則)が25年以上かけて選び抜いた個体のみを測定し、特性を補正せず、個体ごとの違いもそのまま残しています。狙いはハードウェアそのものをインサートしたのと同じ体験です。

フルディスクリートのビンテージ機は、同じ型番でも1台ずつ音が違います。「どちらも良いけれど、こっちのモジュールが好き」というスタジオで日常的に交わされる会話は、こうした機材ならではのものです。長い年月のなかで整備され、多くのエンジニアやアーティストが「素晴らしい」と感じてきた積み重ねがその1台を”個体”にしており、MORG Vintageシリーズはその個体をそのままプラグインにしています。

シリーズ共通のポイント

  • 実機2台を切り替え(#1/#2):同じ型番の実機2台をそれぞれ測定し、EQもプリアンプも個体ごとに別々のテーブルとして保存。優劣ではなく好みで選べる(Vintage 73では所有者の好みで#1が初期値)
  • 特性は丸めない:許容できない差があればキャプチャー前にハードウェア側を整備して解決し、取ったデータには手を加えない。1073/1066のHFにOFFが無いのも実機に切り離しスイッチが無いため
  • 稼働中の機材を稼働中の場所で:商用レコーディングスタジオで実際に多くの作品に使われている個体を、西日本・60Hz地域の電源環境でそのまま測定
  • 精度:入出力レベル管理や設定の取り違えなど人がミスしやすい工程をスクリプトとAIで自動化し、1本ごとに検証しながらキャプチャー。プラグインと実機の差は、同じ型番の実機2台同士の差と同じ範囲(実機録音とのヌル深度 -28.6〜-33.5dB、16モデル全数)。EQの実機との差は中央値0.04dBで、聴き分けの限界とされる0.1dBの半分以下
  • スウィートスポットをプリセット化:いくつかのパートにマッチする設定を即戦力のファクトリープリセットとして収録。ユーザープリセットの保存も可能

共通のコントロール

4機種は同じ設計で作られており、違うのはEQの構成だけです。

コントロール内容
INPUT/OUTPUT各-24〜+24dB。入力トリムはEQとプリアンプに入る前の信号量、出力トリムは歪み量を変えずに最終音量だけを整える
EQバンド(二重ノブ)外周が周波数、内周がゲイン。外周をOFFにするとそのバンドは回路から外れる。ゲインのユニティは3時の位置(「0」の刻印)
シェルフ/ピーク・HiQVintage 81のみ。LFとHFはシェルフ⇔ピーク切替、ミッド2つはHiQ(Qを上げて幅を狭める)
H.P./L.P.ハイパス/ローパスフィルター。OFFは12時で時計回りに周波数が上がる。81と84は両方、73と66はH.P.のみ
PH/EQ位相反転/EQセクションのオン・オフ。EQをオフにしてもプリアンプは通るため、EQの効果だけを比較できる
QT(Quality)プリアンプの演算精度。FullとLite。Liteは負荷の軽い簡略版でトラック数を稼ぎたいときに
#1/#2実機2台の切替。EQもプリアンプも個体ごとに別々に測ってあるため音の傾向が変わる
DRIVE±12dB。プリアンプに入る量を変え、後段で打ち消すので音量はほぼ変わらず歪みの量だけが動く(±12dBの全域で音量の振れは0.2dB以内、SATでも0.8dB以内)
PAIRLに#1、Rに#2を割り当てるステレオペア。実機2台をステレオで立てたときと同じ状態(EQは左右共通で、変わるのはプリアンプだけ)
SAT実機を深く歪ませた状態でキャプチャーした別モデルに切り替える飽和モデル。DRIVEと組み合わせて歪みの深さを決める
プリセット◀▶で送り、☰でメニュー。ファクトリーとユーザーの2種類

機種ごとの違い

周波数はすべて実機のパネル表記どおりで、ミッドの並び順も実機に合わせてあります。

項目Vintage 81Vintage 73Vintage 66Vintage 84
モデルNEVE 1081NEVE 1073NEVE 1066NEVE 1084
EQバンド4333
HF3.3k/4.7k/6.8k/10k/15k(シェルフ⇔ピーク)12k固定(シェルフ・OFFなし)10k固定(シェルフ・OFFなし)16k/12k/10k(シェルフ)
HI-MID1.5k〜8.2kの10ポジション(HiQ切替)———
MID—0.36k/0.7k/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k7.0k/3.8k/2.4k/1.2k/0.7k(実機どおり高い方から)0.35k/0.7k/1.6k/3.2k/4.8k/7.2k(hi-q切替)
LO-MID220〜1.2kの10ポジション(HiQ切替)———
LF33/56/100/180/330(シェルフ⇔ピーク)35/60/110/220(シェルフ)35/60/100/220(シェルフ)35/60/110/220(シェルフ)
H.P.27/47/82/150/27050/80/160/30045/70/160/36045/70/160/360
L.P.18k/12k/8.2k/5.6k/3.9kなしなし18k/14k/10k/8k/6k
EQ測定数420設定98設定90設定154設定
実機との差(中央値)0.05dB0.04dB0.04dB0.03dB

Vintage 84は1073と同じ3バンドにHFの周波数選択・MIDのhi-q・L.P.が加わった構成で、実機は31102を1084仕様にコンバージョンした個体です。Vintage 73と66のHFにはOFFがなく、フラットにしたいときはゲインを0(3時)に戻します。

なお、EQボタンをオフにしてもプリアンプは通るため、完全にバイパスしたいときはホスト側でプラグインをオフにします。プリアンプは内部48kHzで動作するため、それ以外のレートでは変換分のレイテンシーが増えます(ホストが自動補正)。

MORG-81 EQ

MORG-81 EQは、81スタイルのアンプで駆動しつつ、66/73系の操作感と周波数体系を持つ3バンドEQ+H.P.です。MORGとAmbience Sound Designの共同開発による実機キャプチャーの姉妹ライン「MORG / Ambience Series」の1機で、実機2台ぶんを測定して#1/#2で切り替えられます。MORG Vintageシリーズより深く歪ませられるプリアンプも特徴です。

実機は2ch入り1台で、周波数と可変が別のノブで横に並ぶ実機どおりの配置です。EQは45設定×2台で実機の全設定をフィットしています。

EQ構成

  • HF:10kHz固定のシェルフ。ゲインのみでOFFポジションはない(実機に切り離しスイッチが無いため)
  • MID:OFF/700/1.2k/1.6k/2.4k/3.2kのベル。周波数ノブと可変ノブの対
  • LF:OFF/35/60/110/220Hzのシェルフ
  • H.P.:OFF/27/47/82/150/300Hz

INPUT/OUTPUT(±24dB)、PH、EQイン・アウト、QT(Full/Lite)、#1/#2、DRIVE(±12dB)、PAIR、SATといった操作系はMORG Vintageシリーズと共通です。ライセンスはMORG-81 EQP3とは別で、EVT2バンドルの対象外のため単体での購入が必要です。

MORG-81 EQP3

MORG-81 EQP3は、同時ブースト/カット方式のパッシブEQです。低域は同じ周波数で持ち上げと下げを同時にかけられるのが要で、両方を上げると持ち上げと下げが重なって独特の低域になります。これがこの機の看板の使い方です。片方ずつ測って足しても再現できないため、この機だけは組み合わせた状態を直接測ってあります(2台で5,397点ずつ、実機との差は中央0.052/0.047dB)。

上段が効かせる量、下段が周波数と幅という構成です。

EQ構成

  • LOW BOOST:0〜10、シェルフ。周波数はLOW FREQUENCYで選択
  • ATTEN (LOW CUT):0〜10、ベル。LOW BOOSTと同じ周波数で効く
  • LOW FREQUENCY:20/30/60/100/200Hz。上の2つが共有する周波数
  • HIGH BOOST:0〜10、ベル。周波数はHIGH FREQUENCY(3/4/5/8/10/12/16kHz)、幅はBANDWIDTH(SHARP 0〜10 BROAD)
  • ATTEN (HIGH CUT):0〜10、シェルフ。HIGH BOOSTとは別の周波数ATTEN SEL(3/4/6/8/10kHz)を持つ

パッシブEQのため、つまみを全部0にしても網を通ったぶんの音の変化が残ります。これは欠陥ではなくこの型の要で、その状態も1つの設定として測ってあります。SATを入れたときはモデルへ送るレベルを内部で12dB下げてあり、DRIVEの可動域が使いやすい範囲に収まるようになっています。ライセンスはMORG-81 EQとは別ですが、EVT2バンドル(Evertone Bundle v2)のシリアルで起動できます。

MAGICKNOBシリーズ(ワンノブ)

Magicknob

MagicknobはEvertone Expanderの物理演算エンジンをワンノブに凝縮したシンプルなプラグインです。複雑な処理をシングルノブで直感的に操作でき、素早いサウンドデザインに最適です。

ノブの動作

  • 0〜50%(ブルーアークライト):トランジェントエネルギーエンハンスメント処理
  • 50%〜100%(グリーンアークライト):シグナル全体へのパワフルなエネルギー付加処理

Magicknob Red

Magicknob RedはEvertone Compressorの物理演算エンジンをワンノブに凝縮したコンプレッサーバージョンです。Magicknobと同様にシングルノブで直感的に扱えるため、素早いサウンドデザインに活躍します。

ノブの動作

  • 0〜50%(レッドアークライト):トランジェントリバウンドエネルギー処理
  • 50%〜100%(ライトオレンジアークライト):シグナル全体へのパワフルなコンプレッション処理

MagicknobとMagicknob Redをセットにした「Magicknob Bundle」も用意されています。

Pro DeBleed(ドラムのかぶり除去)

Pro DeBleed

Pro DeBleedは、マルチトラックドラム専用のかぶり除去ツールです。各マイクに回り込んでしまった音かぶりを、従来のゲートのように「音量」で切り落とすのではなく、NMF(非負値行列因子分解)によるソース分離を用いて「スペクトル(周波数成分)」で見分けて抑え込みます。これにより、ゴーストノートやダイナミクスといった演奏の繊細なニュアンスはそのまま残しながら、不要なかぶりだけを消し去ることができます。

最大の強みは、ゲートでは到達できない領域に踏み込める点です。スネアマイクに乗り込んだハイハットやシンバルのスピルを、スネア本来の音を損なうことなく抑制。「多少音質を犠牲にしても徹底的に除去する」アグレッシブな処理から、「自然で音質を保ったまま分離する」上質な処理まで、リアルタイムでモニタリングしながら手作業で追い込めるため、用途に応じた最適なバランスを自分で見つけられます。

ワークフロー(5ステップ)

  1. Load:トラックをドラッグ&ドロップ
  2. Set instrument:スネア・キック・OHなど楽器を指定
  3. Analyze:グループ全体を解析
  4. Dial in:ノブとEQで追い込む
  5. Export:クリーンになったトラックを書き出し

各マイクの音源末尾にドラム単体のワンショットを数発追記しておくと、Pro DeBleedがその区間を自動検出し、あなたのドラムキット専用の「辞書」を構築して分離精度をさらに高めてくれます(ワンショットがなくても自動でフォールバックし、分離処理は機能します)。

主なコントロール

  • FOCUS / FINE TUNE:分離の強度とキャラクターを直感的にコントロールする赤・青の2つの大型ノブ(DRUMATOM 2の思想を汲んだ設計)
  • ATTACK / TILT / SMOOTH:トランジェント保持・周波数バランス・マスクの滑らかさを微調整する3つのミニノブ
  • 8バンドのインタラクティブEQ:帯域ごとの抑制量を可視化・調整。SUPPRESSIONメーターで処理箇所が一目瞭然
  • Waveform Bleed View:除去されたかぶりを波形上にシアン色でオーバーレイ表示
  • A/B比較・プリセット:設定の比較と保存・呼び出し

ステレオペアは自動検出され、サンプルレートとビット深度はネイティブのまま保持(リサンプリングなし・音質劣化なし)されます。

Evertone Projectに関するセール情報をお届けしました。

弊サイトではEvertone Project以外のプラグイン等の機材の最新セール情報を随時更新してこちらの最新セールまとめ記事にて掲載しています。

かなりお得なセール情報が見つかるかもしれないので、ぜひ合わせてご覧ください。

sale-thumbnails 【毎日更新】DTMセール情報まとめ!無料配布やおすすめVSTプラグイン、音源、ブラックフライデー時期も解説!

3. 過去セール参考価格・時期・最安値

Evertone Projectは過去に以下のようなセールを行っていました。

MORGシリーズ リリースセール:2026年9月30日まで

サマーセール:2026年9月15日まで

Pro DeBleedリリースセール:2026年7月31日まで

Evertone Project 30%OFFセール:2026年7月31日まで

Evertone Project 40%OFFセール:2026年4月30日まで

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