海外でも高い評価を得ている日本製のコンプレッサーが登場!
それがVoosteQ(ブーステック)「Material Comp」です。
多機能かつ万能なコンプレッサーを実際に使ってレビュー、メリットや注意点、デメリットまで解説します。
ぜひ参考にしてください。
1. VoosteQ「Material Comp」とは?
日本製の6種コンプレッサーが一つになったプラグインエフェクトです。
6種のコンプレッサーだけでなく
- プリアンプのサチュレーションモデリング6種(Preamp Spice)
- アナログ回路の通した音を再現した8種(Analog Flavor)
- サウンドをまとめるグルー3種(Glue Magic)
- 入力信号を検出してグルーヴを付加する(Groove)
- アタックを付加する(Punch)
- ステレオを広げる(Imager)
などかなり多機能でこれ一つで全ての素材に対応できるプラグインエフェクトです。
開発会社 | VoosteQ(ブーステック) |
操作画面 | |
価格(定価) | 149ドル |
主な仕様 | コンプレッサー |
2. 導入するメリット
実際に使ってみて、次のようメリットがあると考えます。
- 多機能でどんな音にも対応できる
- 玄人から初心者までオススメできる
- CPU負荷が軽い
多機能でどんな音にも対応できる
多機能で、使う場所を選びません。全ての音に使えるコンプレッサーでしょう。
コンプレッサーだけでなく、Analog FlavorやPreamp Spiceなど色付けできる豊富な機能があり便利です。
玄人から初心者までオススメできる
玄人向けの数々のアナログモデリングを搭載していますが、同時に初心者にもオススメできます。
特にコンプレッサーの違いがわからない初心者の方は、Material Compだけで6種のコンプレッサーが手に入り、違いを確かめることができます。
コンプレッサーの切り替えも簡単で大変便利です。
CPU負荷が軽い
多機能にも関わらず、CPU負荷が軽いです。
トラック数によりますが、大抵の場合トラック全てにさしても問題なく利用できるでしょう。
3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかしながら、Material Compを利用する前に知っておきたい注意点がいくつかあります。
- 位相ズレを避けるためAnalog FlavorはMixで操作できない
- MS Modeの仕様に気をつけよう
位相ズレを避けるためAnalog FlavorはMixで操作できない
位相ズレを避けるためにAnalog Flavorは全体のMixで操作することができないようですのでご注意ください。
MS Modeの仕様に気をつけよう
MS ModeはMid、Side別々に操作するモードではなく、ゲインリダクションの検出方式をMSにしたモードです。
4. 口コミ・評判を紹介!
ここでは、Material Compの口コミ・評判をご紹介します。
まだ新しいメーカーですが、実際にさわった方からの評価は高いです。
VoosteQ – Material Comp
GUIがCoolとHotが入り混じっていて大丈夫かなぁと使ってみたが、非常に繊細に音作りが出来る秀逸なComp
Preの他にtrans,console,cableなどのサチュもつけられるが汚れすぎず好感触
Feedback,Oversamplingと非常に考えられてる
ただしGainはAutoGainのみ
日本製、頑張れ!
コンプは沢山あるのでもう要らないのに、Material Comp試してみたら欲しくなりました。タイプ別は勿論、プリアンプとアナログフレーバーでアナログ色が付けられてPunchで簡単にアタックが加わるという。大抵この色を付けるのに色々やるのでこれ1つで完結出来そうなのが良いですね
引用:Twitter
5. Material Compに関するセール情報
VoosteQ製品はセールで安くなることがあります。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。
6. VoosteQ製品のインストール・アクティベーション方法
Material Compのインストール・オーソライズ方法は公式日本語マニュアルにも記載されていますが、いたって簡単で以下の3STEPで完了します。
- 決済完了後に届いたメールから製品をダウンロード
- インストールしてVST、AU(Components)それぞれのフォルダにドラッグ&ドロップ
- DAW内で立ち上げてシリアルナンバー入力
7. Material Compの機能を紹介!
詳しい使い方に関してはVoosteQさん公式日本語マニュアルをご確認ください。
ここでは簡単に主な機能をご紹介します。
6種Compressor
主要なものを網羅した6つコンプレッサーがあります。
- Modern
- 60’s FET
- Luxe VCA
- Studio Master
- OPTO
- TUBE
モードによってアタック、リリースタイムが変わります。
アタック
60’s FET:0.02ms〜0.8ms
Modern、Luxe VCA、Studio Master、OPTO、TUBE:0.1ms〜250ms
リリース
60’s FET:50ms〜1000ms
Modern、Luxe VCA、Studio Master、OPTO、TUBE:1.0ms〜500ms
6種Preamp Spice
プリアンプのサチュレーションをモデリングした6種のモードが選択できます。
Mixノブで調整可能です。
- Harmonic
- Analog
- Smoggy
- Tape
- Class A HOT
- Class A COOL
8種Analog Flavor
アナログ回路を通した音を徹底的に解析し再現した8種のモードが選択できます。
- Rich Buffer
- N-Type
- S-Type
- USA M Console
- British Green
- Cheep Console
- 60’s Surf
- Analog+
※位相ズレを避けるためにAnalog Flavorは全体のMixで操作することができません
4種Glue Magic
サウンドをまとめて馴染ませる場合に効果的な4つのグルーモードが選択できます。
Mixノブで調整可能です。
- Studio Console
- Aggressive Pumping
- Pop Tune
- Deep Bass
3種Special Section
3種の特別なセクションがあります。
Groove:入力信号を検出してグルーヴを付加する
Punch:アタックを付加する
Imager:ステレオを広げる
まとめ
Material Compは多機能な万能コンプレッサーです。
ただコンプレッサーの種類が多いだけでなく、色付けできる機能もたくさんあるので便利です。
まだ、コンプレッサーの違いが分からない初心者の方にもMaterial Compを使って違いを知ることができるでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!