無料プラグインは、無駄にもらいすぎても容量を食べるだけで全然使わなかったりします。
しかし、今回紹介するBBC Symphony Orchestra DISCOVERは間違いなく有料級かつ容量も少ないですのでまだストリングスやオーケストラ音源をお持ちでない方必ず手に入れるべき無料ソフト音源でしょう。
ただし、無料でもらうためにはいくつか手順が必要です。
※追記:誰でもすぐに無料で使えるようになりました!
この記事では、そんなBBC Symphony Orchestra DISCOVERの仕様から無料で入手する方法、使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
無料で使えるおすすめのフリーストリングス音源・オーケストラ音源一覧は以下の記事にまとめています。
1. Spitfire Audio「BBC Symphony Orchestra DISCOVER」とは?
BBC Symphony Orchestra DISCOVERは、33の楽器による47の手法を無料で利用することができるオーケストラ音源です。
Core版(449ドル)とProfessional版(999ドル)もあり、同じ録音プロセスを、軽量でアクセスしやすいパッケージ(わずか200MB)で提供しています。
Core版とProfessional版をお持ちの方は、自動的にDiscoverを入手できます。
BBC Symphony Orchestraシリーズは、BBCスタジオとBBC交響楽団とのパートナーシップにより、BBC交響楽団の本拠地であるロンドンの有名なMaida Vale Studioでディープサンプリングされた弦楽器、金管楽器、木管楽器、パーカッションなどのオーケストラライブラリです。
BBC Symphony Orchestraシリーズの詳しい違いはこちらをご覧ください。
開発会社 | Spitfire Audio |
操作画面 | |
製品名 | BBC Symphony Orchestra DISCOVER |
主な仕様 | オーケストラ音源 |
価格(定価) |
2. それぞれの楽器など仕様
BBC Symphony Orchestra DISCOVERは以下の楽器が利用できます。
ストリングス音源
Violins 1:オーケストラの中心的存在である16のヴァイオリンが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Violins 2:独特の艶と輝きを放つ14のヴァイオリンが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Violas:暖かさと深みを与える12のヴィオラが、ひとつのユニットとして演奏されます。
Celli:ヴァイオリンセクションに匹敵するメロディの強さをもつ10のチェロが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Basses:土台となりアレンジに大きな深みを与える8のコントラバスが、ひとつのユニットとして演奏できます。
ストリングスの演奏法は
- LONG
- SPICCATO
- PIZZICATO
- TREMOLO
が選択できます。BassesのみTREMOLOがありません。
ブラス音源
Trumpets A3:明るく元気な輝きを加えるのに最適な3のトランペットが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Horns A4:豊かで力強い音色を加えることができる4のホルンが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Tenor Trombones A3:ソフトなテクスチャーからアタックのある音までをカバーする3のテナートロンボーンが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Bass Trombones A2:低音域の豊かな質感を与える2つのバストロンボーンが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Tuba:ハーモニーを支えるチューバが演奏できます。
ブラスの演奏法は
- LONG
- STACCAT-TISSIMO
が選択できます。
木管楽器音源
Piccolo:高い音域を持つピッコロが演奏できます。
Flutes A3:主旋律を担当したりオーケストラ全体をサポートしたりと何にでも使えるの
3のフルートが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Oboes A3:木管アンサンブルのアルト音域を担当する3のオーボエが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Clarinets A3:様々な場面で活躍する3のクラリネットが、ひとつのユニットとして演奏できます。
Bassoons A3:力強く他のオーケストラのリズムラインを支える3のファゴットが、ひとつのユニットとして演奏できます。
木管楽器の演奏法は
- LONG
- STACCAT-TISSIMO
が選択できます。
パーカッション音源
Harp and Celeste:メロディーやハーモニーをサポートするのに最適なハープ、チェレスタが演奏できます。
Purcussion:ティンパニと音程選択のない様々なパーカッション、ドラム音源が演奏できます。
Tuned Percussion:マリンバ、シロフォン、グロッケンシュピール、チューブラーベルなどチューニングされた打楽器が演奏できます。
無料でここまでの仕様を利用できるのは太っ腹すぎると思いますが、編成人数の多いオーケストラ音源ですのでリバーブの設定をゼロにしても鳴りは大きくなる場合があります。
3. 無料で入手する方法
BBC Symphony Orchestra DISCOVERを無料で入手する方法は以下の5STEPで完了します。
ただし、2週間後(14日後)に利用できる点だけご注意ください。
※追記:誰でもすぐに無料で使えるようになりました!
STEP 1. 「OR FREE」を選択
BBC Symphony Orchestra DISCOVERは49ドルで販売されていますが、カートに入れるのではなく、「OR FREE」を選択します。
※追記:無料で使えるようになったのでそのままADD TO CARTでカートに入れます。
STEP 2. アカウント作成
すでにSpitfire Audioのアカウントをお持ちの方はログイン(LOG IN)、持っていない方は新しくアカウントを作成(CRETE ACCOUNT)します。
- メールアドレス×2
- 名前
- 苗字
- パスワード×2
を入力します。
STEP 3. 26の質問に答える
質問は英語ですのでGoogle翻訳などを利用して答えましょう。選択制のものが多く簡単な質問ばかりですので、そんなに時間はかからないと思います。
STEP 4. Spitfire Audio Downloaderをダウンロード・インストール
2週間後メールが届きますので、後はソフトをダウンロードするだけです。Spitfire Audio Downloaderをダウンロード・インストールし、起動します。作成したSpitfire Audioのアカウントでログインします。
STEP 5. BBC Symphony Orchestra DISCOVERをインストール
ProductにあるBBC Symphony Orchestra DISCOVERを選択してインストールして完了です。
4. 使い方を解説!
BBC Symphony Orchestra DISCOVERは全体的にはシンプルで使い方はかなりわかりやすいと思います。
上部や、中央の種類ごとに色付けされたセクションをクリックして楽器を選択することができます。色付けで種類が分かれているだけでなく、カーソルを合わせると楽器の説明やイメージもでてきます。
それぞれ選択すると右下から演奏法や楽器を選択することができます。また、下部の鍵盤には、楽器の演奏可能なレンジが表示されています。
唯一わかりづらいのが、左下にある名前が付いていないパラメータです。
左下にある2つのスライダーは、左側がレベル、右側がダイナミクスを調整できます。
ダイナミクスは特に長いノートなどで抑揚をつけるために大きくしたり小さくしたりして利用できます。ストリングスなどでオートメーションを描いてかなり使う機能ですので、大変便利です。
丸いノブは、リバーブを調整できます。
まとめ
BBC Symphony Orchestra DISCOVERは、無料にも関わらずアーティキュレーションや扱える楽器の数が多く大変便利な音源です。上位版のようにラウンドロビンやレイヤー、細かなミックスなどはありませんが、十分に利用できる音源でしょう。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!
OR FREEのボタンがどこにもない
コメントありがとうございます!
記事に記載してある通り完全無料になりましたので、そのままカートに入れて0円で購入できます。
無償のBCCオーケストラをダウンロードして見ましたがソフトが開けません。
ダウンロードされてないのでしょうか
コメントありがとうございます!
Spitfire Audio Downloaderでインストールまで完了したということでよろしいでしょうか?
お使いのDAWでBBCのプラグインが表示されませんか?