ボーカル音源は色々ありますがクワイアなどシネマティックよりなものではなく、エレクトロ系でも使えるボーカル音源はあまりありません。
EXHALEはそんな現代的なアプローチでも使用でき、簡単にボーカルエディットリフなどが作れるボーカル音源です。
この記事では、そんなEXHALEをレビュー。導入するメリットやデメリット・注意点からインストール・アクティベーション方法、使い方、セール情報まで解説します。
是非参考にしてください。
1. Output「EXHALE」とは?
EXHALEは、Outputが開発するノート・ループ・スライスの3モードからなるボーカルエンジンインストゥルメントです。
現代的なアプローチができるボーカル音源でサンプラーのようにC2~C3にマッピングされたボーカルループやスライスをコントロールできます。また、ノートモードでは鍵盤のキーに合わせたクワイア・コーラス音源としても利用できます。
C2〜C3にアサインされたループとスライスのプリセットがそれぞれ125種。ノートのプリセットが250種搭載されています。
Native Instruments「Kontakt 5.3.1以上」で動作する音源で、無料のKontakt Playerでも利用可能です。
| 開発会社 | Output |
| 操作画面 | ![]() |
| 製品名 | EXHALE |
| 価格(定価) | 199ドル |
| 主な仕様 | ボーカル音源 |
2. 導入するメリット

EXHALEのメリットは、何と言っても現代的なアプローチが可能な点でしょう。
クワイア・ボーカルシンセとして利用できるだけでなく、現代的なエディットされたボーカルサンプルとして利用できます。
C2〜C3にアサインされたループを適当に押すだけでも曲の肝となるボーカルエディットリフができる音源です。
また、通常のノートモード(鍵盤にそった半音階モード)でもリズムモジュレーションエフェクトやOutput製品でお馴染みのMACROコントロールで平坦な伸ばす音ではない変化のあるアレンジが可能です。
3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット
EXHALEを利用する前に知っておくべき注意点としてあげるとすれば、長く使っているとサンプルに飽きがくる、かぶりがでる点です。
もちろんエディットして変化させることができますし、プリセットが山ほどありたくさんのフレーズがありますがループやスライスは何度も使いまわしているとかぶる可能性があります。
もし新しいサンプルを次々に追加したいのであれば、同社のArcadeも検討すべきかもしれません。Arcadeは、ボーカルだけでなく様々なサンプルをアレンジできるループシンセサイザーです。サブスクリプション制ですが、EXHALEと違いサンプルが次々に追加されていきます。
4. 口コミ・評判を紹介!
EXHALEに関する口コミ・評判をまとめました。
評価はとても高く、洋楽っぽさが欲しい方には特におすすめできるでしょう。
お世話になっているクリプトンさんに!!
ずっと気になっていたボーカルシンセサイザー音源
OUTPUT EXHALE
を提供頂いたので即興で曲を作りました。
今度動画か生放送で紹介します😤
今回OutputのEXHALE導入して使ってますがめっちゃいいですね(*’▽’)
ヴォーカルシンセで声を楽器みたいに扱う感じです。
インストだと人間の声が入るとすごく有機的な雰囲気が出てきていい感じに(>_<)
あとすごく洋楽っぽさも上がってかっこいいです(*’ω’*)
引用:Twitter
5. EXHALEのセール情報
Output製品はセールを行います。
割引率は20〜30%程度とブラックフライデーなどでもそこまで割引されないですが定期的にセールを行います。
ただし、稀に割引率が高くなる場合もあります。
最新のセール情報は以下をご覧ください。
6. Output製品のインストール・アクティベーション方法
Output製品のインストール・アクティベーション方法はエフェクトの場合以下の4STEPで完了し、Kontakt音源の場合はさらにNative Accessで登録が必要になります。
- Outputでユーザー登録
- https://output.com/registerでシリアルナンバー登録
- Output Hubをダウンロード、インストール
- Output Hubを起動してログイン、製品をインストール
Kontakt音源の場合は、インストールが二重になることを防ぐためNative Accessからインストールする方法をおすすめします。
- Native Accessでシリアルナンバー登録(シリアルナンバーはOutput Hubに記載)
- Native Accessでインストール
Output HubでKontakt音源をインストールした場合、Native Accessで同じフォルダを設定してインストールをする必要があります。Output Hubですでにインストールされているので同じフォルダを選択すると瞬時に完了します。無料版の場合はシリアルナンバーはなく、Output HubでインストールしKontaktを起動してインストールしたフォルダを開きます。
7. 使い方を解説!
ここからは実際に使い方を解説します。公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。
EXHALEは、上部からいくつかのメニューを選択できます。
MAIN

MAINの真ん中から、NOTES・LOOPS・SLICESという3つのプレイモードが選択できます。この3つのモードには、それぞれ異なるサウンドが含まれており、順方向、逆方向、ループ、アンループで演奏することができます。
MAINページ下部には、カテゴリで分けられたプリセットがあります。カテゴリは複数クリックしてソートすることも可能です。NOTES・LOOPS・SLICES切り替えることでプリセットも変わります。
KEY SELECTOR

LOOPS・SLICESモードには、固有の音色を持つオーディオが含まれています。各ループやスライスのバンクを選択すると、デフォルトでオリジナルのキーが設定されます。ループやスライスの音色を曲に合わせるためには、右上のキーセレクターを使ってスライスやループのバンクを上下に移調します。
KEEP ORIGINALボタンをクリックすると、ピッチの移調がオフになりバンク本来の音色を維持することができます。メジャー(MAJ)、マイナー(MIN)キーの選択も可能です。
MACROS

Output製品でお馴染みのMACROコントロールです。MAINページにある4つのスライダーの設定ができます。右上MACROSを選択し、上部から1〜4のMACROを選択します。
それぞれのMACROの範囲やデフォルト位置はMACROを選択後、左上EDITページで設定できます。ノブがデフォルトの値、赤と緑線の横スライダーで範囲を設定しバイパス(BYPASS)、×ボタンから解除することも可能です。
左上ASSIGN画面から各パラメータにカーソルを合わせると以下の設定ができます。

- ASSIGN:MACROにアサインします。
- OVERRIDE:すでに他のMACROにアサインされていますが、上書きします。
- REMOVE:アサインを解除します。
ENGINE
ENGINEページは、素材を選択、エディットすることができます。NOTES・LOOPS・SLICESの選択によってパラメータは変わりますが、共通しているパラメータは以下のものがあります。

- EQ:4バンドイコライザー
- ADSR:エンベロープ(アタック・ディケイ・サスティン・リリース)
設定マークから
- VEL. SEN.:ベロシティ感度
- MONOPHONIC:モノフォニックモード
NOTES

NOTESでは、鍵盤上に半音階でマッピングされた2つのソース(SOURCE A/B)を同時に演奏することができます。アイコンから、3つに分類された素材を選択することができます。
- ONE SHOT:ループすることなくサウンドをトリガーします。
- PADS:トリガーされたサウンドを持続させます。
- TAPE:テンポに同期したループをトリガーします。
それぞれの素材はアイコンで表示されており、右上にそれぞれのアイコンが表す意味を確認することができるのでわかりやすいと思います。
SOURCE A/Bそれぞれ左下電源ボタンでオンオフでき、ボリューム(VOL)、キー調整(TUNE)、パンニング(PAN)、リバース再生(REVERSE)などの調整ができます。

デフォルトで1barと記載されているボタンは、TAPEソースのリピート率を調整できます。STACKは、新しい音がトリガーされた際に前の演奏を無くすかどうかを決定します。
STACKの右にある波形ボタンは、ソースの開始位置や範囲を選択できる画面が表示されます。
LOOPS

ループモードでは、左上波形で40種類のループバンクから選択でき、キーボードのC2~C3に13種類のループがマッピングされています。ループはDAWテンポに同期しています。
- VOL:ボリューム
- FMT. SHIFT:フォルマントシフト
- ×0.5〜2:再生速度
- EDIT ALL:まとめてパラメータをリセット、オンオフ
の設定ができます。
鍵盤図もしくはMIDIから選択することで、右側のループ波形が変更されそれぞれボリューム(VOL)、キー調整(TUNE±)、パンニング(PAN)、リバース再生(REVERSE)、ループ再生(LOOP)、開始位置(START)などの調整ができます。
SLICES

SLICESでは、左上波形で40種類のボーカルフレーズから選びます。フレーズは13種類に分割され、C2~C3の各音にマッピングされます。基本的にはLOOPSと同じ仕様、パラメータになります。
RHYTHM

ENGINEページの真ん中では、選択したモジュレーションエフェクトのパラメータに対するモジュレーションの形状、速度、変動を設定することができるRHYTHMエフェクトがあります。
モジュレーションのタイプとして、LFO(WAVE)またはステップシーケンサー(STEP)が選択できます。PATTERNを選択すると、プリセットパターンが表示され選ぶことができます。ステップシーケンサーの場合は2、4、8、16ステップの長さを選択し、画面をドラッグして独自のシーケンスを描くこともできます。ステップ画面左右にある「<>」は、ステップを前後にずらすことができます。
LFOモジュレーターが選択されている場合、Phase Lockのオンオフを切り替えることができます。オンの場合トリガーされるとLFOの位相がゼロから始まり、オフの場合LFOの開始位相を画面をドラッグして自由に調整できます。
RATEノブは、グローバルなモジュレーションレート(速度)を設定します。ノブ上の表記をクリックしてレートを選択することも可能です。

右端にあるFLUXは、グローバルモジュレーションレートの変動に特化したセカンダリーステップシーケンサーです。ステップ値に応じて、モジュレーションレートを増減させます。上部電源ボタンでオンオフでき、AMOUNTから量を調整し、EDITからステップシーケンサーで設定できます。RANDOMIZEではランダムに値を変更できます。
モジュレーションエフェクト

RHYTHMの下にあるエフェクトは、モジュレーションされるエフェクトです。以下の6つがあります。
- VOLUME
- PAN
- FILTER
- PHASER
- TALK
- SATURATE
電源ボタンでオンオフ、それぞれのアイコンをクリックして調整できます。これらのエフェクトは黄色で表示され、上には黄色のModスライダーがあり上下にドラッグしてモジュレーションの量を調整できます。
それぞれエフェクトのモジュレーションされるパラメータは、ボリューム、パンポジション、フィルターカットオフ、フェイザー周波数、フォルマントフィルター周波数、サチュレーション量です。モジュレーション量を上げるとパラメータ下に「MOD」と記載されます。
通常エフェクト

最下部7つエフェクトは、通常のエフェクトです。以下の7つがあります。
- PITCH
- DIRT
- MOTION
- COMP
- TONE
- DELAYS
- REVERB
まとめ
EXHALEは、現代的なアプローチが可能な数少ないボーカル音源のひとつです。素材を細かくエディットされたプリセットで、すぐに良い感じにスライスできます。
ジャンルによってはかなり重宝する音源かもしれません。
この記事が参考になれば幸いです。
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