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Addictive Drums 2の使い方!パラアウト、キーマップなど解説!XLN Audioの定番ドラム音源

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定番のドラム音源Addictive Drums 2が、アップデートで操作画面含め大幅に変わりました!

この記事では、そんな進化したAddictive Drums 2の使い方を解説します。

是非参考にしてください。

1. XLN Audio「Addictive Drums 2」とは?

Addictive Drums 2は、XLN Audioが開発する人気のドラム音源です。

ADpakと呼ばれるドラムセットが全部で22種類あり、その中からいくつかのADpakを選ぶパッケージもしくはADpakがセットになっているパッケージがあります。自分好みのドラムセットのみ選べるという特徴があるので、本当に必要な音源のみ選べるというメリットがあります。選択したドラムセットによって音はかなり違ってきます。全体的にエフェクティブなプリセットが多くジャンルや好みさえ合えばすぐに利用できます。

作曲ソフトDAWの拡張機能VST、AU、AAXプラグインとして利用できますが、単体での起動(スタンドアロン)も可能です。

2021年にパッケージが一新され新しいラインナップとなり、2024年には操作画面や追加エフェクトなど大幅なアップデートがありました。

最新バージョン2.5アップデート点

最新バージョン2.5では以下のようなアップデート点があります。

  • Trig Gateエフェクト:すべてのドラムヒットでゲートアクションを得ることができます。
  • コンプレッサー 「ブースト 」モード:マルチバンドコンプレッションにより、サウンドに厚みとアタックを加えます。
  • より優れたEQ:全周波数帯域でクリアなリアルタイムビジュアルフィードバックが追加され、すべての設定を簡単に調整できるようになりました。

<Addictive Drums 2の概要>

開発会社 XLN Audio
操作画面 addictive-drums-2.5-2025-overview
製品名 Addictive Drums 2
ドラムセット 2〜22キット
発売日 2014年
価格(定価) Complete Collection609ドル(全種セット)
Custom118ドル(3キット自由に選択)
Custom XL227ドル(6キット自由に選択)
Custom XXL349ドル(10キット自由に選択)
Metal Collection111ドル(2キット)
Heavy Rock Collection111ドル(2キット)
Rock Collection111ドル(2キット)
Classic Rock Collection111ドル(2キット)
Break & Beats Collection111ドル(2キット)
Soul and R&B Collection111ドル(2キット)
Jazz Collection111ドル(2キット)
Percussion Collection111ドル(2キット)
Studio Collection111ドル(2キット)
Pop Collection111ドル(2キット)
Dead & Dry111ドル(2キット)

2. パラアウトなど使い方を簡単に解説!

Addictive Drums 2の使い方について簡単に解説します。詳しい公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。

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上部のバーには、左から以下のパラメータがあります。

  • 再生ボタン:選択されているMIDIファイルを再生します。
  • BPM:SYNCでDAWと同期可能なBPMです。上下にドラッグして調整できます。
  • プリセット:真ん中のプリセット名をクリックするとプリセットブラウザを表示できます。Saveボタンでプリセットを保存できます。

EXPLORE

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EXPLOREページは、プリセットを効率的かつ直感的に操作できるインターフェースです。各プリセットは「プレイリスト」としてスタイルやテンポの異なるビートが用意されており、再生ボタンで試聴できます。これらはすべてプリセットブラウザからもアクセス可能です。右側では、キック、スネア、ハイハット、オーバーヘッド、ルームレベルの基本的な音量調整が行えます。プレイリストは、ドラッグ&ドロップでMIDIファイルとしてDAWに貼り付けることも可能です。

未所有のADpakもプレイリストのメニューボタンから試聴が可能で、これらはヘッドフォンアイコンで表示される音声デモとして提供されます。

KIT

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KITページでは、Addictive Drums 2の18個のキットピーススロットを管理・操作できます。各スロットには、選択中のキットピースの画像が表示され、クリックするとその音を試聴できます。ベロシティ感度があり、スロット上部でクリックすると音量が大きくなります。

スロットにカーソルを合わすと以下のパラメータを選択できます。

kitpiece-addictive-drums-2.5

  • 4つの四角:キットピースブラウザを起動して、各ドラムの種類を選択できます。
  • リンクボタン:リンクマークをドラッグ&ドロップすることでドラムがリンクし、リンクマークがついているドラムを鳴らすとリンクしたものも同時に鳴ります。
  • 設定マーク:EDITページに移行し、細かく調整できます。
  • Load Tom Set:タムのみ、特定のタムセットを一括でロードできるボタンがあります。
  • スライダー:キットピースのボリュームを調整できます。
  • M:スロットをミュートします。
  • S:スロットをソロで再生します。

kitpiece-browser

キットピースブラウザでは、スロットにロード可能なすべてのキットピースを一覧表示します。選択したキットピースの詳細情報は右側の列に表示され、小さな再生ボタンでストロークタイプの試聴も可能です。

EDIT

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Editページは、Addictive Drums 2の音作りを細かく調整できる重要な画面です。画面の上半分ではキットピースごとのピッチやエンベロープを設定し、下半分ではEQやコンプレッサーなどのエフェクト処理を行います。それぞれのモジュールは、左上の青ボタンでオンオフできます。

キットピース

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キットピースセレクター:KITページ同様のパラメータがあり、下部からキットピーススロットを選択します。

ピッチピースの左右には、OHとROOMコントロールがあります。

  • LEVEL(OH & ROOM):ノブを調整してオーバーヘッドマイクとルームマイクの音量バランスを調整します。
  • PAN(OH & ROOM):LEVELの上にある横スライダーでオーバーヘッドとルームのステレオ配置を調整します。
  • WIDTH(OH & ROOM):LEVELの上にある横スライダーを上下にドラッグしてオーバーヘッドとルームのステレオの広がりを調整します。

RESPONSE

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  • VOLUME:ベロシティによる音量変化を設定します。0%で常に一定の音量、100%で録音されたままのダイナミクス、100~200%でさらに繊細な音の強弱を再現できます。
  • FILTER:ベロシティによる高域のロールオフ(減衰)を調整できます。特に、トリガー用のキットピースで自然なダイナミクスを再現するのに便利です。
  • SAMPLE:通常は複数のベロシティレイヤーを使用しますが、最も弱い音や強い音を除外したり、特定のレイヤーに固定したりできます。
  • NO ALTS:通常、AD2はラウンドロビン方式で異なるサンプルを使いますが、これを無効にして機械的なサウンドにすることができます。

PITCH

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  • MAIN PITCH:12半音(1オクターブ)上下にピッチを変更できます。
  • OFFSET(OH & ROOM):オーバーヘッドとルームマイクのピッチを個別に調整できます。

TONE DESIGNER(キック&スネア)

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  • TONAL DECAY:ドラムの「音程成分」の減衰をコントロールできます。
  • START / END:影響を受ける周波数帯域を設定できます。

PITCH ENVELOPE

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  • START / HOLD / RELEASE:ピッチが時間経過でどのように変化するかを設定できます。
  • VEL:ベロシティによってピッチ変化の影響を調整できます。

VOLUME ENVELOPE

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  • ATTACK / DECAY / SUSTAIN LEVEL / SUSTAIN TIME / RELEASE:音量の変化をADSR(アタック、ディケイ、サステイン、リリース)で調整できます。
  • VEL:ベロシティによってアタックを調整します。

CUT

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  • HIGH / LOW CUT FILTER:全チャンネル(クローズマイク、オーバーヘッド、ルーム)に適用されるハイカット/ローカットフィルターです。

マイクとチャンネル設定

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※選択するチャンネルによって調整できるパラメータが異なります。

SNARE BUZZ(スネア):キックやタムを叩いた際に発生するスネアの共鳴音の量を調整できます。スネア自体の音には影響しません。

CLOSE MICS BALANCE(キック&スネア):キックとスネアのクローズマイクのバランスを調整できます。スネアの下部マイクを増やすと「バズ感」が強くなり、キックのビーター側を増やすと「アタック感」が、フロント側を増やすと「低音の深み」が強調されます。

ROOM DISTANCE(ルーム):ルームマイクの距離をシミュレートできます。最大50msのディレイをかけることで、マイクの設置距離(最大約17m)を再現できます。

チャンネルインサートエフェクト

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NOISE:録音時のノイズ(マイクやスタジオ環境のノイズ)を追加できます。レベルやディケイを調整し、かすかなヒスノイズから、強調されたノイズバーストまで設定可能です。

MULTIFX: COMP & DIST(コンプレッサー&ディストーション)、TAPE & SHAPE(テープシミュレーション&トランジェントシェイパー)以下の2つのモードを切り替えて使用できます。

COMP & DIST

  • THRESHOLD:コンプレッサーのしきい値を設定します。
  • RATIO / ATTACK / RELEASE:コンプレッションの強さと動作タイミングを調整します。
  • BOOSTボタン:マルチバンド処理を適用し、通常モードとは異なるサウンドキャラクターを提供します。
  • DISTORTION:歪みエフェクトの種類を選択できます。
  • RANGE:歪みを適用する周波数帯域を制限できます。
  • AMOUNT:歪みの強さを調整します。
  • MIX:クリーン音と歪み音のバランスを調整できます。

TAPE & SHAPE

  • TAPE DRIVE:アナログテープ録音の飽和感を再現します。
  • BOTTOM:テープ録音時に発生する低域のブースト量を調整します。
  • SHAPE(トランジェントシェイパー):アタックやサステインを直感的に調整できます。
  • SAT(サチュレーティングリミッター):短いトランジェント成分を抑え、音の「ザラつき感」を加えます。

EQ:5バンド(モノチャンネル)または4バンド(ステレオチャンネル)のEQを装備。各バンドは周波数、ゲイン、Q値を調整可能。追加でハイカット/ローカットフィルターも使用可能です。

トリガーゲート(Trig Gate):オーバーヘッド、ルーム、バス、マスターの各チャンネル、およびFXページのDelerbユニットに搭載されたゲートエフェクトです。MIDIノートをトリガーとして使用するため、音量のしきい値を設定せずに正確なゲート処理が可能です。

  • THRESHOLD:ゲートを開く最小ベロシティを設定できます。
  • HOLD TIME:ゲートが開いた後、閉じるまでの時間を設定します。テンポ同期モードでは音楽的な長さ(例:4分音符)で設定可能。
  • RELEASE:ゲートが閉じる際のフェードアウト時間を設定します。
  • FLOOR:ゲートが閉じた後の音量レベルを設定します。-∞dBで完全にミュート、-10dBでより自然なゲート効果を実現できます。

FX

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各チャンネルには2つのFXセンドがあり、FXページのDelerbユニットへ送信可能です。オンオフボタンを使って簡単に適用できます。

ディレイセクション

  • DELAY TIME:ディレイの時間をミリ秒単位で設定できます。テンポ同期ボタンを押すと、曲のBPMに合わせてディレイを同期させることができます。
  • FEEDBACK:ディレイの繰り返し回数を調整します。0%では1回のみ、100%では無限に繰り返します。
  • SWING:ディレイの反復にスウィング(シャッフル感)を加えます。
  • PING PONG:左右のチャンネル間でディレイを交互に反射させ、ステレオ効果を強調します。
  • RANGE:ディレイが影響を与える周波数帯域を制限できます。

クロスフェーダー&Delerbグラフ

  • DELERB CROSSFADE:ディレイとリバーブのバランスを調整できます。クロスフェーダーを動かすことで、ディレイの比率を上げたり、リバーブを強調したりできます。
  • DELERB GRAPH:現在のディレイ&リバーブの設定を視覚的に表示します。グラフを左右にドラッグするとディレイ時間を変更し、上下にドラッグするとディレイのフィードバックやリバーブのディケイを調整できます。

リバーブセクション

  • REVERB TYPE:使用するリバーブの種類を選択できます。矢印ボタンまたはリバーブ名をクリックして切り替え可能です。
  • PRE-DELAY:リバーブが始まるまでの時間を設定できます。トランジェント(アタック部分)をクリアにし、リバーブをより自然に馴染ませる効果があります。
  • DECAY:リバーブの残響時間を調整できます。
  • DAMPING:高域の反射をコントロールし、リバーブの明るさを調整します。
  • SWIRL:リバーブの尾にコーラスのような厚みを加えます。

EQセクション

2バンドEQを搭載。詳細な操作はチャンネルインサートのEQと同様です。

トリガーゲート

MIDIノートをトリガーとしてゲート処理を行います。チャンネルインサート同様の仕様です。

出力セクション&ルーティング

OUTPUT LEVEL:FX全体の出力レベルを調整できます。

PANNING:FXのステレオ位置を変更できます。

MASTER INSERTS:マスターチャンネルのインサートエフェクト適用前(Pre)または適用後(Post)にFXをルーティングできます。

ミキサー

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Addictive Drums 2 のミキサーには、以下の14チャンネルが用意されています。

  • モノラルチャンネル(10):キック、スネア、ハイハット、4つのタム、3つのフレキシチャンネル(Flexi)
  • ステレオチャンネル(2):オーバーヘッド(OH)とルーム(Room)
  • バスチャンネル(1):特定のパーツをまとめてサブミックスし、歪みやコンプレッションを加えられるチャンネル
  • マスター(1):最終的な出力をまとめるチャンネル

各チャンネルには、以下のパラメータがあります。

PAN:左右の定位を調整できます(ステレオチャンネルは幅も調整可能)。

VOLUME:チャンネルごとの音量を調整します。

SOLO / MUTE:ソロで聴く、またはミュートできます。

位相反転ボタン:位相を反転できます。

下矢印ボタン:パラアウト(マルチアウト)の設定を行います。

バスチャンネル(BUS)

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バスチャンネルは、複数のキットピースのサブミックスを作成し、それを圧縮や歪み処理した後、メインミックスに混ぜることで「太さ」や「パンチ感」を強調できます。

BUS SEND:各チャンネルのミキサー上部に表示されるスライダーで、バスチャンネルへの送信量を調整できます。

パラアウトの設定

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Addictive Drums 2 はパラアウト(マルチアウト)対応プラグインとして動作し、各チャンネルをDAW内の個別トラックにルーティングすることが可能です。ただし、スタンドアロン版ではマルチアウトを使用できません。

パラアウトの設定方法

各チャンネルの「↓」ボタンをクリックし、以下のいずれかを選択します。

  • Master(デフォルト):全てのチャンネルがマスター出力にまとめられます。
  • Separate Out(Pre-Fader):フェーダーの影響を受けない状態で、個別のアウトプットへ送信します。
  • Separate Out(Pre-Fader) + Master:Pre-Faderの状態でパラアウトしつつ、マスターにも出力を残します。
  • Separate Out(Post-Fader):フェーダーの設定を反映した状態で、個別のアウトプットへ送信します。
  • Separate Out(Post-Fader) + Master:Post-Faderの状態でパラアウトしつつ、マスターにも出力を残します。

Pre-FaderとPost-Faderの違い

  • Pre-Fader:AD2内部のフェーダー設定に影響されず、固定レベルで出力されます。DAW側で自由にミックスを行いたい場合に適しています。
  • Post-Fader:AD2内のミキサー設定(音量やパン)を反映した状態で出力されます。

+ Masterの活用方法

通常、パラアウト設定をすると、そのチャンネルの音はマスター出力から消えます。しかし、+ Master を選択すると、パラアウトしながらマスターにも音を残せます。例えば、キックをパラアウトしつつ、マスターにも残して全体のバランスを崩さないようにするといった使い方が可能です。

AUDIO RECORDER:左下部のRECORDERでは、マスター出力を最大15秒間録音し、DAWやデスクトップへドラッグ&ドロップ可能です。

BEATS

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Beatsページでは、Addictive Drums 2 に付属するMIDIライブラリにアクセスし、ドラムパターンを検索・編集できます。お気に入りのビートを見つけたら、Beat Transformerで細かく調整し、直接DAWにドラッグ&ドロップすることが可能です。

MIDIライブラリと検索機能

LIBRARY COLUMN:左側からMIDIライブラリ全体、特定のMIDIパック、またはお気に入り(Fav Beats)から検索できます。外部MIDIファイルも追加可能で、「Open External MIDI folder」からインポートし、「Refresh MIDI Library」で更新できます。

FILTERS:スタイル、テンポ、拍子(Time Signature)、名前などでMIDIファイルを絞り込めます。テンポ検索では、現在のBPMに対して±10%または±20%の範囲で近いテンポのビートを優先表示できます。

GRID SEARCH:特定のキックやスネアパターンを検索するための機能。1小節16分音符単位のグリッド上で、検索したいドラムヒットを手動で「ペイント」することで、類似するパターンを素早く見つけられます。

MIDIパターンの選択と編集

MAIN BEAT LIST:検索結果がリスト表示され、選択したビートのバリエーションがVARIANT LISTに表示されます。

VARIANT LIST:選択したビートの異なるバージョンが一覧表示されます。お気に入り(ハートマーク)を付けると、Fav Beatsリストに追加できます。

Beat Transformer(ビートの調整)

RANGE:ベロシティ(音の強さ)のレンジを圧縮、拡張、またはシフトさせることができます。

ACCENTS:ビートにアクセントを追加し、パターンをよりダイナミックにできます。

RANDOM(TIMING / VELOCITY):タイミングやベロシティにランダム性を加え、機械的な打ち込みをより自然な演奏に近づけます。

KIT PIECE VELOCITY & REASSIGN:各ドラムパーツのベロシティを調整できます。また、リムショットをサイドスティックに変更するなど、特定の打撃音を別のアーティキュレーションに置き換えることも可能です。

SPEED:ビートの再生速度を半分(1/2)、通常(1x)、倍速(2x)などに変更できます。

LENGTH:MIDIクリップの長さを調整できます。

RESET ALL:すべての変更を元に戻します。

ビート情報と再生機能

BEAT INFO:選択中のMIDIファイルの名前、長さ、拍子記号(Time Signature)を表示します。

BEAT VISUALIZATION:ビートのパターンを視覚的に表示し、リアルタイムで変化を確認できます。クリックすると、任意の位置から再生できます。

再生ボタン:MIDIパターンを試聴できます。

SPEED / LENGTH ADJUSTMENT:ビートの速度や長さをリアルタイムで変更できます。

MIDI録音と同期機能

RECORD MIDI:電子ドラムやDAWのMIDIトラックからMIDIデータを録音し、Beatsページに保存できます。

MARK FIRST BEAT:MIDIファイルの開始位置を調整し、アレンジに合わせてビートを再同期できます。

MIDI Mapping

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右上メニューから選択できるMIDI Mappingウィンドウでは、Addictive Drums 2 の各ドラムサウンドをトリガーするMIDIノートやコントローラーをカスタマイズできます。電子ドラムやMIDIキーボードを使用する際に、演奏性を向上させるための重要な機能です。

MAP PRESET:上部から一般的な電子ドラムキットやMIDIコントローラー向けのプリセットMIDIマップ、キーマップを選択できます。また、カスタムマップを保存・ロードすることも可能です。

GLOBAL VELOCITY:全キットピースのベロシティレスポンスを調整できます。

  • 通常(デフォルト):フルレンジのベロシティを使用
  • ソフト:最大ベロシティを90に制限
  • ハード:最小ベロシティを60に設定

KIT PIECE SELECTOR:編集するキットピースを選択し、マッピングを変更できます。

KEYBOARD VIEW:キーボード上のMIDIノート配置を視覚的に確認し、マッピングをドラッグ&ドロップで変更可能。

MIDI MONITOR:受信したMIDI信号(IN)と、それがマッピングされた出力(OUT)をリアルタイムで確認できます。

マッピング設定

STROKE TYPE LIST:現在選択しているキットピースに対応するストロークタイプ(演奏方法)が一覧表示されます。

MAPPING:ストロークタイプをMIDIノートへ割り当てるには、リストからドラッグ&ドロップでキーボードビューに配置します。

VELOCITY:特定のストロークタイプのベロシティを個別に増減できます。

LEARN:このボタンを押し、電子ドラムのパッドやMIDIコントローラーのキーを叩くことで、即座にマッピングが可能です。

高度な電子ドラム設定

CC HIHAT(ハイハットのMIDI CC制御)

電子ドラムのハイハットの動作を詳細に設定できます。

  • CC NUMBER:ハイハットペダルのMIDI CC番号を変更(デフォルトはCC#4)
  • CC REVERSE:ペダルの開閉値を逆転(互換性のため)
  • FOOT CLOSE SENSITIVITY:ペダルを素早く閉じた際の「フットクローズ」音の感度調整
  • FOOT SPLASH SENSITIVITY:ペダルを素早く開閉した際の「フットスプラッシュ」音の感度調整

POSITIONAL SNARE & RIDE(スネア&ライドの位置感知)

一部の電子ドラムでは、スネアやライドの打点位置をMIDI CCで送信できます。

  • CC POSITIONAL SNARE:スネアの中心〜エッジ間のクロスフェード調整
  • CC POSITIONAL RIDE:ライドシンバルのティップ(先端)〜シャフト(柄)の打点検知

CYMBAL CHOKES(シンバルチョーク)

一部の電子ドラムは、シンバルをつかんだ際にMIDI Aftertouchメッセージを送信します。このオプションを有効にすると、チョーク(ミュート)機能が正しく動作します。

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