- たくさんの楽曲をリリースしたい!
そのように思っている方はDittoも検討すべき音楽ディストリビューションです。
海外の音楽配信代行サービスDittoは、エド・シーランやサム・スミスなど数多くの有名アーティストを顧客に持つ音楽ディストリビューションです。
収益は100%還元で、アーティスト単位で無制限にリリースできます。
この記事では、そんなDittoの仕様や利用するメリットや注意点などを紹介しています。
是非参考にしてください。
音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューション・ディストリビューター)に関するまとめ記事は以下をご覧ください。
1. 音楽配信代行サービス「Ditto」とは?
DittoはEd Sheeran、Sam Smith、Stormzyなどを顧客に持つ音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューション・ディストリビューター)です。
最大の特徴は、年間払いを支払うことで無制限に楽曲を配信することができる点です。
収益還元率は100%で、収益の全てがアーティストに還元されます。
以下の3つのプランがあり、プラン毎に配信できるアーティスト数が変わります。それ以外の仕様はほとんど同じです。
Dittoの概要
横にスクロールできます▼
プラン | Artist | Professional | Label |
年額 | 19ドル | 29ドル | 69ドル〜 |
アーティスト数 | 1 | 2+コンピレーションリリース | 5〜+コンピレーションリリース |
収益還元率 | 100% | 100% | 100% |
全てのプランに含まれる内容
- どこでも無制限に音楽をリリース
- ロイヤリティ100%
- リスナーデータ、デモグラフィック
- メジャーレーベルのプロモツールにアクセス
- ロイヤリティの自動分割支払い
- グローバルな音楽ネットワークに参加
- 音楽に関するインサイトと分析レポートを入手
- プレイリストに登録
- 音楽著作権を保護
基本的にはこの3つのプランですが、年額49ドルのDitto Music Publishingにアップグレードすることで出版印税をすべて追跡し収集して支払いを受けることも可能です。さらにテレビ、映画、広告、ゲームなどにトラックを売り込むことができます。ただし、出版印税は90%が支払われ10%は手数料となります。YouTubeで自分の楽曲が使用された際に収益が発生するYouTubeコンテンツIDも90%で10%が手数料となります。
その他にも以下のようなサービスがあります。
- Ditto Music Promotion(プロモーションサービス):459ドル
- YouTubeのVEVOチャンネル作成:99ドル
- VEVOチャンネルで動画アップロード:29ドル
配信先一覧
主要なApple MusicやSpotifyはもちろん世界中の数多くの配信先にアプローチできます。
ただし、一部日本向けの配信先LINE MUSICなどはありません。
2. Dittoを利用するメリット
Dittoの特徴やメリットは以下のような点があげられます。
- 年会費の支払いで無制限配信が可能
- 還元率100%
- 30日間フリートライアルあり
- 支払い分割機能
- 配信をまとめたスマートリンクを利用できる
年会費の支払いで無制限配信が可能
Dittoは、曲単位ではなくアーティスト単位によるサブスクリプションです。
日本で一番人気のTuneCoreなどは曲をリリースすればするほど年間の支払額が増えますが、Dittoの場合は常に一定額の支払いですみます。
ですので、年間に何回もリリースする方にとっては利用する価値があるサービスでしょう。
同じような仕様のサービスとしてDistroKidやnarasu、LANDRという音楽ディストリビューションもありますが、Dittoの方が年間費は安いです。
narasuが値下げしたため、無制限リリースプランの最安値はnarasuになります。ただし、収益還元率は90%となります。
還元率100%
アーティストへの還元率が100%なのも良い点でしょう。
他のプラットフォームでは配信から得られた全ての収益がバックされないこともあります。
30日間フリートライアルあり
1アーティスト無制限の音楽配信を30日間だけ無料で利用できます。
試しにリリースしてみるのも良いかもしれませんが、リリースまでの10日ほどかかるので無料で配信できるのは20日程度でしょう。
リリースまでの期間は、40ドル支払うことでApple MusicとiTunesでは数時間以内にその他の主要ストアでは72時間以内に配信することもできます。
支払い分割機能
バンドなど、複数のクリエイターが絡む際は、事前の話し合いで配信による報酬の還元比率を決めておくのは重要なことです。
支払い分割機能を使えば、事前に決めた配分通りに報酬が分配されるので安心です。
配信をまとめたスマートリンクを利用できる
TuneCoreやBIG UP!同様に配信先をまとめたリンクを利用でき、簡単にシェアすることが可能です。
※リンクをまとめる機能は、Linkfireで無料作成することも可能です。ただし、下部に広告が付きます。
3. Dittoを利用する前に知っておくべき注意点
Dittoを利用する前に知っておくべき注意点は以下のような点があげられます。
日本語に対応していない
Dittoは日本語に対応していません。サポートや入金の手続きにも英語で行う必要があります。
資金を引き出すためには、Dittoの決済パートナーであるPayoneerに登録する必要があります。
また、新規ユーザーの方は免許証などの身分証明書の提示も必要になります。
まとめ
Dittoは、頻繁にリリースする方にとっては考慮してもよいサービスかもしれません。
ただし、英語のみの対応となりますのでその点は注意しましょう。また、年額、月額ではなく一度の支払いで完了したい方や無料で配信したい方は別のサービスを検討すべきです。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!