無料とは思えない操作性のエフェクトを配布しているFKFX。
新しく配布されたInfluxも実験的で面白いエフェクトです。
この記事では、そんなInfluxをレビュー。導入するメリットやデメリット・注意点から使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
無料で手に入るプラグイン一覧はこちらの記事をご覧ください。
1. FKFX「Influx」とは?
FKFX Influxは、レゾネーターモジュールからローパスとチューブディストーションを通過するエフェクトで、レゾネーターのNoteと全体のDry/Wetには専用のLFOエディターが用意されています。
入力から新しいグルーヴを作ることができ、信号の変換部分のみを出力することも可能な実験的でアグレッシブなエフェクトです。
82種類のファクトリープリセットに加え、Heat Audioのfacebookから無料で入手できる128種類のエクストラプリセットを加えた210種類のプリセットを利用することができます。
開発会社 | FKFX |
操作画面 | |
製品名 | Influx |
価格(定価) | 無料 |
主な仕様 | レゾネーター/チューブディストーション |
2. 導入するメリット
FKFXのエフェクトは、フィルターのObvious Filterを含めエディターがかなり使いやすいのが特徴です。
レゾネーターのNoteと全体のDry/Wetをモジュレーションするエディターがかなり細かく調整でき、使いやすいです。
ここまで使いやすく細かくカスタマイズできるモジュレーションエディターは有料のものと比べても全く引けを取らないと思います。様々なカスタマイズプリセットがあり、それらを選択した場所のみに適用することも可能です。
3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット
Influxを利用する前に知っておくべき点としては、原音とは全く違う状態にすることが可能な実験的エフェクトである点でしょう。
使い所や使い方のセンスが問われるエフェクトだと思います。
上記公式動画のシンセにかけた使い方がJusticeやDaft Punkのようで良いと思いました。自分も同じように使いたいと思います笑
4. 使い方を解説!
ここからは実際にInfluxの使い方を解説します。
Flux Resonator:レゾネーターのLFOエディターです。クリックすることで細かく作成できるエディットページが表示されます。
Flux Chaos: オーディオ入力でレゾネーターをリアルタイムに再燃させます。
Flux Center Note:Flux Resonatorのルートノートを選択できます、
Flux Scale Snap:38種類のスケールから選択できます。
Flux Stereo:左右のFlux Resonatorにステレオピッチシフトを加えます。
Flux LFO:ローパスフィルターのモジュレーションをコントロールできます。
LFO Rate:LFOのレートを調整できます。
Low Pass:Flux LFOでコントロールできるローパスフィルターです。
Wave Shaper: 16種類のウェーブシェイパーを選択できます。
Low Cut:信号から低い音を取り除くローカットです。
Gain:ポストディストーションのゲインを設定できます。
D/W Max:Dry/Wetの最大値を設定できます。
Dry/Wet:Dry/Wetを細かく調整できるLFOエディターです。
Wet Only:Wet信号のみを取得します。
LFOエディター
エディターは右上Switch Editorから、Flux ResonatorとDry/Wetを切り替えたりグリッドを調整したりできます。
その下にある実際にエディットする方法は
- 点や線をドラッグして変更するPointer
- ドラッグして自由に描く2つの鉛筆マーク
- ドラッグして選択した範囲を移動するSelect Mode
があります。
右下には様々なカスタマイズモードやコピー、ペーストのアイコンがあります。
まとめ
FKFXは、無料とは思えない細かなエディットが可能なエフェクトがあるので一度チェックしてみるべきでしょう。
Patreonにて月額メンバーシップがありますが、InfluxやObvious Filterは無料で手に入れることができます。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!