Plugin BoutiqueにてNative Instrumentsの取扱いと同時に、購入者無料特典としてモジュレーションエフェクトFREAKが配布されています。
ちょっと変わったエフェクトですが、これはもらっておくべきなのか?実際に使ってみてレビューや使い方などを解説します。
是非参考にしてください。
1. Native Instruments「FREAK」とは?
FREAKは、Native Instrumentsが開発する3種エフェクトシリーズ「Crush Pack」のうちの一つです。
オシレーター、ラジオ、サイドチェインの3つのモードでアンプモジュレーション、リングモジューレーション、周波数シフトをシームレスに調整できます。
ラジオサウンドからゲート、トレモロまで利用できるエフェクトです。
プリセットは
- Keys+Guitar
- Drums
- Vocal
- Special FX
と楽器などでわかりやすく分けられた79種類あります。
開発会社 | Native Instruments |
操作画面 | |
価格(定価) | Crush Pack:¥9,300 |
主な仕様 | モジュレーションエフェクト |
2. 導入するメリット
FREAKは多様なモジュレーションが可能ですが、個人的にはラジオモードが面白いなと思いました。
キャリア、チューニングを調整するサウンドも含めてオートメーションをかければ古いラジオ感が出せていい感じになります。
ノイズや歪みなどもフィードバックやミックスノブで細かく調整することができるのでちょうど良い感じに演出できると思います。
3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット
FREAKは、Crush Packというビットクラッシャーやディストーションと同じパックで販売さている通り、汚す系よりの機能が多いエフェクトです。
かなり使える!というより稀に使うクリエイティブなエフェクトですので人によっては不要な場合もあるかもしれません。
4. インストール・アクティベーション方法
Native Instruments製品は以下の4STEPでインストール・オーソライズが完了します。
- Native Instrumentsでアカウント登録
- Native Accessをダウンロード・インストール
- Native Accessを起動してログインし、左上「Add a serial」からシリアルナンバーを入力
- Freakをインストール
5. 使い方を簡単に解説!
ここからは実際にFREAKの使い方を解説します。
公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。
Oscillator
内部サインオシレーターを使用したモジュレーションモードです。
Type:アンプモジュレーション(AMP)、リングモジュレーション(RING)、周波数シフト(FREQ)の3つをシームレスに変化できます。それぞれ名前部分をクリックすることでそれぞれの値にジャンプすることも可能です。
Freq:Oscillatorの場合は左側真ん中ノブで内部のサインオシレーターモジュレーションのレートを調整します。左上にあるボタンで周波数の範囲を変更できます。
Antifold:入力信号に適用されるハイパスフィルターのカットオフ周波数を、設定された周波数に向かってシフトさせます。低域のスペクトルがすっきりした音になります。
Stereo:左と右のステレオチャンネルに適用されるモジュレーションに位相オフセットを加えて、ワイドなステレオイメージを作成します。
Harmonics:ハーモニクスを追加して歪ませて豊かにします。
Feedback:エフェクトの出力から入力へのフィードバック信号のレベルを調整します。
Mix:Dry / Wetミックス量を調整します。
Sidechain
サイドチェインは、入力ソースを使用して変調します。
Contour:モジュレーションソースからのダイレクトな信号と、エンベロープフォロワーで処理された信号をブレンドしモジュレーションの輪郭を調整できます。SCボタンをオフにすると、入力信号がモジュレーションソースとして使用され、セルフモジュレーションが可能になります。
Release:エンベロープフォロワーのアタックタイムとリリースタイムを調整します。
BP Freq:サイドチェインにバンドパスフィルターを適用して特定の部分を調整できます。
Radio
AMラジオシミュレーションです。
Carrier:中心周波数を調整できます。右上のボタンは、ノイズゲートのオンオフを切り替えます。
Tuning:周波数をチューニングできます。昔のAMラジオのチューニングのように特定のラジオ局の周波数をダイヤルで合わせているような効果があります。左上バツボタンからデフォルトのビンテージラジオタイプをアグレッシブなスタイルに変更します。
Width:バンドパスの帯域幅を調整します。
まとめ
FREAKは、面白いエフェクトですが人によってはあまり必要ない可能性もあります。
Plugin Boutiqueの無料特典としてもらうことができますので、何か購入するつもりであればついでにもらっておきましょう!
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!