【1記事で網羅】最新セールまとめ

挙動を視覚的に確認できるDDMF「Plugindoctor」レビューと測定例

ddmf-plugindoctor

PR

なんとな〜く使っているプラグインが実際にどのように動作してるのだろうと思ったことはありませんか?

感覚的判断だけでは、なかなか思ったような結果になっていない場合もあります。

より深くプラグインを理解して使うためにも、しっかり視覚的に挙動を確認することも必要です。

この記事では、そんな視覚的な確認を補助するDDMF「Plugindoctor」をレビューしていただき、実際に使用例もいくつかあげていただきました。

是非参考にしてください。

この記事のレビュアー

高慶航 (Rec / Mix / PA )
Sound AiDE所属のレコーディング・PAエンジニア

 

音のキャラクターやカラーを大切に、録音、ミキシング、PAオペレートしています。

 

■制作実績 : Funny Factures, TAMIW, Monomouth, um-hum, colspan, DuckHouse, DinoJr, Kuniyuki Natsu 他

■Spotify Playlist : https://open.spotify.com/playlist/2TskeAQyI0qYwohaAs3f82?si=CEc4Qt-oSyemv1czsQ1d8Q

■instagram : https://www.instagram.com/watarukokei/


ご依頼はmailにてお気軽にお問い合わせください→ kokei.soundaide@gmail.com
■Studio AiDE : https://soundaide.co.jp/rec-studio/

1. DDMF「Plugindoctor」とは?

Plugindoctorはプラグインやハードウェアの挙動を視覚的に確認できるスタンドアローンのソフトウェアです。

アナログモデリングのプラグインの場合細かな数値が無かったりして一体どんなかかり方をしているのか曖昧な事があると思います。

例えば、UAD Ampex ATR-102をマスターに挿した時、テープスピード、テープの種類、インチ等の変化でどの様に周波数特性が変わるのか、倍音成分はどんな出方なのか、わからなかった事がPlugindoctorを使って一目で確認できます。

他にもFETコンプレッサー1176の色々なモデルの比較やプリアンプがどんな倍音の出方をするのか、Pultec系のEQのカーブも知らない人は一度見ておいた方が良い代表的なポイントかもしれません。

このソフトの表示できる代表的な機能は以下のものです。

  • LinearAnalysis(周波数特性)
  • HHarmoHarmonicAnalysis(歪特性)
  • Hammerstein(倍音特性)
  • Oscilloscope(オシロスコープ)
  • Dynamics(ダイナミクス)
  • Performance(CPU負荷)

2つまでのプラグインを同時に立ち上げる事ができ、比較する事が可能です。さらにハードウェアも測定できます。

開発会社 DDMF
操作画面 plugindoctor-8
製品名 Plugindoctor
価格(定価) ¥3,238

2. 実際に使ってみた測定例

ここからは、実際にいくつかのプラグインを測定してみたいと思います。

UAD – Pultec EQP-1A

plugindoctor-1

まず、上記で例をあげた名機イコライザーPultecモデルのプラグインUAD Pultec EQP-1Aの周波数特性です。有名なお話ですが、このEQは挿すだけでレベルが上がります。

画像の通り実機に合わせて1dBほどアップしているのが分かります。

plugindoctor-2

続いて、高域のツマミを

  • KCS:5
  • BOOST:5
  • ATTEN:5
  • ATTEN SEL:5

にしたものが上記画像になります。思ったカーブになっていますか?

plugindoctor-3

さらにLegacy版の同一設定の周波数特性が上記画像です。ほぼ同じ特性です。

plugindoctor45

続いて、歪特性がこちらになります。左がLegacy版、右が通常版です。

縦に長い線がテストトーンで通常版はそこから高域に何本か出ているのが倍音の分布になります。Legacy版では見られませんので倍音は付加されない事がわかります。

UAD – Ampex ATR-102

plugindoctor-67

次にUAD Ampex ATR-102を読み込んだ周波数特性、歪特性です。

plugindoctor-8

WOW FLUTTERとNOISEを切るとこうなります。周波数特性の特徴や倍音の分布がはっきり確認できます。

このようにグラフでプラグインの挙動を見るとどういった事が起きているのか理解でき、実際に使う時の判断に役立ちます。

3. 利用する前に知っておくべき注意点

しかしながら、利用する前に知っておきべき注意点もあります。

それはソフトウェアの挙動が不安定だったり、開けないプラグインがあったりする事です。

環境にもよるようなのでその辺りを踏まえた上でお試しください。Demo版があるので先ずはそちらで試してから購入するといいと思います。

この記事のレビュアー

高慶航 (Rec / Mix / PA )
Sound AiDE所属のレコーディング・PAエンジニア

 

音のキャラクターやカラーを大切に、録音、ミキシング、PAオペレートしています。

 

■制作実績 : Funny Factures, TAMIW, Monomouth, um-hum, colspan, DuckHouse, DinoJr, Kuniyuki Natsu 他

■Spotify Playlist : https://open.spotify.com/playlist/2TskeAQyI0qYwohaAs3f82?si=CEc4Qt-oSyemv1czsQ1d8Q

■instagram : https://www.instagram.com/watarukokei/


ご依頼はmailにてお気軽にお問い合わせください→ kokei.soundaide@gmail.com
■Studio AiDE : https://soundaide.co.jp/rec-studio/

4. 口コミ・評判を紹介!

Plugindoctorの口コミ・評判をまとめました。

必須の測定ソフトとして、多くのエンジニアさんが活用しています。

今更すぎるけど、PluginDoctorのグラフってXY軸でスイープ出来るんすね…なんで気づかなかったんだろうか笑

Plugindoctor届いて最高にたのしい。。。ありがとうございます。

引用:Twitter

まとめ

Plugindoctorは、今あるお持ちのプラグイン資産をさらに活用できる発見がたくさん見つかります。

さらに、より詳しくこのソフトを理解したいと思った方はこちらの本もおすすめです。

David Shimamoto著『オーディオ・プラグイン解析ツールPlugindoctorで遊ぼう!』

英語のマニュアルは文章だけでわかりにくいのですが、こちらの本は丁寧に解説されていて非常に参考になりました。プラグインならではの解析のヒントなんかも載っていてとても勉強になります。

難しそうに見えるかもしれませんが全部理解する必要はないのでこの本のタイトルのように遊ぶぐらいのつもりで触ってみてMIXのヒントになればと思います。

この記事が参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA