- Roland Cloudについて知りたい!
- 公式をみたけどなんか難しそうでわからない・・・
- Roland Cloudの口コミがイマイチだけど実際はどうなの?
このような疑問を抱えてこの記事を開いたのでは?
Roland Cloudは、Roland本家が出しているサブスクで利用できるソフト音源・ハードシンセ拡張・プラグインエフェクトサービス。
このサービスを実際利用してレビューしたいと思います。
結論から言うと、このサービス自体はかなり革新的で、今後のプラグインやハードシンセのあり方を変える可能性も秘めていると思います。80年代、90年代のRolandシンセをまとめて使いたい方、実機はビンテージで高いし買えないという方にはおすすめです。
しかしながら、以前は料金やスペック等問題点があり、あまり評価は高くありませんでした。
そんなRoland Cloudがついに日本でも展開されるようになり、仕様も変わってかなり良くなっています!
この記事では、Roland Cloudのメリットやデメリット・評判などを解説。
ぜひ、参考にしてください。
ソフトシンセに関するまとめ記事はこちらをご覧ください。
1. Roland Cloudとは?
Roland Cloudとは、Roland本家が出しているサブスクリプションサービスです。Rolandといえば、シンセなどハードの名機が有名ですが、それをパソコンでも使えるようにソフトウェア化されています。作曲ソフトDAWの拡張機能VST、AUプラグインとして利用できるソフト音源やプラグインエフェクトの他に、Rolandのハードウェアシンセを拡張する音源もあります。
- Rolandのシンセやリズムマシン大好き
- ハードPCM音源大好き
新プラン主な違い・買い切り価格
2020年5月12日Roland Cloudが日本での展開とともに仕様もガラッと変わりました。
月額もしくは年額で利用できますが
- 無料でも利用できる
- 買い切り(Lifetime Key)購入可能
- ハードウェアシンセサイザーの拡張音源も利用できる
など大幅にパワーアップしています。
重要だと思う違いは以下です。
| 機能 / プラン | Free | Core | Pro | Ultimate |
|---|---|---|---|---|
| 月額 / 年額 | 無料 | $2.99 / $29.99 | $9.99 / $99 | $19.99 / $199 |
| ZENOLOGY Lite | 〇 | × | × | × |
| ZENOLOGY | × | 〇 | × | × |
| ZENOLOGY Pro | × | × | 〇 | 〇 |
| ZENOLOGY FX | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| Model Expansion | × | × | 〇 | 〇(全種) |
| Legendary音源 | × | × | 2つ選択 | すべて |
| Wave Expansion | × | × | × | 〇 |
| サウンドパック | 一部 | 限定 | 多く利用可 | すべて利用可 |
| Zenbeats Max Unlock | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| Lifetime Key購入 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
補足説明
- ZENOLOGY Pro:ZENOLOGYの上位版。Pro以上で利用可。
- ZENOLOGY FX:エフェクトモジュール。Core以上で利用可能。
- Model Expansion:追加音源モデル。Proで一部、Ultimateで全種対応。
- Legendary音源:JUPITER-8、TR-808など往年の名機。Proで2つ選択、Ultimateは無制限。
- Wave Expansion:ソフトウェアインストゥルメント用追加波形。Ultimate限定。
- Lifetime Key:買い切り型ライセンス。Freeでも購入可能。
- Zenbeats Max Unlock:Zenbeatsの全機能解放。Core以上対象。
詳しい違いに関してはRoland Cloud公式をご覧ください。
Ultimateが以前のRoland Cloud同様の全てが使えるプランになり、以前の登録者はUltimateで引き継がれます。
無料プランが追加され、買い切り(Lifetime Key)が可能になりました。アカウントがある限り、月額料金を払わず、好きなプラグインやハードウェアシンセの拡張音源を購入することが可能です。買い切り価格の確認や購入は、管理ソフトRoland Cloud Managerから確認できます。全プランでUltimate30日間無料トライアルも可能ですので、無料トライアルで気に入った製品を買い切ることができます。
※一部単体購入ができないものもあります。
買い切り価格
- ZENOLOGY PRO:229ドル
- ZENOLOGY 拡張:4.99ドル〜
- LEGENDARY:D-50(149ドル) / JUNO-106(149ドル) / JUPITER-8(149ドル) / JV-1080(129ドル) / JX-3P(129ドル) / PROMARS(99ドル) / SH-101(99ドル) / SH-2(99ドル) / SOUND Canvas VA(69ドル) / SYSTEM-100(129ドル) / TR-808(149ドル) / TR-909(149ドル) / TB-303(149ドル) / XV-5080(129ドル) / TR-606(149ドル) / JUNO-60(149ドル) / TR-707(149ドル) / TR-727(149ドル) / JD-800(149ドル) / JUNO-60 Chorus(99ドル)
- SRX:全て69ドル
- AIRA:SYSTEM-1(99ドル) / SYSTEM-8(129ドル)
- Audio Contents(サンプルパックなど) :14.99ドル〜
新たに追加された「ZENOLOGY」とは?
ZENOLOGYはFANTOMやJupiter-Xに搭載されているZEN-Core Synthesis SystemをDAWでも使用できるようにしたソフトウェアシンセサイザーです。
これにより、ZEN-Core対応ハードウェアシンセサイザーとDAWをシームレスに行き来することができます。
ZENOLOGYは名機シンセサイザーのモデル拡張「Model Expansion」も搭載されています。(Pro以上のプランで利用可能)
2. Roland Cloudを導入するメリット
Roland Cloudを利用するメリットは主に次の3つが挙げられます。
- 名機をはじめかなり多くのソフト音源を使用できる
- 無料でも利用可能!
- サブスクリプションに登録せず、買い切り購入できる
名機をはじめかなり多くのソフト音源を使用できる

以前のRoland Cloud同様にたくさんのシンセサイザー音源があります。特にオールインワンシンセ系の音は十分すぎるくらいあるでしょう。
Rolandの名機が次々とソフト音源で蘇っています。Roland Cloudに収録されている名機に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
無料でも利用可能!

Roland Cloudにフリープランが加わりました。
新しく追加されたZENOLOGY(Lite版)も利用でき、サウンドパックはZEN-Core対応のシンセサイザーでも利用可能です。
また、一番上のプランUltimateの30日間の無料トライアルもあるので、じっくり利用してどのプランに登録するか、それとも買い切りで購入するか検討することが可能です。
サブスクリプションに登録せず、買い切り購入できる
なんと名機モデルのLEGENDARYシリーズなど一部のプラグインやハードシンセ拡張を単体で購入できます。
月額料金を常に払うことなく、利用できるのでこれはかなり良いですね。
3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかし、実際に使っていて、ここはちょっとなぁ・・・と思った(思っていた)点をご紹介します!
- 重い
- 高い
重い
Roland CloudのJUNO-106が異常なCPU利用率な件、原因がわかった。てか原因というか、そもそもRoland Cloudのプラグインはめちゃくそ重い。Skylake世代のi7使ってるが、8個(+FX少々)立ち上げただけでもういっぱいいっぱい。今時そんなプラグインあるか・・・
引用:Twitter
まず、前提として重いという検索がかなり見受けられますが、これは全てのRoland Cloudプラグインに言えることではありません。「ANTHOLOGY」「TERA」はRAINLINKという技術で一部がクラウド上にあり重くありません。
このRAINLINKという技術はかなり革新的だと思います。今後クラウド上に音源を置くようになるとスマホや低スペックのPCでもかなりのクオリティの音源を制作できるかもしれません。
問題なのが一番需要のありそうな「LEGENDARY」です。普通に利用すると重いです。
しかし、Optionから「Optimize for Lower CPU Usage」にチェックを入れるとだいぶ軽くなります。

ここを知らずに利用するととても重いものがいくつかあります。
高い
以前のRoland Cloudは月額2190円、年間払いで21820円のみでした。
サブスクリプション型のソフト音源はあまりないので比べにくいですが、使えば使うほど出費が増えるのはお財布に優しくありませんでした。
しかし、無料プランなど複数プランを用意したことや単体での購入が可能になったためこのデメリットは解消されたと思います!
4. 口コミ・評判を紹介!
以前のRoland Cloudは、賛否両論でまだまだ認知度は低く、伸びるかどうかは今後のアップデート次第だと思っていました。
そしてついに大型のアップデートとともに日本での展開により再評価され始めています。
Roland Cloud引き続き、使ってみてますがめっちゃ音がいい!!! どうせ昔の音圧ない感じだろ〜とか思ってた自分がアホすぎる、土下座して謝りたいくらいだ。全体的にちゃんと回路感がすごくてJUPITER8も高音が綺麗だしTBもSHも音が太い、XV系もオケヒ、声ネタ(笑)が最高。レイヤーの必要がない音
Roland Cloudの攻勢を感じますね!
元々音源モジュールで実積ある音源なので、民族楽器使いDTMerにとってはかなり助かりますね!
まぁRoland Cloudにハァハァ言うのはハード音源世代というか、JVとかのハードPCM音源好きかな。月間2,000円以上出すのは相当好きじゃないと超えないハードルだろう。808とかのエミュは今更感あるし他にも替えはたくさんあるし。あとはJP-8000の登場を待つばかり。
引用:Twitter
5. 最新セール情報・キャンペーンPlay 4 Lifeとは?
Roland Cloudは、期間限定で「Play 4 Life」というキャンペーンを行います。また、買い切り製品のセールも開催するようになりました。
Play 4 Lifeキャンペーンとは?
Play 4 Lifeは、Roland Cloudの年間プランのProまたはUltimateを購入することで、年間メンバーシップ終了時に
- Pro年間プラン:Legendary、AIRA、またはSRXのLifetime Key(買い切り)を1つ
- Ultimate年間プラン:Legendary、AIRA、またはSRXのLifetime Key(買い切り)を2つ
手に入れることができます。
最新セール情報
最新のセール情報は以下の記事を参考にしてください。
6. Roland Cloud Managerの日本語化

Roland Cloudの管理ソフト「Roland Cloud Manager」は、デフォルトでは英語になっていますが、日本語に対応しています。
右上Settings→PreferencesからLanguageを日本語に変更できます。英語で使い方がわからないという方もこれでわかりやすく利用できると思います。
まとめ
新しいRoland Cloudは無料プランもあるので、利用するべきでしょう。評判が悪かった点ががっつり解消されていて本当に素晴らしいと思いました。
80年代、90年代のRolandシンセをまとめて使いたい方、実機はビンテージで高いし買えないという方には特におすすめです。
また、ZEN-Core対応のハードウェアシンセサイザーをお持ちの方は間違いなく使うべきでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。
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