無料で1つドラムセット(3種プリセット)を使えてしまうドラム音源Steven Slate Drums 5.5(SSD5.5)。
ドラムセットを再現した音源かつ1セットフリーで使える音源はかなり嬉しいです。
この記事では、そんなSlate Digital「Steven Slate Drums 5.5」をレビュー、メリットやデメリット・注意点からインストール・アクティベーション方法、使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
主要なアコースティックドラム音源の簡単な比較、聴き比べはこちらの動画をご覧ください。
ドラム音源に関するまとめや無料で使えるおすすめのフリードラム音源は以下の記事にまとめています。
1. Steven Slate Drums 5.5(SSD5.5)とは?
Steven Slate Drumsは、Slate Digitalでお馴染みのSteven Slateが開発したドラム音源です。
1つのドラムセットをフリーで使えるというメリットがあるだけでなく、特別な設定なしでもすぐに使えます。
かなり種類の音があるのでオールジャンル使えてしまうでしょう。タイトめなサウンドのイメージがありますが、プリセットが豊富で全方位に対応できるサウンドです。耳に痛くないサウンドでありながら、しっかりアタックを感じるサウンドです。
- 使い勝手が良い
- 豊富なドラム
- 無料で利用可能
- 有料版も安い
という誰でも利用しやすい音源で、プロの方の評価も高いです。
作曲ソフトDAWの拡張機能VST、AU、AAXプラグインとして利用できます。
※Slate Digitalのサブスクリプションには含まれませんが、Rent-to-Ownサービスで9.99ドル12ヶ月払いが可能です。払い切ると自分のものになり、途中でやめることもできます。
<Steven Slate Drums 5.5の概要>
| 開発会社 | Steven Slate |
| 操作画面 | ![]() |
| 製品名 | Steven Slate Drums 5.5 |
| ドラムセット | 112のキック / 135のスネア / 58のタム / 11のハイハット 6のライド / 14のクラッシュ / 4つのスプラッシュ / 3つのチャイナ / 9つのパーカッション |
| 発売日 | 2018年11月8日(2020年5.5にバージョンアップ) |
| 価格(定価) | 119ドル |
2. 導入するメリット
SSD 5.5を導入するメリットは主に以下の4点が考えられます。
- 初心者でもすぐに使えるすでに作られたサウンドが手に入る
- アタックを感じながら、聞き心地の良いドラムサウンド
- 豊富な音色
- 安い!無料でも利用可能!
(1)初心者でもすぐに使えるすでに作られたサウンドが手に入る

ほとんど細かな設定をせずに良いドラムサウンドが作れます。
いじるパラメータはルーティングなどのボリュームやADSR、チューニングくらいです。
GUI(操作画面)はとっつきにくそうですが、実際はDTM初心者の方でも使える細かな設定いらずな音源です。
(2)アタックを感じながら、聞き心地の良いドラムサウンド
耳に痛くないサウンドでありながら、しっかりアタックを感じるサウンドです。
激しめのロックなどに特に向いている印象ですが、メタルからジャズやポップス向けのキットまで幅広いプリセットがあります。
(3)豊富な音色
- 112のキック
- 135のスネア
- 58のタム
- 11のハイハット
- 6のライド
- 14のクラッシュ
- 4つのスプラッシュ
- 3つのチャイナ
- 9つのパーカッション
とドラムセットを再現した音源の中では異常な量の多さで、有名なエンジニアやスタジオのパックもあります。
たくさんの種類があるので求めている音を見つけやすいでしょう。
(4)安い!無料でも利用可能!
無料で一つのドラムセットを利用できるだけでなく、有料版も他のドラム音源と比べると安いです。
セール価格で99ドルまで落ちますが、稀に59ドルと破格の安さになる場合があります。
3. 利用する前に知っておきたい注意点
しかし、利用する前に注意すべき点があります。
細かな設定が難しい場合もある
SSD5.5は、ドラムセットを再現した音源ですがドラムセットの一つ一つが干渉するような設定がしにくいです。
例えば、実際のドラムレコーディングではスネアの音を鳴らすと他のマイクでもスネアの音を拾ってしまいます。このようなかぶり、他の音のにじみを英語では「Bleed(ブリード)」と呼ばれます。
SSD5.5ではブリードの設定がしにくい(一部設定可能です)ため、解決策として全体を録るRoomやOHなど複数マイクをうまく使って一体感を出すことをおすすめします。
4. 口コミ・評判を紹介!
SSD 5.5を実際に利用している方の声も気になりませんか?
そこで口コミを集めました。
全体的にスネアとキックは好みの方が多いようで、軒並み高い評価です。
また、無料版の評価も高いです。
SSD5買ってみた。キックとスネアはいい感じになりそう。
金物はやっぱBFDの方が好きかなぁ。
MIXでどこまで追い込めるか勝負かなぁ。ハードなのはSSDのが良さそうには感じたけどどうだろ
セールだったのでSSD5買ってみて使ったんですけどいいですね…… ADより好きかもしれない
SSD5セールやってる。
フリー版でもロック系の曲なら十分使える音だと思う。
動作の軽さと音のバランスがとても良いドラム音源です。
安い。
えーと、Slateさん….所有ユーザーにケンカ売ってます?なにこの価格(汗)。お、おすすめのロック系向きのドラム音源です。私も長年愛用してます。以上。
引用:Twitter
5. Steven Slate Drums 5.5に関するセール情報
SSD 5.5は、たまにセールをおこないます。
ブラックフライデー含めてセール価格は99ドルになる場合が多いですが、最安値では59ドルになる場合も。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。
6. インストール・アクティベーション方法
SSD5.5のインストール・オーソライズ方法を解説します。
※追記 SSDはインストール方法は変更されました。
公式のインストール方法の動画もありますので、参考にしてください。
アカウント登録

まずは、公式ページ右上「ACCOUNT」→「SIGN UP」からアカウントを登録します。
メールアドレスとパスワード2回を入力し
- First Name:名前
- Last Name:苗字
- Country:国
- Zip Code:郵便番号
を入力します。(CompanyはなしでOK)
送られてきたメールの「VERIFY YOUR ACCOUNT」をクリックします。
これでいつでも公式ページ右上から「ACCOUNT」からログイン可能です。
インストール・アクティベーション方法

「ACCOUNT」から自分のプロダクトを見ることができ、有料版を購入している場合は「Add Prodcuts」からシリアルナンバーを入力します。
有料版は、iLokアカウントが必要になります。iLokのIDを入力し、iLokに登録しているメールアドレスにメールが届くので、そこに記載されている「Verification Code」を入力します。あとは、iLok License ManagerでアクティベートするとiLokの設定は完了です。
iLokに関する詳しい記事は以下をご覧ください。

SSD5.5もしくはSSD5.5 FREEを選択し、MacもしくはWindowsのINSTALLERをダウンロードします。

INSTALLERを起動し、登録したアカウントでサインインします。後はプロダクト選択しインストールしますが、SSD5 Library Folderを保存するフォルダを選択しましょう。
後はDAWで、Steven Slate「SSDSampler5」を起動します。

もし、ライブラリがちゃんと読み込まれない場合や、拡張パックを追加した時は「Settings」の項目を開き、「Select Base Dir」からSSD5 Library Folderを保存したフォルダを選択します。
そして上部の更新マークを押すと再ロードされます。
7. 使い方を解説!
ここからは実際にSSD5.5の使い方を解説します。
公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。
SSD5.5は、左側から6つのパネルに分かれています。
Create

ドラムセットを選択するエリアです。
Kits:プリセットのドラムセットを選択できます。
Inst:一つ一つのドラムを選択できます。下部のドラムセットにドラッグ&ドロップすることでアサインできます。
リロード:ライブラリが更新されます。新しい拡張パックをインストールしたり、グルーヴを追加したりしても、ブラウザにコンテンツが表示されない場合は、クリックしてサンプルライブラリを更新します。
スピーカーマーク:Instで選択した音などをプレビューできます。

Samples:SSD5.5は16bitと24bitの44.1kHzのWAVファイルを読み込むことができます。SSD5.5には2つのWAVサンプルがプリインストールされているため、One Shot Samples Dataフォルダが自動的に選択されます。また、独自のワンショットWAVサンプルを含むフォルダを追加することもできます。
Instrumentsと同様に、WAVサンプルをドラッグ&ドロップすることができます。サンプルは下部にあるパッドにロードすることができます。
Clear / Save:「Clear」は現在ロードされているすべてのインストゥルメントとサンプルを削除し、ミキサーをリセットしてデフォルト設定からスタートします。「Save」はキットプリセットを保存します。
Edit

ドラムの音作りができるエリアです。
Instrument Volume:Mixエリアでインストゥルメントを調整した場合、特定のインストゥルメントのすべてのマイクの音量を変更することはできません。この設定では、インストゥルメント全体の音量を調整することができます。
Instrument Tune:選択したインストゥルメントのピッチを変更します。
Instrument Phase:インストゥルメント全体の位相を反転させます。
Articulation:下部のドラムセットで選択した楽器のアーティキュレーションが表示されます。アーティキュレーション名をクリックすると、そのアーティキュレーションが試聴できますが、ネームバーをクリックした位置によって異なるベロシティで試聴できます。バー右側の方がベロシティが強くなります。
Articulation Volume:各アーティキュレーションの音量を個別に調整します。
Dynamics:ソフトヒットとハードヒットの間のボリュームの広がりを調整できます。
Velocity:ベロシティカーブをシフトします。
Range Max / Range Min:ベロシティのレンジを決定します。
Microphone

On / Off:左側青いボタンで個々のマイクを有効または無効にします。
Routing:個々のマイクのルーティングを設定することができます。
Volume:個々のマイクのボリュームを調整します。
Pan:ステレオフィールドの左チャンネルと右チャンネルの比率を調整します。
ADSR(Attack / Decay / Sustain / Release):ADSRを調整できるだけでなく、各セクションのカーブも下部から調整することができます。
On / Off:ADSRエンベロープを有効にします。
Link:すべてのマイクをリンクします。
Mix

上部はEditエリアと同じですが、下部にミキサーが表示されます。
ミキサー下部「Out〜」からインストゥルメントをパラアウトすることができます
Aux:Auxチャンネルを使用して、SSD5.5の内部にルーティングすることができます。Auxチャンネルは「Add」と「Del」ボタンを使って作成したり削除したりすることができます。
Routing Preset:左側「Routing Preset」を使用して自動的にパラアウトの設定を行うことができます。

Everything on Its Own Stereo:すべてのものを別々のステレオアウト
Mono to Mono Stereo to Stereo:モノラルはモノラルアウト、ステレオはステレオアウト
Everything on One Stereo:すべては一つのステレオアウト

SLR:キックとタムからスネアのボトムマイクへのブリードです。これは好みに応じてルーティングすることができます。
Map

SSD5.5では、MIDIマッピングが完全に再設計され、以前のバージョンよりも簡素化されました。
それぞれのアーティキュレーションをドラッグして適応したいNoteにドロップします。もしくは、「MIDI LEARN」からMIDIキーを入力してアサインできます。
ArticulationとNoteはそれぞれ右クリックから適応するものを選択することも可能です。

マッピングはEditエリアのArticulationからも変更できます。それぞれのアーティキュレーションを右クリックすると、他のアーティキュレーションが選択できます。
MIDI Learn Mapping (ML):Mapと同様に、 MIDIの入力からアサインできます。
Grooves

パターンを利用することができます。それぞれ選択してDAWにドラッグ&ドロップして貼ることが可能です。
Follow Host:グルーブをDAWのテンポとグリッドに同期します
Auto Play:選択した時に再生します。
1/2x / 1x / 2x:グルーブの再生を半速、通常、2倍で再生します。
Dynamics:選択したグルーブの全体的なダイナミクスを調整します。
まとめ
SSD5.5はガツッとくるタイトなサウンドが出ますので、激しめのジャンルには特におすすめな印象ですが、音色がたくさんあるのでオールジャンル対応できるでしょう。
また、細かな設定がないので初心者でも比較的扱いやすいでしょう。
なお、無料版でも1つのドラムセットをフリーで使えるので、まずは試してみるとよいかもしれませんね。
この記事が参考になったのなら幸いです。
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