人気のサブベース音源SubLabがさらに進化したバージョンSub Lab XLがリリースされました!
独自のサブベースエンジンだけでなく、スーパーオシレーターによる厚みあるシンセベースやマクロコントロールによる曲に合わせた変化などさらに幅広く音作りできるようになっています。
この記事では、そんなSubLab XLをレビュー!SubLabとの違いやメリット、デメリット・注意点から、セール情報、使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
1. Future Audio Workshop「SubLab XL」とは?
SubLab XLは
- 独自のX-Sub™エンジン
- サンプラーエンジン
- シンセエンジン
を搭載したサブベース音源SubLabがさらに進化したバージョンです。
エフェクトやモジュレーションなどがさらに追加され、それらをまとめてコントロールするマクロページも搭載されています。
作曲ソフトDAWの拡張機能VST2、VST3、AU、AAXプラグインとして利用できます。
SubLab XLはスタンドアローン(アプリ単体で起動)にも対応しています。
2. SubLabとSubLab XLの違い
SubLabとSubLab XLそれぞれの仕様は以下のようになります。
SubLab XLは、プリセットやサンプルが多いだけでなくモジュレーションやエフェクト、そして波形を重ね合わせるスーパーオシレーターが搭載されています。
| 製品名 | SubLab | SubLab XL |
| プリセット・サンプル | ファクトリーサンプル 6つのベースパック 60以上のプリセット | オリジナルSubLabサンプル+新規サンプル 9つの新しいベースパック 100以上の新しいプリセット |
| オシレーター | X-Sub™エンジン シンセエンジン サンプラーエンジン | X-Sub™エンジン シンセエンジン(スーパーオシレーター付き) サンプラーエンジン |
| フィルター | アナログモデリングフィルター | アナログモデリングフィルター |
| エフェクト | 4タイプディストーション コンプレッサー | 6タイプディストーション コンプレッサー ウェーブシェイパー ビットクラッシャー テープ EQ |
| モジュレーション | LFO マクロコントロール | |
| 価格 | 70ドル | 80ドル |
3. 導入するメリット
SubLab XLを導入するメリットは主に以下のような点が考えられます。
- 即戦力のマクロコントロールを備えたベースプリセット
- 重低音だけでなく広がりや厚みがあるシンセベースとしても利用可能
即戦力のマクロコントロールを備えたベースプリセット

XLバージョンで追加されたマクロコントロールは一味加えるような変化がデフォルトで設定されており、土台としてどっしり構えながらも微妙に変化させることができるのでかなり使い勝手が良いです。プリセットで設定されているマクロコントロールをそのまま利用するだけで素晴らしい変化を加えることができます。
オートメーションを描いてAメロ、Bメロ、サビなど曲の位置によって微妙に調整することも、急激な変化で緩急をつけることも可能です。
重低音だけでなく広がりや厚みがあるシンセベースとしても利用可能

波形を重ね合わせるスーパーオシレーターが追加されたこともあり、重低音を奏でるサブベースとしてだけでなく、広がりや厚みがあるシンセベースとして利用することができます。SubLabに比べて利用できる機会が増えた印象があります。
4. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット
しかしながら、SubLabを利用する前に知っておくべき注意点・デメリットがあります。
X-Subの音域

独自のエンジンX-Subは、音域が限られています。ですので、音域外のノートを押すと他のオシレーターのみが再生されることになります。
曲で使用する際に、一部の音程だけX-Subが機能しない場合もありますのでご注意ください。
5. SubLab XLに関するセール情報
SubLabは、ブラックフライデーのみならず頻繁にセールを行い安くなっている場合が多いです。
SubLab XLもリリースセールで安くなっており以下の割引率で販売されています。
最新のセール情報はこちらの記事を参考にしてください。
6. 使い方を解説!
ここからは実際にSubLab XLの使い方を解説します。

上部からプリセットを選択でき左側のメニューから
- Synth:全体の音作りページ
- Macros:マクロコントロールページ
を選択できます。
左上の録音ボタンSampleは、演奏を録音してファイルとして利用することができます。
SubLab XLはSynth、Sample、X-Subの3つのオシレーターから音作りすることができます。
Synth

Octave / Tune:オクターブ、セミトーンでピッチを調整できます。
- Sine
- Triangle
- Saw
- Square
- Super
から波形を選択できます。波形を重ね合わせるSuperは、下矢印からさらに細かい調整をすることが可能です。

Wave Shape:重ね合わせるスタックオシレーターに使用する波形を選択できます。Triangle、Saw、Squareから選べます。
Layout:重ね合わせるスタックオシレーターのレイアウトを設定できます。
Mix:スタックオシレーターとメインオシレーターのミックスバランスを調整できます。
Detune:スタックオシレーターのデチューン量を調整できます。
Unison:重ね合わせる波形のオクターブを調整できます。
Width:ステレオ幅を調整できます。
Sample

波形左下メニューからサンプルを選択できますが、ドラッグ&ドロップで自分のファイルを入れ込むこともできます。
波形上部の黄色範囲を左右にドラッグして再生する波形の範囲を調整できます。
ループマーク:サンプルをループします。
キーボードマーク:演奏するMIDIノートに追従してピッチを変化させます。オフの場合、ピッチは一定になります。
Fade In / Fade Out:サンプルの再生にフェードイン、フェードアウトを追加します。
Root Note:選択してキーボード画面からルートピッチとオクターブを設定します。
Fine Tune:セント単位でピッチを調整できます。
Low Cut / High Cut:ローカット、ハイカットフィルターを調整できます。
Impact:サンプルを最大限活用し、ハードなインパクトサウンドを実現します。
Delay:サンプルの開始を遅らせることができます。
X-Sub

X-Subは、独自のサブベースオシレーターです。
Sub:上下にドラッグして超低音サブベースのレベルを調整できます。
Main Bass:サブベースより高い低音域を上下ドラッグでレベル、左右で倍音を調整できます。
Vol / Pitch / Filter

ドラッグして調整可能なエンベロープです。
- Vol:アンプエンベロープ
- Pitch:ピッチエンベロープ
- Filter:フィルターエンベロープ
として利用でき、ADSR(アタック、ディケイ、サスティン、リリース)が調整できる他に、Amoutからシグナルに適用する量を調整できます。
LFO

LFOをモジュレーションとして利用できます。
- Sine
- Triangle
- Saw
- Square
- Noise
からLFO波形を選択できます。
Rate:LFOの速さを調整できます。BPMボタンを選択するとDAWのテンポにあった形で調整できます。
Fade In:LFOのかかり始めにフェードインを追加することができます。
Destination:モジュレーションをアサインするパラメータを設定できます。2つまで可能でそれぞれAmountからモジュレーション量を調整できます。
Glide

Glide Time:キーの移行時間を設定できます。BPMボタンで、DAWのテンポに合った形で調整できます。
Retrig:演奏したノート間に休符があった場合もグライドします。
PitchBend:ピッチベンドを使った際のピッチ変化量を調整できます。
Filter

ローパス、バンドパス、ハイパスから選択可能なフィルターです。ドラッグして自由に調整できます。下部からSynth、Sampleに適用する量を調整できます。右上のキーボードマークは、フィルターをMIDIノートにトラッキングして変化するように設定できます。
Mixer

Synth、Sample、X-Subそれぞれのボリュームを調整できるミキサーです。
Tone

ドラッグしてハイシェルフ、ローシェルフフィルターを調整し、全体のトーンを調整できます。
Toneの右側はマスターのレベルとステレオイメージを調整できます。
エフェクト

エフェクトはそれぞれのエフェクト上部メニューから
- Distortion
- Tape
- Crusher
- Compressor
- Waveshaper
を選択できます。
エフェクトの右下にあるプラスボタンから新しいエフェクトを追加でき、最大で4つまで可能です。右上バツマークで削除、点6つマークをドラッグして順番を入れ替えることができます。それぞれのエフェクト下部からフィルターと同じようにSynth、Sampleに適用する量を調整できます。
Distortion

真ん中メニューから6つのタイプを選択できます。
Drive:歪み量を調整できます。
Fatness:高域の倍音を追加してクランチと明るさを追加します。
Gain:ディストーションのアウトプットレベルを調整できます。
Tape

真ん中スライダーをドラッグして影響を受ける帯域を調整できます。
Drive:テープディストーションの量を調整できます。
Hiss:テープに含まれるヒスやテープノイズの量を調整できます。
Wobble:テープのウォブル(ピッチモジュレーション)の量を調整できます。
Crusher

真ん中スライダーをドラッグして影響を受ける帯域を調整できます。
Decimation:サンプリングレートを下げます。
Bit Mode:ビットレートを下げます。
Comperssor

Thershold:上下にドラッグしてコンプレッサーがかかるしきい値を調整できます。
Ratio:スレッショルドを超えたレベルリダクションの量、強さを制御します。
Release:レベルリダクションにかかる時間を制御します。
Gain:コンプレッサーのアウトプットレベルを調整できます。
Sidechain:SynthにSampleエンジンをサイドチェインさせることができます。
Waveshaper

真ん中メニューから2つのタイプが選択でき、スライダーをドラッグして影響を受ける帯域を調整できます。
Drive:波形の強度を調整し、ハーモニクスを加えます。
Gain:ウェーブシェイパーのアウトプットレベルを調整できます。
Macros

左側メニューからMacrosを選択して2つのマクロコントロールを調整できます。

Synthページでは、右上の十字矢印マークをドラッグしてパラメータにドロップすることでマクロコントロールにアサインできます。アサインすると「A」もしくは「B」のマークが付きますので、クリックしてスライダーをドラッグしてマクロコントロールで調整できる範囲を設定できます。
右上端にあるリストマークからマクロコントロールにアサインされているパラメータを一覧で表示することができます。ここからもそれぞれの変化する範囲を調整でき、バツマークから削除、矢印を選択してマクロコントロールで調整する向きを設定できます。
まとめ
SubLabは、XLバージョンになりより使い勝手がよくなりました。
トラップなどサブベースを必要とするジャンルはもちろん、それ以外でも十分活用できる音源です。
SubLabをすでに持っている方はかなり安い価格でクロスグレードできるのでXLも手に入れておくことをおすすめします。
この記事が参考になれば幸いです。
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