- はじめてのベース音源のおすすめはどれ?
- 作りたい音楽に適したベース音源はどれ?
- フリー(無料)で使えるやつを導入したいけど使えるやつはどれ?
ベース音源はいろいろ種類があってどれを購入したら良いか迷うと思います。
買った後に「思ったより使えないなぁ」と後悔するのは避けたいですよね。
しかしながら、生のベース音源の選択では、あまり迷う必要はないかもしれません。
自分のジャンルや好みにバッチリ合った音源が見つからないかぎり、はじめてのベース音源は下記から選ぶのがおすすめです。
※はじめてのベース音源でおすすめなランキング順にしてあります。
※読みたい、メーカーをタップすることで、直で説明に飛びます。
この記事では、なぜこの3つのどれかを購入するだけで良いのかを解説した上で、持っていると役に立つ他のベース音源も紹介します。
また、フリー(無料)のベース音源を利用したいと考えている方もいると思うので、フリーで利用できるベース音源もご紹介します。
是非参考にしてください。
当記事で紹介しているベース音源の多くは実際に使って個別のレビュー記事を貼っております。もし、ベース音源選びに失敗しなくない場合は、当記事で紹介している一覧から、個別のレビュー記事もみて検討すると良いお買い物ができると思います。
※この記事は良い製品が見つかり次第、随時更新します。
1. ベース音源とは?
ベース音源とは、ベース楽器の音をそのままパソコンで使えるようにソフトウェア化したものです。
VST、AU、AAXなど作曲ソフトDAWの拡張機能「プラグイン」として利用できますが、スタンドアローン/スタンドアロン(アプリ単体で起動)できる製品もあります。
弦楽器は生音こそ素晴らしいですが、時代とともにソフトウェアも進化しており、実際の楽器と変わらない音や状況を演出することが可能です。
- IK Multimedia「MODO BASS 2」(フリーあり)
- Toontrack「EZbass」
- Ample Sound製品(フリーあり)
Native Instruments「Kontakt」(無料/有料あり)で起動する音源
- Ilya Efimov Production製品
- Fujiya Instruments製品
- Prominy製品
- Impact Soundworks製品(フリーあり)


2. はじめてのベース音源はどれ?おすすめランキング
自分のジャンルや好みにバッチリ合った音源が見つからないかぎり、はじめてのベース音源は下記から選ぶのがおすすめです。
※はじめてのベース音源でおすすめなランキング順にしてあります。
※読みたい、メーカーをタップすることで、直で説明に飛びます。
TrilianとMODO BASS 2がおすすめな理由
おすすめな理由は「質が高く、モデル数が多い」からです。
リアルな生のベース音源は他にもありますが、どれもモデル数が少ないもしくは1つの音源が多いです。
モデル数の多いもので質の高いベース音源はTrilianとMODO BASSの2つ以外ではあまりありません。
それぞれ音の種類は以下です。
- MODO BASS:エレキベースとウッドベース22種類モデルを網羅
- Trilian:エレキベースのみならずシンセベースからウッドベース、アコースティックベースまで網羅
EZbassがおすすめな理由
もう1つおすすめできるEZbassは、これら2つに比べるとモデル数2種類とかなり少ないですが、「鍵盤が弾けない方や初心者の方にも優しい仕様」という特徴があります。
EZbassはソフト内で細かく調整でき、フレーズのプリセットもたくさんあります。
EZbassは2種類のベースがありますが、拡張パックEBXによって拡張することが可能になりました。追加購入が必要ですがアコースティックベース、ウッドベースやフレットレスベースにも対応できます。
はじめてのベース音源!おすすめランキング
何を優先するかによって変わってきますが、個人的にはじめてのベース音源でおすすめなのは下記順番の通りです。
※読みたい、メーカーをタップすることで、直で説明に飛びます。
MODO BASSはバージョン2になり、ウッドベースやフレットレスベースに対応されただけでなく、フレーズのプリセットや無料で利用できるCSバージョンも追加されています。無料で試しに使ってみることもできますし、EZbass同様にフレーズを利用して即座にベースラインを完成させることも可能です。
ここからは、実際にはじめてのベース音源におすすめな3選を個別にご紹介します。
表は横にスクロールできます▼
開発会社 | 操作画面 | 製品名 | 種類(モデル) | 価格(定価) | 詳細記事 |
IK Multimedia | ![]() |
MODO BASS 2 / MODO BASS 2 SE / MODO BASS 2 CS | 合計22種類 Imperial Bass(Fodera Custom 6-string) / Metal Bass(Dingwall Combustion NG2 5-string) 60’s P-Bass(Fender Precision Bass, Alder body) / 70’s P-Bass(Ash body) 70’s J-Bass(Fender Jazz Bass, Alder body) / Modern J-Bass(Alder body) Devil Bass(Gibson EB-0) / Bass Man 5(Music Man StingRay 5-string) Rick n’ Bass(Rickenbacker 4003) / Studio Bass(Yamaha TRB5P) Violin Bass(Hofner Violin) / Thunder Bass(Gibson Thunderbird) Japan Bass(Ibanez Soundgear) / Flame Bass(Warwick Streamer) Fretless Bass Man(Pino Palladino Music Man Stingray) / Fretless Jazz(Fender Jaco Pastorius Jazz Bass) Horn Bass(Danelectro Longhorn Bass) / Punk Bass(Fender Mark Hoppus Jazz Bass) Fusion J-Bass(Fender Marcus Miller Jazz Bass) / Aluminum(Noah Paraffina Bass) Upright Studio(ジャズアップライトベース) / Rockabilly(ロカビリーアップライトベース) |
299.99ユーロ クロスグレード 119.99ユーロ アップグレード 149.99ユーロ MODO BASS SE 149.99ユーロ MODO BASS CS 無料 MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5 399.99ユーロ MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5クロスグレード 299.99ユーロ MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5アップグレード 199.99ユーロ |
詳細記事 |
Spectrasonics | ![]() |
Trilian | 合計3,189サウンド 1,700 Patches 1,440 Soundsources 49 Multis |
299ドル | 詳細記事 |
Toontrack | ![]() |
EZbass | 2種類 Vintage / Modern |
165ユーロ | 詳細記事 |
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はじめての方におすすめ①:IK Multimedia「MODO BASS 2」(フリーあり)
MODO BASSは、IK Multimediaが開発するフィジカル(物理)モデリングベース音源です。
基本的にエレキベースの音源で新しくウッドベースやフレットレスベースが追加されましたが、シンセベースなどはありません。
モデリング音源ですのでベースの構造的なカスタマイズも可能で、かなり細かくいじれるのが特徴です。例えば、ピックアップの種類や弦の種類、弦高や弾く位置まで調整できます。
MODO BASS 2は
- 有料フルバージョン:全22種モデルの機能制限なしフルバージョンベース音源
- 有料SEバージョン:4種モデルの機能制限なしベース音源
- 無料CSバージョン:無料で利用できる1種モデルのベース音源(機能制限あり)
の3種類があります。
IK Multimedia「MODO BASS 2」の口コミ・評判
MODO BASS 2いじってみた②
⭕️各モデルの切り替えが速く音が残らない
✖️?アンプのゲインを最大にした時内部クリップして音が途切れ途切れになったプラグイン再読み込みで復帰
IK MultimediaのMODO BASS 2、キマした〜😊。素晴らしい進化をしてくれて最高です♪。早速大活用させていただきますよ〜😃👍🏻
スラップベース音比較
modo bass 2 -> modo bass -> modern bass
スラップベースの音は変わったけど大きな差はないですね
modo bass 2 VS modo bass
確かに音が違う
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


MODO BASS 2関連製品一覧
- IK Multimedia「MODO BASS 2」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 Crossgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 Upgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 SE」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5 Crossgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5 Upgrade」
- 【無料】IK Multimedia「MODO BASS 2 CS」
※クロスグレードは、99.99ユーロ以上のIK Multimedia製品登録ユーザーが対象です。MODO BASS 2アップグレードはMODO BASS有償版をお持ちの方、MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5アップグレードはMODO BASSもしくはMODO DRUM有償版をお持ちの方が対象です。

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はじめての方におすすめ②:Spectrasonics「Trilian」
Trilianは、Spectrasonicsが開発するベース音源です。
主な特徴は、エレクトリックベースのみならずウッドベースやアコースティックベース、シンセベースまでベースをほぼ全て網羅しているという点です。
MODO BASSが出るまで、ベース音源といえばTrilianのほぼ一強でした。
Trilianは2020年11月にバージョン1.5をリリースしました。
バージョン1.5は、単純に操作画面が使いやすくなっただけでなく
- アルペジエイターの更新
- 新しいフィルタータイプ / 強化されたFMなど新たに拡張されたシンセシス機能
- 200以上の新しいパッチを含む拡張されたサウンドライブラリ
など劇的に進化しています。
他のベース音源に比べるとシンセサイザー的な音作りができる音源です。
Spectrasonics「Trilian」の口コミ・評判
MODO BASSにはフレットレスとコントラバスが無いからTRILIANは必須。
TRILIANはベースの総合音源だからエレキベース以外の音もいろいろ入ってる
で、一通り聴いてみたんだけど、シンセベースの音のクオリティがめっちゃ高い。ちょっと予想外に良い。むしろシンセベースを使いたくなる。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>

はじめての方におすすめ③:Toontrack「EZbass」
EZbassは、ドラム音源EZdrummer 3、SD3(Superior Drummer 3)やピアノ音源EZ Keysで有名なToontrackが開発する初のベース音源です。
ベースはサンプリングされた2つのベース
- Vintage
- Modern
があります。
ソングエディット機能でソフト内で1曲まるまる作成でき、スライドなど演奏方法も簡単に調整できます。
通常のベース音源は、細かく奏法をエディットする時に別のキーを入力し(例えばC1でゴーストノートなど)奏法を指定しますが、EZbassはソフト内で簡単に奏法をひとつひとつ指定もできるので楽かつ細かなエディットが可能です。
初心者の方におすすめできますが、2種類とモデル数が少ないことだけ注意が必要です。
EZbassは2種類のベースがありますが、拡張パックEBXによって拡張することが可能になりました。追加購入が必要ですがアコースティックベース、ウッドベースやフレットレスベースにも対応できます。
他にも拡張MIDIパックで様々なフレーズを追加することも可能です。
Toontrack「EZbass」の口コミ・評判
◆TOONTRACK EZ Bassのレビューしました。
すんごい新製品です!
よろしくお願いします。
Toontruckファンとしては、早速導入してみました。
IKのMODO BASSもなかなか良かったんですが
やっぱり、どうもこのMODOというシリーズは「似ているナニカ」という感じ。
生ベースとしては、自分の中でバラードはTRILIAN
ファンキーな物はIlya Efimovが多かったんですが
EZBassかなり好印象です。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>



3. 定番3選を比較!特徴別での選び方
- IK Multimedia「MODO BASS 2」
- Toontrack「EZbass」
- Spectrasonics「Trilian」
はじめてのベース音源でおすすめなのは上記の順番の通りですが、特徴別に選ぶ方法もあります。
これら3つのベース音源の特徴を一言で表すと以下のようになります。
- MODO BASS 2
→エレクトリックベース、ウッドベースを細かくカスタマイズできる - Trilian
→シンセベースやウッドベース、アコースティックベースまであらゆるベースを網羅 - EZbass
→演奏法を細かくエディットできる
特徴から選ぶ場合は、
- エレキベース・ウッドベースの音作りなら
→MODO BASS 2 - 音色数・シンセ的な音作りなら
→Trilian - 演奏法などエディットなら
→EZbass
といったように何を優先するかによっても変わってきます。
得意なことが異なるので、複数持っていても使い分けが可能です。
3種の比較については、詳しい記事も別途作成したので、ぜひ参考にしてください。

4. 定番以外のベース音源のメリット
初めてのベース音源は
- Trilian
- MODO BASS
- EZbass
のほぼ3択ですが、場合によってはそれ以外のベース音源の方が良い場合もあります。
上記3択以外にも新しいベース音源を追加したいという方もいらっしゃると思いますので、そんな方向けにもその他のベース音源の魅力をご紹介します。
<その他のベース音源のメリット>
- 安い
- ジャンル・モデル特化
メリット1:安い
1つ1つモデル別となっている音源が多いので、基本的には安いです。
もしモデル数が必要ない場合はこちらの方が安価ですみますね。
とりあえず最初は安いやつからという人には選択肢になるかもしれません。
メリット2:ジャンル・モデル特化
1つのモデルのものが多いので、スラップに向いたモデルやフレットレスベース、メタルに向いたものなどジャンルに特化した音源があります。
特にメタルの場合は、このジャンル特化の音源を買ったほうが良い場合があります。
ただし、「Trilian」「MODO BASS」「EZbass」以外のベース音源は別のソフトウェアNative Instruments「Kontakt」で起動する音源も多数あります。
それが初心者におすすめしにくい理由の1つでもあります。
5. その他おすすめのベース音源メーカー別5選(無料あり)
ここからは、その他のベース音源を販売しているメーカーをご紹介します。
メーカーによってベース音源を別々にも発売しているので、おすすめなメーカーでご紹介しています。
※読みたい、メーカーをタップすることで、直で説明に飛びます。
上から順に見ていきましょう!
おすすめメーカー①:Ample Sound(フリーあり)
ベースだけでなく、ギターやウクレレの音源もあるAmple Sound。
- Fender Jaco Fretless Bass
- Fodera Yinyang
- Fender Jazz John English Masterbuilt Bass
- Virtual Fender Precision electric bass
の4種類のエレキベースに加え
- Guild B-54 CE Acoustic Bass
- Upright Bass
2つのアコースティック、アップライトベースがあります。
アップライトベースのみ149ドル、他は119ドルです。
なんと無料のベース音源、アコースティックギター音源もあります。
<使い方・レビューなど>



Ample Soundの口コミ・評判
Ample Soundのベース音源Ample Bass Jのプリセットを鳴らしてみた。
■購入して気づいたこと
・4弦だけどローBまで出る(ただしEb以下はハンマリングとか細かい設定はできない)
・スラップはプルもある
Ample SoundのBass
好みだなぁ。去年は8月にセールしてたっぽい。
引用:Twitter
おすすめメーカー②:Ilya Efimov Production
こちらもベースだけでなく、ギターや民族楽器の音源まであるIlya Efimov Production。
ベース音源は
- Rock Bass
- Modern Bass
- Classic Bass
- Fretless Bass
- Retro Bass
の5種類でRetroのみ49.5ユーロでその他は99ユーロになります。
モデルによって異なる場合があるアーティキュレーションで、スラップなどテクニック溢れるベースを作ることができます。
Native InstrumentsのKontaktで動作します。(最新作のものでKontakt 5.6以上)
Iliya Efimov Productionの口コミ・評判
EfimovのModern Bassもオススメ!!!!!!!(唐突)
Ilya Efimovはいいぞ。Modern Bass(F-Bass)とRock Bass(Sadowsky NYC)を主に使ってるけど、Classic Bass(Fender PB)とかもゴリッとしてていい音してます。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


おすすめメーカー③:Fujiya Instruments
ギター音源も開発する日本のFujiya Instruments。
こちらもNative InstrumentsのKontakt 5.8以上で動作します。
- Organic Slapped Bass
- Organic Fingered Bass
- Organic Picked Bass
の3種類がそれぞれ129USD、まとめられたOrganic Bass Suiteは229USDになります。
Fujiya Instrumentsの口コミ・評判
今日もお家で楽しくJunk GuitarとOrganic Bassシリーズを”弾こう”ぜ!!🤘
Fujiya Instruments大好きっ子より
究極のベース音源 〜スラップベース編
とかやるとして、候補なんだろうなぁ。やっぱIlya Efimov Modern Bassは外せないとして、Fujiya Instruments Organic Slapped Bass、Orange Tree Samples Cherry Electric Bass、あたりは対抗馬かな。2軍でScarbee Jay-Bass、IK Multimedia MODO BASSあたりか。
引用:Twitter
おすすめメーカー④:Prominy
ギター音源で有名なProminy。
ハードロックやメタル系におすすめなSR 5 Rock Bass 2が税込16,092円です。
こちらもNative InstrumentsのKontakt(無料のKontakt Player可)で動作します。
Prominy「SR5 Rock Bass 2」の口コミ・評判
AU音源(エレキギター、ベース)
Prominy V-METAL & SR5 Rock Bass 2 スペシャルバンドル
¥39,424-
これは欲しかった。
凄いヘヴィーな音するよ
ファルコムの宇仁菅孝宏神が使ってると噂のProminyのソフト音源のデモ、Sunshine Coastlineみがあって素晴らしいのでファルコム民と言わず全人類に聴いてほしい。
Higher (Prominy V-METAL & SR5 Rock Bass 2 & Hummingbird demo)
引用:Twitter
おすすめメーカー⑤:Impact Soundworks(フリーあり)
ほぼ全ての音源を開発しているImpact Soundworks。
ベース音源はShreddage 3 Abyss・Shreddage 3 Precisionがあります。
Shreddage 3 Abyssはヘヴィメタル向けのベース音源で、99USDになります。
Shreddage 3 Precisionは129USDで無料バージョンもあります。
こちらもNative InstrumentsのKontakt 5.7以上(フルバージョンは無料のKontakt Player可)で動作します。
Impact Soundworksの口コミ・評判
Shreddage 3 Precision FREE音良いし無料だから入れるかって思ったら4フレットまでしか使えないの草
Shreddage 3 Precisionめっちゃ使いやすいなコレ
引用:Twitter

6. おすすめのシンセベース音源・シンセベースで使えるソフトシンセ
ここまで紹介してきたベース音源の中でTirilian以外は基本的に生のベース音源でしたが、シンセベースで使えるおすすめのソフトシンセをご紹介します。
基本的にはソフトシンセ(シンセサイザー音源)であれば全てシンセベースにすることが可能ですが、ベースに特化したソフトシンセも存在します。今回は、そんなシンセベースに特化した音源から、シンセベースとしてよく使われるMoogモデルの音源まで紹介します。
ソフトシンセに関するまとめ記事は以下をご覧ください。

Output「SUBSTANCE」
SUBSTANCEは、Outputが開発するベース音源です。
生楽器からインパクトサウンドまで3つものレイヤーを重ねることができ、かなり重厚でパワフルサウンドを奏でることができます。
ベースはもちろん低音の雰囲気を色付けるパッドからインパクトサウンド、リードシンセとしても利用できます。
Native Instruments「Kontakt 5.5.1以上」で起動する音源で、無料の「Kontakt Player」でも利用できます。
Output「SUBSTANCE」の口コミ・評判
OutputのSUBSTANCEかなりいい感じだけど、これはこれで音が個性的すぎるのと、何より音色内のブラウザーから探すのが割とめんどい。
重低音ベースサウンド音源。私も使っていますが太いです。3レイヤーで1つの音を生成。アルペジエイター、FX、標準で実用的な300プリセット。拡張x3=300プリセット。フリーKontakt5.5.1以上
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


u-he「Diva」
Divaは5種類の全く違うモデルのオシレーターを搭載したu-heが開発するソフトシンセです。
名機ビンテージシンセをモデルとした
- 5種類のオシレーター
- 5種類のフィルター
- 3種類のエンベロープ
を自由に組み合わせて音作りできます。
他のu-he製品同様にかなりクオリティの高いソフトシンセですが、負荷は重いです。
それぞれの部位は以下がモデルだとされています。
表は横にスクロールできます▼
モデル | Moog Minimoog Model D | Roland Jupiter 6 | Roland Jupiter 8 | Roland Alpha Juno 2 | Roland Juno 60 | Korg MS-20 | Roland JP-8000 | Oberheim SEM |
オシレーター名 | Triple VCO | Dual VCO analog1 | Dual VCO analog2 | DCO | DCO | Dual DCO Eco | Digital | |
フィルター名 | Ladder | Cascade Clean | Cascade Rough | Bite | Uhbie | |||
エンベロープ名 | ADS | Digital | Analogue | Analogue |
u-he「Diva」の口コミ・評判
えーっと、太いをどう感じるかだから僕の感じる太さと違うかもしれないけど。。。僕はAnalog系のシンセが好きで、最近のは凄いと思ってます。
その中でも
u-he – Diva, Repro, Bazi…
U-he Divaすげぇ
すげぇ音だ
個人的に最高なソフトシンセ。
・u-he Zebra2(作り込みの自由っぷり)
・u-he DIVA(ハード並みの音の厚さ)
・u-he Repro(究極のProphetエミュ)
・reFX Nexus(プロ御用達のプラシーボ)
・Arturia ANALOG LAB(V Collectionなくて良い)
・Arturia PIGMENTS(激押し)
・MPowerSynth
U-He Divaの音が良さげなので体験版インストール。音は良いけど思ったより負荷が高くて(仕様ではCPU負荷を40%も軽減とはあるけど…)購入断念。
同じU-Heでハンスジマーも使ってるらしい Zebra2 は似たような音で負荷も比較的低い。U-Heのシンセリードは素晴らしいのでZebra2にしようかなぁ…。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


u-he「Repro」
Reproはu-heが開発するソフトシンセサイザーです。
Repro-1と表記されている場合がありますが、実際は「Repro-1」「Repro-5」二つのプラグインが同梱されています。
それぞれビンテージシンセサイザー
- Repro-1はSequential Circuits(SCI)「Pro-One」
- Repro-5はSequential Circuits(SCI)「Prophet-5」
をモデルとしています。
Prophet-5は巨匠Dave Smithが手がける最も有名なシンセサイザーで同時発音5音のポリフォニックシンセサイザーです。Pro-OneはそのProphet-5のモノフォニック版と呼ばれており、同時発音数は1音になります。
u-he「Repro」の口コミ・評判
REPRO-1と5使ってますが
divaも欲しいなって思ってます
CPU食いなのが玉に瑕ですが
単純に音だけで言えば一番スゴいと思ったシンセはいまだにRepro-1だったりする。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


Synapse Audio「The Legend」
Legendは、Synapse Audioが開発するMinimoogモデルのソフトシンセです。ビンテージシンセのスペシャリストであるBigtone Studiosの協力を得て開発されました。
ソフトシンセなのでモノフォニックだけでなくポリフォニックでの演奏も可能で、Minimoogをモデルとした太いサウンドを和音でも奏でることができます。
通常のソフトシンセとエフェクトバージョンの2種が同梱されています。
Synapse Audio「The Legend」の口コミ・評判
Prophet系がu-heだとしたら、Moog系ではこいつの太さがヤバい。最近リード、ベースこればっか。
Synapse Audio Software The Legend VST/AU
Synapse Audio Legend
Bass差替で使ってみたけどとにかく凄い!
あのDivaの製作者が驚きのコメントを寄せてるくらい。Mini Moogの最強エミュ。
PresetのCinematic Stringsが良すぎて目眩しちゃう。repro-1だけじゃないね
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>

Future Audio Workshop「SubLab」「Sub Lab XL」
シンセ・サンプラー・X-Sub(サブベースオシレーター)の3つから音作りできるベースシンセです。
X-Subと呼ばれるFuture Audio Workshop独自のサブベースのオシレーターだけでなく、シンセやサンプラーで色付けすることができるかなり使い勝手の良いサブベース音源になります。
サンプラーでは、ドラムキックのアタックを付け加えたり、キックとベースを両立させることも可能です。
外部からサンプルを入れ込むこともでき、サンプルのみを編集してサブベースにすることもできます。
追加のプリセットパックもたくさんあり、それらとセットになったバンドルも販売していますが、単体でも十分に利用できます。
XLバージョンでは、マクロコントロールや波形を重ね合わせるスーパーオシレーター、LFO、エフェクトがさらに追加されています。
Future Audio Workshop「Sublab」の口コミ・評判
みんながSublabいいって言うから使ってみたらホントに良くて俺もSublabいいって言うしかない体になった。
Sublabは本当にいいです、Night RunningのリミックスのベースはSublabです。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど>


7. 無料で利用できるフリーシンセベース音源
ここから紹介するシンセベース音源は無料でも利用できるシンセベースに特化した音源です。
今回、ご紹介するのは下記のシンセベースです。
- X-Eight
- TRK-01 BASS
X-Eight
流行りのサブベースに特化した超低域を出すサブベース音源が2019年発売されました。それがX-Eightです。
トラップやヒップホップなどで使える音源で、60USDとかなり安く、無料バージョンもあります。
しかしながら、X-Eightを有料で利用する場合は上記のSublabなどライバル製品もあります。
これらもチェックして一番自分に適した製品を選ぶことをおすすめします。
<詳しい記事>

TRK-01 BASS
Native Instrumentsが開発するソフトウェアバンドルKompleteの無料版「Komplete Start」に含まれる音源です。
Classic、Super、West、FM、Modernの5つの異なるシンセエンジンを用いて、ベースサウンドを作れる音源。
アタックの強いベースサウンドが作れます。
プリセットはAnalog、Digital、Distorted、Subに分類されそれぞれ20種類計80種類あります。
無料とは思えないクオリティで使えるシンセベースです。
<詳しい記事>

8. ベース音源セール・無料で利用できるフリーまとめ
紹介したベース音源はブラックフライデーだけでなく、頻繁にセールで安くなる場合があります。
※セール価格は為替などの影響もあり常に変化します。最安値が更新される場合もありますのでご注意ください。
最新のセール情報やフリーベース音源はこちらの記事でまとめています。


IK Multimedia「MODO BASS」セール情報
MODO BASSはセールで購入することをおすすめします。
最安値を狙おうと思うと期間は限られるかもしれませんが、ブラックフライデーで
- MODO BASS:¥9,990
- MODO BASS SE:¥5,270
で販売されていました。


Spectrasonics「Trilian」セール情報
Trilianは、ブラックフライデーなどセール時期に割引するというより、徐々に値段が下がってきている印象があります。
最安値では、稀に¥20,000を切る場合もあります。
Toontrack「EZbass」セール情報
EZbassはなかなかセールになりませんが、拡張パックなどとセットで割引されて販売される場合があります。
ブラックフライデーでは、MIDIパックとセットでセール販売されていました。

Ample Soundセール情報
Ample Sound製品は、割引率はそこまで高くありませんがブラックフライデーのみならずセールになる場合があります。

Ilya Efimov Productionセール情報
Ilya Efimov Production製品はセールで安くなります。
半額ほどまで安くなるので、セール期間中に購入することをおすすめします。
ブラックフライデーはもちろん、他の時期でもセールになる場合があります。

Prominyセール情報
Prominy製品は、時期によってセールをおこなうこともありますが、セール価格のまま当分販売されている場合があります。
Impact Soundworksセール情報
Impact Soundworks製品は、セールで安くなる場合があります。ただし、ベース音源が含まれない場合もあるのでお気をつけください。

Output「SUBSTANCE」セール情報
Output製品はセールをおこないます。
割引率は20〜30%程度とブラックフライデーなどでもそこまで割引されないですが定期的にセールをおこない、SUBSTANCEも対象になる場合があります。

u-heセール情報
u-he製品は、あまりセールをおこないません。
稀にセールをおこなう場合もありますので、そのタイミングを逃さないようにしましょう。

Synapse Audio「The Legend」セール情報
The Legendはセールで安くなる場合があります。
ただし時期はかなり限られているので、そのタイミングを逃さないようにしましょう。
Future Audio Workshop「SubLab / SubLab XL」セール情報
SubLabは、単体でも拡張パックを含むバンドルでも頻繁にセールになります。
XLがリリースされたこともあり、SubLabは最安値で10ドル前後で購入できる場合があります。

まとめ
基本的にははじめてベース音源を選ぶ場合は、下記から選べば問題ありません。
※はじめてのベース音源でおすすめなランキング順にしてあります。
ただし、ジャンルやお金の事情などによってはそれ以外のベース音源を選んだ方が良い場合もあります。特にヘヴィメタルの場合は他のものを買った方が良いかもしれません。

MODO BASS 2関連製品一覧
- IK Multimedia「MODO BASS 2」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 Crossgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 Upgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 SE」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5 Crossgrade」
- IK Multimedia「MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5 Upgrade」
- 【無料】IK Multimedia「MODO BASS 2 CS」
※クロスグレードは、99.99ユーロ以上のIK Multimedia製品登録ユーザーが対象です。MODO BASS 2アップグレードはMODO BASS有償版をお持ちの方、MODO BASS 2 + MODO DRUM 1.5アップグレードはMODO BASSもしくはMODO DRUM有償版をお持ちの方が対象です。

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