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Toontrack「EZbass」レビューと使い方!定番ベース音源Trilian、MODO BASSとも比較

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Trilian・MODO BASSの牙城を崩す?新たなベース音源が誕生しました。

それがToontrack「EZbass」です。

購入してずっとさわっていましたが、結論を先に言いますと複雑でリアルな演奏法も簡単に作成できるベース音源です。

しかしながら、他のベース音源に比べて劣る点もあります。

この記事ではそんなEZbassをレビュー、メリットや注意点・デメリットから使い方まで解説します。

是非参考にしてください。

ベース音源に関するまとめ記事はこちらをご覧ください。

bass-instruments-thumbnails【2020年随時更新】ベース音源(フリーあり)のおすすめと比較!最強はどれ?選び方も解説!

1. Toontrack「EZbass」とは?

ドラム音源SD3(Superior Drummer 3)やピアノ音源EZ Keysで有名なToontrackが開発する初のベース音源です。

ベースはサンプリングされた2つのベース

  • Vintage
  • Modern

があります。

ソングエディット機能でソフト内で1曲まるまる作成でき、演奏方法なども細かく調整できます。

開発会社 Toontrack
価格(定価) 155ユーロ
主な仕様 2種ベース音源
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2. 導入するメリット

EZbassを導入するメリットは以下の点が考えられます。

  • EZbass内で細かく演奏法をエディットできる
  • MIDIやオーディオからベースラインを作成できる

EZbass内で細かく演奏法をエディットできる

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他のベース音源の場合、細かく奏法をエディットする時には、別のキーを入力し(例えばC1でゴーストノートなど)奏法を指定しますが、EZbassはソフト内で簡単に奏法をひとつひとつ指定できるので楽かつ細かなエディットが可能です。

実際はEZbassも演奏法を入力するキーがありますが、いちいちどのキーがどの演奏法か確認することなく、EZbass内で演奏法を一つ一つ選択できます。

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特に便利で良いと思ったのはスライド、レガートです。

キー移行をスライド、レガートする場合は二つのキーを選択して設定するだけで完了します。スライドイン、スライドアウトも超簡単にできます。

MIDIやオーディオからベースラインを作成できる

midi-audio-ezbass

MIDIやオーディオを読み込んで、ベースを作ることも可能です。

生成したベースラインに動きがない場合も、Transition機能でノート移行に動きをつけることもできます。

また、フレーズのプリセットも多数ありキーだけを変えて利用することも可能です。

鍵盤を弾かずに細かく作成できるベース音源ですので、演奏が得意でない方にもおすすめできます。

3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット

しかしながら利用する前に知っておくべき注意点・デメリットがあります。

  • モデルとなるベースは2種類のみ
  • ベースの音作りできるパラメータは少ない

モデルとなるベースは2種類のみ

ezbass-toontrack-vintage-modern

プリセットは複数ありますが、モデルとなるベースは2種類のみになります。

定番のベース音源TrilianやMODO BASSに比べるとかなり少ないですのでご注意ください。

Spectrasonics trilian IK Multimedia modo bass source

ベースの音作りできるパラメータが少ない

effects-ezbass

上画像のパラメータはプリセットによって変わりますが、ベース自体の音作りできるパラメータは基本的には少ないです。

4. Trilian・MODO BASSと比較!

人気のベース音源といえば、Spectrasonics「Trilian」IK Multimedia「MODO BASS」です。

それらを持っていて購入する意味があるのか?疑問に思っている方も多いと思います。

しかし、メリットで挙げたソフト内で演奏法を細かくエディットできる点がとても優秀なのでTrilian、MODO BASSを持っていても、使う場面は全然あると思います。

出音はTrilian、MODO BASSと比べると少し小さく、芯は薄い印象ですがその点はナチュラルで馴染みやすいとも言えると思います。個人的には高度な演奏法や、音数が多いベースラインに利用すると思います。

それぞれを一言で表すと

  • エレクトリックベースを細かくカスタマイズできるMODO BASS
  • シンセベースやウッドベースまでベース音源を網羅するTrilian
  • 演奏法を細かくエディットできるEZbass

といった感じの特徴です。

MODO BASSやTrilianに関する記事は以下をご覧ください。

spectrasonics-trilian-thumbnails-reviewベース音源Spectrasonics「Trilian」をレビュー!使い方も解説!ik-multimedia-modo-bass-thumbnailsIK Multimedia 「MODO BASS」を使ってレビュー!使い方まで解説!

5. 口コミ・評判を紹介!

発売したばかりなのでまだ購入している方は少ないと思いますが、口コミ・評判をまとめました。

評価は高いです。

6. Toontrack製品のインストール・アクティベーション方法

Toontrack製品のインストール・アクティベーション方法は簡単で以下の3STEPで完了します。

  1. Toontrack  Product Managerをダウンロード・起動
  2. 左上「Register New Product」からシリアルナンバー入力
  3. 製品をダウンロード・インストール・アクティベート

7. 使い方を解説!

ここからは実際に使い方を解説します。

公式のマニュアルは続々と解説動画が公開されており、そちらも項目ごとに貼っていますので参考にしてください。

5-ezbass-tab

上部から5つの項目が選べます。Bass以外は右上から別のスクリーンにすることが可能です。

Bass

右上から2種類のベース

  • EZbass Modern
  • EZbass Vintage

を選択し、隣からプリセットを選択します。

右上Effectsから音作りができますが、ここにあるパラメータは選択するプリセットによって異なります。

TuningからOctaveやSemitone、Centのチューニングができます。

また、チューニングは3つのモードが選べます。

Perfect(Default):オクターブが完全に2倍になるチューニングです。

Bass:ベースギターと同じようにチューニングします。

Piano:ベースに似ていますが、ピアノの調律方法ストレッチチューニングに合わせています。

Grooves

groove-ezbass-toontrack

プリセットのフレーズです。

ジャンルやプレイスタイルなどを選択してフレーズを選びます。下部のトラックにドラッグアンドドロップすることでそのフレーズを使うことができます。

Tap2Find

ezbass-toontrack

Tap2Findはリズムをクリックで入力(Click Rhythm)、もしくはメロディーを入力(Record Melody)して右下の「Find Similar Grooves」をクリックすることで似ているフレーズを探すことができます。

Track

track-ezbass

下部のトラックは3つのパート(Song Parts、Chords、MIDI)があります。

Song Parts

song-part-ezbass

VerseやChorusなど曲のどの部分であるかをあらわします。右クリックしてSong Part Typeから変更できます。

Chords

chord-ezbass

コードをあらわします。ダブルクリックもしくは、Add/Edit Chordsからコードを変更できます。Grid Editorの上部にもコードの表記があり、ダブルクリックして変更可能です。

直接MIDIキーボードでベースを作る方はコード進行が必要なのか疑問に思うかもしれませんが、コードごとに選択でき一括で変更できるので便利です。

MIDI

フレーズなどのMIDIです。この部分が上部Grid Editorで細かくエディットできます。

Add Groove

Grooveを追加します。デフォルトではSong Keyのコードで追加されます。

Transition

transition-ezbass

ノート移行のプリセットがあり選択することで変更されます。トランジションは単純にMIDIを変更します。

Replace MIDI

replace-midi-ezbass

こちらをクリックするとGrooveの項目が開きます。選択したMIDIプリセットに変更することができます。

Edit Play Style

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ベロシティ(Velocity)や長さ(Length)、ベースラインの再生度合い(Amount)、ミュート具合(Damping)などを調整できます。

Track

track-1-2-3-ezbass

+ボタンからトラックを追加できます。DAWでトラックを追加する場合と同じで、別のMIDIやコードを設定できます。

MEMO
内部で作成したMIDIはそのままDAWにドラッグ&ドロップで貼り付けることが可能です。

Grid Editor

Grid Editorは下部のトラックと同期している、エディットエリアです。

Grid Editorと下部トラックはそれぞれ左上から

矢印:選択する

+ペン:追加する

ハサミ:分割する

3つの操作ツールが選択できます。

loop-ezbass

小節数とSong Partsの間部分に再生点があります。ドラッグやクリックすることで再生点を移動させます。

また、小節数の部分にはループもあります。クリックしてオンにし、ドラッグして範囲を決めます。下部のループマークからでもオンオフ可能です。

EZbass内での録音方法

follow-host-ezbass

録音を始める前に下部からTempoやSong Keyを設定しておきましょう。

 

「Follow Host」でDAWと同期します。メトロノームマークと1234マークをクリックして、メトロノームとレック前の4拍を追加します。録音ボタンを押して再生し、録音を開始します。

録音やGroove追加が完了すれば、続いてエディットしていきます。

エディットは一般的なMIDIトラック同様にノートを上下にドラッグしてピッチ、左右にドラッグしてタイミングを調整します。ノートの端をドラッグすることで長さも調整できます。

Select

select-grid-editor-ezbass

右上Selectから選択するノートを一括で選ぶことも可能です。

Allから全部選択、By Resolutionで拍から選択、By Typeで演奏法から選択できます。

演奏法

articulation-ezbass-toontrack

上部から弾き方

  • Auto-Alternate
  • Middle Finger
  • Index Finger
  • Ghost Note
  • Harmonic
  • Percussive Right Hand
  • Tapping
  • Slap Pop
  • Ghost Slap
  • Percussive Left Hand

を選ぶことができます。

slide-lagato-ezbass

その隣はHammer On / Pull Off(Legato)、Slideになります。

レガートやスライドを指定の2つノート間でしたい場合はドラッグして2つを選択し設定します。

MEMO

right click ezbass

ノートを右クリックして、演奏法などを設定することも可能です。

Quantize

quantize-auto

Quantize(リズム補正)は隣の「Auto」の拍によって調整します。

Timing

timing-ezbass

Timingからもリズムを細かく設定することが可能です。

Swing:スウィングします。

Randomize:ランダム性を持たせます。

Length:長さを調整します。

Nudge:ノートを前後にずらします。

Velocity

velocity ezbass

真ん中Velocityは左端の上矢印をクリックすることで開きます。

個々に設定することはもちろん、複数選択してまとめて様々な調整が可能です。

Velocity:ベロシティを調整します。

Dynamics:複数選択したノートのベロシティの幅を調整します。+でベロシティの差が大きくなり、−でベロシティ幅が小さくなり、-127にすると全て同じベロシティになります。

Randomize:ランダム性を持たせます。

Slope:ベロシティを大きく→小さく、小さく→大きく調整することができます。クレッシェンドしたい場合に便利です。

damping-pitch-velocity-ezbass

左端からVelocityをPitchやVibrato(Modulation)、Sustain Pedal、Dampingなどに変更して、調整することも可能です。+ペンでオートメーションを作成できます。

Pitchを微妙に揺らすこともできます。

Drums & Keys

ezbass-dums-keys

ドラムやキーボードのMIDIを利用してベースを作成します。

MIDI Fileを選択すると、ピアノ、ドラムそれぞれにいくつかの生成パターンがあり、それぞれを左上再生ボタンから聞いた上で選ぶことが可能です。

また、右上から「Show Similar Grooves(似ているグルーヴを開く)」や「Search With Tap2Find(Tap2Findで探す)」で似ているプリセットを探すことも可能です。

気に入ったものがあればそのまま下部のトラックにドラッグアンドドロップして使用することが可能です。

(5)Audio Tracker

Guitar、Bass 、Percussive(Drums)のAudioからMIDIを作成します。

ファイルから読み込むことも可能ですが、オーディオトラックに別のプラグイン「Toontrack Audio Sender」をさして入力を読み込むことも可能です。Toontrack Audio SenderはEZbassと別にインストールできるプラグインです。

Audioを読み込むとGuitar、Bass 、Percussive(Drums)の選択と、テンポ、アーティキュレーションのオンオフが設定できます。

mix-midi-audio-ezbass

読み込んだAudioと生成されたMIDIを聞き比べながら、Grid Editorと同じように編集できます。

上部のMIXから読み込んだAudioと生成されたMIDIの音量を調整できます。

納得のいくMIDIが作成できれば、右下の「Add MIDI to Song Track」でMIDIを追加します。

まとめ

EZbassは他の定番ベース音源とはまた一味違った魅力があるソフトです。

複雑でリアルな奏法のベースラインを作りたい方や、鍵盤を一切使わずベースを作りたい方にはおすすめできます。

この記事が参考になれば幸いです。

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