話題のLeapwing Audioが開発するマルチバンドコンプレッサー「DynOne 3」。
かなり評価が高く、絶賛の声が溢れています。
実際に使うと、高評価なのも大納得ですが、少し変わった仕様もありますので初心者でも簡単に使えるかと言われると微妙なところ…
この記事では、そんなDynOne 3をレビューして使い方も解説していきます。
導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
1. Leapwing Audio「DynOne 3」とは?
※動画はDynOne v2
DynOne 3は、Leapwing Audioが開発するマルチバンドコンプレッサーです。
最大の特徴はパラレルコンプ仕様である点です。パラレルモードで元の信号と圧縮された信号を混合することが可能です。
Leapwing Audio公式でも「パラレルマルチバンドダイナミクスプロセッサー」とあります。
もちろん普通のマルチバンドコンプのように使用することも可能です。
DynOne3の詳細情報
| 開発会社 | Leapwing Audio |
| 操作画面 | ![]() |
| 価格(定価) | 199ユーロ |
| 主な仕様 | パラレルマルチバンドダイナミクスプロセッサー |
2. 導入するメリット
実際に導入していますが、次のようメリットがあると考えます。
- プロやエンジニアさんの評価が抜群に高いので信頼感がある
- パラレル仕様が可能でナチュラルにコンプをかけられる
- プリセットが多い
(1)プロやエンジニアさんの評価が抜群に高い
DynOne 3は、業界の方々の評価がとても高いです。
初心者の方でもナチュラルかつ音質の良さに驚くでしょう。
業界人からの評価も高いので、信頼性があります。
(2)パラレル仕様が可能でナチュラルにコンプをかけられる
元の信号と圧縮された信号を混ぜることでナチュラルにコンプをかけることが可能です。
コンプ感少なく音圧をあげたい時に便利です。
(3)プリセットが多い

初心者向きなプラグインかと言われると少し難しい部分もありますが、多数のプリセットがありますので初心者の方でも活用できます。
3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかし、導入する前に知っておくべき点があります、それは「重い」という点です。
DynOne 3のMaster Qualityはびっくりするくらい重いです。なので、PC のスペックによってはうまく動作しない可能性があります。ただし、低レーテンシー版など軽いバージョンもありますので詳しくは使い方の項目でご確認ください。
ただし、軽いバージョンも実際はそんなに軽くありません。ある程度のスペックは必要だとは思います。
4. 口コミ・評判を紹介!
DynOne 3の口コミ・評判をまとめてみました。
全体的にかなり評価が高いですが、重いという声が多いです。
PCのスペックさえクリアできたら、導入を検討したいですね。
DYNONE 3へのバージョンアップ最高。
クロスオーバー周波数可変 各バンド オンオフ可、M/Sで弄れる、マスタークオリティモード
どれもこれも素晴らしいバージョンアップ
これら単品でも素晴らしいのにその相乗効果たるや。
遅ればせながらDYNONEを3にバージョアップしました。かゆいところに手が届くようになったし、挙動もさらにナチュラルになったように感じる。これはさらに使えそう。
DynOne3だんだんわかってきた。MSモードにした瞬間定位ぶっ飛んでイヤホン・スピーカー・ヘッドホンでえぐいくらい印象違う。後段にCenterOne差さないとダメだな・・・。
引用:Twitter
5. DynOne 3に関するセール情報
Leapwing Audio製品は、ブラックフライデーのみならずセールで安い場合があります。
割引率はそこまで高くない場合が多いですが、DynOne 3もセールの対象になることがあります。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。
6. インストール・アクティベーション方法
Plugin Boutiqueにてインストール・オーソライズ方法が解説されています。以下の3STEPで完了します。
- Leapwing Audioでシリアルコードを入力
- ユーザー情報入力してログイン
- 製品をインストールし、DAWで立ち上げた際、再度メールアドレスとシリアルコードを入力
7. 使い方を解説!


公式の英語マニュアルはこちらからご覧ください。
上部電源ボタンでバイパス、その隣のCはCenter、SはSideとなりリンクボタンでリンクします。
Center-Side Modeは単純なMS(Mid/Side)とは異なる新しいオーディオ処理方法です。
その隣の矢印で一つ前の設定に戻すことが可能ですが、プリセットを変更すると履歴はリセットされます。
A/Bは比較するときに利用できる二つのパラメータ設定です。
右上から様々なプリセットを読み込む、または自分で作ったプリセットを保存できます。
それぞれのプリセットは以下にあります。
- MacOS: /Users//Library/Audio/Presets/Leapwing Audio/DynOne3
- Windows: C:\Users\\Documents\Leapwing Audio\DynOne3
一番右上の「i」から英語ですが、マニュアルPDFもあります。

DynOneは最大5バンドの設定ができます。
両端にインプット、アウトプットがありそれぞれのバンドは一般的なマルチバンドコンプと同じく調整可能なクロスオーバーです。
低音域から順番に以下の通りになります。
LF:ローパスフィルター
50〜320Hzまで設定可能
LMF:バンドパスフィルター
240〜1600Hzまで設定可能
MF:バンドパスフィルター
800Hz〜8000Hzまで設定可能
HMF:バンドパスフィルター
3000〜16000Hzまで設定可能
HF:ハイパスフィルター
3になり、全てのクロスオーバーポイントを調整できるようになりました。SETTINGSにて2種類のクロスオーバーポイント設定があります。(SETTINGSの項目で解説)

バンドの電源ボタンでオンオフが可能で、リンクボタンで全てのバンドがリンクし、Sでソロモードになります。ソロモードはParallel Modeであってもドライの音は除外されます。
バンドの5つのフェーダーは、プラグインの出力信号に混合される各フィルターバンドの圧縮信号量のレベルコントロールです。Parallel Modeの場合このフェーダーで圧縮された信号と元の信号のバランスを調整します。

UIの下には4つのボタンがあり、それぞれの機能をオンオフ、変更することが可能です。
これらの機能はSETTINGSなどにある設定のショートカットです。
CONTROLS

CONTROLSボタンを押すことでダイナミクスの内部パラメータが表示されます。
全てのパラメータは上下にドラッグしても変更できますが、値をクリックすることでフェーダーが出てきますのでそちらで調整する方が便利です。
Attack、Releaseはレンジを設定する仕様で以下のようなレンジになります。
Attack
Min:0 … 800ms
Min Default:300ms
Max:0 … 800ms
Max Default:400ms
Release
Min:5 … 3000ms
Min Default:300ms
Max:5 … 3000ms
Max Default:400ms
SETTINGS

SETTINGSの項目で細かな設定ができます。
DETECTION
RMSとPeakをパーセンテージで調整できます。
Range:0 (RMS) … 100 (Peak)
Default:0 (RMS)
CHANNEL LINK
マルチモノ、ステレオリンクの設定が可能です。
Range:0 (multi-mono) … 100 (stereo link)
Default:0 (multi-mono)
WEIGHTING
隣接する周波数帯域のサイドチェイン入力を形成し、重みを付け加えます。
Weighting:0 (single-band) … 100 (all-band)
Default:50
GLOBAL BAND TRIM
グローバルバンドトリムでは、5つのバンドすべてにオフセットゲインを設定できます。
Range:-50 dB to +50 dB
Default:0 dB
PARALLEL MODE
元の信号と圧縮された信号の混合するモードです。Parallel Modeを利用する場合はオンオフすることで圧縮された信号と元の信号との兼ね合いをみることが可能です。
CROSSOVER FILTERS
次の3種類のクロスオーバーフィルターから選択できます。
Ultra Quality:デフォルト設定であり、DynOne 1で使用されているものと同じフィルターです。特別に設計されたリニアクロスオーバーフィルターで、CPUパワーを必要とします。
Low Latency:Ultra Qualityフィルターと同様の哲学で設計されていますが、低レイテンシー版です。
Master Quality:マスター品質はUltra Qualityに基づいていますが、より高いサンプリングとより長いフィルターが含まれます。これはめちゃくちゃ重いです。
OFFLINE RENDER MASTER Q
CPU能力が制限されたコンピューターで作業する場合、Low LatencyまたはUltra Qualityを使用をおすすめします。しかし、オフラインバウンス(書き出し)の際、処理能力はそれほど問題にならないため、オンにすることで最高品質にできます。
BAND COMPENSATION GAIN
補正するデフォルトの自動ゲイン機能があります。これにより、低いThresholdと高いRatioが使用されている場合、個々のバンドが少しブーストされます。
FILTER SLOPE
クロスオーバーポイントは2種類選択可能です。
GENTLE:緩やかなクロスオーバーポイント
STEEP:急なクロスオーバーポイント
CHANNEL MODE
LRとは別にCenter-Side Modeがあります。
Center-Side Modeは単純なMSとは異なる新しいオーディオ処理方法です。
LUFS
入力および出力メーターにはLUFSメーターがあります。メーターの下のテキストが瞬間的な音量、短期的な音量、または統合された音量のどちらで動作するかを選択します。
M:Momentary Loudness(瞬間的なLUFS値)
S:Short-term Loudness(短期的なLUFS値)
I:Integrated loudness(統合されたLUFS値)
まとめ
DynOne 3はナチュラルにコンプをかけることが可能な高評価のプラグイン。
個人的には今まで触ったマルチバンドコンププラグインの中で1番良いと思いました。
重いところが難点ですが、かなりおすすめできます。
ぜひ導入を検討したいプラグインだと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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