自分の音楽を世界に発信したい!と思ってこの記事を読んでいますね。
しかし、今回紹介するFrekulは日本発の音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューション・ディストリビューター)。
登録料、基本使用料0円で音楽配信できるのが最大の特徴!
主要な音楽ディストリビューションは海外企業が運営していないことが多いので、日本語には対応していない時が多いです。しかし、Frekulは日本企業なので日本人には大変嬉しい日本語対応です。
この記事では、そんなFrekulを利用すべきなのかをレビューしていきます。利用するメリットや注意点に加え、副次的なサービスも解説していきます。
是非参考にしてください。
音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューション・ディストリビューター)に関するまとめ記事はこちらをご覧ください。

1. 音楽配信代行サービス「Frekul」とは?
Frekul(フリクル)は、株式会社ワールドスケープが運営する登録料、基本使用料0円で音楽配信できる日本のサービスです。
株式会社ワールドスケープの代表取締役「海保けんたろー氏」はドラマーでもあり、TwitterやYouTubeなど多方面で発信している方です。
登録料、基本使用料0円とクリエイターの財布には優しいですが、注意点もありますので後々解説します。
運営会社 | 株式会社ワールドスケープ |
料金 | 0円 |
収益率(還元) | 60% |
2. Frekulを利用するメリット
Frekul(フリクル)を利用することで次のようなメリットがあります。
- 無料で配信できる
- 日本語対応
- メールマガジンやイベント管理が可能
- スマートオーディションで業界の人に聴いてもらえる
- 同社のサービスSimple BGMの利用料が収益として入る
(1)無料で配信できる
これが最大の特徴でしょう。無料で配信できます。
ただし、その分収益率が低いので注意です。この点に関して注意点の項目で解説します。
(2)日本語対応である
日本のサービスですので当然日本語対応です。
海外企業のサービスだと、日本語対応していないのも多いですが、サポートも含めて日本語対応なのは良い点です。
(3)メールマガジンやイベント管理が可能
Frekul内に自分のページを持つことができメールマガジンを配信したり、ライブなど自分のイベントを追加して予約を受けつけることが可能です。
うまく活用すれば、ファンを増やすこともできるかもしれません。
(4)スマートオーディションで業界の人に聴いてもらえる
配信した楽曲1曲をエントリーして業界の人に聴いてもらうことが可能です。
また聴いてもらった履歴も見ることが可能です。
すでに事務所やレーベルと契約済みの方もエントリーすることによって様々なツテが生まれる可能性があるでしょう。
(5)同社のサービスSimple BGMの利用料が収益として入る
Simple BGMは店舗や配信などBGMを必要とするところに音楽を届けるサービスです。Frekulで配信登録した楽曲を利用許可することでSimple BGMの利用料を収益として得ることが可能です。
分配金額は以下の通りです。
3. Frekulを利用する前に知っておきたい注意点
しかしながら、Frekulを利用する上では、事前に知っておくべき注意点がありますので確認しておきましょう!
- 配信先を細かく設定できない
- アーティストの収益率(還元)が低い
- 配信日が設定できない
- ダウンロード数や再生数がわからない
- 収益の振込が遅い
注意点1. 配信先を細かく設定できない
配信先は以下になります。日本での主要な配信先は網羅しているので良いのですが、配信先を細かく設定することはできません。
- iTunes Store
- Apple Music
- music.jp STORE
- oricon ME!
- Spotify
- KKBOX
- うたパス
- レコチョク
- mora
- Media Do
- Google Play Music
- LINE MUSIC
- AWA
- SMART USEN
- dwango.jp
- OTOTOY
- Rakuten Music
- mysound
- Gracenote
- Shazam
- YouTube Music
- TuneCore
大抵の音楽ディストリビューションは配信する国や、配信先は最低限選べます。
注意点2. アーティストの収益率(還元)が低い
弊サイトが調べた音楽ディストリビューションの中では最低レベルの収益率還元率(60%)です。
無料でできる分手数料が発生してしまうのは仕方ないと思いますが、世界中のサービスと比較してしまうと手数料が高い印象です。
海外では無料かつ収益率100%の音楽ディストリビューションもあることを知っておきましょう。
注意点3. 配信日が設定できない
これはアーティスト側からするとかなり痛手です。
配信開始日が定まらなければ、それに向けた企画や宣伝などの予定が立てづらいでしょう。
申し込みから約50日以内に配信開始されるようですが、せめてこの期間がもっと短ければと思います。
注意点4. ダウンロード数や再生数がわからない
アーティスト活動を行うには、データをうまく活用することが重要です。
Frekulには残念ながらアナリティクスもなく、収益が確定するまでの情報を得ることができません。
データを知ることができないので、マーケティングも難しい印象です。
注意点5. 収益の振込が遅い
上記のダウンロード数や再生数がわからない上に収益は売上発生から6ヶ月後に反映とかなり遅いです。
なるべくはやく収益化したい方にはおすすめできません。
4. その他サービスや提携サービス
Frekulは音楽ディストリビューション以外にも下記のようなサービスを提供しています。
- カラオケ配信サービス
- bitfan
- SHOWROOM
上から順番に解説していきますね!
カラオケ配信サービス
Frekulはかんたんカラオケ配信サービスというものがあります。
その名の通り簡単に自分の楽曲をカラオケに配信できますが、印税あり19000円、印税なし14000円とお金がかかります。
bitfan
Frekul経由で月額ファンクラブbitfan設立できます。
Frekul経由で申し込んだアーティストは告知面で優遇されます。
SHOWROOM
Frekulは投げ銭ライブ配信サービスSHOWROOMとも提携しています。
通常のアマチュア枠ではなく、ミュージック、アイドル、タレント・モデル、声優・アニメ、お笑い・トークといったカテゴリで公式アカウントとして配信できます。
分配率は、あなたが受け取った有料ギフトの金額の20%となります。
5. Frekulの口コミ・評判を紹介
口コミや評判をまとめてみましたが、無料である点が支持されています。
悪い口コミはあまりありませんでした。
1曲でもできますよb
tunecoreが一番分かりやすかったです。1年1,500円くらい維持費掛かります。無料ならFrekulがオススメです!
Frekulもいいんだけど、bigupだとwav配信もできるし国内サブスクは還元率がよいからのりかえようか迷い中
引用:Twitter
まとめ
Frekulは配信以外のサービス面では充実していると思いますが、配信仲介サービスとしてはまだ課題が多いと思います。しかし、無料で誰でも配信できるは良い点ですので、試しに利用してみる価値はあるでしょう。
ある程度実績がある本格派の方より、アマチュアで細々とやっていきたい方向けのサービスだと思います。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!