かなり人気の名機モデルコンプレッサー・リミッターPulsar Audio「VM-COMP(Mu)」。
すでに多くの方から絶賛の声が上がっており、利用している方も多いのではないでしょうか??
そんなVM-COMP(Mu)を、改めてレビューしていただきました!
是非参考にしてください。
1. Pulsar Audio「VM-COMP(Mu)」とは?
VM-COMP(Mu)は、Pulsar Audioが開発するManleyの名機コンプレッサー・リミッターVariable-Muをモデルにしているプラグインエフェクトです。
Variable Bias(可変バイアス)は、1950年代に登場したダイナミックコンプレッション技術のことで、真空管の偏光を変化させゲインをコントロールするものです。Fairchild 670など、当初はレコードのマスタリング用に設計されていましたが、すぐにスタジオに導入されるようになりました。
FETやVCAコンプレッサーよりも遅いアタックを持つコンプレッサーとなりますが非常に音楽的な挙動を示すバスコンプレッサーとなります。
さらに、トランスとチューブに基づいた設計により微妙な存在感と暖かさをもたらすわずかなハーモニックディストーションと、バスやミックス全体、マスターにまとまりを追加する「グルー」効果を生み出します。
作曲ソフトDAWの拡張機能VST2.4、VST3、AU(Audio Unit)、AAXプラグインとして利用できます。
VM-COMPは、Mu を基にさらなる機能強化が施されたバージョンであり、以下のような改善・追加点があります。
- サイドチェインEQの視覚的な編集機能(カーブエディター)
- アタック/リリースタイムの拡張(オリジナルより速い設定が可能)
- Look-ahead / Look-behind 対応
- ゼロレイテンシー対応(トラッキング用)とオーバーサンプリング(ミキシング用)の両立
- 現代的な視覚化メーターと100以上のプリセット
| 開発会社 | Pulsar Audio |
| 操作画面 | ![]() |
| 価格(定価) | 149ユーロ |
| 主な仕様 | Manley Variable-Muモデルコンプレッサー・リミッター |
2. 実際に使ってみてレビュー!
この記事のレビュアー
高慶航 (Rec / Mix / PA )
Sound AiDE所属のレコーディング・PAエンジニア
音のキャラクターやカラーを大切に、録音、ミキシング、PAオペレートしています。
■制作実績 : Funny Factures, TAMIW, Monomouth, um-hum, colspan, DuckHouse, DinoJr, Kuniyuki Natsu 他
■Spotify Playlist : https://open.spotify.com/playlist/2TskeAQyI0qYwohaAs3f82?si=CEc4Qt-oSyemv1czsQ1d8Q
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ご依頼はmailにてお気軽にお問い合わせください→ kokei.soundaide@gmail.com
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最近良く見かけていて気になっていたVariable Muタイプのコンプレッサー・リミッターです。Manleyの名機をモデルにしているプラグインで、真空管で動作するタイプのリミッターです。
ゲインの変化が滑らかで、コンプレッションモードではレシオは1.5:1、リミットモードでは4:1から開始し、実機の場合、リミッティングが増えるに従い最大20:1まで変化します。
本機も同様の動作のようですが、最大時のレシオは明記されていませんでした。
通常のステレオ動作に加え、MSモードやサイドチェインのEQが細かくさわれたり、以前レビューした1178同様にLOOK(AHEAD / BEHIND)で先読みができるのでアタックのコントロールの自由度がかなりあります。

ゲインリダクションの表示をVUからグラフィック表示に切り替えることができます。
インプットを上げていくとローとハイが少しずつ持ち上がっていきますね。わずかなドライブ感が気持ちいいサウンドです。シフトを押しながらDUAL INPUTを回すとリンクしてアウトが下がるようになっています。
マスターに使うと全体を滑らかにまとめてくれます。マスターには個人的にはリミッティングよりコンプレッションのほうが使いやすいと思いました。
ドラムのバスにはリミッティングもコンプもどちらも使えます。とても表情豊かでしっかりしたサウンドです。LOOK(AHEAD / BEHIND)があることでアタックを取りこぼさずぶっ潰せるのでエフェクティブな使い方も色々広がりそうです。
オーバーサンプリング動作が可能でx8まで行くとかなりサウンドが鮮やかになりますが、かなり重たいです。私のPCで10%辺りのCPU使用率のセッションが一気に50%まで行きました。もしオーバーサンプリングで使いたい場合はフリーズトラックが必須になりそうです。
テスト中、MuがProToolsで立ち上がらなくなり再インストールして解決いたしました。オーバーサンプリング動作が原因だったのか詳しくはわかりませんがプラグインがクラッシュしたようです。
2度目は起こっていないのでたまたまかもしれませんがアップデートが出たらすぐしたいと思います。
3. 口コミ・評判を紹介!
VM-COMP(Mu)に関する口コミ・評判をまとめました。
プロも含め数々の方から高い評価を得ており、他のMuモデルと比べても良いという口コミがありました。
Manley Vari Muの新しめのversionのエミュのようで非常にClarityがありクリアに柔らかくなる
音は右のAcustica N4の素晴らしいVector Libraryといい勝負してる
Vari Muをどう使うかだけど実機以外のDigitalの選択肢が2つも出てきたのが本当に凄い
また進化した
Pulsar Audio Mu
コンプレッサー。これ良く使う!特にバスコンプとして。コンプにもいろいろあるけどこれの音のつるつる具合が素晴らしい。右上メニューからオーバーサンプリング8倍にするとめっちゃ重いけどとんでもなく音良い。おすすめ!
Pulsar Audio「Pulsar Mu」
凄く良いです。UAD-2のVari Muとの比較だと完全に圧勝。
ただ実機と比較するとやはり真空管特有の甘美な質感や、ややハードに潰した時のスムースさ、ナチュラルさが敵わない。でもよく似てる、というか良く出来てる。超おススメ。oversampling×8が最高だが非現実的な重さ
引用:Twitter
4. Muに関するセール情報
Pulsar Audio製品はブラックフライデーのみならずセールで安くなる場合があります。
Muも対象になる場合があり、最安値では49ドルほどで販売される場合があります。
最新のセール情報は以下の記事を参考にしてください。
5. インストール・アクティベーション方法
Pulsar Audio製品のインストール・オーソライズは以下の4STEPで完了しますが、iLokアカウント(USBは無くてもOK)が必要になります。
iLokに関する詳しい記事は以下をご覧ください。
- 製品をダウンロード・インストール
- iLok License Managerを起動してログイン
- 右上「・・・」からアクティベーションコードを入力
- 製品をアクティベート
6. 使い方を解説!
ここからは実際にMuの使い方を解説します。
公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。

Lock parameter:右クリックしてプリセットを読み込む際に、特定のパラメータをロックして変更しないようにすることができます。
上部バーからプリセットやAB比較、戻る/やり直しボタンなどを設定できる他に左上の点3つから以下のような設定も可能です。

Oversampling:プラグイン内でサウンドを高いサンプリングレートで処理することができますが、その代わりにレイテンシーとCPUの消費量が多くなります。
Disable Static Noise:すべてのアナログ機器にはヒスノイズが含まれますが、実際のレベルより低く設定されています。これを無効にすることが可能です。

IN / OUT:エフェクトを有効/無効にします。
DUAL INPUT:コンプレッサーの入力信号の量を調整するツマミです。この入力レベルが高いほど、真空管のカラーが聴き取りやすくなります。
OUTPUT:圧縮後の出力レベルを調整できます。
THRESHOLD:コンプレッショントリガーのスレッショルドを設定します。
ATTACK:約10msと100msの間でコンプレッサーのアタックタイムを調整できます。
RELEASE:約70ms〜1.8秒間でコンプレッサーのリリースタイムを調整できます。
LIMIT / COMP:コンプレッサーレシオを調整するスイッチです。COMPモードで比率約1.5:1、LIMITモードで比率約4:1になります。ただし、比率は固定ではなくこのスイッチの位置だけでなく入力ゲインとスレッショルドレベルにも依存することに注意する必要があります。
LINK / CONTROLS:2つのチャンネルの設定を連動させるスイッチです。
LINK / SIDECHAIN:2チャンネルのサイドチェイン(検出回路)を接続するためのスイッチです。有効にすると、2つの検出チャンネルがミックスされゲインリダクションは両チャンネルとも同じになります。
L-R / M-S:ステレオ管理モードを、左右もしくはミッドサイドから選択します。後者の場合、左チャンネルがMid、右チャンネルがSideになります。
MIX:圧縮された信号と元の信号をクロスフェードさせるためのツマミです。

INT / EXT:検出ソースを選択するスイッチです。INTモードでは、コンプレッサーは通常の方法で動作し、オーディオ入力を検出ソースとして使用します。EXTモードを選択した場合、外部オーディオ信号が検出ソースとして使用されます。この場合、DAWでサイドチェインを割り当てる必要があります。
AHEAD / BEHIND:検出チャンネルに正または負の遅延を加えることができます。ノブの上にあるスイッチで、AHEAD部分全体を無効にすることができます。
SIDECHAIN EQ:シンプルなパラメトリックイコライザーを使って検出信号にフィルターをかけることができます。
LISTEN:ボタン切り替えて試聴することができます。
まとめ
VM-COMP(Mu)は、名機モデルの枠を超えてあらゆる方が利用している人気コンプレッサー・リミッタープラグインエフェクトです。
一度デモを試してみてはいかがでしょうか?
ちなみに実際に買う場合は、かなり安くなることがあるのでセールでの購入をおすすめします。
この記事が参考になれば幸いです。
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