誰でも無料で自分の楽曲を配信できる!しかも収益は100%還元!そんな夢のような音楽配信代行サービスが『Amuse』です。
追記:プランが一新され、2種類のプランから選択できるようになっています。そして、Freeプランは廃止されました。
今回は、そんな画期的なAmuseのレビューから使い方まで解説します。
ぜひ、参考にしてください。
音楽配信代行サービス(音楽ディストリビューション・ディストリビューター)に関するまとめ記事はこちらをご覧ください。
1. 音楽配信代行サービス「Amuse」とは?
※大手芸能事務所のAmuseとは別会社です。
Amuseは、誰でも無料で自分の楽曲をストリーミング配信できるサービスでしたが、現在は有料のみとなっています。
ただし、有料プランであっても年額を払うことで無制限リリースでき、プロプランでは複数のアーティスト登録も可能と他の音楽配信代行サービスと比べても比較的条件の良いサービスとなっています。
グラミー賞も受賞しているBlack Eyed Peasのリーダーでプロデューサーのwill.i.amが共同創業者として参画しています。Amuseはレーベルでもあり、Amuseから配信された中から有望なアーティストとパートナー契約をし、収益の50%をもらう代わりにマネージメントするビジネスも展開しています。
Black Eyed Peasを含む多くのアーティストがパートナー契約を結んでいます。※現在、契約しているアーティストは大きく変わっています。
Amuseの概要
運営会社 | Amuse |
配信可能な音楽ストリーミング | Spotify Apple Music & iTunes Facebook & Instagram TikTok Soundcloud Go TIDAL Amazon Music Deezer Shazam YouTube Music YouTube Content ID Soundtrack by Twitch Audiomack iHeartRadio Tencent KKBOX Boomplay Pandora 7Digital Resso NetEase Nuuday Claro Música Anghami |
価格 | Boostプラン:年額2,199円 Proプラン:年額5,199円 |
新プラン
新しく年額2,199円のBoostプラン、年額5,199円のProプランが登場しました。プランによる主な違いは以下です。
- リリース予定日設定
- 5〜14日以内にリリース
- 無制限リリース
- 100%ロイヤリティ
- YouTubeコンテンツID(手数料15%)
- ロイヤリティ分割(無料)
- 72時間以内サポート
- リリース予定日設定
- 2〜10日以内にリリース
- 無制限リリース
- 100%ロイヤリティ
- YouTubeコンテンツID(無料)
- ロイヤリティ分割(無料)
- 24時間以内サポート
- 複数のアーティストプロフィール
- チームを招待可能
- カスタムレーベル
その他にもいくつかの違いがあります。プランによる詳しい違いはこちらをご覧ください。
2. Amuseを利用して音楽配信するメリット
音楽配信サイト「Amuse」を活用するには次のようなメリットがあります。
- 年額を支払うことで無制限にリリース可能!費用が一定に
- 海外の音楽レーベルと契約できる可能性がある
- アプリで管理できる
年額を支払うことで無制限にリリース可能!費用が一定に
無料で利用できるFreeプランがありましたが、現在は廃止されています。
ただし、無制限リリースのBoostプランとProプランがあり、年額を支払うことでいくらでも楽曲をリリースすることができます。TuneCoreなどのリリースごとに費用がかかる音楽配信代行サービスと比べると費用を一定にして利用することができます。Proプランでは複数アーティストで利用することもできます。
海外の音楽レーベルと契約できる可能性がある
Amuseと契約しているアーティスト
Black Eyed Peas、Adel、Moxie Raia、Plasi、Imogen Heap、VCATION、Isa Molin、Movits!、Pawl、Marlene Oak、Kirby Forest、Reyn、FrankK、Johnny Gates、Michel Dida、The Endorphins、Telykast、La Bouquet、DUVV、Saving Forever
※現在、契約しているアーティストは大きく変わっています。
ストリーミングである程度の実績を出せば、Amuseとパートナー契約を結べるようです。
Amuseとパートナー契約した場合は収益50%を取り分とし、Amuseが初期投資をしてマーケティング、資金調達、ブランディング、PR活動をしてくれます。
50%の申し出にサインする義務はなく、ライセンス契約のため期間をすぎると自分自身に完全な所有権を取り戻せますので、一般的な大手レーベルの契約形態と比べると圧倒的に良心的です。
アプリで管理できる
アプリで日々の再生数や収益を管理することが可能です。
実際にアプリをダウンロードして見ましたが、デザインなどクオリティが高く驚きました。
- 楽曲
- 再生数
- 収益
の3つの項目に別れており、シンプルで分かりやすく使いやすいです。
リアルタイムで情報が見れるのは嬉しいですよね。
3. Amuseを利用する上での注意点やデメリット
しかし、Amuseを利用する上では、多少は注意すべき点があります。
- 英語のみ
- 細かな価格設定はできない
- 収益の引き出し手数料に注意
英語のみ
日本語には対応していませんのでご注意ください。また、LINE MUSICなど日本以外であまり利用されていない配信先もありませんのでご注意ください。
細かな価格設定はできない
サブスクリプション型(月額定額制)のストリーミング配信であれば問題ないですが、曲やアルバム単位で販売する際は平均価格での販売になるようです。
ただしiTunesも無くなり、サブスクリプション型が主流となってきていますので困ることも少ないと思います。
収益の引き出し手数料に注意
PayPalなどで受け取りが可能ですので、日本からでも簡単に収益を受け取れます。
PayPalは登録しているメールアドレスを教えるだけで入金を受けることが可能です。
収益を自分の口座に入れる流れは以下です。
PayPalアカウントでドルを受け取る
↓
PayPalアカウントで円に変える
↓
自分の口座に送る
ただし、為替手数料があります。
また、送金方法、国、通貨によって異なりますが送金手続きを行う金融機関から手数料が請求される場合もあります。(通常1~8ドル、国によっては最大15ドル)
PayPalの登録方法や使い方に関する詳しい記事はこちらを参考にしてください。
4. Amuseの使い方(自分の曲を配信する方法)
ここからは実際にAmuseを利用して音楽配信する方法を簡単な2STEPでご紹介します。
STEP1:ユーザー登録
まずはサイトのRelease Musicをクリックして、ユーザー登録をします。
国を日本に設定すると電話番号が+81になりますので電話番号のはじめの「0」を抜いて入力します。
09012345678→9012345678
メール認証が必要ですが、すぐにメールが送られて来ず少し時間がかかりました。
きたメールの「Verify your email」をクリックして認証を完了します。
STEP2:リリース情報を入力
ログインするとCreate New Releaseからリリースを作成します。
必要なデータを先に準備しておきましょう。
<データの注意点>
- ジャケット:3000×3000px~6000×6000pxのjpegもしくはpng
- 楽曲:44.1kHz16bitステレオ
あとはアルバム、シングル名やジャンル、作曲者などの情報を入力していきます。
配信はどの国に配信するか、どの音楽配信で配信するか制限することが可能です。
まとめ
Amuseは無料で100%の収益が得られるサービスでしたが、現在は廃止されています。
以前は無料で配信することができましたが、現在では有料プランのみとなっています。ただし、無制限リリースで年額を支払うことでいくらでも楽曲をリリースすることができます。TuneCoreなどのリリースごとに費用がかかる音楽配信代行サービスと比べると費用を一定にして利用することができます。
海外での活動や契約を視野に入れている方であれば利用することを考慮しても良いかもしれませんが、日本語対応がなく為替手数料に関しても注意が必要です。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!
初めまして。
とても分かりやすい記事をありがとうございます!
Amuseに登録する場合、著作権の管理はどのようになるか、ご存じでいらっしゃいますでしょうか?
(今、Tune Coreに数曲アップしています(著作権の管理も一緒に登録)→Amuseは利用料もかからない!と知り、登録してみたいと思いました)
今、書きながら思ったのですが、歌ものなので、英語の歌詞のものがいいですよね…(^^;
よろしくお願いします!
コメントありがとうございます!
残念ながら、Amuseの無料プランは現在終了してしまったようです、、申し訳ございません、記事内容も変更しておきます。
現在、著作権管理はYouTubeのコンテンツIDのみ(Boostプラン15%手数料 or Proプラン無料)提供しているようです!