Outputのベース音源SUBSTANCE。
3つのレイヤーで、重厚でパワフルなサウンドを奏でることができる音源です。
この記事では、そんなSUBSTANCEをレビュー、メリットやデメリット・注意点からインストール・アクティベーション方法、使い方まで解説します。
是非参考にしてください。
1. Output「SUBSTANCE」とは?
SUBSTANCEは、Outputが開発するベース音源です。
3つものレイヤーを重ねることができ、かなり重厚でパワフルサウンドを奏でることができます。
ベースはもちろん低音の雰囲気を色付けるパッドからインパクトサウンド、リードシンセとしても利用できます。
Native Instruments「Kontakt 5.5.1以上」で起動する音源で、無料の「Kontakt Player」でも利用できます。
| 開発会社 | Output |
| 操作画面 | ![]() |
| 価格(定価) | 199ドル |
| 主な仕様 | 3レイヤーベース音源 |
2. 導入するメリット
SUBSTANCEを使うメリットは以下の点が考えられます。
生楽器音からインパクトサウンドまでレイヤーできる重厚なサウンド

同社OutputのシンセSIGNAL同様に、生楽器とシンセを融合できます。
- simple synths:9種
- bass guitars:9種
- low brass & woodwinds:9種
- processed bass guitars:9種
- organic hybrids:9種
- subs:9種
- synth plucks:9種
- complex synths:9種
- one-shots & impacts:9種
エレキベースやブラス、木管などの楽器からシンセまで様々な音をレイヤーしてベースのみならずインパクトサウンドやパッド、リードシンセとしても利用できる音源です。
SIGNAL同様にエレクトロ系はもちろん劇伴にも相性の良い音源だと思います。
3. 利用する前に知っておくべき注意点・デメリット
しかしながら、以下のような注意点もあると感じました。
- ジャンルを選ぶ存在感のあるベース
- アーティキュレーションなどは設定できない
ジャンルを選ぶ存在感のあるベース
基本的には存在感の強いサウンドです。
ベースラインや低音域をそこまで重視しない楽曲ではあまり使い勝手はよくないかもしれません。
もちろんレイヤーは1つにしてシンプルにすることも可能ですが、3レイヤーの存在感あるベースで本領を発揮する音源だと思います。
アーティキュレーションなどは設定できない
サウンドソースとしてエレキベースなどの音も入っていますが、エレキベース音源のようなアーティキュレーション(スライド、ゴーストノートなど)の設定はできません。
基本的にはサウンドソースを操るシンセサイザーよりの音源です。
4. SUBSTANCEのセール情報
Output製品はセールを行います。
割引率は20〜30%程度とブラックフライデーなどでもそこまで割引されないですが定期的にセールを行います。
ただし、稀に割引率が高くなる場合もあります。
最新のセール情報は以下をご覧ください。
5. 口コミ・評判を紹介!
SUBSTANCEの口コミ・評判を紹介します。
評価は高いですが、やはり人によっては楽曲と合わせづらい場合があるかもしれません。
重低音ベースサウンド音源。私も使っていますが太いです。3レイヤーで1つの音を生成。アルペジエイター、FX、標準で実用的な300プリセット。拡張x3=300プリセット。フリーKontakt5.5.1以上
OutputのSUBSTANCEかなりいい感じだけど、これはこれで音が個性的すぎるのと、何より音色内のブラウザーから探すのが割とめんどい。
引用:Twitter
6. Output製品のインストール・アクティベーション方法
Output製品のインストール・アクティベーション方法はエフェクトの場合以下の4STEPで完了し、Kontakt音源の場合はさらにNative Accessで登録が必要になります。
- Outputでユーザー登録
- https://output.com/registerでシリアルナンバー登録
- Output Hubをダウンロード、インストール
- Output Hubを起動してログイン、製品をインストール
Kontakt音源の場合は、インストールが二重になることを防ぐためNative Accessからインストールする方法をおすすめします。
- Native Accessでシリアルナンバー登録(シリアルナンバーはOutput Hubに記載)
- Native Accessでインストール
Output HubでKontakt音源をインストールした場合、Native Accessで同じフォルダを設定してインストールをする必要があります。Output Hubですでにインストールされているので同じフォルダを選択すると瞬時に完了します。無料版の場合はシリアルナンバーはなく、Output HubでインストールしKontaktを起動してインストールしたフォルダを開きます。
7. 使い方を解説!
ここからは実際にSUBSTANCEの使い方を解説します。
英語の公式マニュアルはこちらをご覧ください。

上部からプリセットを選択することができます。名前部分をクリックすることでプリセット一覧ページが開きます。カテゴリをクリックして、プリセットを絞り、左側の一覧から選択します。
パラメータは、上部6つのメニューと、右上からmacro、arpを選択できます。
main

メインページでは、それぞれのレイヤーをコントロールする基本的な操作ができます。
電源ボタン:中央の電源ボタンでそれぞれのレイヤーをオンオフできます。
VOL:灰色のVOLスライダーでそれぞれの音量を調整できます。
レイヤー名:それぞれ名前の左右にある矢印をクリックして音源を変更することができ、名前をクリックして音源を選ぶページに移動できます。
macro:一番外側の4つのスライダーはマクロスライダーです。1つのスライダーで最大6つのパラメータを同時に調整できます。
edit

それぞれのレイヤーをエディットするページです。mainと同じ電源ボタン、VOLスライダーの他に以下のパラメータがあります。
ADSR:アンプエンベロープを調整できます。
PAN:パンニングを調整できます。
SPREAD:ステレオイメージを3種類から選択できます。NARROW<STEREO<WIDEと広がっていきます。
TUNE:ピッチを調整できます。TRANSPOSEではオクターブ(±12)、半音(±1)をクリックすることで簡単に調整できます。
SMPLE STRT:サンプルの開始位置を調整できます。
monophonic:モノフォニックをオンオフできます。オフの場合、和音の演奏が可能です。
legato:レガートをオンオフできます。
advanced

下部にあるadvancedからさらに詳細な設定ができます。
keyrange:キーの範囲を調整できます。
GLIDE:キーの移行時間を調整できます。
relative:グライドの時間がノートの間隔に応じて変わります。
VEL. S:ベロシティ感度を調整できます。
eq

イコライザーページでは、3バンドEQがレイヤーごとに表示されます。low、mid、highのいずれかをクリックすると、それぞれのバンドのコントロールにアクセスできます。下部には全てのレイヤーに適用されるglobal eqがあります。
filter

イコライザー同様に、フィルターも各レイヤー個別に調整できるものと全てのレイヤーに適用されるglobal filterがあります。
filter type:フィルターの種類を10種類から選択できます。フィルターの表示画面でどのようなフィルターか一目でわかりやすいです。
cutoff:フィルターの種類に応じて機能し始める周波数を設定します。
resonance:フィルターの種類に応じてカットオフ周波数におけるボリュームの強調量を設定します。
VEL. S:中央より右に設定すると、ベロシティが高いほどフィルターのカットオフ周波数が高くなります。センターより左に設定すると、ベロシティが高いほどフィルターのカットオフ周波数が下がります。
adsr:フィルターがエンベロープによって変化するフィルターエンベロープです。電源ボタンでオンオフでき、adsrをクリックすることでADSRのパラメータが表示されます。フィルター調整の画面に戻すには、adsr隣のfilterボタンを押します。
AMT:エンベロープがフィルターのカットオフに影響を与える割合を調整できます。
fx

エフェクトはそれぞれのレイヤーに以下の6種類あります。
- distort(ディストーション)
- motion(コーラス/フェイザー/フランジャー)
- pitch(ピッチモジュレーション)
- comp(コンプレッサー)
- delay(ディレイ)
- reverb(リバーブ)
それぞれ電源ボタンでオンオフでき、名前をクリックすることでパラメータを調整できます。
全てに適用されるglobal fxは以下の4種類があります。個々のレイヤーエフェクトと同じものがありますが、パラメータは違いglobalの方が充実した仕様になっています。
- distort(ディストーション)
- comp(コンプレッサー)
- delay(ディレイ)
- reverb(リバーブ)
rhythm

リズムページでは、1つのリズムソースからすべてのモジュレーションをミックスして設定できます。モデュレーション量は、パラメータに対応する±カラーブロックを上下にドラッグすることで調整できます。それぞれのモジュレーション先は名前をクリックすることで素早くそのパラメータにアクセスすることができます。
rhythm(リズムソース)

モジュレーションソースはwave(LFO)、step(ステップシーケンサー)から選択できます。
RATE:速さを調整できます。
SWING:スウィング量を調整できます。
wave:左側shapeからプリセットを選択でき、下部のcustomから画面をドラッグして自由に変形できます。
phase:開始位相を調整できます。
step:左側patternからプリセットを選択でき、画面をドラッグして自由に変形できます。左右の矢印から開始位置をずらすことも可能です。
steps:ステップ数を調整できます。
retrigger:2つ以上のノートがトリガーされたときにモジュレーションがリセットされるようになります。
invert:LFOを反転します。
randomize:ランダムに変更します。
flux

fluxは、全体のグローバルなモジュレーションレートの変動に特化したセカンダリーステップシーケンサーです。電源ボタンをクリックしてオンオフし、editから設定を変更します。基本的にはステップシーケンサー同様のパラメータがありますが、ステップの正負の分解能は、min flux / max fluxの設定を変更することで調整できます。
arp

右上から12種類のアルペジエーターを使うことができます。ステップシーケンサーとほぼ同様のパラメータで画面をドラッグして自由にカスタマイズすることも可能です。
macro

右上から設定できるマクロコントロールです。4つのマクロスライダーがあり、1つのスライダーで最大6つのパラメータをコントロールすることができます
左上1、右上2、左下3、右下4それぞれのスライダーを上部から選択し、6つのパラメータを設定します。
マクロの設定方法は以下のステップで完了します。
- 右上macroを選択
- 上部から1〜4のスライダーを選択
- アサインしたいパラメータをクリック
解除したい場合は、同じく右上macro、上部1〜4を選択後にアサインしたパラメータをクリックします。パラメータにカーソルを合わせるとassign(アサイン)、remove(解除)、override(上乗せ)いずれかが表示されます。
macroの設定は、main画面から設定できます。赤ラインのデフォルト値は、アサインされたパラメータがノブやスライダーごと表示されていますので、main画面で直接変更できます。緑ラインのモジュレーション量はそれぞれ下部のスライダーからドラッグして調整できます。名前部分をクリックするとアサインされたパラメータのページに移動できます。
まとめ
SUBSTANCEは単純なベースラインに縛られることなく、多様なサウンドを奏でることができると思います。
楽曲の中で、存在感ある低音を出したい場合は重宝すると思います。
ただし、作るジャンルによっては必要ない音源かもしれませんのでご注意ください。
この記事が参考になれば幸いです。
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