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Xfer Records「Serum 2」レビューと無料プリセットやセール情報!ハイブリッドに生まれ変わった定番ソフトシンセ

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Xfer Recordsの大人気ソフトシンセ「Serum」が、約10年ぶりとなる大型アップデート「Serum 2」としてリリースされました。

バージョン2はウェーブテーブルだけにとどまらず、マルチサンプル・サンプル・グラニュラー・スペクトルを統合したAdvanced Hybrid Synthesizerへと進化。さらにアルペジエーター・MIDIクリップシーケンサーまで内蔵し、エフェクト専用版「Serum 2 FX」も同梱されています。

この記事では、Serum 2の概要・進化点・メリット・注意点・無料プリセットまで、レビューとあわせてまとめます。

ソフトシンセに関するまとめ記事はこちらをご覧ください。

synthesizer-thumbnails-2022 【随時更新】ソフトシンセおすすめ最新12選と比較!最強はどれ?人気プラグインの使い方まで解説

FREE UPGRADE

Serum 1所有者はSerum 2へ無料でアップグレード可能。Xfer Recordsアカウントにログインし、Serum 2インストーラをダウンロードするだけで完了します。

1. Xfer Records「Serum 2」とは?

Serum 2は、Xfer Recordsが開発するハイブリッドシンセサイザーです。

従来のウェーブテーブル方式に加え、マルチサンプル・サンプル・グラニュラー・スペクトルの計5タイプのサウンドエンジンを統合し、デジタル系のリードやベースだけでなく、生楽器・アンビエント・シネマティック系まで圧倒的に幅広いサウンドメイクが可能になりました。

さらに、アルペジエーターとMIDIクリップシーケンサーが新搭載され、DAWに戻らずにSerum 2の画面内でフレーズ作成・アレンジまで完結できる仕様に。

加えて、エフェクト専用版「Serum 2 FX」が同梱され、オーディオトラックにインサートしてSerum 2のフィルター・エフェクト・モジュレーションを単独で活用することも可能です。

Serum 1 → Serum 2 主要な進化ポイント

  • オシレーターが 2基 → 3基 に増加(各最大16ボイスユニゾン)
  • 各オシレーターに 5つの動作モード (Wavetable / Multisample / Sample / Granular / Spectral) を搭載
  • 新搭載:マルチサンプル オシレーター (生楽器・SFZ対応)
  • 新搭載:アルペジエーター + MIDIクリップシーケンサー
  • 新搭載:Serum 2 FX (エフェクト専用プラグイン同梱)
  • フィルター:デュアルフィルター (直列/並列ルーティング対応)
  • エフェクト:13種類 + 独立2バス + Bode Frequency Shifter / Convolve など追加
  • 新リバーブ:Vintage / Nitrous / Basin
  • モジュレーション:エンベロープ 4基 / LFO 10基 / マクロ 8基 (Lorenz・Rosslerなどのカオスモード搭載)
  • プリセット:626以上 / ウェーブテーブル 288
  • 対応形式:VST3 / AU / AAX (64bit)

無料Demoバージョン

体験版はmacOSとWindowsで利用でき、15分間に制限されています。

※DEMO版のダウンロードにはXfer Recordsアカウントの作成が必要です。

xfer-records-serum-2-sale Xfer Records「Serum 2」リリースセール!多くのオシレーターが追加された大人気ウェーブテーブルシンセ

2. Serum 2の5つのオシレーターモード

Serum 2は、3基のプライマリーオシレーターに加え、専用のサブオシレーターノイズジェネレーターを搭載。計5つの独立したサウンドソースを組み合わせて音作りができます。

そして各プライマリーオシレーターは、以下の5つのモードのいずれかで動作させることが可能。1台のSerum 2の中で、まったく異なる方式のシンセサウンドを自由にレイヤーできます。

<搭載されている5つのオシレーターモード>

  • 01 Wavetable / ウェーブテーブル
  • 02 Multisample / マルチサンプル
  • 03 Sample / サンプル
  • 04 Granular / グラニュラー
  • 05 Spectral / スペクトル

Wavetable(ウェーブテーブル)

Serum伝統のウェーブテーブルオシレーターが大幅にリファイン。新たにSmooth Interpolationモードが搭載され、ウェーブテーブル内のフレーム位置をほぼ無限に設定可能になりました。

フィルタリング、FM、PD(フェイズディストーション)、リングモッド、ディストーション、そして新しいウェーブテーブルワープも追加されています。

Multisample(マルチサンプル)

本物の楽器サウンドをそのまま扱えるオシレーター。Serum 2にはオーケストラ、クワイア、ピアノ、ギターなど世界中で録音された膨大なオリジナル・マルチサンプルライブラリが付属しています。

さらに、sfzファイルフォーマットに対応しており、独自のマルチサンプル音源を作成・インポートすることも可能です。

Sample(サンプル)

オーディオファイルの再生に特化したオシレーター。FM/PD/ディストーションタイプの再生に加え、スナップループ検出によるループ再生、柔軟なループモジュレーション、テープストップ風のレートコントロール、リアルタイム・スコア抽出を伴うサンプルスライス&テールモードまで備えた、シンプルながらかなりパワフルな仕様です。

Granular(グラニュラー)

コンパクトな見た目とは裏腹に、高度な機能を備えたグラニュラーオシレーター。

最大粒度256のきめ細かなグレイン処理により、サンプル素材から進化するテクスチャまで幅広く生み出せます。

Spectral(スペクトル)

ハーモニックレベルでのサンプルのリアルタイム再合成が可能なオシレーター。

高度なタイムストレッチに見られるトランジェント検出処理により、時間と周波数を根本的にシェイプできます。

3. 導入するメリット

Serum 1から大きく進化したポイントの中で、実際に使ってメリットだと感じたのは次の3点です。

  • ハイブリッド化で音色の幅が大きく拡張
  • CLIP・ARP搭載でアレンジまで完結
  • Serum 2 FX同梱でエフェクトのみの利用も可能

順に解説していきます。

メリット1. 音色の幅が大きく拡張

Serum 1はウェーブテーブル特化のシンセでしたが、Serum 2はウェーブテーブル + マルチサンプル + サンプル + グラニュラー + スペクトルの5タイプを統合した「Advanced Hybrid Synthesizer」へと生まれ変わりました。

特にマルチサンプル オシレーターによる生楽器サウンド(オーケストラ・クワイア・ピアノ・ギターなど)がプリセット段階から豊富に含まれており、デジタルなリードやベースだけでなく、アコースティック・アンビエント・シネマティック寄りのサウンドまで広くカバー。

複数のシンセエンジンを統合したマルチエンジン型ハイブリッドシンセ(Avengerなど)にぐっと近い使用感になりつつも、Serumならではの視覚的でわかりやすいワークフローはそのまま。これ1台で多彩な音作りが完結する万能シンセに進化しています。

メリット2. アレンジ機能を内蔵

Serum 2には、アルペジエーター(ARP)MIDIクリップシーケンサー(CLIP)が新搭載されました。

  • ピアノロール Serum 2内でMIDIクリップを描画・編集可能
  • オートメーション 複数レーンにまたがるパラメータ変化をリアルタイムに記録
  • キー&スケール アルペジオやシーケンスを常に楽曲のキー/スケールに合わせられる

これまでDAW側で打ち込んでいたような細かなアレンジ作業を、1つのキーを押すだけでSerum 2側に演奏させることが可能に。

シンセ単体で複雑なフレーズ・アルペジオを鳴らせるため、アイデア出しからアレンジ作業まで非常にスピーディーになりました。

メリット3. Serum 2 FXが同梱

Serum 2の購入(またはアップグレード)時には、エフェクト専用版「Serum 2 FX」が同梱されており、Serum 2と同じ画面・操作感でオーディオトラックにインサートしてエフェクト部分のみを利用することが可能です。

Serum 2 FXで使えるエフェクト機能

  • 13種類のスタジオクオリティFX
  • 独立した2系統のFXバス(並列処理が可能)
  • 新規追加のBode Frequency Shifter / Convolveなど
  • 3種の新リバーブモード(Vintage / Nitrous / Basin)
  • ドラッグ&ドロップでのエフェクト順序入れ替え

外部音源・ボーカル・ドラムなど、あらゆる素材にSerum 2のエフェクト処理を適用できます。

4. 利用する前に知っておきたい注意点

Serum 2を使用する上で、1点だけ気をつけたい点があります。

  • 複雑なプリセット(特にマルチサンプル系)はCPU負荷が高い

注意点1. CPU負荷の傾向

新たに搭載されたマルチサンプル オシレーターを使ったプリセットや、複数のオシレーターモード(グラニュラー・スペクトルなど)を重ねた複雑なパッチは、CPU負荷が高くなる傾向にあります。

トラック数の多いプロジェクトで重く感じる場合は、DAWのフリーズ機能を活用したり、ユニゾン数・同時発音数を抑えるなどの工夫で問題なく運用できます。

5. Serum 2の無料プリセット・ウェーブテーブル

Serum 2で使える無料プリセットやウェーブテーブルを配布しているところは以下があります。

その他、Serum 1時代から定番となっている無料配布サイトも、Serum 2でそのまま読み込み可能です。

プリセット・ウェーブテーブル追加方法

右上のMENUからShow Serum Presets Folderを選択し、フォルダを表示します。

プリセットの場合はPresetsフォルダにダウンロードしたファイルを、ウェーブテーブルの場合はTablesフォルダにダウンロードしたwavファイルを入れます。

有料プリセット

Serum 2のプリセットは有料でも多くのメーカーが販売しており、セールも頻繁に行われています。下記のセールまとめ記事をご覧ください。

また、月額制サンプルサービスSplice Soundsでもプリセットを手に入れることが可能です。

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6. Serum 2のセール情報

Serum 2は他のソフトシンセに比べると、ブラックフライデーなどのセール時期も含めて、セールを実施することがほぼありません。

ただし、リリース時には旧バージョン(Serum 1)と同等価格で購入できる導入キャンペーンが実施されていました

最新のセール情報・キャンペーン詳細は下記の記事をご覧ください。

xfer-records-serum-2-sale Xfer Records「Serum 2」リリースセール!多くのオシレーターが追加された大人気ウェーブテーブルシンセ

7. Xfer Records製品のインストール・アクティベーション方法

Serum 2のインストール・オーソライズ方法は主に以下の3STEPで完了します。

  1. Xfer Recordsでアカウント登録・製品登録
  2. 製品をダウンロード・インストール
  3. DAWで起動時にアクティベーションコードを入力

Serum 1所有者は、すでに紐付いているXfer RecordsアカウントからSerum 2インストーラをそのままダウンロードするだけで無料アップグレード完了です。

まとめ

Serum 2は、定番のウェーブテーブル方式に加えてマルチサンプル・サンプル・グラニュラー・スペクトルを統合した「Advanced Hybrid Synthesizer」へと進化しました。

Serum 2 ハイライト

  • 5タイプのオシレーターモードで、デジタル系から生楽器系まで幅広くカバー
  • アルペジエーター・MIDIクリップシーケンサーで、アレンジまでSerum 1台で完結
  • 「Serum 2 FX」同梱でエフェクトのみの利用も可能
  • Serum 1所有者は無料でアップグレード可能

サウンドの傾向はバージョン1から続くクリアでデジタル寄りのキャラクターを維持しつつ、マルチサンプル・グラニュラー・スペクトルの追加によりより幅広い音色と太さを表現できるようになり、シンセ単体で完結するアレンジ力まで備えた万能シンセへと進化しています。

自由度の高さと視覚的にわかりやすいワークフローはそのままに、機能面で大幅に強化されたSerum 2は、引き続き初心者から上級者まで幅広くおすすめできる1台です。

この記事が参考になれば幸いです。

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