- 鍵盤楽器をまとめてほしい!
- Keyscapeって実際どんな音が入っているの?
- 鍵盤楽器はKeyscapeだけ買っておけばOK?
このように思っている方も多いのではないでしょうか。
Keyscapeはベース音源Trilianやシンセサイザー音源Omnisphereなど数々の高クオリティ製品を開発するSpectrasonicsからリリースされている鍵盤楽器を網羅した音源です。
この記事では、Keyscapeを実際に使ってレビュー、メリットやデメリット、注意点からインストール・アクティベーション方法も解説します。また、収録されている36もの鍵盤楽器を一つ一つ紹介していきます。
是非参考にしてください。
ピアノ音源に関するまとめ記事や簡単な比較はこちらをご覧ください。
1. Spectrasonics「Keyscape」とは?
ベース音源Trilianやシンセサイザー音源Omnisphereなどを開発するSpectrasonicsの鍵盤楽器を網羅したソフトウェア音源です。
ピアノやエレクトリックピアノ、トイピアノ、クラビネットなど全部で36ものモデルが存在し、それらのうちから2つを組み合わせたDUO仕様のプリセットもあります。
作曲ソフトDAWの拡張機能VST、AU(Audio Unit)、AAXプラグインとして利用でき、スタンドアローン(単体で起動)にも対応しています。ソフトウェアの内容は同じですが、USD Drive版とダウンロード版の2種類が販売されています。
フルバージョンとライトバージョンをインストール時に選択でき、フルバージョン80GBライトバージョン30GBのハードディスク空き容量が必要です。Keyscapeのコアライブラリを外付けドライブにインストールする場合は、SSDまたはUSB 3ドライブが推奨されています。
注:ダウンロードからインストールする場合、フルバージョンの場合は160GB、ライトバージョンの場合は110GBの空き容量が必要です。
| 開発会社 | Spectrasonics |
| 操作画面 | ![]() |
| 種類 | Acoustic Pianos : LA Custom C7 / Wing Upright Piano / NEWDouble Felt Ground Electric Pianos : Rhodes Classic Mark I / Rhodes LA Custom “E” / Vintage Vibe Electric Piano / Wurlitzer 140B Wurlitzer 200A / Electric Grand CP-70 / Pianet N / Pianet M / Pianet T / Weltmeister Claviset Belltone Keyboards : Celeste / Chimeatron / Dulcitone Clavinets : Clavinet C / Clavinet Pianet Duo / Vibanet Key Bass : Rhodes Piano Bass / Vintage Vibe Tine Bass / Weltmeister Basset 1 / Weltmeister Basset 2 Mini Piano : Mini Student Butterfly / Rhodes 1946 Pre-Piano / Toy Piano Classic / Toy Piano Glock Toy Piano Grand / Toy Piano Saucer Bell Plucked Keyboards : Clavichord / Dolceola / Electric Harpsichord Vintage Digital Keys : MKS-20 / JD-800 / MK-80 Wind Keyboards : Harmochord |
| 価格(定価) | 399ドル |
2. 導入するメリット
導入するメリットは主に以下の5点が考えられます。
- 鍵盤楽器がたくさん手に入る
- 使い方が簡単!
- プロも絶賛するサウンド
- Omnisphere 2と連携できる
鍵盤楽器がたくさん手に入る

Keyscapeはこれ一つで36もの鍵盤楽器が手に入ります。
値段はそこまで安くありませんが、これだけの内容量であれば納得です。特にエレクトリックピアノ系やトイピアノ系が多いです。
スティービーワンダーやチックコリアも使う比較的新しいメーカーのVintage Vibe製品も公式協力のもとソフトウェア化されており、ビンテージのアナログなキーボードのみならず、新しい製品やデジタルキーボードも音源化されていますので、幅広い音作りが可能です。
また、ただ一般的な製品をソフトウェア化したわけではなく、レアでいまだに音源化されたことがないような鍵盤楽器もあります。
使い方が簡単!

それぞれの楽器に合わせたパラメータがあって、初心者の方でも簡単に操作ができます。
Spectrasonics製品は簡単なイメージがあまりなかったので、意外な点でした。
他のピアノ音源などに比べてもシンプルでわかりやすい操作性です。
プロも絶賛するサウンド
Cory Henry、Herbie Hancock、Jacob Collier、Shaun Martin、Robert Glasperなど数々のアーティストが実際にKeyscapeで演奏する映像がYouTubeであがっており、アーティストから絶賛されています。
アーティストが実際に演奏してどのような音が鳴っているか要チェックです。
Omnisphere 2と連携できる
これはOmnisphere 2をお持ちの方のみのメリットですが、Omnisphere 2内にKeyscapeを拡張機能のように追加(Keyscape Creative)できます。音作りの幅は無限大に広がるでしょう。
3. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかしながら、利用する前に知っておくべき注意点・デメリットがあります。
- 通常のグランドピアノは1種類
- オルガン系(Hammondなど)はない
通常のグランドピアノは1種類
※上記カバー動画でKeyscapeのグランドピアノを使用しています。
収録されている通常のグランドピアノはYamaha C7がモデルのもののみになります。
一般的に音源化されることが多いSteinwayのピアノ音源は存在しません。音は良いですがSteinwayのピアノ音源が欲しい場合は、他のピアノ単体音源も視野に入れた方が良いかもしれません。
オルガン系(Hammondなど)はない
マニアックな鍵盤楽器まで音源化されていますが、オルガン系はありません。あくまでピアノ関連の音源が中心になります。
オルガンやビンテージシンセサイザーもまとめてほしい場合はArturia「V Collection 10」が最適でしょう。
高品質なオルガン音源のみ別途で手に入れるにはハモンド公認の音源IK Multimedia「Hammond B-3X」もおすすめです。
4. 口コミ・評判を紹介!
Keyscapeに関する口コミ・評判をまとめました。
アーティスト含め評価はかなり高いですが、値段も高いため購入までいたらず欲しいという声も多かったです。
keyscapeの音がリアルすぎて楽しすぎて寝るのを忘れて弾いてしまう…
ある程度弾くと処理落ちするのでパソコンをスペックアップしたい…
あとどっちも持ってるんですがいま自分が楽器店店員だったらivoryでなくkeyscape薦めますね
keyscape、ピアノとかエレピの音がいいのはもちろんなんだけど、こういう音もいい音で入ってるから最高。鍵盤下手くそだけど。
素晴らしい音源は数あれど、なぜkeyscapeを使うのか、色々語らせて頂きました。
引用:Twitter
5. Keyscapeに関するセール情報
Spectrasonicsは、ブラックフライデーのみならず販売サイトによってはセール価格で提供している場合があります。
Keyscapeもセール価格で売られている場合が多いです。
徐々に価格も下がっており、たまにB級品などで最安値価格で販売されている場合もあります。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。
6. Spectrasonics製品のインストール・アクティベーション方法
Spectrasonicsのインストール・オーソライズ方法は少しややこしいです。
Webと製品画面を行ったり来たりする必要がありますが、主に以下の7STEPで完了します。
- Spectrasonicsでアカウント作成、ログイン(Web)
- 「add a product your account」にシリアルナンバー入力(Web)
- 製品をダウンロード、インストール(製品)
- 製品を起動してChallenge Codeをコピー(製品)
- ログイン画面に戻り、「Authorize 製品名」をクリック(Web)
- Challenge Codeを貼って出てきたResponse Codeをコピー(Web)
- 製品画面にResponse Codeを貼る(製品)
Keyscapeのコアライブラリはインストール時に「Choose Location」を選択して外付けドライブにインストールすることも可能です。外付けドライブにインストールする場合は、SSDまたはUSB 3ドライブが推奨されています。
7. 収録されている鍵盤楽器を一つ一つ解説!
ここからは収録されている鍵盤楽器を一つ一つ紹介していきます。
LA Custom C7

Yamaha C7グランドピアノを収録した音源です。ただのC7ではなく、ジムウィルソンが所有するカスタムされたC7です。
Wing Upright Piano

4つのペダルがある1900年のWing Upright Piano。6つのキャラクターから選択できるレトロなアップライトピアノです。
Wing Tack Piano

1800年代後半から1900年代初頭に登場し始めたTack Piano。ハンマーのフェルト面に画鋲や小さな釘を挿入し、ハンマーが弦を打つ音が明るくもろい音に変わります。こちらも6つのキャラクターから選択できます。
Double Felt Ground

通常アップライトピアノは、弦とハンマーの間にフェルトを垂直に敷き詰めることで、フェルトピアノサウンドを実現しています。そうすることで、打音が柔らかくなり、アップライトピアノに親しみやすいミュートの音色が生まれます。グランドピアノの場合、ハンマーと弦が水平に配置されているため、重力の関係でこの方法は使えません。
Keyscapeに使用されているカスタムC7の製作者であるジムウィルソン氏は、慎重に実験を重ね、各ハンマーに厚い天然フェルトのストリップを2枚ずつカットして取り付け、接着することでグランドピアノでミュートサウンドを実現させました。他ではないグランドフェルトピアノで、映画音楽などで最適な雰囲気のあるサウンドを奏でることができます。
Rhodes Classic Mark I

言わずと知れたエレクトリックピアノの代名詞Fender Rhodes Electric Piano。
なんと10年ものRhodesサウンドの研究を経て開発されたそうです。1970年代初頭のMark Iをモデルとした音源です。プリセットの「Rhodes – Classic」がこのエレクトリックピアノです。Toneから8つのキャラクターが選択可能です。
Rhodes LA Custom “E”

Eddy Reynoldsによって、並外れた音色を持つ高度に改造された数少ないエレクトリックピアノ。「E Rhodes」の愛称で知られています。
Vintage Vibe Electric Piano

Vintage Vibe公式と協力して作られた音源です。Vintage Vibeは古いメーカーではありませんが、高品質かつ本格的なサウンドで数十年ぶりにゼロから作られたエレクトリックピアノで、スティービーワンダーやチックコリアも愛用しているメーカーです。
Wurlitzer 140B

1962年にリリースされたWurlitzerの140Bです。ヴィンテージの140Bは珍しく、ミュージシャンやコレクターによって同様に最も人気のあるモデルです。
Wurlitzer 200A

ライブミュージシャン向けに設計された200Aは1974年にリリースされ、前作であるモデル200に比べてアンプとスピーカーのデザインが更新されています。140Bと同じように、ヴィンテージ200Aは今日でもミュージシャンやコレクターに求められています。
Electric Grand CP-70

エレクトリックピアノとピアノの中間のような音色の1970年代後半のYamaha CP-70。こちらも多くのアーティストに愛される名機です。
Pianet N

元々は家庭での使用を目的としていたHohnerのPianetは、1960年代初頭から1980年代初頭にかけて生産されていました。Pianet Nの特徴的なサウンドは、1960年代の多くのヒット曲で聴かれます。
Pianet M

Pianet Mは1977年から1980年代初頭にかけてHohnerによって製造されました。Pianet Tとは異なり、Mには「モジュレーター」と呼ばれる組み込みのエフェクトユニットがあります。
Pianet T

Pianet Tは1977年から1980年代初頭にかけてHohnerによって製造されました。ライブをするミュージシャンを念頭に置いて作られたコンパクトでポータブルなPianet Tは、シンプルでトレモロ、コントロール、ボリュームノブさえありません。
Weltmeister Claviset

1960年冷戦時代に、アコーディオンメーカーのWeltmeisterによって東ドイツで製造された唯一の東ヨーロッパのエレクトリックピアノです。少しMarimbaのようなテイストがあるエレクトリックピアノです。
Celeste

1886年に発明されたCelesteです。このモデルは、1940年代後半にニューヨークでSimone Brothersによって作られました。Simoneモデルはまろやかな音が特徴です。
Chimeatron

カリヨンを現代的に取り入れたChimeatronは、1930年代にSchulmerich Bellsによって発明されました。チャイムの音色です。
複数の鐘を組み合わせて演奏できるようにしたもの。
Dulcitone

Dulcitoneは、1860年にスコットランドで発明されました。ベル系の音ですが、まろやかで甘い音です。
Clavinet C

名機Clavinet Cは一般的なD6とは異なって電子機器が少なく、パンチの効いたサウンドを持っています。
このモデルがソフトウェアでサンプリング、モデリングされたのはこれが初めてである可能性が高いとのことです。
Clavinet Pianet DUO

1978年から1982年までのHohner Clavinet E7とPianet T、2つのプロジェクトの最後に、両方を同じエンクロージャーに組み込んだハイブリッドバージョンを作成しました。Clavinet・Pianetのバランスを調整できかなり使い勝手良いです。
Vintage Vibe Vibanet

こちらもVintage Vibe公式と協力して作られた音源です。
2014年にリリースされたVibanetですが、スティービーワンダーが今「Superstition」を演奏する時はこのVibanetを使用する場合があります。
スティービーワンダー2015年のライブ映像では
- 下段:Vintage Vibe Electric Piano
- 上段:Vintage Vibe Vibanet
が使用されています。
Clavichord

1400年代に開発されたクラヴィコードはもともとは家で練習して音楽を作るためのキーボードだったため18世紀まではクラヴィコードのために作曲された音楽はほとんどありませんでした。
Dolceola

1903年から1907年にかけて製造され、巡回セールスマンによって25ドルで販売されました。小さな鍵盤で、音符ごとに1つの弦を打つハンマーが付いています。リリースノイズがガチャンと鳴りますが、調整可能です。
Electric Harpsichord

1960年代初頭にCannon Guildによって開発され、Baldwinが1966年から1970年代初頭にかけて販売したBaldwin Solid Body Harpsichordの音源です。
ビートルズの楽曲「Because」のアルペジオに使われた楽器です。
Mini Student Butterfly Piano

1930年代、Rudolph Wurlitzer Piano & Organ Companyが小さな家やアパート向けにButterfly Pianoシリーズを設計しました。Mini Student Butterfly Pianoは44鍵の小さなピアノです。
Butterflyと呼ばれるのは、ふたの部分が二つに分かれて翼のようになるためです。音色はピアノよりも金属的な音が混じっています。
Rhodes 1946 Pre Piano

世界初のエレクトリックピアノが初めてソフトウェアになりました。70年代の象徴的なRhodesサウンドとはかなり異なったサウンドです。
Toy Piano Classic

もともとはドイツの1800年代に作られたもので、弦の代わりに調整されたガラス棒を打つために木製のハンマーでシンプルなキーボードアクションを利用していました。その後、1930年に、機器設計者のアリスベネットによって、耐久性があり調整された金属棒を使用したものが作成されました。
Toy Piano Glock

音源の元となっているのはSchoenhut Glockenspiel Toy Pianoです。名前の通りGlockenspielに似た金属棒が使われていて、サウンドも似ています。
Toy Piano Grand

1930年代のMuse Toy Piano Grand。他のトイピアノに比べて、金属的な音色がまろやかになっていてフィルターがかかったような音です。
Toy Piano Saucer Bell

1930年代に作られたカスタムのJaymar Upright Toy Piano。金属的な音色が強くリリースも長いです。
Harmochord

1960年代にKoestler Companyによって西ドイツで製造されたHarmochord。電化されたハーモニウムです。ハーモコードはインディーズバンドで人気があり、その価値は珍しいヴィンテージ楽器への関心の復活とともに急速に高まっています。空気を送ることで鳴るレトロな音が特徴です。
Rhodes Piano Bass

1960年代初頭、フルレンジのRhodes Electric Pianoの前に生産されたPiano Bass。
KeyscapeのPiano Bass音源はなんと8種類ものディストーションを選ぶことができ、歪んだベースとしても重宝します。
The DoorsのキーボーディストRay Manzarekが愛用するキーボードです。
Vintage Vibe Tine Bass

こちらもVintage Vibe公式と協力して作られた音源です。上記のRhodes Piano Bassを参考にVintage Vibeが手がけた44鍵、3オクターブ(C1からA4)のピアノベースです。
設定によりますが、Rhodes Piano Bassに比べて高音域に金属的な鳴りがあります。
Weltmeister Basset 1

Weltmeister Combo Bassとも呼ばれた最初のキーター(ショルダーキーボード)です。
Weltmeister Basset 2

Weltmeister Basset 1の卓上バージョンですが、多くの点で前身の1と同じです。
MKS-20

RolandのデジタルピアノMKS-20の音源です。
MK-80

Rolandのデジタル版Rhodes、MK-80の音源です。古典的なRhodesのサウンドと異なりますが、独特のサウンドでレイヤーに最適です。
JD-800

Roland JD-800の音源です。Crystal Rhodesの綺麗なサウンドは唯一無二です。
8. 使い方を簡単に解説!
ここからはKeyscapeの使い方を簡単に解説します。
公式の英語マニュアルはこちらからご覧ください。
Keyscapeのコントロールは、プリセットによって異なります。以下のようなパラメータが搭載されています。
SETTINGS
SETTINGSページでは、その他のパフォーマンス設定を微調整することができます。
VOICES:同時発音可能な最大ボイス数を調整できます。最大64ボイスに対応できます。
OCTAVE:キーボードのオクターブポジションを変更することができます。
GAIN:全体的な出力を調整できます。
BEND DOWN / UP:ピッチベンドホイールの範囲を設定できます。
SCALE:さまざまなチューニングの音律や音階を選択することができます。
THINNING:プリセットにロードされるラウンドロビンやベロシティスイッチのサンプル数を減らしてメモリを節約したい場合にTHINNINGボタンを選択します。THINNING ボタンの横にあるロックアイコンは、選択した各プリセットでTHINNINGの設定を維持します。
VELOCITY:ベロシティカーブを調整できます。一般的なキーボードとコントローラーに最適化されたさまざまなベロシティカーブが用意されています。VELOCITYセクションのプルダウンメニューから、使っているキーボードにマッチするカーブを選択することができます。
CHARACTOR
キャラクターセレクターは、モデルごとに設定された音色を選択できます。
- PURE:モデルそのままの自然なサウンド
- SOFT:まろやかなサウンド
- DARK:ハイエンドの輝きを消したサウンド
- STUDIO:ミックスを切り裂くようなクリアなサウンド
- WARM:ふくよかなサウンド
- CLEAR / STAGE:明るいサウンド
- HARD:ロック、ポップス、カントリーに最適なサウンド
Color Shiftを使用すると、サンプルはピッチシフトされ、トランスポジション補正されるため、興味深いハーモニーの変化が生まれます。カラーシフトとキャラクターを併用することで、モデルの音色を大きくコントロールすることができます。
PERFORMANCE
PERFORMANCEセクションのコントロールは、各モデルが演奏にどのように反応するかをコントロールすることで、楽器のリアルさを高めます。これらの設定は、MAINタブの右側に表示され、モデルやパッチによって変化します。
Release Noise:多くのモデルで、Release Noise(手を上げたときに鍵盤が発する音)のサンプルを詳細に収録しています。Rel Noiseノブは、これらのノイズのボリュームをコントロールします。Rel Noiseの下にあるTボタン(Tはtransitionの略)は、サステインとリリースサンプルの移行時間を長くし、キーリリースを少しゆるく感じられるようにします。
Dynamics:Danymicsノブは、MIDIベロシティがモデルのダイナミックレンジにどの程度影響するかをコントロールします。ノブを上げてダイナミックレンジを広げると、よりソフトな演奏ができます。
Pedal Noise:MIDIコントローラーにサスティンペダルを接続している場合、それをオンにすると、サスティンペダルを搭載したモデルでペダルが奏でる音がトリガーされます。Pedal Noiseノブでその音のレベルを調整できます。
FEEL
FEELセクションは、すべてのLA Custom C7プリセットに存在するTWEAKページに配置されています。リリースカットしたサウンドを作りたい場合は、FEELのリリース設定(RELEASE TIMEやREL TRANSITION)を短くすることで切れたようなサウンドにすることができます。
ATTACK:NATURAL、GENTLE、TIGHTは、サンプルがトリガーされるまでの「AIR」の量をコントロールすることができる微妙な設定です。
REL TRANSITION:鍵盤を離すとサスティーンからリリースノイズに移行する時間を設定するコントロールです。
RELEASE TIME:Release Noiseの長さを設定するコントロールです。
SUSTAIN
SUSTAINセクションは、すべてのLA Custom C7プリセットに存在するTWEAKページに配置されています。
Realismボタンを選択すると、Pedal UpとPedal Downの両方のレイヤーがロードされます。
DAMPER
DAMPERセクションは、すべてのLA Custom C7プリセットに存在するTWEAKページに配置されています。アコースティックピアノは、トップオクターブ半をダンパーなしにしています。LA Custom C7はF6以上のダンパーがなく、本物の機能を維持しています。
もしこれを調整したい場合は、No Damper Aboveメニューで、ダンパーを使用するトップノートを設定できます。選択した音より上の音は、すべてダンパーなしとなります。
PEDAL
PEDALセクションは、すべてのLA Custom C7プリセットに存在するTWEAKページに配置されています。
Effectsボタンを選択すると、SustainsとRelease Noiseと共に、Pedal NoiseがFXにルーティングされます。
MIX
各モデルのサウンドを構成する要素のバランスを調整するMIXコントロールです。クローズマイクとルームマイクの組み合わせや、ダイレクト出力、ビンテージの内蔵ピックアップなど、さまざまな手法を駆使しています。
OUTPUT
Wurlitzer 140Bなどのプリセットでは、Tapeボタンでテープコンプレッションを加え、Gainノブで出力レベルをコントロールします。
SIGNAL
Signalコントロールは、ダイレクトシグナルとスピーカーシグナルを切り替えることが できます。
TIMBRE
TIMBREコントロールは、倍音構造、アタック、または全体のトーンを変更することで、サウンドにユニークな影響を与えます。
TONE
TONEコントロールは機種によって操作方法が異なり、特定の周波数のバランスを調整することで、サウンドの造形を可能にします。モデルによっては、より細かくコントロールできるものもあれば、シンプルな低音と高音のコントロールで補えるものもあります。
TUNING
Realismコントロールで、本物を演奏するときに自然に起こることをエミュレートします。ノブは、チューニングがベロシティによってどの程度影響されるかをコントロールします。
STEREO IMAGE
Mono / Wideノブで、モノラルからワイドなステレオイメージに出力を変更することができます。
IMAGE
IMAGE セクションは、すべてのLA Custom C7プリセットに存在するTWEAK ページに配置されています。
Monoボタンを選択すると、ステレオイメージをフェイズロックされたモノラル信号に折り畳みます。
MODEL
MK-80 Rhodesのプリセットには、ハードウェア版に由来する5つのサウンドの組み合わせのセレクターが含まれています。
DE-NOISE
楽器を一音一音サンプリングする場合、録音されるすべての音にレコーディングチェーンのノイズフロアが含まれます。ノイズも楽器の個性の一部ですので、サンプルには自然なノイズが残っています。しかし、調整したい場合は独自のDE-NOISEコントロールでノイズリダクションの強さを選択し、低減することができます。
EQUALIZER
特定の周波数帯域をブーストまたはカットすることで、サウンドにふくよかさや明るさを加えたり、ミックス内の他の楽器と競合するような厳しい周波数を低減したりすることができます。楽器モデルのニーズに応じて、カスタムコントロールに表示されるイコライザーの種類は異なります。非常に詳細なイコライザーコントロールを搭載しているモデルもあれば、シンプルなベースとトレブルコントロールで完璧に補完するモデルもあります。
FILTER
一部のプリセットには、サウンドをシェイプするための異なるアプローチとして、フィルターセクションが含まれています。フィルターは、サウンドから周波数を除去(フィルタリング)するように設計されています。
LO-FI
LO-FIスイッチにより、古いファンキーなスピーカーから再生される初期のレコーディングサウンドをシミュレートしたエフェクトを使用します。
Flutterノブは、使い古されたテープマシンをシミュレートしたわずかなピッチの不一致をもたらし、Vinyl Noiseはレコード録音のサウンドを追加します。
ECHO
ECHOは、初期のテープエコーユニットを忠実にエミュレートしています。
MODULATION FX
特定のプリセットにはMODULATION FXセクションがあり、そのモデルに最適な様々なモジュレーションエフェク ト(コーラス、ビブラート、フェーザーなど)を選択することができます。
DISTORTION
最も人気のあるビンテージディストーションペダル8台をモデリングしています。
CHORUS
コーラスは、エレクトリックピアノやエレクトリックギターでよく使われるエフェクトで、LFOが2つの信号を交互にシャープとフラットに変化させることで、2重の効果を生み出します。
COMPRESSION
コンプレッサーは、音のダイナミックレンジを狭め、より大きく、より存在感のある音に見せることができます。
AMPLIFIER
電子楽器や電気機械楽器は、ステージで聴くためにアンプに接続する必要があり、スタジオではアンプにマイクを向けて録音することが多いです。アンプは、その設計に基づき、異なる音のキャラクターを持っており、楽器によって異なるアンプサウンドの恩恵を受けることができます。
PHASER
フェイザーは、複製された信号をそれ自身と同相・逆相に動かし、渦を巻くようなスウィープサウンドを作り出す一般的なエフェクトです。
PICKUPS
ClavinetとVibanetは、ギターゲージの弦を使い、音はマグネットピックアップで捉えられ、エレキギターと同じようにアンプに送られます。ピックアップは単体でも組み合わせでも選択できます。
PREAMP
プリアンプは、磁気ピックアップやマイクからの信号など、非常に低いレベルの信号を取り込む電子機器で、エレキギターや電子機械式キーボードなどの楽器に使用され、レベルを上げてメインアンプへの信号を準備し、録音チェーン内の品質を向上させ、ノイズを減少させることができます。
すべてのプリアンプは、音に一定の色を加え、中にはオーバードライブして心地よい歪みを与えることができるものもあります。セレクターは、プリアンプのキャラクターを変更します。
REVERB
様々なタイプを選択できるリバーブが搭載されています。
TAPE
アナログテープへの録音は、テープのサチュレーションやコンプレッションによって、音が暖かくなることが大きな特徴です。TAPEセクションでは、これらの効果を得るために、アナログテープレコーダーを模した信号が送られます。
TREMOLO
トレモロは、ビンテージの電子機械式キーボードやギターアンプでよく使われるクラシックなエフェクトで、エフェクターでも使用可能です。音量が大きくなったり小さくなったり、あるいは左右に素早く変化することで、音に動きをつけ、脈打つような効果を生み出します。
VIBRATO
バイオリニストが弦の上で指を前後に素早く揺らすと、音程を上下に微妙に変化させ、音色に動きを加えることができます。楽器奏者やボーカリストは、ビブラートを使ってサウンドを向上させます。この効果は、LFOを使って電子楽器のピッチを変調させ、音響的に起こることを模倣することによっても得ることができます。アンプやエフェクターの中には、この方法で音を加工するものがあります。
WAH-WAH
Clavinetなどでは、ワウエフェクトを利用することができます。
まとめ
Keyscapeは一気にピアノ系の音が揃うのでおすすめです。
特にエレクトリックピアノやトイピアノは種類が多く、それらはこれ一つで十分でしょう。ただし、あくまでピアノ系が中心ですので、オルガン系がないことだけお気をつけください。
ビンテージの名機がたくさんありますので、味のあるサウンドを楽曲につけることができると思います。
この記事が参考になれば幸いです。
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