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【無料】Soundpaintの使い方!インストール・アクティベーション方法も解説!総合音源ライブラリ

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8DIOをクリエイターなどによって開発された無料プラットフォームSoundpaint。

Orchestral Tools「SINE」などと同じようなあらゆる音源を起動するプラットフォーム型のソフトウェアです。音源ライブラリは無料と有料のものがあります。

この記事では、そんなSoundpaintのインストール方法・使い方や全ての音源を紹介します。

ぜひ参考にしてください。

おすすめのフリーソフト音源やプラグインエフェクト一覧は、以下の記事をご覧ください。

free-instruments 【随時更新】DTM無料ソフト・VSTプラグインまとめ!おすすめフリー音源・エフェクト厳選!入れ方や場所・使い方も解説


1. Soundpaintとは?

Soundpaintは、Kontakt音源を多く開発するメーカー8DIOのクリエイター、BAFTAを受賞したプロデューサー、作曲家、音楽家で構成されたチームです。独自のSoundpaint Engineによって起動する様々な音源ライブラリを作成しており、ライブラリは無料で使えるものもあります。

様々なコントロールやエフェクトが搭載されたSoundpaint Engineは、音源ライブラリを自由に音作りすることができる総合音源プラットフォームです。毎週のように音源が追加され、セールになることがありません。

DAWの拡張機能であるVST、AUプラグインとして利用できる他に、単体で起動できるスタンドアローンにも対応しています。

2021年11月現在販売されている有料ライブラリSoundpaint Instrumentsは以下のようなものがあります。

G-BRASS:30ドル

現代のTrapやHip-HopのプロデューサーのためにデザインされたG-Brassは巨大でディープなサンプリングとシンセサイザーによるブラスアンサンブルを多数収録しています。

ORANGE 808 UDS:30ドル

Roland TR-808のマスター出力とディスクリート出力の両方でディープサンプリングされたドラムマシン音源です。クラップ音だけでも1,000回以上サンプリングされています。

BEAUTIFUL NOISES:50ドル

世界25カ国で録音された1700以上の深いサウンドスケープが収録されています。ウクライナの放射能汚染地帯からハイチのブードゥー教の儀式まで。アマゾンの熱帯雨林のエキゾチックな動物から、フランスの田園地帯の遠い雷まで。大規模なアンビエントサウンドスケープを楽器に変えたものです。

1975 SOUL GUITAR:20ドル

1975年製Gibson Jazz Guitarのエレクトリックギター音源です。

HYBRID EMOTIONS:50ドル

デザインとレコーディングに2年を費やしたアナログのドローン、映画館のサブウーファーのような音、大規模なインパクトなどエモーショナルサウンドデザイン音源です。

JUNIPER 8 UDS:80ドル

マイケルセンベロがフラッシュダンスの大ヒット曲「Maniac」を作曲する際に使用されたRoland Jupiter-8によるシンセサイザー音源です。

PALINDROME UDS:50ドル

Palindromeは、ディープサンプリングされたモダンアナログシンセサイザー音源です。 15種類以上のアナログハードウェアシンセによってサンプリングされています。 Moog、Sequential、Erica、Waldorfなどのアナログシンセに加え、Andromedaなどの古いアナログシンセ、Super 6などの新しいアナログシンセも使用しています。

2. 無料音源ライブラリをレビュー!

2021年11月現在、無料で利用可能な音源ライブラリは以下のものがあります。

1928 VINTAGE GRAND STEINWAY

サンフランシスコのスタインウェイストアの地下3階に眠っていた1928年製の古い茶色のビンテージスタインウェイピアノ音源です。

この音源は8DIOで、Kontakt音源として48ドルで販売されているThe New 1928 Scoring Pianoと同じモデルで1928年当時のオリジナル弦による熟成したサウンドを奏でることができます。

実際に弾いてみて、どことなくサンプルの質感が8DIOっぽいなと印象を受けました。

味のある色褪せたピアノなどとして使えそうだと思いましたが、逆にスタンダードなピアノとしては使いにくい場合もあるでしょう。

プリセットのVHS VibeがLo-Fiピアノとしてかなり使えるのでおすすめです。

3. インストール・アクティベーション方法

Soundpaint Engine及び音源ライブラリは以下の4STEPでダウンロード、オーソライズすることができます。

STEP 1. アカウント作成

create-account-soundpaint

まずは、SoundpaintDOWNLOAD NOWからアカウントを作成しましょう。

  • FIRST NAME:名前
  • LAST NAME:苗字
  • EMAIL:メールアドレス
  • PASSWORD:パスワード

を入力してCREATE ACCOUNTを選択します。

STEP 2. メールからダウンロード

送られてきたメールからMacもしくはWindowsのSoundpaint Engineをダウンロード・インストールします。

STEP 3. 起動してアクセスキーを入力

access-key-soundpaint

Soundpaintを起動して、アクセスキーを入力します。

アクセスキーは、Soundpaintでログインして右上人型マークからProfileACCESS KEYで確認できます。

STEP 4. Soundpaint Downloaderからライブラリをダウンロード

アクセスキーを入力してログインするとSoundpaintと一緒にインストールされているSoundpaint Downloaderからライブラリをダウンロードできます。

library-manage-soundpaint

ダウンロード後ライブラリが反映されていない場合は、Soundpaintの左上メニューボタンからLibrary ManagementCheck Library Purchasesを選択して更新もしくはLibrary ManagementManage Library DirectoriesADD DIRECTRYからフォルダを追加してSCANします。

4. 使い方を簡単に解説!

ここからは実際にSoundpaintの使い方を解説します。

公式からいくつかの解説動画も出ていますので参考にしてください。

まずは、左側から音源プリセットを選択します。LIBRARYをクリックするとSINGLEとなり、利用できるプリセットのみを表示することができ、左上から検索することも可能です。

single-soundpaint

SoundpaintはRack A、Rack Bの2レイヤー(それぞれ4つのパートスロット)とEffects(エフェクト)、Arp(アルペジエーター)から構成されています。

Rack

ラックには4つのパートスロットがあり、プリセットを選択するか各スロットにドラッグ&ドロップすることで音源を追加することができます。

また左側プリセットをProgramからPartに変更すると、4つのパートそれぞれに音源を設定できます。

part-instruments-soundpaint

一から音作りしたい場合は、右上のバツボタンをクリックして何も設定されていない状態にし、Partから音源を選択することで設定されていない音源から音作りできます。

part-soundpaint

パートの間にはMORPHがあり、それぞれのパートから1→2、2→1などモーフィングして融合することができます。

それぞれのパートには以下のパラメータがあります。

  • 電源ボタン:音源をオンオフします。
  • VOLUME:音量を調整できます。
  • TONE:音を明るく、暗くするトーンコントロールです。
  • MPITCH:ピッチをCent単位で細かく調整できます。
  • PITCH:ピッチを半音単位で調整できます。

part-stretch-soundpaint

左下のマークからは以下の設定ができます。

  • One Note Stretch:一つのノートからストレッチさせてピッチを変更することができます。
  • One Note Same:一つのノートを全てのオクターブに適用します。
  • Reverse:音を反転させます。
  • Key Range:キーを発音する範囲を設定しできます。
  • Pan:左右パンニングを調整できます。

rack-soundpaint

各ラックには下部に7つのスロットがあります。SELECTから

  • Effects
  • LFO
  • ADSR
  • Master
  • Offset
  • Touch
  • Voicing

を選択できます。スロットはドラッグ&ドロップで順番を入れ替えることも可能です。

Effects

エフェクトは全体に適用するページもありますが、各スロットにもいくつかのエフェクトを適用できます。

  • Delay
  • Filter
  • Phaser
  • Reverb

の4種類から選択できます。

LFO

LFOは4つありSHAPEから5つの波形、AMOUNTで適用量、FREQUENCYで速さを調整できます。SYNCからDAWに同期することができます。

add-lfo-automation-soundpaint

LFOを適用したいパラメータを右クリックしてAdd LFO Automationを選択することで適用できます。

modulation-matrix-soundpaint

モジュレーションは、Matrixからも一覧で確認、編集できます。Reverse Behaviorからは、LFOカーブを反転することができます。

ADSR

アタックディケイサスティンリリースを調整できます。1〜4はそれぞれのパートに対応したADSRです。

Offset

OFFSETからサンプルスタートのタイミングを調整でき、DETAILSで遅れた開始位置を制御します。REVERSE PLAYからリバース再生も可能です。

Touch

ピッチベンドの範囲(PB DW / PB UP)、キーの移行時間(MONO GLIDE / GLIDE TIME)、ベロシティカーブを調整できます。

Voicing

PITCHMICROPITCHでピッチを調整できますが、これは右上に表示されているパラメータとリンクしています。

MAX VOICESからは同時発音数を設定できます。

Effects

エフェクトは7スロットあり、EMPTYをクリックして以下のエフェクトから選択します。

  • Delay
  • Distortion
  • EQ
  • Filter
  • Reverb
  • Bit Crush
  • Chorus Vintage
  • Compressor LA2
  • Gate
  • Phaser
  • Stereo Imager

effects Soundpaint

上部のオレンジ線もしくは下のON/OFFからオンオフでき、ドラッグ&ドロップして順番を入れ替えることができます。

下部のパラメータから細かく設定でき、右端からプリセットを選択することもできます。

Arp

アルペジエーターは数字のかかれたバーを左右にドラッグしてステップ数を調整できます。真ん中で各ノートのベロシティ、下部の数字からオクターブを調整できます。

arp-soundpaint

ON/OFF:アルペジエーターをオンオフできます。

KEYS:キーに応じた通常のアルペジエーターモードです。

HOLD:ノートオンから持続してアルペジエーターが発信します。

TYPE:アルペジエーターのタイプを選択します。

OCTAVES:オクターブの範囲を設定できます。

NOTE REP:ノートをリピートする回数を設定できます。

INTERVALS:ノートの間隔を調整できます。

DAW SYNC / BPM:BPMを設定できます。ボタンでDAWと同期します。

NOTE:ノートの音価を設定できます。

LENGTH:ノートの長さを調整できます。

SWING:スウィング量を調整できます。

ANALOG:パターンにランダム性が付加されます。

EARLY-LATE:パターンを前のめり、後ろ倒しに調整できます。

CLR STPS:ステップを初期値にリセットします。

CLR ALL:アルペジエーター全てを初期値にリセットします。

PAN SETTINGRATE(速さ)、WIDTH(広がり)を調整してSYNC(DAWと同期)の設定が可能なパンニングエフェクトです。

STEP:ステップレコーディングモードで、入力に応じてステップをレコーディングできます。

LIVE:ステップレコーディング同様に入力に応じてレコーディングできますが、上書きすることも可能です。

TRIG:レコーディングしたパターンをノートでトリガーすることができます。

PLAY:レコーディングしたパターンを再生します。

まとめ

現在はピアノ音源のみが無料で利用することができますが、今後も追加される可能性がありますので要チェックです。

また、有料のライブラリも30ドル〜と安く比較的手に入れやすいでしょう。

Soundpaint Engineの機能自体はそこまで多くはありませんがエフェクトやアルペジエーターなど一つ一つはかなり作り込まれており、プラットフォーム内でも十分音作りできると思います。

この記事が参考になれば幸いです。

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