- サブベースって聞いたけど、ぶっちゃけ何?
- サブベースってどうやって作るの?
- ヒップホップなどで使われてる低音ってどうやってるの?
- 簡単に良いサブベースを手に入れたい!
このように思っているのではないでしょうか?
トラップやヒップホップでよく聞く重低音の正体、「サブベース」。
流行りの音楽には欠かせなくなっているサブベースとは何なのか?作り方やサブベースに特化した音源(プラグイン)も紹介します。
ぜひ参考にしていただき、サブベースへの理解を深めてください。
1. サブベースとは?
サブベースは重低音(周波数60Hz未満あたり)の音で鳴るベースを指します。
ベースと聞くと楽器の「ベース」を想像しがちですが、サブベースの音は音程を持っていないと音の長いキック(バスドラム)のようなサウンドになります。
当然シンセサイザーからも作れますが、Rolandの名機リズムマシンTR-808のキックから作ることもあります。
TR-808に関する詳しい記事はこちらをご覧ください。
そこで使用した楽曲をいくつかまとめましたので、こちらの音楽をお聞きください。
サブベースを使用した楽曲
ここでは、サブベースを使用した曲を2曲ご紹介します。
Drake「Hotline Bling」
曲の始まりから終わりまでずっと低音で鳴っているブーンという音がサブベースになります。
James Blake「Limit To Your Love」
最近の流行りにおけるサブベースの始まりは、James Blakeなのか?55秒あたりからサブベースが使われています。
2. サブベースの作り方
そんなサブベースですが、どうやって作れば良いのでしょうか?
基本的には、次の2パターンの作り方がオーソドックスだと思います。
- シンセサイザーから作る
- TR-808のキックから作る(DAW:Ableton Liveの場合)
(1)シンセサイザーから作る
シンセサイザーから作る場合はシンセベースのキーを低く設定し、以下の点を気をつけて作成しましょう。
- アナログシンセサイザーがモデルのものが良い
- 作りたい音によるが、オシレーターは一つでも良い
- サイン波を中心に
- 周波数帯域をみて60Hz未満を中心にする
- モノフォニックにする
(2)TR-808のキックから作る(Ableton Liveの場合)
キックから作る場合はなるべく長いサスティンのTR-808のキックを手に入れましょう。
それをSamplerに入れてMIDIキーボードで押さえた音と同じキーにチューナーで調整します。
Voice数を1にしてモノフォニックにすることをお忘れなく。
サスティンが足りない場合は、波形を短くループさせることで作成することもできます。
3. おすすめのサブベース音源(プラグイン)
トラップが流行ったこともあり、近年サブベースを鳴らすことが可能なVSTプラグインが、次々にリリースされています。
その中からフリー(無料)も含めたおすすめのサブベースプラグインをご紹介します。
Future Audio Workshop「SubLab」「SubLab XL」
シンセ・サンプラー・X-Sub(サブベースオシレーター)の3つから音作りできるベースシンセです。
X-Subと呼ばれるFuture Audio Workshop独自のサブベースのオシレーターだけでなく、シンセやサンプラーで色付けすることができるかなり使い勝手の良いサブベース音源になります。
サンプラーでは、ドラムキックのアタックを付け加えたり、キックとベースを両立させることも可能です。
外部からサンプルを入れ込むこともでき、サンプルのみを編集してサブベースにすることもできます。
追加のプリセットパックもたくさんあり、それらとセットになったバンドルも販売していますが、単体でも十分に利用できます。
XLバージョンでは、マクロコントロールや波形を重ね合わせるスーパーオシレーター、LFO、エフェクトがさらに追加されています。
Future Audio Workshop「Sublab」の口コミ・評判
みんながSublabいいって言うから使ってみたらホントに良くて俺もSublabいいって言うしかない体になった。
Sublabは本当にいいです、Night RunningのリミックスのベースはSublabです。
引用:Twitter
<使い方・レビューなど詳しい記事>
ProducerSpot「X-Eight」(フリーあり)
X-Eightは1000種類を超えるプリセットがあるサブベース音源です。
すでにEQやコンプ、トランジェントなどのエフェクトがほどこされており、簡単にすぐ使えるサブベースがたくさん手に入ります。
1000種類ものサブベースは自分で作ろうと思うとかなり大変かつバリエーションが出すことが難しいので大変ありがたいです。
そして何より無料版があり、そちらでも88種類のプリセットが手に入ります。
無料なのはありがたいですね!
4. X-Eight(無料あり)のインストール方法
無料版のX-EightはProducerSpotのX-Eightページ下に「FREE DOWNLOAD」からダウンロードできます。
ダウンロード後のプラグイン読み込み方法は以下Producer Spot公式動画も参考にしてください。
簡単な4つのSTEPでDAWでプラグインを反映させるところまでを解説します。
STEP1. ファイルを解凍する
STEP2. ファイルをプラグイン設定のフォルダに移動する
<Macの場合>
- AU
Library→Audio→Plug-Ins→Components - VST
Library→Audio→Plug-Ins→VST
STEP3. 再起動
※公式の説明動画では再起動していますが、再起動しなくてもプラグインは反映される場合があります。
STEP4. DAWを起動しプラグインが反映されているか確認
まとめ
サブベースはトラップやヒップホップでは特に欠かせないものですが、様々なジャンルで取り入れられるようになってきています。
シンセサイザーでも作れますが、Rolandの名機TR-808から作成することがあります。
TR-808から作成するサブベースは他には変えがたい音源です。
この記事を参考にしていただき、あなたの音楽にぜひサブベースを取り入れてみてください。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!