Native Instrumentsが25周年を記念して12/31まで無料配布中のTWENTY FIVE。
「定番製品から厳選した音源」ということで厳選されたプリセットを扱うような音源かな?と思っていましたが全く違いました。
実際にさわってみるとかなりちゃんとしたパラメータが備わっており、とても限定無料配布とは思えない音源ですのでもらっておくべきでしょう。
この記事では、そんなTWENTY FIVEのインストール・アクティベーション方法や使い方を解説します。
是非参考にしてください。
1. Native Instruments「PLAY SERIES: TWENTY FIVE」とは?
Kontakt Playシリーズの一つであるTWENTY FIVEは、Native Instruments25年の間に開発された37種類の定番音源から厳選したパッド、リード、ベースに新しく制作された150のプリセットが備わっています。
ただのプリセット音源ではなくパラメータもかなり充実しており、一般的なシンセのパラメータはもちろん多くのエフェクト、シーケンサー、マクロコントロールも備わっています。
サウンドソースは、サンプルとウェーブテーブルで構成されています。
Native Instruments「Kontakt 6」で起動する製品で、無料の「Kontakt Player」でも利用できます。
| 開発会社 | Native Instruments |
| 操作画面 | ![]() |
| 製品名 | PLAY SERIES: TWENTY FIVE |
| 価格(定価) | 無料 |
| 主な仕様 | 定番音源から厳選されたインストゥルメント・シンセサイザー |
2. インストール・アクティベーション方法
TWENTY FIVEは、以下の5STEPでインストール・オーソライズすることができます。
- Native Instrumentsのアカウント作成・Native Accessをダウンロード
- TWENTY FIVEページの「無償ダウンロード」を選択
- 「TWENTY FIVEを入手する」を選択
- Native Accessを起動してログイン
- Twenty FiveをインストールしてKontakt 6で起動
3. 使い方を解説!
ここからは実際にTWENTY FIVEの使い方を解説します。
公式の英語マニュアルはこちらをご覧ください。

上部からプリセットを選択して、はじめの画面ではAとBの波形が表示されています。

下部からは以下のパラメータを調整できます。
Balance:A、Bのサウンドソースのバランスを調整できます。
Volume:全体のボリュームをコントロールできます。
サイコロマーク:サウンドソースを含めた全体をランダムに変更します。
Cutoff〜Reverbのパラメータはマクロコントロールで設定できます。マクロコントロールの設定によっては記載されている名前と違うパラメータが動きますのでご注意ください。例えば、CutoffパラメータにレゾナンスをアサインしているとCutoffを調整することでレゾナンスが変動することになります。

それぞれのの波形をクリックすることでサウンドソースを選ぶことができます。それぞれのサウンドソースは、どのNative Instruments製品から選ばれてたものか記載されています。
MACROS

右上のMACROSから画面下部にあるCutoff〜Reverbのマクロコントロールを設定できます。
それぞれ色付きの名前バーをクリックしてパラメータを表示し、左右にドラッグして順番を入れ替えることも可能です。
中央にはパラメータ量の曲線をドラッグして自由に描くことができMin(最小)、Max(最大)も設定できます。
曲線画面の右上にある三本線からは、プリセットを選択したり保存、ロードすることができます。右下にある斜め線もしくは階段線は曲線のスムージングを設定できます。
右側にある十字キーは曲線全体を左右上下に移動させることができます。
下側にはアサインされているパラメータがリスト化されています。右端のバツボタンで削除、矢印と丸マークからはアサインされているパラメータに飛ぶことができます。
アサイン方法

マクロコントロールのアサイン方法は、以下の3STEPで完了します。
STEP 1. マクロコントロールを選択
SOUNDやFXページを開き、下部のパラメータ左上にある色付きの点マークをクリックして点滅させます。
STEP 2. アサインしたいパラメータを設定
続いてアサインしたいパラメータを動かします。すると上部にスライダーが表示されます。
STEP 3. コントロールする範囲を設定
スライダーを左右にドラッグして範囲を設定して完了です。
範囲は、アサインしたパラメータの左上色付き点マークをクリックすることでいつでも調整することが可能です。
SOUND

右上のSOUNDからはA、Bのサウンドソースの基本的なパラメータ設定が可能です。
A、Bそれぞれ選択してパラメータを個々に調整できます。リンクボタンをクリックするとA、Bのパラメータは連動して調整できます。
鍵盤マーク:音程をオンオフできます。
TRANSPOSE / TUNE:ピッチを半音/セント単位で調整できます。
PAN:L、R左右のパンニングを調整できます。
VOLUME:サウンドソースのボリュームを調整できます。
※サンプルの場合
Reduce / Crush:電源ボタンでオンオフできるビットクラッシャーでサンプリングレート、ビットレートを調整できます。(サウンドソースがウェーブテーブルの場合、PositionとFormを調整できます。)
Noise / Color:ノイズを付加し、そのカラーを調整できます。(サウンドソースがウェーブテーブルの場合、WarpとInharmonicを調整できます。)
※ウェーブテーブルの場合
Position:ロードされたウェーブテーブルに含まれる波形をモーフィングします。
Form:オシレーターの位相に適用されるウェーブシェイピング量を調整できます。
Warp:ウェーブシェイピングを14種類の中から選択できます。
Inharmonic:2つ目のオシレーターを追加し、1つ目のオシレーターに対してデチューンすることができます。コントロールを左右に回すことで、デチューンの量をヘルツ単位で調整できます。電源ボタンでオンオフ可能です。
FILTER
電源ボタンでオンオフ、右上からフィルタータイプを設定できます。
通常のフィルター通りCutoff、Resonanceを調整できる他にGainでフィルターの出力をブーストしたり、Keytrackで入力するキーによってフィルターの開閉を調整することができます。
LFO
LFOは2つ搭載されています。
Waveform:LFOの波形を選択します。
Rate:LFOの出力信号の周波数を調整できます。音符マークからDAWのテンポに同期することが可能です。
RT:Retriggerの略で、ノートを受信するたびにLFOの波形が同じ位置で再開されます。
Fade In:この値が0より大きい場合、LFOはノートを受信してもすぐには波形を開始せず、最大10秒かけてスムーズに波形を変化させます。
MOD ENVELOPE / AMP ENVELOPE
AMP ENVELOPEはアタックA、ディケイD、サスティンS、リリースR各ステージを調整して音量の時間変化をコントロールします。(他のパラメータにもアサイン可能)
MOD ENVELOPEは、その変化をパラメータにアサインすることができます。
アタックの左にある斜め線は上下にドラッグすることでアタックの立ち上がり曲線を調整できます。
MODULATION

モジュレーションは以下の3STEPで適用できます。
STEP 1. モジュレーションを選択
右下の
- Mod Env
- Amp Env
- LFO 1
- LFO 2
- Velocity
- Aftertouch
- Modwheel
をそれぞれ選択します。
STEP 2. パラメータを選択
モジュレーションが可能なパラメータコントロールの横にスライダーが表示されます。
STEP 3. モジュレーション量を調整
パラメータ右側に表示されるスライダーを上下することでモジュレーション量を調整できます。
FX

電源ボタンでオンオフ可能な右上のFXからエフェクトを表示できます。
左上三本線から全体プリセットの保存と読み込みができます。それぞれのレイヤーにEQ A、EQ Bのイコライザーがあり、その後のエフェクトチェーンへと続きます。
それぞれのエフェクトの名前をクリックすると下部にパラメータが表示されます。左右にドラッグして順番を入れ替えることができ、電源ボタンでオンオフ、下矢印からエフェクトを選択できます。
SEQ

電源ボタンでオンオフ可能な右上のSEQからシーケンサーを表示できます。
左上三本線からプリセットの保存と読み込みができます。Pitch、Velocity以外にも全てのマクロコントロールをシーケンサーで制御することが可能です。
Latch:Latchがオンの場合、シーケンサーはノートトリガーから連続して動作します。演奏されたノートは、シーケンサーまたはLatchがオフになるまで演奏され続けます。
Retrigger:Retriggerがオンの場合、新しいノートが演奏されるたびにシーケンサーが再スタートします。
First Step:リトリガーされたときのシーケンスの開始ステップを設定できます。
Rate:シーケンサーの再生速度を調整できます。
Swing:シーケンサーのスイング量を調整できます。
Root Key / Scale:シーケンサーのキーと音階を設定できます。
Global:シーケンサーのスケールロックをオンオフします。オンにすると、現在選択されているスケールタイプとそのルートキーがすべてのスナップショットに使用されます。
Layer Routing:A、Bどのレイヤーがピッチシーケンサーの影響を受けるかを設定できます。(Pitch / Velocityのみ)
Steps:シーケンスの長さをステップ単位で設定できます。
Direction:シーケンサーの方向を設定できます。
Gate:ノートの長さを設定できます。 (Pitch / Velocityのみ)
Amount:対応するマクロのシーケンスモジュレーション量を調整できます。 (Macroのみ)
SETTING

右上の設定マークからキーボードやMIDIの設定などができます。
Mono:ノートをモノフォニックシンセサイザーのように動作させます。
Legato:Legatoをオンにして重なり合った音符を演奏すると、新たなアタックなしに音程が変化します。
Velocity Curve:入力のベロシティによる変化を調整できます。
Note Priority:モノラルまたはモノラルレガートモードで複数の音が鳴ったときに、どの音を優先するかを設定できます。Last(最後)、Low(最も低い)、High(最も高い)から設定できます。
Low Key / High Key:キーレンジの最も低いキーと最も高いキーを設定することができます。
鍵盤マーク:このマークをクリックすると、選択したレイヤーのキーレンジをMIDI入力で設定できます。MIDIキーボードやデバイスでキーの上限と下限を押して範囲を設定します。
Bend Up / Bend Down:ピッチベンドの範囲を設定できます。
Glide:ノートの移行時間を調整できます。
Constant Rate:ノート間の長さによってグライドの時間が変化します。
Constant Time:グライドの時間が常に一定になります。
Preserve Voices:1つのキーに対して1つのボイスしか再生できません。
Lock Bend Ranges:ピッチベンドの範囲をロックします。
まとめ
TWENTY FIVEは、数々ある無料ソフト音源の中でも使える音源だと思います。
充実した仕様で、有料プラグインに紛れても使う可能性の高いかもしれません。
また、どの製品から選ばれたサウンドソースかも記載されているので、有料のNative Instruments製品を検討する足掛かりにもできるでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。
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