- カスタマイズできるピアノ音源がほしい!
- 種類が豊富なピアノ音源がいい!
上記の条件に当てはまるピアノ音源を探している方には、MODARTT「Pianoteq 8」がピッタリかもしれません。
MODO BASSやMODO DRUMなどと同じくフィジカル(物理)モデリング音源という特徴を持つピアノ音源でかなり細かくパラメータをいじることが可能です。
この記事は、MODARTT「Pianoteq 8」を導入するメリットやデメリット・注意点の他に
- Stage・Standard・Pro・Studio版の違い
- インストゥルメントパック(拡張音源)全種紹介
- Pianoteq 8でアップデートされた点
などを解説します。ぜひ、参考にしてください。
ピアノ音源に関するまとめ記事や簡単な比較はこちらをご覧ください。
目次
- 1. MODARTT「Pianoteq 8」とは?
- 2. Pianoteq 8の新機能・7との違い
- 3. 導入するメリット
- 4. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
- 5. Pianoteq 8 Stage・Standard・Pro・Studioの違いを比較!どれがおすすめ?
- 6. 口コミ・評判を紹介!
- 7. Pianoteq 8に関するセール情報
- 8. MODARTT製品のインストール・アクティベーション方法
- 9. インストゥルメントパックを全て紹介!どれを選ぶべき?
- 10. 使い方を解説!
- 11. SYNTHOGY「Ivory Ⅱ」XLN Audio「Addictive Keys」と比較してどっちがおすすめ?
- まとめ
1. MODARTT「Pianoteq 8」とは?
Pianoteq 8は、MODARTTが開発するモデリングピアノ音源です。
かなりの種類のピアノがあるだけでなく、エレクトリックピアノやクラビネット、クラシックギターなど様々な楽器音源があり、それらから自分で好きなインストゥルメントパックを選択するフィジカルモデリング音源です。
VST、AU(Audio Unit)、AAXなど作曲ソフトDAWの拡張機能「プラグイン」として利用できますが、単体での起動(スタンドアローン)も可能です。
無料で試しに利用できる体験版もありますが
- 8つの音(F#1 / G#1 / A#1 / C#5 / D#5 / F#5 / G#5 / A#5)が無効
- 20分後に再起動が必要
という条件があります。
<Pianoteq 8の概要>
▼表は横にスクロールできます▼
開発会社 | Modartt | |||
製品名 | Pianoteq 8 Stage | Pianoteq 8 Standard | Pianoteq 8 Pro | Pianoteq 8 Studio |
モデル | 2種選択 | 3種選択 | 4種選択 | 22種全て |
ピアノの種類 | Steinway Model D Grand Piano / Steinway Model B Grand Piano / Ant. Petrof 275 Grand Piano / Steingraeber E-272 Grand Piano Grotrian Concert Royal Grand Piano / Blüthner Model 1 Grand Piano / K2 Grand Piano / YC5 Rock Grand Piano U4 upright piano / Karsten Collection / C. Bechstein Digital Grand / Kremsegg Collection 1,2 |
|||
容量 | 50MB未満 | |||
ベロシティレイヤー | フィジカルモデリングのため127 | |||
価格(定価) | 139ユーロ__________________ | 269ユーロ__________________ | 399ユーロ__________________ | 899ユーロ__________________ |
<補足>そもそもフィジカル(物理)モデリング音源とは?
フィジカル(物理)モデリング音源と聞くとなんなのか?また、サンプリング音源と何が違うのかと疑問に持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
フィジカル(物理)モデリング音源と聞くと、サンプリング音源と何が違うのかと疑問に持つ方もいらっしゃるかもしれませんね。
サンプリング音源は、サンプルを元に音作りをします。対して、フィジカル(物理)モデリング音源は仮想的に音色をシミュレートして音を作ります。
フィジカル(物理)モデリング音源の製品としてはMODO DRUMの他に
などがあります。
仮想的に音色を変えることができるのでこれらのモデリング音源は細かくパラメータを設定できるという特徴があります。他にもサンプリング音源に比べ、ストレージ容量が節約できるといった利点もあります。
フィジカル(物理)モデリング音源製品の記事
2. Pianoteq 8の新機能・7との違い
バージョン8になり、主に以下のようなアップデート点があります。
改良されたピアノモデル
すべての現代的なアコースティックピアノ、ビンテージエレクトリックピアノ、コンサートハープは、これらの楽器の真正性と演奏性を高めるために慎重に改良されています。すべてが要求の厳しいレコーディングプロジェクトやパフォーマンスに合わせて調整されています。
実際にPianoteq 7とPianoteq 8を比べて弾いてみましたが、8の方がよりリアルな音のまるさが増したように感じます。逆にPianoteq 7の方が全体的にカラッとしたサウンドになっています。Pianoteq 4くらいから利用していますが、バージョンアップのたびにかなりサウンドが変化してよりリアルになっています。
新インストゥルメントパック:クラシックギター
新しいインストゥルメントパッククラシックギターが追加されました。
エミュレートされたジェスチャーと自然な楽器のノイズで、物理的にモデル化されたインストゥルメントです。12弦アコースティックギターからギリシャのブズーキ、さらにはエレキギターまで、さまざまな微調整されたプリセットが提供されています。
新しいスリックGUIフェイスリフト
Pianoteq 8は新しく合理化されたユーザーインターフェイスを提供し、使いやすさを向上させています。楽器とシーンがうまく表示され、プリセット選択を明確に表示できるようになりました。
iOSアプリ
Apple iOS用のアプリが進行中で、Pianoteq 8と互換性があります。
3. 導入するメリット
実際に、利用してみてMODARTT「Pianoteq 8」には次のようなメリットがあると感じています。
- フリーあり!数多くから選べるインストゥルメントパック
- 細かくいじれるパラメータ
- 楽器を変化させるモーフィング&重ねるレイヤー機能(Standard以上)
- 軽い
フリーあり!選べるインストゥルメントパック
Pianoteqは、購入後22の中からインストゥルメントパックを選ぶ仕様です。つまり、自分好みのもの、必要なもののみを選択します。
インストゥルメントパックには、ピアノ以外にも様々な音源があり、ピアノ以外の楽器がほしい方にもおすすめできます。
また、Pianoteqは無料のインストゥルメントパックも多数あり、たくさんの音源を手に入れることが可能です。
ただしピアノの種類はかなり多く、様々なピアノをモデルとした音源がありますが逆に選ぶことが困難な音源でもあります。
インストゥルメントパックに関しては、下記にて全て紹介していますので参考にしてください。
細かくいじれるパラメータ
モデリング音源ですのでかなり細かくパラメータをいじることが可能です。
細かなチューニングやマイキング(マイクの位置や種類など集音方法)も設定できます。
また、PROバージョンでは1音ごとにエディットすることも可能です。
このように詳細に設定できるので、ピアノについて知識豊富な方は、とても楽しく使いこなすことができると思います。
モーフィング&レイヤー機能(Standard以上)
モーフィングはかなり面白い機能で、モデリングレベルでモーフィング処理し楽器を変化させることができます。
動画ではハープシコードが最終的にはSteinwayのピアノに変化しています。
このように実際ではあり得ない楽器と楽器の中間サウンドを作ることができます。この機能を活用するためにピアノ以外のインストゥルメントパックを選択するのも大いにありだと思います。
また、レイヤーすることも可能です。鍵盤の低音部と高音部で楽器を分けたり、単純に音を重ねることもできます。モーフィングやレイヤーは操作画面右上にあるボタンから設定できます。
軽い
Pianoteqはフィジカルモデリング音源ですので、サンプリング音源と比べると圧倒的に軽く、重いと感じることはほぼありません。
4. 利用する前に知っておきたい注意点・デメリット
しかしながら、「Pianoteq 8」は細かな設定やたくさんの種類からピアノが選べる反面、使いこなすにはピアノに関する知識が必要というデメリットがあると感じます。
初心者の方はパラメータをいじっても音の変化に気づきにくく、またマニュアルを読んでも使い方が難しい場合があるでしょう。
もちろん、プリセットのままでも十分使えますが、モデリング音源のメリットを活かしきれていないので、少しずつ勉強して、使いこなせるようになることをおすすめします。
5. Pianoteq 8 Stage・Standard・Pro・Studioの違いを比較!どれがおすすめ?
※Pianoteq引用
Pianoteqには全てで4種類(Stage、Standard、Pro、Studio)のバージョンがありますが一番の違いはインストゥルメントパックの数でしょう。
Stage2つ、Standard3つ、Pro4つ、Studioが全てになります。ですので他の楽器音源もたくさんほしい方はStudioをおすすめします。
あまりピアノに関して自信がない方やはじめてのピアノ音源としてPianoteq 8を購入する場合はStandardで十分かもしれません。
というのも、Standardでも十分細かくいじることが可能だからです。Pianoteq 7からの新機能モーフィングやレイヤーの他、一音ごとの細かなエディットも一部Standardでできるようになりました。
ちなみに、一番安価なバージョンであるStageはプリセットのまま音を鳴らしたい方のみ選ぶべきだと思います。
Standard以上のみの機能
(Tuning、Voicing、Designのパラメータ、マイキング、新機能モーフィング・レイヤーなど)
Piano model tweaking
Advanced tuning
Microphone setting
Loads external reverb impulses
Instrument morphing and layering
Note-per-note edit: volume, detune, attack envelope
Proのみの機能
(一音ごと細かなエディットなど)
Note-per-note edit: all other physical parameters
Thousands of editable overtones
Supports up to 192 kHz audio
6. 口コミ・評判を紹介!
実際に、MODARTT「Pianoteq」を活用している方が、どのような意見を持っているのか気になりますよね?そこで調査しました。
全体的に、音の評価はそこそこといったところでしょうか。
個人的には、モデリング音源ですので今後も技術の発展とともにどんどん進化していくだろうと思います。
最高のピアノ音源は?と聞かれれば躊躇なくSynchronのCFXと答えるが、立ち上げてる頻度で言えばPianoteqがチャンピヨン。
Pianoteqは弾いてる時の気持ちよさ、和音の響きの豊かさが素晴らしいですね。
引用:Twitter
7. Pianoteq 8に関するセール情報
Pianoteqは、ブラックフライデーのみならず過去のバージョンからのアップグレードも含めセールになる場合があります。
- 単にバージョンをアップデート(例:Pianoteq 7 Standard→Pianoteq 8 Standard)
- アップグレード(例:Pianoteq 7 Standard→Pianoteq 8 Pro)
の2パターンがあります。
最新のセール情報はこちらの記事をご覧ください。
8. MODARTT製品のインストール・アクティベーション方法
MODARTT製品のインストール・オーソライズ(Pianoteqの場合インストゥルメントパックの選択方法)は以下の4STEPで完了します。
- MODARTTのHPでアカウント作成し、Your Accountの「Register a product」からシリアルナンバー入力
- Pianoteqの場合「Select Instrument Pack」からインストゥルメントパックを選択
- Your Accountの「Downloads」から製品ダウンロード・DAWで起動
- ネットに接続した状態でActivation→Quick Activationでシリアルナンバー入力
9. インストゥルメントパックを全て紹介!どれを選ぶべき?
ここからはインストゥルメントパックを1つ1つ紹介します。
ピアノの中で個人的におすすめなパックは
- Steinway Model D grand pianos
- C. Bechstein DG grand piano
- Blüthner Model 1 grand piano
かな〜といった感じです。
Steinway Model D grand pianos(2種)
数多くのピアノ音源でモデルとなっているSteinway Model Dですが、Pianoteq 7になりハンブルグモデル(旧Steinway Model Dパック)とニューヨークモデル(Pianoteq 7で新登場)の2つになり、1つインストゥルメントパックで2種類のピアノが手に入ります。
同じModel Dですが、音はかなり違います。Pianoteq 7から新しく追加されたニューヨークモデルの方がフィジカルモデリング感が薄くリアルになった気がします。
C. Bechstein DG grand piano
ベヒシュタインの認定を受けたC. Bechstein D 282がモデルの音源です。複雑な和音でもごちゃつかず、あらゆるジャンルに対応できます。ベヒシュタインピアノはBeatles、Queen、Bob Dylan、Elton Johnなどの伝説的なレコーディングにも登場しています。
K2 grand piano
K2グランドピアノは、特定のモデルをベースにしているのではなく、いくつかのソースピアノの最高の要素を組み合わせてゼロから作られたPianteqオリジナルのピアノです。木を感じるようなウッディな音が特徴です。
Steinway Model B grand piano
Model Dより少し鳴りの小さいはっきりとした音の鳴るSteinway Model Bです。
Ant. Petrof 275 grand piano
まろやかでロマンチックな音色のPetrof社フラッグシップモデルです。
Steingraeber E-272 grand piano
他の製品と比べても明らかに違う共鳴で、倍音が豊かなピアノです。
Grotrian Concert Royal grand piano
Grotrianの認定を受けた低音のあたたかさがあるピアノです。
Blüthner Model 1 grand piano
コンサートステージで使用されることで広く知られているBlüthner社の最高級グランドピアノ。ビートルズのLet It Beでも使用されています。
独特のぬくもりときらめく高音をもたらします。Blüthnerの特徴は、共鳴目的の4弦を配置していることです。この機能はPianoteqモデルに搭載されています。Standard版とPro版では、この特定のパラメータを変更して効果を増減させることができます。
YC5 rock piano
ポップスやロックで使える明るい音色の日本製のグランドピアノです。
U4 upright piano
アップライトピアノ音源です。様々なプリセットで良質なアップライトサウンドからホンキートンク・ピアノなど個性豊かなサウンドまで可能です。
Karsten Collection(4種)
ペーター・カーステンはドイツのブラウンシュヴァイク出身の楽器コレクターです。以下の楽器が含まれています。ピアノだけでなくハープシコードなども含まれます。
- NY Steinway square piano (1858)
- J. Weimes pianoforte (1808)
- Ph. Schmidt square piano (1780)
- G. Giusti harpsichord (1680)
- J. Salodiensis virginal (1600)
Kremsegg Collection 1・2(それぞれ4種ずつ)
オーストリアのKremsegg Schloss博物館の協力により、18世紀から19世紀後半の美しい歴史的価値のあるピアノモデル4つが含まれています。どちらもビンテージ感ある音のものものもナチュラルに使える音のもの含まれます。
Kremsegg Collection 1
- J. Dohnal(1795)
- I. Besendorfer(1829)
- S. Erard(1849)
- J.B. Streicher(1852)
Kremsegg Collection 2
- J. Broadwood(1796)
- I. Pleyel(1835)
- J. Frenzel(1841)
- C. Bechstein(1899)
Harpsichord
ハープシコード界のストラディバリウスHans Ruckers II le Jeuneをモデリングした音源です。
Harp(2種)
SalviのコンサートグランドハープをモデルにしたConcert Harpとパックに新たに加わったCeltic Harpが含まれます。
- Concert Harp
- Celtic Harp
Electric Pianos(3種)
ローズ、ウーリッツァーのを再現するエレクトリックピアノ3種です。
- Vintage Tines MKI
- Vintage Tines MKII
- Vintage Reeds W1
Hohner Collection(4種)
クラビネットをはじめ4つの有名なHohner鍵盤楽器で構成されています。
- Electra-piano
- Clavinet D6
- Pianet N
- Pianet T
Vibes(2種)
V-MとV-Bの2つのバーチャルビブラフォンがあります。V-Mはフランスの著名なビブラフォニスト、ダニー・ドリスが所有していたMusser Vibraphone、V-BはBergerault vibraphoneがモデルです。
- V-M
- V-B
Celeste(4種)
チェレスタ、グロッケンシュピールなど4つの楽器が入っています。
- Celesta
- Glockenspiel
- Toy Piano
- Kalimba
Xylo(2種)
シロフォン、バスマリンバの、2種類の木琴モデルが含まれます。
- Xylophone
- Bass Marimba
Steelpans(4種)
スティールドラム、スペースドラム、ハンドパン、タンクドラム4つの楽器が含まれています。
- Steel Drum
- Handpan
- Tank Drum
- Spacedrum
Classical Guitar
新しいインストゥルメントパッククラシックギターが追加されました。
エミュレートされたジェスチャーと自然な楽器のノイズで、物理的にモデル化されたインストゥルメントです。12弦アコースティックギターからギリシャのブズーキ、さらにはエレキギターまで、さまざまな微調整されたプリセットが提供されています。
無料のインストゥルメントパック
PianoteqはStage版であっても無料のインストゥルメントパックで拡張することができます。
無料とは思えない十分すぎるラインナップなので必ずもらうようにしましょう。
- Clavichord: Neupert
- Cimbalom: Kovács
- Harpsichord: Grimaldi
- Harpsichord: Blanchet
- Pianoforte: Walter
- Pianoforte: Schöffstoss
- Pianoforte: Schmidt
- Pianoforte: Schantz
- Pianoforte: Graf
- Grand piano: Pleyel
- Grand piano: Erard
- Electro-acoustic piano: CP-80
- Tubular bells
- Church bells and carillons
無料インストゥルメントの拡張方法は、簡単で以下の2STEPで完了します。
- https://www.modartt.com/free_stuffでインストゥルメントパックをダウンロード
- ダウンロードしたptqファイルをPianoteq(スタンドアローン)にドラッグ&ドロップ
「KIViR instruments」のうち1つと、ページ下部の「Bells and carillons」合計2つのptqファイルで全ての無料インストゥルメントが拡張されます。
10. 使い方を解説!
Pianoteqの使い方は以下の記事を参考にしてください。
11. SYNTHOGY「Ivory Ⅱ」XLN Audio「Addictive Keys」と比較してどっちがおすすめ?
Pianoteq / Ivory / Addictive Keys比較表
▼表は横にスクロールできます▼
開発会社 | Modartt | Synthogy | XLN Audio | ||||||||||||
製品名 | Pianoteq 8 Stage | Pianoteq 8 Standard | Pianoteq 8 Pro | Pianoteq 8 Studio | Ivory Ⅱ Studio Grands | Ivory Ⅱ Grand Pianos | Ivory Ⅱ Italian Grand | Ivory Ⅱ Upright Pianos | Ivory Ⅱ American Concert D | Addictive Keys Modern Upright | Addictive Keys Studio Grand | Addictive Keys Electric Grand | Addictive Keys Mark One | Addictive Keys Duo Bundle | Addictive Keys Trio Bundle |
モデル | 2種選択 | 3種選択 | 4種選択 | 22種全て | Steinway / Bösendorfer | Bösendorfer / Steinway / Yamaha | Fazioli | Yamaha / 他ビンテージ3種 | Steinway | Yamaha | Steinway | CP-80 | Rhodes Mk. 1 | 4種のうち2種選択 | 4種のうち3種選択 |
ベロシティレイヤー | フィジカルモデリングのため127 | 最大24段階 | 最大18段階 | 最大18段階 | 最大16段階 | 最大20段階 | 不明 | ||||||||
容量 | 50MB未満 | 112GB | 78GB | 28GB | 90GB | 50GB | 公式に記載はありませんがとても軽いです(RAMは4GB以上推奨) | ||||||||
価格(定価) | 139ユーロ__________________ | 269ユーロ__________________ | 399ユーロ__________________ | 899ユーロ__________________ | ¥35,000(税別)______________ | ¥40,000(税別)______________ | ¥22,000(税別)______________ | ¥35,000(税別)______________ | ¥24,000(税別)______________ | 89.95ドル__________________ | 89.95ドル__________________ | 89.95ドル__________________ | 89.95ドル__________________ | 149.95ドル__________________ | 179.95ドル__________________ |
MODARTT「Pianoteq 8」と同じく人気のピアノ音源としてSYNTHOGY「Ivory Ⅱ」やXLN Audio「Addictive Keys」があげられます。
それぞれ一言で表すと以下のようかな感じかなと個人的には思います。
- ピアノの構造や集音方法などマニアックなパラメータで細かくカスタマイズできるPianoteq 8
- 硬すぎないナチュラルな音のIvory Ⅱ
- 音作りしやすくポップスなどで使いやすいAddictive Keys
Pianoteq 8がIvoryやAddictive Keysと比べて明らかに違う点は、モデリング音源だという点です。
Pianoteqはモデリング音源ですので少しナチュラルさにかける場合もありますが、パラメータが多数あり、チューニングやマイキング(マイクの種類、録音の位置、向きなど)が細かく変えることが可能で、普通の音源ではできないような処理が可能です。
Pianoteqは他のピアノ音源に比べると少し硬いサウンドのイメージがありましたが、アップデートとともにまろやかでリアルになってきています。また、ピアノ以外の楽器音源としてもPianoteqはおすすめです。モーフィング機能もあるので音作りの幅をさらに拡張することができます。
ただし、ポップスで使う初めてのピアノ音源であれば、値段も安く、音作りもしやすいAddictive Keysがおすすめです。
まとめ
Pianoteqは細かくパラメータをいじれるというメリットがある一方で、使いこなすにはピアノの知識が必要だと感じます。
しかし、プリセットをそのまま使う分には初心者の方でも特に問題はありませんし、それでも十分機能すると思います。
この記事が参考になれば幸いです。
質問等ございましたら下部のコメント欄からどうぞ!